最近の動きを見るにつけ、選挙制度を含めた政治改革、情報公開などの必要性がますます大きくなっていると思われる。財政赤字の累積に不安を感じながら、まだ財政改革にも希望を捨てきれないでいる多くの読者に対して、本書が、日本の財政問題・財政政策に経済学の視点から考えるヒントを提供することができるだろう。
財政構造改革は急務の課題となっている。しかし、九七年の財政構造改革法の失敗があるため、思い切った改革はできず、既得権益にも切り込めないまま、赤字を隠す方策にとどまる可能性は高い。景気対策の名のもとに積み上げられた巨額の債務は果たして返せるのか。本書では、持続可能な財政建て直しの構想を示し、さらには、IT革命が進む中での租税国家の行方そのものを問う。
人生楽ありゃ苦もあるさ。ピンチの時にこの1冊!人生の酸いも甘いも噛み分けた交通工学の権威が語るエッセイ集。
第二次大戦中、手っ取り早く戦費を調達するために考え出されたイレギュラーな税制が、なぜ戦後もサラリーマン税制として残されたのか?それは戦後民主主義にどのようなダメージを与えたのか。綿密な取材とデータで謎と問題点に迫った本書は、具体的な政策提言であると同時に巧まざる歴史ノンフィクションともなっている。
日本の財政赤字は、国と地方を合わせると666兆円に達するという。日本は、この大量の公債発行で問題の解決を先送りしてきた。なんでもかんでも政府に依存することによって、放漫財政を生じてしまったのである。本書では、真の財政再建を実現するために、現在何がもっとも必要であるかを、量的改革と質的な制度改革の両面から提言する。
本書は、北海道・江別の酪農学園大学で「環境問題と租税」というテーマで行なわれた第十二回日本租税理論学会の報告と討議を収録するものである。
あなたの身近にある“理不尽価格”を取り上げ、徹底糾弾する。
歳入不足が表面化するなかで、抜本的な見直しを迫られる税制。負担の水平的公平を図った消費税導入をはじめ、戦後税制の修正過程を詳述。
経済・金融の実態を熟知した気鋭の経済学者が、マクロ政策の幻想・誤解の呪縛を解き、事業転換の促進を提言する。
酒もたばこも上がり、控除はカット、消費税アップも検討される大増税時代!これら庶民を直撃する税金の嵐の中を生き抜いていく方法はこれしかない!面倒で複雑で自分には関係ないと思われていた税金の知識を、わかりやすい図説でスルスルと理解。これからは「知っている」ことを武器に、「払わなくていい税金は払わない」で生き残る!話題を呼んだ国民全員の節税対策、ついに文庫で登場。
成長経済に回復できるという空想、増税せず小さな政府が維持できるという幻想、「ゆとり社会」がやってくるという夢想、日本経済が空洞化しているという妄想。4つの妄想に騙されるな。
これが日本復活へのビジョンだ!グローバル経済のなかで日本が生きる道は?日本の財政は破綻してしまうのか?デフレ脱却には何が必要なのか?持続可能な年金制度のビジョンはあるのか?成果主義は本当に日本企業に有効なのか?…など、10人が論じる日本経済の大問題とその答え。
大増税に社会保険料の大幅アップetc.2008年までに、家計が生き延びる「すべ」を伝授。
郵貯と簡保の放置・存続は、日本国破産に通じる!それを防ぎ、金融国家として再生するための“最後の切り札”とは。
なぜ、個人も企業も国(税務署)にお金のことで丸裸にされなければならないのか?役人がそんなに威張っていいのか?追徴課税をめぐって税務署と闘い続ける著者が、国民に牙をむく財務省・国税庁・税務署の苛烈な徴税手口をここに暴く。
先進諸国の中で最悪の状態にあるわが国の財政赤字問題に、いかに対応するべきか。具体的施策・実施のタイミング、実体経済との関連など、財政健全化のための主要な問題点を整理し、経済理論から検討して政策への手がかりを提供する。
フロート制への移行からゼロ金利政策、量的緩和までー。政策決定・通貨外交の最前線で長く活躍した著者による、日本経済30年の「エピソード分析」。
私が積極的に“借金”をする理由!伝説のトレーダーと呼ばれた男は、現在いかなるスタンスで個人資産を運用しているのか。その根拠たる金利、為替、株、不動産等、マーケット全体の未来を徹底予想。
消費税を12%どころか45%にしないと破産する政府。1000兆円を超える国家破産の全貌。