各界一流のプロの半生をインタビューで解き明かす人物ドキュメント番組「100年インタビュー」(NHKBSプレミアムで放送中)の単行本化。第10弾は、「アンパンマン」や童謡「手のひらを太陽に」の生みの親である漫画家のやなせたかし氏。▼やなせ氏は現在93歳。目も耳も悪くなり、がんを患って腎臓も片方がなく、すい臓は三分の一切除。胆嚢もなく、腸閉塞で腸を切り、心臓にはペースメーカーが入っている。しかし、東日本大震災では、「アンパンマンのマーチ」が被災地を勇気づけ、やなせ氏もアンパンマンのポスターを描いて避難所に送り、現地にもかけつけた。▼漫画家になりたいと上京しながら芽が出ず、様々な職業で生活をつなぎ、くじけそうになるたび、「何のために生まれてきたのか」と初心に戻り、アンパンマンがヒットしたのは69歳。同じ生きるなら自分もまわりも楽しくしたいと、いつも前向きを心がけてきた軌跡には、人生を生き抜くヒントが満載!
がんばっているのに上手くいかなくて、自己嫌悪に陥ったり、イライラすることは多いもの。そんなとき、無理してがんばり続けなければならないと思い込んでいないだろうか? けれど、それにこだわり続けていると、ずっとつらい思いを引きずっていくことになる。▼自分ができることとできないことを見極め、できないことには執着しないという考えを持つことは、いきていくうえで案外大切なものである。▼生きていれば、苦しみや悲しみ、怒りや悔しさを感じることがある。それにとらわれてしまうのは、心のバランスを崩すような考え方をしているから。▼本書では、千日回峯行を2度満行した「現代の生き仏」が、厳しい行を通して学んだ、幸せに生きるための物の考え方を説く。どんなときでも自分を信じ、心の余裕を持って過ごすことができるようになるヒントが詰まった一冊。
動物園に行くと、実にさまざまな種類の動物たちと出あうことができます。しかし、彼らの中には、絶滅の危機に立たされているものもいます。その要因として、森林伐採や乱獲など、いろいろなことが挙げられますが、共通しているのは、人間の活動によるものがほとんどだということです。▼本書では、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト2012年版をはじめ、各種資料からの情報、さらには著者自身が現地で調べた情報を加えて、まとめています。本書では、世界全体を見た場合に、絶滅危機動物がどのような状況にあるかを把握することを一番のねらいとしましたので、日本の絶滅危機動物は、一部を除いては、取り上げていません。▼構成は次のとおりです。<パート1>なぜ野生動物たちは絶滅の危機に追いやられているのか、<パート2>世界中で絶滅の危機に立たされている野生動物たち、<パート3>[データ編]絶滅危機動物リスト。
北方領土問題など対ロ外交の最前線で、情報(インテリジェンス)活動を行ってきた「知の怪人」が、対人術の要諦を講義形式で公開。情報の収集、分析、読書術、交渉事のかけひき、お金との付き合い方、人脈を広げるコツから活かし方まで、具体的事例を交えながら、対人関係の中で自分の能力を高めるノウハウを伝授する。相手を惹きつけ、意のままに動かすービジネスでも役立つ、究極の交渉術。
仕事や人間関係で行き詰まり、自分に自信がなくなっても、大丈夫。自転車に乗れるようになったように、働き方や生き方も、最初はうまくいかなくても、だんだんコツを覚えていく。「奇跡を信じている」「恩送りを知っている」など、約50種の仕事を経験してきた著者が、その出会いをもとに学んだ“うまくいく法則”を紹介。
威張っちゃいけない、ナメられちゃいけないー。この2つができるようになったとき、世間から絶大な信頼を勝ちとれる。人生がうまくいく秘訣を日本一のお金持ちが教えます。成功に必要な「欲の法則」を解説。
「女子校っぽいよね」-同性にはすぐにピンとくるらしい。モテることより先に笑いをとりにいく、基本は他人に関心がない、余計なことをつい言ってしまう…一見すると、好き放題。そんな女子校出身者は社会に出て、冷たい視線にさらされる。異性もいる職場での女子どうしの監視。男性上司のメンツがわからない。「世間知らず」。誇りとコンプレックスの狭間で悩む彼女たち。でも空気を読まずに自分を主張できることこそ、新しい時代を生き抜く力では。ここにきて一部で人気が上昇。なぜいま女子校なのか?78名の取材から見えてきた、いまどきの女子校育ちの強さと存在感のヒミツ。
あの熱いコンビが帰ってきた!▼吉祥寺に出店する大手書店チェーンに転職を果たした理子と亜紀。しかし、大型書店という、いままでと違う職責に理子は戸惑っていた。一方、文芸書担当として活躍する亜紀にも問題が。妊娠をきっかけに起こった夫との確執、書籍の回収騒動ーー。そんな忙しい日々の中、本と本屋の力を信じる二人が立ち向かう新たな挑戦とは?▼全国書店員から共感の声が続々と届いた、書店を舞台とした痛快お仕事エンタテインメント第二弾。▼文庫書き下ろし。
人間の頭は、本来、自由で、軽快で、とらわれることのない状態を最高とします。柔らかくて、知的で、感性豊かな頭脳のことです。しかし、このごろの世の中、ガチガチで硬化しきった頭脳の人が増えていませんか。▼固定観念に毒されてしまった頭脳からは、新しいアイデアや時代をリードする発想は絶対に生まれません。今、ニッポン人に必要なのは柔軟で、知的で、感性豊かな思考のセンスです。▼本書の厳選されたクイズやパズルを解くことで、「柔軟な論理力」や「とらわれない発想力」を身に付けるコツが磨かれていきます。▼「歯痛で苦しむ人が毎日皮膚科の病院に通う理由とは?」「一円玉一〇トンと、十円玉一トンとではどちらが得か?」「ある部族が、雨乞いの踊りを踊ると、かならず雨が降るのはなぜ?」など、数々のクイズ・パズルの名作があなたの頭脳に次々に挑戦します。▼軽やかに「大人の知的センス」を高め、あなたに眠れる力を呼び覚ます一冊。
人気住宅建築家・中村好文さんが作って、住んで、実感した、人が「暮らすこと」の原点。▼長野県の御代田に建てた小屋で愉しみながらやってきた「線と管に繋がっていない住宅」の実験が、電気に限らず、「地球規模の問題に対してできること」というより、自分の「暮らしに密着した問題に対してできること」だったことに気づいた著者。小屋での暮らしは、不便と不自由と背中合わせですが、振り返ってみると、その不便と不自由を生活の知恵と創意工夫の精神で乗り切っていくところや、住まいで営まれる「食う、寝る」という基本的な生活行為を自分らしいやり方で愉快にしていくことに妙味があったとも言います。▼--不便も愉しい小屋暮らしから、よき住まいのヒントが浮かび上がります。
各界一流のプロの半生をインタビューで解き明かす人物ドキュメント番組「100年インタビュー」(NHKBSプレミアムで不定期放送中)の単行本化シリーズ第11弾。今回は、日本文学研究者のドナルド・キーンさん。▼東日本大震災で多くの外国人が離日するなか、「今こそ日本人とともに生きたい」とニューヨークの住まいを引き払い2012年3月、ついに日本国籍を取得し日本人となったが、それはなぜなのか…。▼キーンさんは18歳のとき、タイムズスクエアで「源氏物語」に出合い日本文学に魅せられ日本語の研究を志す。太平洋戦争では日本人捕虜の尋問や日記で日本人への関心を高め、また高見順の『敗戦日記』に感動。日本文学を世界へ紹介した功績から様々な賞を受賞している。▼日本では、「源氏物語」や「徒然草」を文法の教材にしてしまっているのが残念で、もっと物語として楽しむべきだと指摘するなど、日本人が見過ごしている日本の魅力を語ります。
厳しい競争と難しくなる対人関係のなか、非正規労働者や働く女性だけでなく、比較的恵まれた大企業の社員や、精神的にタフだと思われていた人までもが、うつや不安障害になって仕事ができなくなるケースが急増している。▼本書は、働く人がぜひ知っておきたい精神的疾患や心のトラブルについて、そのエッセンスをわかりやすくまとめたもの。人格の土台にかかわる愛着障害や発達障害、パーソナリティ障害から、適応障害、うつ、気分障害、不安障害、アルコール依存症、薬物依存症、摂食障害、統合失調症、睡眠障害まで、病状、診断、治療や克服のポイントを、多くの具体例とともに解説する。
誰だって失敗しながら生きている。自分を責めてもいいことなんてないよ。▼物事がうまくいかないと、自分に自信をなくして「自分なんて……」と思ってしまいがち。でも、無能な人はひとりもいないし、ムダなこともひとつもない。自分にできることを見つけて、コツコツ続けていけば、必ず道は拓けるもの。▼本書では、自分に自信が持てないとき、恋愛で困ったとき、人間関係がうまくいかないとき、逆境に立たされたときなど、さまざまなシチュエーションごとにその悩みから抜け出す考え方を紹介する。▼心に元気をくれる言葉と、カラーイラスト満載の、生きる勇気と希望を与えてくれる一冊。
体力テスト、短距離走・長距離走・リレー、前回り・さか上がり、開きゃくとび・閉きゃくとび・台上前転、前転・後転・倒立、クロール・平泳ぎ、前とび・二重とび、ドッジボール・サッカー。苦手な運動が得意になるコツがいっぱい。
戦場では、銃弾が飛び交う中でも平常心を保ち、リラックスできる者だけが生き残る。本書で紹介する「システマ」とは、あらゆる逆境に振り回されない心をつくるために、ロシア軍特殊部隊が実践してきた呼吸法を中心としたメソッド。▼内務省所属の特殊部隊のメンバーとしていくつもの作戦に参加し、政治家のボディガード養成などにも従事したロシア軍将校、ミカエル・リャブコが、ロシアに古くから伝わる武術を現代向けにアレンジして生み出したものである。▼一般的なマーシャルアーツのイメージとは違い、“体力をつけ、精神力を高めることで、攻撃しない人間になる”ことを目的としている。本書は、日本におけるシステマの第一人者が「満員電車で楽に過ごす方法」「短時間でリフレッシュできる四大エクササイズ」など、この技術を日常生活に応用するための考え方とテクニックを紹介する。▼現代人の「不安」や「怒り」を解消するための最強の癒しの技術!
夏休み、遠い親戚のおばさんの海の家で過ごすことになった美月は、泳ぎが得意で陽気な沙耶ちゃんと出会う。海のおばさんとの信頼関係、少年との恋のゆくえ、ママとのけんか、沙耶ちゃんのおかあさんのこと…。少女たちのひと夏の成長を描いた、さわやかな物語。
倒産危機、リーマン・ショック、大規模リコール、東日本大震災…危機のたびに復活し成長するトヨタが、ピンチに際して常に拠り所にしてきたもの、それが「トヨタ生産方式」だ。本書では、現場で生まれた「トヨタ式」を象徴する言葉を厳選、解説。生産現場では1円、2円の改善に励み、お客さまが1台ずつ車を買うように1台ずつ製造するー日本トップ企業の現場が、どんな価値観をもってどう行動しているのかを、生の言葉から読み解く。