食虫植物は植物学のフロンティアである。捕虫葉形態形成のように、普通の植物ではわからなかった植物発生の新しい仕組みの発見、あるいは、活動電位のように陸上植物全体に関わるけれども他の植物ではうまく解明できなかった普遍的な現象を解明できる可能性を持っている。それ故、多くの研究が行われ、さまざまな仮説が提唱されている。近い将来、食虫植物だけに留まらない生物学や進化学の全体に影響を与えるような驚きの発見が期待されているのである。
本書は長年、食虫植物に魅せられた著者が、膨大な野外調査と豊富な写真を使って食虫植物の分類や生態などをまとめ上げたものである。ウツボカズラ、ハエトリソウ、ムジナモなど、世界中を歩き廻って集めた2000枚以上の写真と図によって食虫植物の魅力と不思議を存分に紹介し、あわせて図の説明と本文によって、食虫植物の基礎から最新研究までを網羅して紹介した。
食虫植物に興味をもたれる学生から研究者、一般の植物愛好家の方々にも広く読んでいただきたい。【フルカラー】
1.食虫植物の定義と系統分類
2.イネ目の食虫植物
3.カタバミ目の食虫植物
4.ナデシコ目の食虫植物
5.ツツジ目の食虫植物
6.シソ目の食虫植物
7.食虫植物の進化
トランスジェンダーなど性的少数者に対する素朴な疑問・誤解から偏見・不安を煽るデマや陰謀論まで事実と人権に基づき一問一答。日本の性教育を再び後退させないため各分野のエキスパートが結集!
「自然再生」とはどのようにあるべきか。日本のNGOが模索してきた事例や歴史とともに、第一線の研究者、フィールドワーカー、行政担当者がそれぞれの現場から詳述する。その理念と技術的な諸問題を幅広く紹介。
教育における選択の自由と機会の平等の調和点をリベラリズムの立場から具体的に提示する。
○イチから学べる「総論」、セクシュアル・マイノリティ当事者が直面する、住居や医療・介護、労働、子ども、相続等の問題にQ&Aで答える「各論」の二部構成。
○裁判例、当事者の座談会、相談を受けた際のロールプレイング、 相談窓口一覧、コラムなどの各項目も充実。
○難解な法律用語や学説が出てくることもないため、法律家だけでなく、自治体相談窓口の担当者や民間企業の担当者も広く活用できます。
40億年にわたる地球の動物の進化をふりかえりつつ、厖大な動物の種(大きく見積もって2億種)を公平に要約して35の系統に分け、ふだん見られない動物たちに重点を置きつつ、540点余の貴重な図版とともに紹介する。
深海や極寒の地の動物、「最強の動物」クマムシ、はっとするほど美しいもの、奇妙な形や生態のもの、グロテスクなものなど、動物の既成概念を根底から覆す痛快なオールカラー図鑑。
【本書の特徴】
1.地球上の動物を40億年の進化を踏まえて35系統に分けて紹介
2.日本を含む世界中の研究者たちによる、貴重かつ美しいカラー図版を540点余掲載
3.35系統それぞれの体の構造とそのはたらき、生活様式、起源と類縁関係を解説
4.各系統の種数、大きさ、多様性、生息環境、特徴を一覧できる
いっそうの女性の活躍のためには、旧来の性別役割分担意識の改革がなされ、男女が育児経験を共有できるようになることが重要である。働く場はそれを実現するために、多様で柔軟な働き方を用意し、その適正な評価・待遇を行うことが必要とされている。そして、子どもたちには人格形成の基礎を培う重要な時期にふさわしい環境が整備されることが望まれている。今後も産業構造の変化、グローバル化、技術革新などによって人々の生活や働き方は大きく変化していくだろう。女性がいっそう活躍できる環境作りは、大きく変化する社会にしなやかに対応する環境作りであり、多様な能力を活かす社会への進化に通じる。本書は、現状における人々の意識や働く場所の状況、保育ニーズの多様性を踏まえ、女性が活躍できる環境とその整備に必要なものを探った。
neuro(「脳・神経」)、そしてdiversity(「多様性」)。
この2つの言葉から生まれたneurodiversity(ニューロダイバーシティ)は、「脳や神経、それに由来する個人レベルでの様々な特性の違いを多様性と捉えて相互に尊重し、それらの違いを社会の中で活かしていこう」という考え方であり、社会運動を指す言葉です。
自閉症スペクトラム障害をはじめ発達障害と呼ばれる現象を、能力の欠如や優劣とは異なる視点、意味で捉えなおすための言葉であり、そしてさらには「すべての人の脳や神経の在り方」がその対象となる裾野の広さを持った言葉でもあります。
本書は発達障害に関わる支援者や教育者はもちろん、当事者やそのご家族、そして「多様性尊重社会の実現」に関心を持っているすべての方に「ニューロダイバーシティ」という人間理解の新たな視点をお届けする入門書となっています。
はじめに
第1部 ニューロダイバーシティとは何か?
第1章 ニューロダイバーシティという言葉の基礎知識
第2章 ニューロダイバーシティに関する議論,批判
第2部 ニューロダイバーシティ視点の人間理解
第3章 脳・神経の仕組みが異なるということの臨床的理解
第4章 脳・神経の違いが生む異なる体験と文化
第3部 ニューロダイバーシティの諸側面
第5章 『教育』×『ニューロダイバーシティ』
第6章 『働く』×『ニューロダイバーシティ』
第7章 『家族』×『ニューロダイバーシティ』
おわりに 対人支援者,教育者がニューロダイバーシティを学ぶ意味
あとがき
なぜ宇宙は人々を惹きつけてやまないのか?
宇宙とは何かという,この世の中でももっとも根源的な部類に属する問題に取り組む宇宙論の研究は,現在,目覚ましい発展を遂げているさなかにある。その原動力となっているのは,宇宙観測の飛躍的な拡大である。これにより,宇宙論は単なる思索の対象から定量的な実証科学へと変貌を遂げた。
宇宙の大規模構造は,宇宙空間に広がる数億光年?数十億光年にもおよぶ大きな構造である。ビッグバンから始まる宇宙の歴史の中で,大規模構造がどのように形成されてきたかを探ることは,この宇宙そのものの起源を探ることに直結している。宇宙の大規模構造を用いた宇宙論の研究は,将来的にも最も期待される手法のひとつとされ,大規模な観測計画が世界中で立案されている。
本書の目的は,宇宙の大規模構造を用いた宇宙論の研究を解説することにある。最初に,現代宇宙論の現状や,いま研究されている未解決問題を概観し,同時に宇宙論の研究に用いられる基礎的な物理の原理を解説する。そして,宇宙の大規模構造の進化を記述するための理論的基礎を解説する。さらに,大規模構造形成における理論的な最前線の紹介として,摂動論的手法に基づいた最近の理論的進展を解説する。
前半の章では基礎的なレベルから始めて,後半の章では多少高度な話題についても触れている。宇宙論の現状や研究の雰囲気をある程度詳しく概観するのにも適している。
多様な生物たちが、多様な関わりを持ち、多様な暮らしを進化させた琉球列島の生物たちの不思議さを科学的に解明する。
どのように編修され成立したのか。言語表現から切り込む。
矛盾や齟齬の多い本文は、そもそも「どのように」書かれているのか。
古訓や古注釈によって「読める」ように是正されてきた従来の解釈を見直し、文体的特徴の分析により記述に即した実証的読解のための枠組を構築する。
東アジアにおける文字・漢文・文献の交流を示す史料としての価値を見出し、日本書紀が成立するまでの段階的な編修過程を明らかにする。
あなたは男ですか、それとも女ですか、自信をもって言えますか?--自由さと頑強さをあわせ持つ性について、魚や両生類から鳥や昆虫、ヒト、植物に至るまで多くの生き物を取り上げ、それぞれ固有の性の特徴、また共通して見られる特徴を紹介し、生き物にとって性とは何かを、豊富なビジュアル群とともに解説。
ダイバーシティ(多様性)は今後の企業経営のキーワード。『多様性トレーニング・ガイド』(解放出版社、2000年)を今日的に発展させ、職場ですぐにセクハラやパワハラ対策、メンタルヘルスなどをテーマに多様性と人権の参加型研修が実践できるよう執筆・編集した。
はじめに
第1章 ダイバーシティ(多様性)を理解する
ダイバーシティ(多様性)の意義
コラム 区別と差別はどう違う?
第2章 参加型のファシリテーション
1 ファシリテーション力をつける
2 参加型トレーニングの4つの要素
3 ファシリテーター/トレーナーの7つ道具
4 アイス・ブレーカー
第3章 トレーニング・セッション
1 ダイバーシティ・リーダーシップ
ワークシート 多様性社会におけるあなたのリーダーシップ度の測定
資料 いま求められる循環型ファシリテーション型リーダーシップ
コラム 10代で飛躍的に伸びるリーダーシップ力
2 ダイバーシティ・マネジメント
ワークシート 多様性トライアングル:ダイバーシティ活用度チェック
資料 多様性トライアングル・モデル
3 アサーティブなコミュニケーション
コラム I(アイ)メッセージを使うときのヒント
ワークシート 自己診断
アサーティブの権利と責任シート
4 2つの文化を考える
用語解説
コラム 異文化体験の副産物
5 パワー・ハラスメントを予防する
ワークシート パワー・ハラスメントと人権
資料 怒りの仮面
6 セクシュアル・ハラスメント防止研修 プレ・クイズ
ワークシート セクシュアル・ハラスメント:プレ・クイズ
資料1 セクシュアル・ハラスメント:プレ・クイズ 解説
資料2 セクシュアル・ハラスメント防止の総合的取り組み
7 セクシュアル・ハラスメント防止研修 認識度
ワークシート 認識度
ワークシート セクシュアル・ハラスメント深刻度チャート
資料 セクシュアル・ハラスメントの予防
8 メンタルヘルスと人権
ワークシート メンタルヘルスと人権
資料 傾聴スキルを身につける
コラム EAPとは
9 ワーク・ライフ・バランス
資料 企業のワーク・ライフ・バランス取り組み事例
資料 データ1ワーク・ライフ・バランスの希望と現実
データ2共働き世帯の推移
データ3育児休業制度の取得しやすさ
データ4休暇・休業を取得しなかった理由
データ5メンタルヘルス労働相談件数および相談割合の推移(東京都)
10 対立の解消 コミュニケーションの仲介者
資料1 コミュニケーションとは何か
資料2 コミュニケーションの仲介者
資料3 対立とは何か
資料4 「家族えん会議」
エンパワメント・センター研修講座一覧
あとがき
著作一覧
生物多様性はなぜ大切なのか、なぜ保全しなければならないのか、生物多様性が失われたときどんな影響が出るのか。今後も私たちが豊かな自然と共生していくためには、どのような考えのもと、なにを実行していく必要があるのだろうか。かけがえのない多様な自然から、さまざまな恩恵を受けて生きている私たち人間。生物多様性の意味、仕組み、進化、保全を横断的に考え、その本質を理解するうえでの必読書。