本書は題名から想像されるかもしれない暴露話ではない。日銀の政策決定に際し反対票を投じた硬骨の任命委員がいた事実等を、長年に亙る取材を通じ実証した真面目な第一級の歴史的文献である。日銀法の全面改正論議に一石を投ずる必読の書。
ソ連崩壊の試練をこえて、日露の「新時代」はいかにしたら到来するのか。最後のソ連課長となった著者が、領土問題解決・日ソ関係改善という難課題の経緯を初めて明らかにし、関係打開への道を展望する。
父親は、あの台風の三日後、家から消えた。「畜生、俺は負げねぇ」綜一は光を求め駆け出した。最新書き下ろし。
77年発表の代表作。ジャズとボサノヴァの間を穏やかに揺れ動く都会派AOR。ストリングスを含む生楽器編成に電気ピアノをプラスした粋なスタイルで、H・ウィリアムズの(1)、S・ビショップの(4)、ラスカルズの(6)、G・ハリソンの(7)等をジェントルに歌う。
ヤマトタケルノミコト(『古事記』)、オスカル(『ベルサイユのばら』)、娘(『道成寺』)、ポーシャ(『ヴェニスの商人』)…。古今東西を問わず、演劇や文学、映画、アニメ、漫画に数限りなく登場してきた「女装する男」と「男装する女」。彼/彼女たちは、なぜ性の境界を超えようとしたのか?“変態”“異常”“倒錯”という言葉で片付けてしまうだけでは気がつかない、性と愛の現実がそこにある。「男と女」という単純な二項対立がsexとgenderの視点をからめると無限の性別へと変化していくさまをつぶさに論じ、人間の生の多様性に軽やかに迫る。
カポラーレ:チェロ・ソナタ集、ヘンデル:チェロ序奏付きアリア集
【収録情報】
01. ヘンデル:セレナータ『パルナス山の祭典』 HWV.73〜Da sorgente rilucente
02. カポラーレ:チェロと通奏低音のためのソナタ第1番イ長調
03. カポラーレ:チェロと通奏低音のためのソナタ第2番変ロ長調
04. ヘンデル:歌劇『デイダミーア』 HWV.42〜Due bell'alme innamorate
05. カポラーレ:チェロと通奏低音のためのソナタ第3番ニ長調
06. カポラーレ:チェロと通奏低音のためのソナタ第4番ニ短調
07. ヘンデル:オラトリオ『アレクサンダーの饗宴』 HWV.75〜Softly sweet in Lydian measures
08. カポラーレ:チェロと通奏低音のためのソナタ第5番ヘ長調
09. カポラーレ:チェロと通奏低音のためのソナタ第6番ト長調
10. ヘンデル:セレナータ『パルナス山の祭典』 HWV.73〜Verginette dotte e belle
ローマバロッカ・アンサンブル
アンジェロ・ボナッツォーリ(カウンターテノール)
レナート・クリスクオロ(独奏チェロ)
ルイーザ・ディジャコモ(通奏低音チェロ)
ロレンツォ・トッツィ(チェンバロ、音楽監督)、他
録音方式:ステレオ(デジタル)
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自分自身を生きるために。受験戦争、偏差値・管理教育で奪われた人間らしさを取り戻す、もう一つの道。シュタイナー学校、東京シューレ、賢治の学校の実践を通して、子どもたち、親たちはどう変わり、自立していったか。全国各地の新聞に連載、大反響の教育ルポ。
性なる風景を駆け抜ける早飛脚・松沢堂が、ソープの宿、性感ヘルスの宿、ピンサロの宿、SMクラブの宿などで出会った風俗嬢の肌のヌクモリを宅配する。
地域が変わる、地域を創造する。「連(つながり)」をキーワードに地域創生学「吉備学」のスタートが今、ここから。連塾を始めて1年半の活動を踏まえてまとめた活動報告書。
もう、「男らしさ」の檻の中で生きるのはやめた。著者が体を張ってのぞんだ、驚愕のノンフィクション。
バレー部、軟式テニス部、陸上部、柔道部、釣り部……。それぞれの悩みを抱えながら部活に打ち込み、時にチームメイトとぶつかり、時に恋に揺れ動く高校生たちのまぶしい青春の日々を描く連作短編集。