本書の「初版」が上梓されたのが1977年のことで、「増補第2版」は1981年に出された。改訂したい点は多々あったが、日々の多忙にかまけていくつかの要点を増補するに留まった。それからかなりの年月が流れ、この度ようやく改訂の作業がまとまって、「新訂第3版」を出すこととなった。
それでなくとも思春期は扱いにくい時期と昔から親を悩ます傾向があったわけですが、今日の子どもの問題は、それに輪をかけて親を不安にしているようです。本書はそのような親の不安に応え、今日の中学生の問題が生じる背景や意味を明らかにし、親が子どもとどう向きあえばよいかをできるだけリアルにかつ深く考えることを目的に書かれました。
新しい生命が誕生する瞬間は、何ものにも代えがたい。幸せな妊娠・出産・育児をしてほしい。生命の輝き、産婦人科医が「十代の性」の現実をえがく。
「子どもがやせ衰えていく」「娘がかくれて盗み食いを」「食べ出したら自分でも止められない」。過食症・拒食症を抱える本人とその家族の悩みは深い。一見簡単にコントロールできそうなこの問題は、実は本人の生きづらさ・自分さがしというこころの深層に根を張る、成長の節目に待ち受ける落とし穴。本人と家族がともにその節目を乗り越え、新しい自分になって歩き出すために、本人と家族のもつ力を信じ、支える家族療法。
本書は私たちのみじかな健康と食事の問題を12のテーマについて解説し、そのテーマに沿ったレシピをそろえました。新しい料理を1日に1皿作っていただけるように、336のレシピをご紹介いたします。1週間分を、肉を使った料理、魚料理、大豆製品の料理、卵料理、野菜料理、デザートと区分してメニューをたてました。お料理初心者や男性の皆様にも楽しくキッチンに立っていただけますよう、どれも簡単にできるおいしい料理です。
思春期の子どもに、大人はどうかかわればよいか!精神科医からのアドバイス。
中学時代は人生を左右するんや。子供も親も先生も、輝いていきましょうや!嘉門流“オリジナルな青春”のすすめ。
母性看護を行うために必要な病態生理・診断・治療を簡潔に記載、解剖生理からみた看護実習必携ノート、要点を簡潔にまとめ、図表を多く入れたわかりやすい記述、書き込みもできるゆったりとしたレイアウト。
本書には、養護教諭たちが今日の子どもたちとどう向き合って、彼らの「逸脱」としてしか表現できない内面の苦悩に共感し、共に生きることをどう切り開こうとしているかを示す中学・高校の実践が収められている。その実践の中には、現代の中学・高校生が思春期の出口を探しながら直面する困難や逸脱がリアルに語られている。子どもたちのいじめ・いじめられ関係、思春期の揺らぎと援助交際、荒れる子ども・キレやすい子、不登校・保健室登校の子どもたち、部活のストレスに悩む子ども、摂食障害と闘う少女、輪切り選抜の犠牲になっている子どもたち、などいずれの子どもたちも傷口は痛々しい。その子どもたちをとらえる養護の教師たちの目は、試行錯誤を繰り返しながらも、子どもへの「共感的しなやかさ」は一貫している。
本書に、選ばれた書物は実にバラエティがあって面白い。カウンセリングそれ自身に関するものはもちろん、絵本、児童文学から、小説や評論など広範囲に及んでいる。どの一冊に対しても、いわゆる「解説」というのではなく、それによってその臨床心理士が何を得たかというのが、生き生きと感じられる言葉になっている。