古代の香りただよう奈良盆地周辺の山から花や樹林の美しい室生・倶留尊など中部の山、世界遺産で今、注目される奥高野・大峰山系・台高山系など近畿の主尾根の山脈まで172山・92コース奈良全山案内。
天平文化が華開いた奈良朝は、律令国家が完成し、その矛盾が現われた時代であった。平城京遷都から一三〇〇年、藤原不比等や聖武天皇・光明子、したたかに生きる民衆など、奈良の都に生きた人々を鮮やかに描く。
ノアが大好きだけど、闇の血族としての彼の本能を疎ましく思ってしまうマホロ。アルフレッド陛下からマホロを守るため、ナターシャ王女殿下と婚約したノア。惹かれ合いながらも、ふたりは身動きできなくなっていた。そんななか、反乱者たちは不穏な事件を起こし、アリシア妃もまた陰謀を張り巡らせる。闇の血族の憎悪と対立を生んだこの世界を自分なら変えることができる…選ばれた光の血族の子として、マホロが選んだのはー…血族シリーズ、ついに完結!!
定番からめずらしいおみやげまで奈良のおみやげ293点大集合。
鑑真高弟・法進の「沙弥十戒并威儀経疏」の解釈から、奈良期、唐仏教が日本に移植された道筋を辿る。戒律思想の“日本化”の過程を、日本思想史的観点から独自に読み解く試み。
纏向遺跡は邪馬台国論争に決着をつけるのか?飛鳥に点在する巨石群は何を意味しているのか?幻の葛城王朝は実在したのか?歴代の天皇は何を恐れて遷都を繰り返したのか?逆臣・蘇我一族は本当に極悪人だったのか?古都・奈良とその周辺の遺跡や寺社を巡りながら、古代史の謎を徹底解説。旅がもっと面白くなる歴史雑学満載。
奈良・万葉を知り尽くした歴史学者・直木孝次郎が、「花」の季節の散策にすすめるとっておきの14コース。味わい深い達意の文章と豊富な写真で、自ら歩いた全コースを道案内。歴史散歩に役立つ付録も満載のガイドブック。
バー『blood and sand』で、湯月は今宵も斑目にカクテルを作る。傲慢な男とわかっているのに、湯月は斑目の危険な香りから離れられないでいた。だがある日、湯月は謎の男に拉致され斑目を毒殺するように命じられる。大切な友人を盾に取られ、湯月は身動きが取れなくなってしまう。いざカクテルに毒を仕込むが、斑目にバレて湯月は「おしおき」と称してこれまでにない激しい悦楽に堕とされる。斑目を狙う男の真意は何なのか。真相を探る中、かつての同僚・西尾が湯月の前に現れて…。
理学療法を生業とする我々にとって、“関節可動域“は常に向き合うテーマである。
“関節可動域“のトラブルは、疾患・外傷によって引き起こされ、様々な機能不全をもたらす。
そのため、理学療法士は“関節可動域を取り扱う専門家“と捉えることができる。
しかし、常に対峙するテーマでありながら、
学校で学ぶ“それ“は検査・測定に重点が置かれていることが多い。
また、病態や基本的動作解析との関連性を解説した書籍は少ない為、
“臨床現場に活かせる“関節可動域の知識を習得できているとは言い難い。
そこで本書では「各関節の制限因子」「基礎知識」「運動器疾患」「中枢神経疾患」
という4つのテーマに分けて、各分野のエキスパートが
“臨床現場に活かせる“関節可動域について徹底的に掘り下げている。
その数、圧巻の30項目。
本書を通じて奥深き可動域の全貌に触れることで、
あなたの可能性を大きく広げることができるだろう。
第1章 各関節の可動域制限と制限因子
1.肩関節の可動域制限と制限因子:千葉慎一
2.股関節の可動域制限と制限因子:永井聡
3.膝関節の可動域制限と制限因子:今屋健
4.足関節・足部の可動域制限と制限因子:園部俊晴
5.脊柱の可動域制限と制限因子:弓岡光徳/廣瀬浩昭/弓岡まみ
第2章 関節可動域の基礎知識
1.基本的動作に必要な関節可動域と制限を呈することの影響:木林勉/河野光伸/酒野直樹/川口朋子/木林遥香
2.関節の構造と可動性:佐藤香緒里/堀紀代美
3.若年者と高齢者の関節構造と可動域の相違:中村壮大
4.動物実験による関節の病態:沖田実
5.関節疾患に及ぼす関節可動域の理学療法評価の基本概要:佐々木賢太郎
第3章 運動器疾患の関節可動域の病態と理学療法
1.五十肩の関節可動域の病態と理学療法:中山昇平
2.変形性膝関節症の関節可動域の病態と理学療法:園部俊晴
3.変形性股関節症の関節可動域の病態と理学療法:丹羽雄大
4.脊柱管狭窄症の関節可動域の病態と理学療法:藤森大吾/成田崇矢
5.骨折による関節可動域の病態と理学療法:神戸晃男
6.野球肩・肘の関節可動域の病態と理学療法:板野哲也/亀田淳/立花孝
7.膝関節の靭帯損傷の関節可動域の病態と理学療法:古川裕之
8.熱傷の関節可動域の病態と理学療法:對東俊介
9.側弯症の関節可動域の病態と理学療法:峰久京子
10.骨粗鬆症に伴う関節可動域制限とその理学療法:峯松亮
11.関節可動域拡大および制限として応用するテーピング:福井勉
12.拘縮予防・改善のための装具療法:小嶋功
13.関節可動域改善のための物理療法の臨床応用:前重伯壮
第4章 中枢神経疾患の関節可動域の病態と理学療法
1.パーキンソン病の関節可動域の病態と理学療法:奥山紘平/松尾善美
2.脳性麻痺の関節可動域の病態と理学療法:冨田秀仁/川口大輔
3.脳血管損傷の関節可動域の病態と理学療法:土山裕之
column コラム
1.理学療法における各種介入の併用の重要性:奈良勲
2.拘縮と痛みとの関係性:赤羽根良和
3.生活期リハビリテーションにおける関節可動域へのアプローチ:吉井智晴
4.関節可動域を征する者は運動機能をも征する:園部俊晴
左ページの【世界史】と右ページの【日本史】。
くらべて読めば、これからの【未来】が見えてくる!
画期的な構成で楽しく読みながら「考える力」が身につく、
全く新しい世界史&日本史の「学び直し」読本。
◆本書「はじめに」より
「歴史は、勉強して何の役に立つの?」
時々、生徒から突きつけられた質問です。
歴史の勉強といえば、年代と人の名前と出来事を覚えて、テストで答えるだけの面白くない勉強、たまに面白いのは裏話、というのが、いつの時代にも言われることです。
この質問も、そうした雰囲気を感じた生徒がなにげなく発した場合もありますし、本当にそう思って突きつけた場合もあったように思います。
私は次のように答えていました。
「役に立つかどうかというのであれば、それがお金の話になると、歴史の先生のような人にしか役に立たないということになるが、歴史を勉強することで必ず皆さんの人生、生き方のヒントになるし、例えば、とても生きているのがつらい時、歴史上の先人・先達の生き方や成し遂げたことが、その時の皆さんを励ましたり、勇気を与えたりすることができると信じています。それが本当かどうかは、いっしょに勉強して一年たった時にもう一度考えてほしい」。
人生は短い。しかし、人間の命は、人類誕生から今日この時間までつながっています。それを考えると、歴史は、過去のことのようで自分の現在と大きくつながっています。
そして、現在の皆さんが、これから生きていく時、その未来を考える時、歴史は必ず皆さんの未来の、いわば北極星のような道しるべとなるでしょう。
【目次】
第1部 日本とかかわる世界の歴史・世界の中の日本の歴史
第2部 いろいろな視点でくらべる世界と日本
東日本大震災ならびに福島第一原子力発電所事故以降、リスクコミュニケーションを行うことの必要性がさらに大きく指摘されている。本書は、リスクコミュニケーションとは何か、その手法はどのようであるか、生活のどのような場面において行われているか、安全・安心の実現にどう関わっているのか等について、具体的な事例(BSE問題、遺伝子組換え食品、防災、放射性物質による健康被害、感染症など)を取り上げながら解説する。
1.リスクコミュニケーションとは 2.リスクコミュニケーションの類型 3.リスク認知とリスクコミュニケーション 4.リスクコミュニケーションの基本的手法 5.遺伝子組換え作物問題を通じて考えるリスクコミュニケーション(1):問題をどのようなフレーミングで理解すればよいか 6.遺伝子組換え作物問題を通じて考えるリスクコミュニケーション(2):全米アカデミー報告書に基づいて 7.放射線とリスクコミュニケーションの教訓(1) 8.放射線とリスクコミュニケーションの教訓(2) 9.化学物質のリスクコミュニケーション 10.ナノテクノロジーのリスクコミュニケーション 11.自然災害とリスクコミュニケーション 12.感染症とリスクコミュニケーション 13.気候変動とリスクコミュニケーション 14.リスクガバナンスへの展開 15.対話・共考・協働ーよりよいリスクコミュニケーションにむけてー
高い寺格を有し歴史上重要な役割を果たしてきた総本山仁和寺。前書に引き続き、所蔵する多数の史料のうち室町?江戸時代の約300点の貴重な古文書を翻刻し刊行する。室町時代の寺領関係文書や書状、僧位僧官関係文書、さらに仁和寺と公家や武家との関わりを窺える文書類を収める。宗教史や中世政治・社会経済史、古文書学の研究に必須の史料集。
少年受刑者たちの感動の詩集。加害者である前に被害者だった──。
「詩」が心の扉を開いた瞬間、宝石のような言葉たちが紡がれる。
受刑者たちの固く閉ざされた心の扉が開かれたとき、溢れでてくるのは、人への思いやり、純粋さや優しさ。
こんな子たちがなぜ犯罪者になってしまったのか。
心を耕されることなく荒れ地で育った子どもたち。奈良少年刑務所の「社会性涵養プログラム」は、
詩の創作を通じて、荒れ地に水を注ぎ、耕し、彼らに本来の「人間らしさ」をとりもどさせた。
変貌を遂げた受刑者たちが紡いだ詩集。
NHKラジオ第1放送「すっぴん!」高橋源一郎さん担当回で紹介され、大反響を読んだ一冊(2019年)。
仏教を成立、発展させた基盤はインド亜大陸にある。古来より多種多様の民族が移動し、ヒンドゥー文化を形成しながら、そこから生まれてきた仏教。古代の歴史と社会、宗教の起源、儀礼と文化などの諸相に着眼しながら、仏教が世界史上に出現した背景を考察する。
第1章 ヒンドゥー世界の仏教
第2章 古代の歴史と社会
第3章 宗教の起源と展開
第4章 儀礼と文化の変遷
第5章 文学と宗教
第6章 イスラームとの共存/特論 ネパールの宗教と社会
アイルランドの類まれな女傑たち。
表紙を飾る紫色の花スカビオサの花言葉は「私はすべてを失った」。 ヨーロッパで紫色は「悲しみの色」 だという。
この物語に登場する5人の女たちは、伝説の中でも歴史上でも、人知の及ばない怖ろしい世界から、悲しみを纏って私たちの前に登場する。
≪第1話≫ オブライエン一族の守護神である女王イーヴァルの伝説。イーヴァルは死を予告するバンシー(妖精)である。ブライアン・ボルーはクロンターフの負け戦を予言されるも、進軍をつづける。イーヴァルの忠告に従わないものは、……。
≪第2話≫ 歴史上の女傑、赤毛のモーィラ・ルア。イギリスの支配下にあった時代に、領地を守るために「自ら」を武器に数々の画策、悪行を重ねる。ついに後家の呪いによって迎えたその最後とは……?
≪第3話≫ 今や、観光スポット、ショッピングモールとなったロスコモン刑務所。ここには、「ロスコモンの女死刑執行人」として名前を轟かせたレディ・ベティの存在があった。彼女のおかげで犯罪率が下がったとも言われるほどの冷酷無比な執行人になったベティには、思わぬ辛い過去があった。それは……?
≪第4話≫ 夜な夜な通行人の血を求めるバールナの怨霊となったメアリー・ヒョックネシー。彼女の魂が救われるときはやってくるのだろうか。彼女の犯した罪とは? そして最後にメアリーが受けた罰とは……?
≪第5話≫ 妖精と暮らしてきたアイルランド人の歴史の中で、イギリス統治下において唯一の魔女裁判に掛けられたアリス・キツラー。彼女は本当に魔女だったのか? キルケニーにあるアリスの家は、キツラーズ・インとして、観光客の人気を集めている。
著名なストーリーテラーであるエディ・レニハンが、アイルランドの遺産として忘れてはならない5人の女性たちを取り上げ、アイルランドの香りいっぱいの歴史ストーリーとして語ってくれる。
序文
1.イーヴァル --- バンシー ---
2.赤毛のメアリー --- モーィラ・ルア ---
3.レディ・ベティ
4.バールナの怨霊 ---スピリジ・ナマールナン ---
5.アリス・キツラー
あとがき
各自治体別の最新試験情報と独自の地域情報を収録。論作文の課題例からあなたが執筆すべきポイントを解説。過去問を分析して作成した演習問題による教養試験対策。