三十年前、著者は紀州の古刹に掲げられた「思遠(しおん)」の文字に出合う。思遠が内包する世界の幽遠さに惹きよせられ、模索の旅が始まった。それは究極の自己との出合いを意味するものだった。しかし、道は遠い。
この世に悔いはないですか?
人類は生命体が機能を亡くした場合、肉体と心思に分かれる。
肉体は機能不全となり荼毘に付され、骨となりいずれは土に返る。
一方、心思は考えや思いであり、形がないものである。
この心思は幽体となり、あの世の入り口から列車に乗り、あの世に向かう。
人生を全うして悔いのない人生を送った心思(幽体)は、あの世行きの列車に乗れるが、悔いの残ったままの心思は、列車に乗れず邪鬼の世界を漂うことになるのだ。
あの世の王様である心思親王から指示を受け、入り口の番人となった大井大介番人と菅原愛子番人。
ふたりの元に今日も新しい心思がやってくる。
ふたりの番人が、この入り口にたどり着いた心思から話を聞き、共に彼らの人生を振り返り、この世での失敗を気づかせていく物語。
酒鬼薔薇は、実は親の望んだとおりに育っていたーーー?
親が子どもを追いつめる「信念の罠」、共感力に乏しい親が陥る「心理的ネグレクト」、子どもを操り人形にする「ダブルバインド」、子どもを成長させない「家族カプセル」、良かれと思いつつも子どもの生きる力を奪ってしまう「お膳立て症候群」…。
本書では普通の少年がなぜ酒鬼薔薇になってしまったのかを詳細に追う中で、親がわが子を育てる上で外してはならない「子育ての法則」を提示する。
秋葉原で無差別大量殺傷事件を起こした加藤被告が“酒鬼薔薇世代”と呼ばれたところから、凶悪な少年犯罪の原点とも言うべき酒鬼薔薇事件を詳細に解き明かした本書が再び注目を集め、熱烈なリクエストに応えてついに復刊。
▼内容
第一章 生まれながら“認知”されなかった子ども
第二章 人を育てる二つの基本の欠落
第三章 ディスカウントされた少年
第四章 絶対零度の孤独
第五章 「少年A」VS「酒鬼薔薇聖斗」
第六章 ストローク飢餓
第七章 社会が家族を追いつめている
終章 加害者になったかもしれない私からのお願い
思想家・渡辺京二が自らの半生を振り返るなかで、若き日より心の拠り所としてきた日本の詩歌を厳選・紹介する珠玉のアンソロジー。
『近思録』は、中国南宋の朱子とその友呂祖謙が、宋学の大先輩、四子の遺文の中から、学問思想の精髄を選りすぐって編纂したものである。十四の部門より構成され新儒学の入門書となっており、四子の学の梗概はほぼこの書に尽くされている。わが国でも江戸時代以降、知識者階層や経営者に広く読まれた。
「維摩の一黙」で有名な在家信者の維摩居士が大乗仏教の教義を縦横に説き明かす『維摩詰所説経』三巻、東方世界からこの娑婆世界に現れた思益梵天と仏との問答が網明菩薩や文殊菩薩らも交えて展開される『思益梵天所問経』四巻、菩提を速やかに得るための法であり、あらゆる三昧がこの三昧より起こるとされる首楞厳三昧を詳説した『首楞厳三昧経』二巻という、いずれも鳩摩羅什訳の三経を収録。
維摩詰所説経(三巻)
凡例/解題/本文/補註/法数一覧
思益梵天所問経(四巻)
凡例/解題/本文
首楞厳三昧経(二巻)
凡例/解題/本文
索引
[法書ガイド] 李思訓碑 角井博
[周辺ガイド] 李邕の書の後代への影響 須田義樹
[書法ガイド1]李邕の書の“危険な魔力” 杭迫柏樹
[書法ガイド2]李思訓碑に学びたいこと 江口大象
[図版] 李思訓碑 黎二樵旧蔵北宋拓本
[釈文] 李思訓碑 中川憲一
一二世紀のなかごろ、モンゴル族という、当時、未開の民としてこの世に生まれ、幼くして父を失う逆境の中から身を起こし、モンゴル族を統一して、東アジアや西アジアの文明地域を支配下に収め、ユーラシア大陸の大草原や諸都市を馬蹄の下に踏みにじり、文明の破壊とともに、東西交通の発展をもたらした成吉思汗。
ヤクザと坊主で儲け、宮崎アニメを生み出す濁々併せ呑む夢の大プロデューサー。
己を人生の客となし、背後に時間はたゆたう。
怜悧な思索と生の官能とが反響しあう二十篇の随想。
人生の黄昏、わたしはこれから何をするのか、と自問する瞬間が訪れる。答えのない問いを「正しく問う」道標を探す香気高い随想集。
あの笑顔は反則じゃね……
カフェバーの店長・九重ナツメは、
元彼に苦い経験をさせられてから
不毛な恋はもうしないと決めていた。
けれど、知人の縁で知り合った
営業マン・樫 雅慶が九重の気持ちを変えていく。
一見無愛想なようでも
ふとした瞬間の笑顔は優しくて、
意外に恋愛不器用な樫。
彼の内面を知る度、九重の胸はときめいて……?
不器用真摯なストレート×恋を諦めていたゲイの
じれ恋ストーリー
「The UKIYO-E2020-日本三大浮世絵コレクション」とイラストレーターのたなかみさき氏のコラボレーションアイテム。たなかみさき氏の描く喜多川歌麿の『歌撰恋之部 物思恋』をモチーフにしたイラストをシルクスクリーンにて前面にプリントしました。背景の部分は原画で使用されている「雲母刷り」の技法をイメージして光沢感のある仕上がりにしています。
ごまかせない、その気持ちの名前はーー
私、片岡結と強面上司・伊佐木さんは上司と部下であるだけでなく、実はBL同人作家とそのファンであるという特殊すぎる関係。ある日、伊佐木さんが見知らぬ女性と会っていてなんだかモヤモヤするものの、私の方にも『とある男性』が近づいてきて伊佐木さんの圧が過去最高に…!?シークレットオフィスLOVE、激動の第2巻★
感動はひとを美しくする。性別や年齢・国籍や言語などを超越した感動。そして感動の循環で自身を含めたヒトとセカイを美しくするために綴る。
はじめに
私の始まり5/10(トランジット)
私の関心
ワクチン
視点の違いから来る感情
自分の価値を決められるのは自分だけ
やらないことを決めて良い人とは
毎日造語の日本語は
出来ること出来ないこと。あらためること
愛のカタチ
自分を解放する
空気がうっすら湿ってきましたね。春かしら?
誰の責任なのか
活眼を開くには
相互理解の源
出会いは必然
やりきっている?
がんばっている
事実
わたしの内でバランスをとる
いつだって
選択肢があることで 幸せではない
本物は争わない
天才という偶然の産物を
ゴルフについて
想造の対義語
運でも才能でも
バカは死ななきゃ治らない
海辺のまちには
意識するべきは距離感
退屈で自分を持て余す
meにできること
協力
ジリツ
限られた定義の中で議論しない
富士山になった日
セカイの成り立ち
そして忘れた
躾(しつけ)仕付け
その後
Artist
本当に個人の領域を超えたいのか
無意識を支えきることはできない
仲間のために 家族のために 自分のために
ダイヤモンドは鉱石であるとともに
おわりに
遠い日の故郷福井の想い出、奉公先での読書と夜学で出会った恩師、愚かしい戦争と「東洋」の消滅、数万片の甲骨資料のトレースと、ガリ版刷りの日々-自ら綴った生い立ちと、各界著名人との対談から、白川静の学問と人生が浮き彫りになる。九十歳を記念して刊行された魅力あふれる一冊。
鎌倉初期の著名な唯識学匠・貞慶が著した法相論義に関する総合書(論義抄)『唯識論尋思鈔』を詳密に読解してその仏道論を闡明する。貴重書に基づく翻刻読解をも併せた、貞慶教学の核心に迫る法相教学研究の記念碑的論著。
「序文」より抜粋
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本書〔『唯識論尋思鈔』〕は、「別要」七十余部と「通要」六百余部よりなる法相論義に関する総合書(論義抄)であるが、遁世した貞慶にとっては立身出世のための書では勿論なかった。では何のために本書を撰述したのであろうか。実は、貞慶にとっては論義研鑽そのものが仏道であり、かつ論義研鑽を通して仏道理論を構築する必要もあって、本書は撰述されたのである。この膨大な量にのぼる論義抄の研究を筆者はライフワークの一つとして進めてきたが、このたび、安居の副講者を命じられたことを縁として、『唯識論尋思鈔』が単なる論義研鑽の書にとどまらず、貞慶の仏道理論を構築するために著された論義抄であったことを明らかにすべく、本研究書を作成することにした。
…(中略)…
『唯識論尋思鈔』は『成唯識論』全十巻にわたる論義テーマに対して詳細な検証をほどこした大部の論義抄であり、日本唯識史を彩る勝れた論義書の一つとして高く評価することができるが、それだけではなく貞慶が自己の仏道理論を構築するために著した書である点に、今一つの意義が存する。そこで本研究書では、特に法相教義の根幹をなす「五姓論」「三祇論」、ならびに浄業の実践による浄土知見の「行道論」等に焦点をあて、『唯識論尋思鈔』等において示される貞慶の仏道論の一端を明らかにしたいと考えた。
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※令和元年(2019)、浄土真宗本願寺派安居講義の講本
現代日本のレオナルド・ダ・ヴィンチといえる著者、谷内田孝は企画書や構想図に限らず、街の開発図や公園などの環境デザインおよび高層ビルや建物内オフィスのレイアウト・デザインまで、毛筆や赤鉛筆で描く。新商品のデザインや精密機器などの提案デザインも毛筆描きである。その作者の数十年の総決算、約300点の絵画を掲載。