メンタルヘルス(=人の心の健康)を支える力は、ライフサイクルの中で養われ、人と人とのネットワークの中で維持される。本書は、そのような健康な力を育むメカニズムを学ぶとともに、破綻の結果として生じる精神疾患のあらましを知り、生活の場において生じる問題の現状と対策を考えていく。ライフサイクルとメンタルヘルス、ストレスの理論、ストレス・コーピングの実践、精神疾患、災害時とメンタルヘルス、自殺とその予防等のテーマを取り上げる。
1.メンタルヘルスとは何だろうか 2.ライフサイクルとメンタルヘルス(1)周産期・乳児期・幼児期 3.ライフサイクルとメンタルヘルス(2)児童期・思春期・青年期 4.ライフサイクルとメンタルヘルス(3)成人期 5.ライフサイクルとメンタルヘルス(4)老年期と人生のしめくくり 6.ストレスの理論 7.職場とストレス 8.ストレス・コーピングの実践 9.精神疾患(1)心の病とはどんなものか 10.精神疾患(2)脳の機能変調と精神疾患 11.精神疾患(3)不安とその周辺 12.精神疾患(4)ストレスとストレス反応 13.精神疾患(5)アルコール依存症と薬物乱用 14.災害時とメンタルヘルス 15.自殺とその予防
日本人の食事摂取基準(2020年版)、日本食品標準成分表2015年版(七訂)準拠。『保育所保育指針』(2018年)、『授乳・離乳の支援ガイド』(2019年改定版)、『保育所におけるアレルギー対応ガイドライン』(2019年改訂版)など、子どもの食に関わる基本的なガイドライン等の内容を盛り込むとともに、諸研究で明らかになった最新データを加えて、改訂。
小児・思春期の頭痛診療を「難しい」と感じている医師に向けて,問診,診断,治療,患児や保護者への指導,経過観察などにおいて,頭痛専門小児科医が日々実践しているさまざまな工夫やアプローチ方法をわかりやすく紹介.「これなら自分にもできる!」と頭痛診療に対するハードルをなくして一定レベル以上の診療が実践できるようになる1冊.
第1章 小児・思春期の頭痛の特徴
1 知っておきたい小児・思春期の頭痛の種類
2 小児・思春期の頭痛の有病率
3 小児・思春期の頭痛の症状、誘因、共存症
4 頭痛が起きるメカニズム
第2章 小児・思春期の頭痛の診断
1 診断の基本的な考え方
2 問 診
1.問診票の作成と活用のすすめ
2.上手くいく問診のしかた
3 頭痛ダイアリーの活用のしかた
4 頭痛関連の検査:どのような頭痛に検査が必要となるのか?
第3章 小児・思春期の頭痛の治療
1 治療の基本的な考え方
2 非薬物療法の基本
3 薬物療法の基本
4 片頭痛の治療
5 緊張型頭痛の治療
6 慢性連日性頭痛の治療
7 周期性嘔吐症候群、腹部片頭痛の治療
8 起立性調節障害(OD)に伴う頭痛の治療
9 耳鼻科領域の頭痛の治療
10 漢方薬による治療:片頭痛、緊張型頭痛および共存・合併疾患の治療
11 片頭痛とてんかんの関連
症 例
・14歳7ヵ月女子 視野障害を強く訴えた片頭痛の例
・11歳男児 連日のように頭痛を訴える例
・12歳(小学6年)男児 予防薬が効きにくい前兆のない片頭痛の例
・15歳(中学3年)男子 予防薬開始から発作軽減がダイアリーで確認できた前兆のない片頭痛の例
・12歳(中学1年)男児 心理社会的要因関与の慢性緊張型頭痛の例
・11歳女児 鼻副鼻腔炎(鼻炎+副鼻腔炎)の例
・9歳男児 脳腫瘍の例
・15歳女子 くも膜下出血の例
・7歳男児 脳動静脈奇形の例
・3歳女児 もやもや病の例
・14歳男子 慢性連日性頭痛、登校不可、昼夜逆転の例
・12歳女児 前兆のある片頭痛の例
・14歳女子 前兆のない片頭痛、月経関連片頭痛の例
・10歳男児 前兆のない片頭痛の例
・7歳男児 慢性片頭痛、自閉スペクトラム症の例
・15歳(中学3年)女子 頻発反復性緊張型頭痛の例
・15歳女子 増加した前兆のない片頭痛+慢性緊張型頭痛+登校不可の例
・14歳(中学2年)女子 月経関連片頭痛の共存が明らかになった慢性連日性頭痛の例
・15歳(中学3年)女子 身体症状症、適応障害が考えられた慢性連日性頭痛の例
・15歳7ヵ月女子 周期性嘔吐症候群の例
・3歳5ヵ月女児 腹部片頭痛の例
・16歳女子 生活指導と支持的面接が有効であったODに伴う頭痛の例
・13歳男子 前兆のない片頭痛にODが共存していた例
・8歳男児 鼻副鼻腔炎による頭痛と片頭痛との鑑別が問題となった例
・12歳男児 五苓散が予防療法に有効であった片頭痛の例
・12歳女児 苓桂朮甘湯が有効であった体位性頻脈症候群の例
・9歳(小学3年)女児 てんかん性放電を伴う前兆のない片頭痛の例
日本では赤頬思春期として知られるBolbbalganが最新ミニアルバムでカムバック!
<収録内容>
1. Goodbye my love
2. snowball
3. I have no choice but to love
4. Miss u dear
5. Love
我が子が発達障害とわかった親は子どもの成長の節目で悩み続けるものです。どこに相談すればよいか。小学校はどう選ぶか、通級学級、特別支援学級、通級指導教室か。高校・大学のことも心配……。本書では、早期療育、就学相談や特例申請の活用法、入試に利用できるシステム、新しいタイプの高校、大学や職場での支援態勢など、幼少期から就労までの進路選択をアドバイス。子どもの成長とともに使える保存版です。
子どもの能力を伸ばすためのポイント満載!
就学相談や特例申請の活用法、入試に利用できるシステム、新しいタイプの高校、大学や職場での支援態勢など徹底解説!
就学から就労まで将来への不安を解消! 納得できる進路の選び方がわかる決定版!
ワイドで見やすいひと目でわかる
第1章 子どもの将来をみすえた進学先を考える
第2章 幼少時代から子どもを療育する
第3章 小・中学校への進学は親が道筋を示す
第4章 高校への進学がもっとも重要
第5章 就労につながる生活習慣を身につける
不登校、いじめ、反抗……。思春期でつまずいてしまうのはなぜ? いずれその時を迎える子供に、どのように接したらいいのか。児童精神科医の第一人者が説く、今日から親子で笑顔になれるハッピーアドバイス
1章 思春期につまずいてしまうのはなぜか
2章 子どもは依存と反抗を繰り返して自立する
3章 生きる力になる自尊心を育む
4章 まるごと受け入れて、抱きしめて
5章 思春期には、こんなまなざしが大切
6章 親も子もハッピーになれる絆づくり
発達障害のサインは? 発達障害の子どもはどう育てる? 自閉スペクトラム症の大人とどう付き合ったらいい? 自分で発達障害か判断できる? 周りに隠しておいたほうがいい?
発達障害を抱える子どもの親や先生、大人の発達障害当事者が生きていくなかでぶつかる疑問・困難に、経験豊富なベテランとネット・ゲームにも詳しい若手の児童精神科医二人が回答!発達障害に初めて直面する人から、家庭や教育・仕事の現場で彼らを支援する人へまで向けた一問一答形式の入門書。
児童精神科を訪れる親子の悩みはさまざまです。幼児期ですと、「言葉がでない」とか「発達が遅い」などの発達の相談や「保育園と幼稚園どちらに入園したらよいか」や「小学校の就学先」などの進路から「子どものかんしゃく」や「トイレトレーニング」などの日常の子育てまで多岐に渡ります。学童期になれば学校での学習のことやインターネットやゲームとの付き合い方まで様々です。
本書が発達障害を有する子どもの子育てをしているお母さんやお父さんにとって、少しだけ子育てが楽になるようなヒントのようなものになればとてもうれしく思います。
(まえがきより:関正樹)
知っておいていただきたい大前提は、「障害」は人間の内部にはないということです。子どもの場合でも大人の場合でも、人間の内部には、たとえば「足が動かない」だとか「ことばが出ない」といった状態があるだけです。しかし、その人間と周囲の社会とのあいだに壁が存在すると、その人間は生きにくくなります。それが「障害」にほかなりません。つまり、人間の内部の状態+周囲の壁=障害ということです。(本文より:高岡健)
女の子の発達障害の特性は、男の子とはあらわれ方が違うことも多く、周囲に気づいてもらえない…体調や環境の変化にとまどい、大きなストレスを抱えている思春期前後。保護者や周囲の理解と適切なサポートが何よりも必要になります!思春期に目立ちはじめる女の子特有の発達障害の特性がよくわかる!子どもと一緒に親も育ちあう一冊です!
動物好きが驚嘆。思春期の生き物たちの中学生日記!中学2年生衝撃の告白!
この『思春期の子どもに何を語るか』は、子どもや親を目の前にして語られたものであり、理論書や評論とは異なる教育実践の記録です。思春期の特徴とその対処法について述べられたものは、心理学や教育学の分野などからいくつかの著作がみられます。しかし、このような思春期の子どもや子を持つ親に直接語りかけた教育実践は少なく、拙書を世に問う意味はあると考えます。朝会での訓話や学年通信、保護者会での挨拶という日々の目の前のハードルを越える時にも、常に普遍性を求め、理論と現場実践をリンクさせるよう心がけてきました。フランスで活躍した思想家ジャン・ジャック・ルソーは、その著『エミール』の中で、思春期の子どもを次のように描いています。「子どもは、これまで従順にしてきた声も耳に入らなくなる。まるで熱病にかかったライオンで、導き手に不満を持ち、もう指導されたくないと思うようになる」と。 可愛かった小学生の頃からは、想像もできないくらいの変貌を遂げるわが子に戸惑う前に、この書を読んでみて下さい。「死にたいと思ったことがある」という子どもは、小学生の高学年から増え始め、低くみても中・高校生では二〜三割にも達するという報告があります。この書は対処するためだけのものではなく、新しい価値観に出会い影響を受け、今まで考えることの無かった本質的な問いを発し、「自分探し」の旅を始めた思春期のわが子に積極的にアプローチするための書です。 拙文ではありますが、この書をわが子と一緒に読んだり、読んだものをかみ砕いて、折々に話してあげたりすることによって、多少なりとも親や教師の、子どもたちへのより積極的なアプローチの一助となれば幸いです。 子どもの問いに答えるためには、大人も思索を深めなければなりません。教師歴40年の著者が贈る「視野を広げ、真実を知る」「人間の生きざまに学ぶ」「子どもを理解するもう一つの視点」の三つのメッセージは、子ども・親・教師にとって新たな思索の道しるべとなるでしょう。
確かな自我の芽ばえ、異性との交流、恋愛感情、性の目覚め…、複雑になっていく思春期。男の子も女の子も最も不安定な成長期に入ったとき、周囲の大人たちは、その問題にどう対処すればいいのか?よりナイーブな時期だからこそ、知っておきたい正しい理解と心をケアする実践法がここにあります!ポイントを理解して家族全員で、対応していきましょう。