本書は,ハライドペロブスカイトと有機半導体を活用した高効率の薄膜太陽電池の基礎および最新の進展をまとめたものです。ペロブスカイトと有機半導体の太陽電池には,共通した課題も多く,比較して議論することにより,それぞれの特徴や問題点をより深く理解できると考えて企画しました。
本書は,太陽電池の基礎,ペロブスカイト太陽電池,有機薄膜太陽電池に関する3編10章から構成されます。第1編では半導体・太陽電池の基礎的な事項,ショックレー・クワイサー理論,第2編ではペロブスカイト太陽電池の材料化学,構造化学,物性物理,さらに第3編では有機薄膜太陽電池の材料化学,界面化学,光物理で構成されています。それら3編を構成する各章も,基礎から最新の研究までがわかりやすく記述してあります。それぞれの章を関連付けて学習することにより,薄膜太陽電池の全体像が理解できるようになっています。本書を通して読者がこれら新しい薄膜太陽電池の基礎を理解し,その魅力の一端に触れていただければ幸いです。特に,大学院生・学部生および若い研究者・技術者が,高効率薄膜太陽電池の研究・開発の現状を理解できるように基礎的な記述を充実させ,さらに今後の学習や研究に役立つように多くの原著論文を参考文献として挙げました。
マニア文化を守るため、抵抗組織アラハバキのもとでガランドールを駆るりん。しかし、理想のヒーロー像をめぐって細道と対立してしまいピンチに陥ってしまう。ヒーローとは空虚な紛い物なのか、それともーー。
温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させてゼロにする「カーボンニュートラル」を実現するため,再生可能エネルギーの導入拡大に向けた動きが活発化している.なかでも重要な太陽光発電で次世代のエネルギー候補として期待されているのが,ペロブスカイトと呼ばれる結晶構造を持つ有機金属ハライドを使った「ペロブスカイト太陽電池」である.ペロブスカイト太陽電池は現在主流のシリコン系太陽電池とは異なり,材料を塗布や印刷で作ることができ,1日に製造できる量が多いので低コスト化が可能だという.また,折り曲げやゆがみに強い特徴を持つ.本書では,最新の研究開発動向を産学双方から紹介する.
本書はエネルギー問題に焦点を合わせ、生活水準を変えずに化石燃料の消費量を減らす方法として、化学的発電方法である燃料電池、特に高温作動の固体酸化物燃料電池(Solid Oxide Fuel Cells,SOFC)を主題として取り上げる。
➢ 2023年前期までの、主要な安全性規格の改定内容を集約!
➢ JIS、ULとUN輸送など、主要な試験規格は項目毎に詳細に解説!
➢ 電気用品安全法とPSEマークは、省令の運用改定も含めて解説!
➢ 増加するBattery EVの発火事故などは、その原因に遡って考察!
➢ 全固体電池の安全性(メリット)評価とケミカルハザードの課題!
➢ 安全性維持の担当者への、実務上のガイドラインを例示!
➢ 電池製品への警告表示(マーキング)はモバイル機器を中心に事例を紹介!
2012年刊「量子ドット太陽電池の最前線」の普及版。化学材料、技術を中心に、太陽光発電の変換効率向上のために、量子ドットの作製から応用、海外研究まで紹介している。
専門書を読み解くための体系的で確実な基礎知識を、わかりやすく解説した入門書シリーズ。
人類による化石燃料の使用が異常気象の主因と考えられ、最近では燃料電池車やバッテリー式電気自動車に大きな期待が寄せられています。
本書は、燃料電池車・電気自動車を基礎から学べるように解説しました。燃料電池車登場の経緯、概略構造、メリット・デメリットなどもしっかりと学習することができます。
エネルギー新時代の夜明けー再生可能エネルギーの期待の星。太陽電池技術の基礎からその開発の歴史、セル・モジュールの製造・評価技術、太陽光発電システム技術まで、すべてを網羅。
進化した鉛電池の最新技術を網羅。
有機薄膜太陽電池の開発の歴史と現状を通観、光電変換メカニズムや素子作成法と評価方法について解説。また、有機薄膜太陽電池に用いる有機半導体の合成化学や物性評価を紹介する。
本書は、二次電池への関心が高まりつつあった1994年に、二次電池を取り上げ、材料をはじめとした技術動向をまとめ、また、より効率的な回収システムの構築を目指すニッケル・カドミウム蓄電池の、リサイクルの現状と今後の課題についても解説することを目的として、刊行したものの普及版である。
ケイタイ、電気自動車、スマートグリッド、そして「はやぶさ」…応用が拡大する二次電池のすべて。
計算機マテリアルデザイン(CMD)の実践編として,今日のホットトピックの一つである固体高分子形燃料電池要素材料・水素貯蔵材料の材料探査において,CMDを生かし,先行特許出願等の知的財産形成に至った理論を解説する.学生,研究者のみならず,産学官全体の研究開発においてCMDの戦略的重要性の認識に資する一冊.
本書は、大好評を博した『計算機マテリアルデザイン入門』(笠井秀明他編)につづき、計算機マテリアルデザインによる先端研究事例として、現在、研究開発が急速に進んでいる「固体高分子形燃料電池」および「水素貯蔵材料」の知的設計について詳説した、研究者・開発技術者必読の一冊である。
1. 先端研究事例 1
1-1 固体高分子形燃料電池の仕組み
1-2 水素貯蔵技術
1-3 計算機マテリアルデザインを活かすには
2. 固体高分子形燃料電池の電極触媒
2-1 合金化・歪み効果
2-1.1 白金と一酸化炭素との相互作用における合金化・歪み効果
2-1.2 歪みやCO吸着のある白金上における水素分子隔離吸着
2-2 鉄ヒドロゲナーゼ系材料
2-3 ヘム系材料
2-3.1 ヘム上における酸素分子解離の配向依存性
2-3.2 ヘム上における酸素分子解離のスピン状態依存性
2-3.3 金属ポルフィリン上における酸素分子解離に対する比較検討
2-3.4 コバルトポルフィリンベースのカソード触媒設計
3. 固体高分子形燃料電池の電解質膜
3-1 界面における水素原子の振る舞い
3-2 プロトン移動の推進力
3-3 溶媒効果
3-4 吸着酸素へのプロトン移動
4. 水素貯蔵材料
4-1 シクロへキサン系材料
4-2 水素化マグネシウム
4-2.1 水素化マグネシウムクラスターからの水素分子脱離
4-2.2 3d遷移金属を触媒とした水素化マグネシウムのMg-H結合解離
4-2.3 磁化および電荷された水素化マグネシウムベースの水素貯蔵材料
5. 量子ダイナミクス
5-1 白金表面上における水素分子の解離吸着反応の量子ダイナミクス
5-2 白金表面上における水素原子の拡散反応の量子ダイナミクス