アナール学派の誕生とともに始まった「新しい歴史学」は、『記憶の場』の刊行によって第一幕を閉じた。規範的で一元的な歴史叙述への懐疑からピエール・ノラは、現代フランスを代表する120名の歴史家とともに10年の歳月をかけて、「記憶と歴史」の関係を根本的に見直すという、壮大な試みに取り組んだのである。記憶としての「出来事」は、いかにして歴史的「表象」に転位されるのか。記憶と歴史の交錯と乖離を闡明せんとするこの挑戦は、歴史学の新しい時代を告げるものとなった。日本語版は、この画期的なシリーズの方法と射程はそのままに、全3巻にまとめあげたものである。第1巻には、「フランク人とガリア人」「カトリックと反教権=世俗派」「プロテスタント」「アルザス」など、フランスの主要な政治・宗教・地理的対立に関する論考を収録した。
原子がどのようにできているかを理解した最初の人物、量子現象を理解するのに不可欠な物理学の哲学的基礎に修正を迫った中心人物、戦後世界の科学者の社会的責任を指導した人物についての決定的伝記。優れた素粒子論研究者であり、ボーアの共同研究者でもあったパイスの筆により、20世紀の科学界と国際政治に大きな足跡を残した巨人の全体像がここにあざやかに浮かび上がる。第1巻は1920年代までを収録。
その絵の向こうで、きっと、夢が叶う。
アトリエシーズ最新作が登場!
やっぱり世界を救わない、日常系PRG
「不思議」シリーズ第1弾「ソフィーのアトリエ〜不思議な本の錬金術士〜』、第2弾『フィリスのアトリエ〜不思議な旅の錬金術士〜』は、どちらも「アトリエ」シリーズの新たなスタンダードを目指した作品。
本作では主人公となる双子の姉妹が描き出す「日常感」と、ファンタジックな不思議な絵の世界を冒険する「高揚感」。
「不思議」シリーズの集大成としてふさわしい、他のRPGにはない「アトリエ」シリーズならではの魅力を最大限に引き出す作品を目指す。
『リディー&スールのアトリエ〜不思議な絵画の錬金術士〜』では、“日常系”という特徴を活かしつつ、その中に非日常的な体験を織り交ぜることで日常と非日常の両立をコンセプトにしている。
それを実現するため、今作では「絵画」をテーマとしている。
ストーリー
2人の夢を叶える鍵は、不思議な絵画の中に
リディー&スールのアトリエ 〜不思議な絵画の錬金術士〜_body_2
アダレット王国の首都メルヴェイユに建つ、一軒の小さなアトリエ。
そこには、駆け出しの錬金術士である双子の少女が住んでいます。
錬金術士である父親を手伝いながら暮らす彼女たちには、ある夢がありました。
『いつか、国一番のアトリエを営みたい』
ですが、夢に反して双子たちはまだまだ未熟。
抱いた夢と現実との乖離に少しの焦りを抱きながら、日々は淡々と過ぎていきます。
そんなある日、双子が見つけた一枚の絵。
絵の中には夢のように不思議な世界が広がり、見たこともない材料が山のように転がっていました。
偶然めいた”不思議な絵”との出会いにより、双子たちの夢は一気に現実へと近づいていくのでした --
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