遠い日の故郷福井の想い出、奉公先での読書と夜学で出会った恩師、愚かしい戦争と「東洋」の消滅、数万片の甲骨資料のトレースと、ガリ版刷りの日々-自ら綴った生い立ちと、各界著名人との対談から、白川静の学問と人生が浮き彫りになる。九十歳を記念して刊行された魅力あふれる一冊。
鎌倉初期の著名な唯識学匠・貞慶が著した法相論義に関する総合書(論義抄)『唯識論尋思鈔』を詳密に読解してその仏道論を闡明する。貴重書に基づく翻刻読解をも併せた、貞慶教学の核心に迫る法相教学研究の記念碑的論著。
「序文」より抜粋
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本書〔『唯識論尋思鈔』〕は、「別要」七十余部と「通要」六百余部よりなる法相論義に関する総合書(論義抄)であるが、遁世した貞慶にとっては立身出世のための書では勿論なかった。では何のために本書を撰述したのであろうか。実は、貞慶にとっては論義研鑽そのものが仏道であり、かつ論義研鑽を通して仏道理論を構築する必要もあって、本書は撰述されたのである。この膨大な量にのぼる論義抄の研究を筆者はライフワークの一つとして進めてきたが、このたび、安居の副講者を命じられたことを縁として、『唯識論尋思鈔』が単なる論義研鑽の書にとどまらず、貞慶の仏道理論を構築するために著された論義抄であったことを明らかにすべく、本研究書を作成することにした。
…(中略)…
『唯識論尋思鈔』は『成唯識論』全十巻にわたる論義テーマに対して詳細な検証をほどこした大部の論義抄であり、日本唯識史を彩る勝れた論義書の一つとして高く評価することができるが、それだけではなく貞慶が自己の仏道理論を構築するために著した書である点に、今一つの意義が存する。そこで本研究書では、特に法相教義の根幹をなす「五姓論」「三祇論」、ならびに浄業の実践による浄土知見の「行道論」等に焦点をあて、『唯識論尋思鈔』等において示される貞慶の仏道論の一端を明らかにしたいと考えた。
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※令和元年(2019)、浄土真宗本願寺派安居講義の講本
現代日本のレオナルド・ダ・ヴィンチといえる著者、谷内田孝は企画書や構想図に限らず、街の開発図や公園などの環境デザインおよび高層ビルや建物内オフィスのレイアウト・デザインまで、毛筆や赤鉛筆で描く。新商品のデザインや精密機器などの提案デザインも毛筆描きである。その作者の数十年の総決算、約300点の絵画を掲載。
「The UKIYO-E2020-日本三大浮世絵コレクション」とイラストレーターのたなかみさき氏のコラボレーションアイテム。たなかみさき氏の描く喜多川歌麿の『歌撰恋之部 物思恋』をモチーフにしたイラストをシルクスクリーンにて前面にプリントしました。背景の部分は原画で使用されている「雲母刷り」の技法をイメージして光沢感のある仕上がりにしています。
「The UKIYO-E2020-日本三大浮世絵コレクション」とイラストレーターのたなかみさき氏のコラボレーションアイテム。恋をする女性は鏡を見る回数が増える、そんなイメージで携帯用のミラーを作成されたイラストレーターのたなかみさき氏とコラボレーションアイテム。透明ケース付きです。
「The UKIYO-E2020-日本三大浮世絵コレクション」とイラストレーターのたなかみさき氏のコラボレーションアイテム。美術館のグッズとしても定番のクリアファイルは、たなかみさきさんのイラストを存分に楽しめるものに。裏面にはThe UKIYOE-2020のロゴが印刷されています。
「出版界には不思議なことが起こる。そして、不思議なことを起こす力がある」。人文書のベル・エポックにみすず書房の編集者となった著者は、アーレント、シュミットから丸山眞男、藤田省三まで、今日まで読み継がれる数々の本を手がけた。思い出深い執筆者や翻訳者、書物をめぐって伸びやかにつづられた回想録的エッセイ集。
まえがき
1 ある人文書編集者の回想
一 私のなかのDNA
二 生き残った者
三 オリエンタリストの卵
四 小尾俊人と出会う
五 一九七〇年代はよく働いた
六 一九八〇年代以後
七 二つの展覧会
2 出会った人のこと
翻訳者素描
大久保和郎/中野好之/松浦高嶺/小林英夫/石上良平/稲葉素之/三宅徳嘉/宇佐見英治/中島みどり/池辺一郎/ヴォルフガング・シャモニ
ゆで卵とにぎり飯ーー岡本敏子さんとの物語
すこし昔の話ーーみすず書房旧社屋のこと
私は顔はまずいし、優しくもないーー『傅雷家書』とその編集者
あなたはこの世の四月の空ーー中国の国章をデザインした女性
戸田銀次郎父子のこと
3 出会った本のこと
丸山文庫所蔵の徂徠関係資料をめぐって
三つの『保元物語』
本棚の片隅から
一 ニューヨーク公共図書館/二 クルアーンの中国語訳者/三 ヴィジャヤナガル王国の都で
異文化理解を体現した本の形
あとがき
初出一覧
主要書名索引
主要人名索引
過去の戦争をどう考えるべきか。靖国問題、教科書問題を中国はどう見ているのか。3度失脚し、その度に復活した〓@68B0小平とはどんな人物か。中国の経済はこれからどうなるのか。「東洋の真珠」香港は輝き続けるのか。
三陸海岸で連続殺人事件発生!事件の背後に潜むのは義経北行伝説の謎か?推理特別書下ろし。
これがモンゴル、これが歴史、これが真実。宇佐美博幸が初めて世に問う写真集。
兄・頼朝に追われ、非業の死を遂げた源義経。悲劇のヒーローの最期のあっけなさは、名将といわれるにしては不可解なものだった。一方、大陸のヒーロー成吉思汗。彼も、成人し、出世するまでの生い立ちは謎に満ちている。病床の神津恭介は、義経=成吉思汗という大胆な仮説を証明すべく、一人二役の大トリックに挑む。歴史の空白を埋める著者渾身の傑作推理。