比較教育学における地域研究の主要論文を一挙集成!-教育の多様性を読むー国や地域、あるいはさらにミクロな教育対象を捉えた、地域研究的な性格をも併せ持つ16の論文を収録。
女性研究者「一斉開花」の森で生きる昆虫たちの生態にせまる。
ふるさとの自然を守るためには何をすればいいのか。これまで見過ごされがちであった、日本産魚類が日本国内で外来魚として引き起こしている問題点をまとめ、真の生物多様性保全への道を拓く。
本書はこれまで出版されてきたような外国人研究者による日本文化論でも日本人論でもなく、多文化比較による異文化マネジメントを内容としている。
毎年春になると華麗に咲き競い、日本列島を彩る数々の桜。その姿が消えてなくなるなど、杞憂と思われるかもしれない。しかし、桜の未来を現状からだけで推測していいものか。生物は、一種一種が勝手に生きているのではなく、長い歴史を背負って、相互に直接・間接的な関係を保ちながら生きているのだ。わたしたちの身近に存在する植物の現状を知ることが、生物多様性を知るための、第一歩となるだろう。
「日本のモノづくりと心」をテーマに、SDGs時代の企業経営の在り方を問う探求の書。企業の経営管理担当者、在庫管理担当者、必読。
「行き過ぎた利潤追求や投資効率を追い求める勝組の理論から、また、経済的勝者のみが地球資源を独占するという不公正な論理から、公正な人道の論理へと経営に携わる人々の心根の大変革が求められるSDGs。理想と現実のはざまで迫られる難しい舵取りにあたり、「多様性の調和による統合の原理」の観点から考察を試みる。」(早稲田大学理工学術院教授・元JICA研究所長 北野尚宏氏)
研究覚え書きー企業システムと五陰仮和合
第1部 経営管理のプロセス
第1章 事業経営と心根
第2章 信用創造の経営
第3章 多様性の調和による統合のモデリング
第2部 心根のプロセス
第4章 多様性の調和による統合の原理
第5章 自分で開拓するキャリア形成
第6章 識り方のプロセス
あとがき
生物多様性と環境の保全機能が高い評価を受ける水田は、病気を媒介する蚊や病気の原因になる寄生虫の棲み場所でもある。世界の多くの地域では、水田開発や稲作は、病気の問題と闘いながら続けられてきた。病気をなくすため、稲作が禁止されたこともある。本書は、こうした水田の知られざる一面、忘れられた一面に焦点をあてた。水田の蚊が媒介する脳炎やマラリアなどの病気は、私たちにとっても、解決ずみの過去の問題ではない。世界的な人や物の移動や温暖化などの大きな環境変化の中で、媒介動物の分布や生態も急速に変わりつつある。媒介動物対策と環境保全は両立できるのだろうか。熱帯での水資源や農業開発、病気対策などにかかわる人、水田を中心にした環境づくりや生物多様性保全に関心がある人に広く薦めたい。
気鋭の進化発生生物学者が、人体形成の謎を解く遺伝学の成果と、ヒトの突然変異をめぐる歴史物語を縦横に語る。
今日、キリスト教は性に対して厳格、保守的であるといわれる。しかしキリスト教の長い歴史にあって、キリストは性をめぐって、じつにさまざまな姿で語られ、描かれてきた。ときに「クィア」と形容される性的嗜好を先取りし、ときにジェンダーをめぐっても攪乱されていく。人々の豊かな想像力が育んだ西洋美術の実相に迫る。
はじめに
1 クィアなキリスト
1 キリストとヨハネ
「最後の晩餐」のなかの使徒ヨハネとイエス
イエスとヨハネのツーショット
「イエスの愛しておられた弟子」ヨハネ
師との「愛」をめぐる弟子たちの葛藤ーーヨハネとペテロの場合
外典のなかのヨハネ
マグダラのマリアの愛を捨ててイエスのもとに走るヨハネ
カップルにしてライヴァル、似た者同士の使徒ヨハネとマグダラのマリア
ガニュメデスとしてのヨハネ
ソドムの罪
2 イスカリオテのユダとキリスト
ユダは本当に裏切り者なのか
ユダをめぐる解釈の葛藤
外典『ユダの福音書』
イエスとユダのどこかクィアな関係ーースコセッシの『最後の誘惑』
もうひとりのユダーーノーマン・ジュイソンの『ジーザス・クライスト・スーパースター』
ユダはなぜイエスにキスしたのか
ユダのキスのさまざまなかたち
クィアな口づけ
カイン+モーセ+オイディプス=イスカリオテのユダ
もうひとりのユダ
3 マリアとキリスト
娘エクレジアを生む母キリスト
マリア・エクレジアの子宮
花嫁マリアと花婿イエス
ジェンダーをまたぐ「花嫁」
母マリアと子キリストの結婚
2 交差するジェンダー
4 もしもキリストが女性だったら
女性のキリストーー「クリスタ」
十字架のイエスの異性装
ウィルゲフォルティスのモデルーールッカの《聖顔》の異性装
中世におけるさまざまな異性装
異性装の聖人たち
女教皇ヨハンナ
5 「傷(ウルヌス)」、「子宮(ウルウァ)」、「乳首(ウベル)」
女性器としてのキリストの傷
護符としての女陰と男根
イエスの割礼と包皮
聖遺物としてのイエスの包皮
傷のなかへと入る
豊かな乳房をもつキリスト
「あなたの乳房はぶどう酒にもまして快く」
両性具有としてのキリスト
6 「スピリット」とは何か
「聖霊」のかたち
「聖霊」のジェンダー、男性性と女性性の揺れ
「カリタス」としての聖霊
「ソフィア(知恵)」としての聖霊、あるいは神の女性性
グノーシス主義の「ソフィア」
「聖霊」と聖母マリア
女性としての聖霊
三位一体と聖母戴冠
三位一体を包み込むマリアの子宮
おわりに
参考文献
陶器や金物、野菜など日用品を素材とした一式造り物、物語や芝居の一場面を再現する人形造り物など、近世中期から現代までの多種多様な事例を紹介。自然の模倣として、都市空間の娯楽として造られる、その場限りの民衆芸術の諸相を探る。
トマス・アクィナスにの厳密さとルネ・デカルトの明晰さのはざまに生まれ落ちたジョルダーノ・ブルーノは、はたして近代科学の先駆か、それとも古代呪術の末裔か。ブルーノが開いた“近代”を生の多様性の発見として再評価し、たえず変化し続ける動的関係に充ち満ちた“無限宇宙”の哲学を読み解く。ジェイムズ・ジョイスの二篇のエッセイ「ブルーノ哲学」「ルネサンスの世界文学的影響」の新訳を附す。
トラウマ心理療法の先駆者、カリスマ治療者による論文を1冊に収めた、トラウマ治療ガイドブックの決定版。「治療の実際」にフォーカスし、事例を通じてそれぞれの療法独自の特徴やストレングス、課題が浮き上がってくる構成になっている。論理的に正しい科学に強く根差しているが、臨床家に訴えかけることのできる言葉で書かれた、臨床現場に必携となる書。
日本の読者へ (U. Schnyder & M. Cloitre)
監訳者序文 (前田正治・大江美佐里)
第1章 イントロダクション (大江美佐里)
第2章 トラウマ曝露による身体的影響 (大類真嗣)
第3章 外傷後早期介入 (前田正治)
第4章 持続エクスポージャー療法 (松岡美智子)
第5章 PTSDの認知療法ーー記憶の上書きとトラウマの意味づけ (大江美佐里)
第6章 認知処理療法 (高橋紀子・大島郁葉)
第7章 トラウマ関連障害のためのEMDRセラピー (大澤智子)
第8章 ナラティブ・エクスポージャー・セラピー(NET)--トラウマティック・ストレスや恐怖、暴力に関する記憶の再構成 (牧田 潔)
第9章 PTSDの短期折衷心理療法 (大江美佐里)
第10章 感情と対人関係調整のスキルトレーニング・ナラティブセラピー (伊藤亜希子)
第11章 遷延性悲嘆障害に対する複雑性悲嘆治療(CGT) (伊藤正哉・中島聡美)
第12章 トラウマと物質乱用ーー臨床家のための実践ガイド (石田哲也)
第13章 PTSDと境界性パーソナリティ障害の治療 (八木亜希子)
第14章 トラウマを受けた人々の慢性疼痛の複雑性ーー診断と治療の課題 (鈴木友理子)
第15章 エビデンスに基づいた児童青年期の治療 (福地 成)
第16章 誰に対して何が有効か (前田正治)
文献
日本語版補遺ーー診断について(大江美佐里)
索引
SDGs(持続可能な開発目標)達成のためには「生物多様性の保全と持続可能な利用」が必要.それはヒトの衣食住や文化が「生態系サービス」に依存しているから.では将来への課題はどこにある? 生物多様性の大切さと問題を確認し,消費者にできること,教育現場での実践例,国内外でのユニークな取組みを知ろう.【オールカラー】
はじめに
1 生物多様性の危機
2 生物多様性から学ぶ・活かす
3 消費者としての実践と持続可能な農業
4 持続可能な未来のための自然環境学習と市民科学
5 持続可能な地域社会を築く「自然再生」
「人間=自然環境に弊害」はウソ!?逆に自然は私達人間を必要としていた。里山の生物への科学的分析によって明かされるのは、宮崎駿作品にも通じる未来への希望である。新時代の自然保護を考える必読書。
「アクセスと利益配分」の問題とは? 何が問題で、世界中でどんな紛争が起こっているのか? 先進国の思惑と資源国の要求の調整は可能なのか? 争点の全体像を明らかにする。