雇用・労働・社会保障にみる男女不平等の実態。統計資料・関係法令、多数掲載。キャリアウーマンを目指す女性、企業の人事・労務担当者必読。
男女平等が進んでいるヨーロッパの国々を訪ねて、その法制と実態にふれた女たちが、感激も新たななかで、その紹介と記録をおさめた初版刊行から、3年。日本でも、労基法・均等法が改正され、男女の働き方も大きく変わろうとしている今日、再び読者と共に考え、次の一歩を踏み出すための決意をこめて、内容を全面的に改めた。
’99年4月施行。募集・採用、配置、昇進・昇格、定年・退職、セクハラ防止など改正均等法の要点から女性保護法制の変更、育児・介護休業の実務まで、関連行政指針・関連判例収録。
よくわかる改正のポイント/実務解説。新旧対照表/Q&A。職場におけるセクシュアル・ハラスメント。調査研究会報告書/他。
平成11年4月1日施行の法律、指針、通達のすべてをわかりやすく解説。人事労務管理上の留意点、特に、セクハラ防止、苦情の自主的解決のための具体的な対策を詳しく紹介。採用選考の面接シートなど、実用価値の高い各種の書式・様式を多数掲載。就業規則を見直すためのアドバイス、各種人事規定のモデルを収録。
本書は、『男女共生』の問題を社会全体の変動と問題の中に位置づけ、経済・労働・社会・文化・政治・行政などの諸領域でどのような問題状況にあり、またその変革や再生の上で、どのような意味をもつのか、を明らかにしようとした。さらに、『男女共生』の問題を、男女の自立と男女間の共同性や共生的関係をどのようにして形成していくか、に留意して執筆した。
本書は、夫婦・親子などの家庭内や男女間をめぐる問題に関し、第一線の専門家が分担執筆した家庭問題解決バイブルといえます。今回の改訂において、特に法改正、また、新しい制度に関しての解説を新たに加え、最新の法律に即して全体の見直しを図りました。
この本は男性中心型、あるいは夫が働き、妻が家を守るという性別役割分業をもとに築かれた会社や地域、家庭、夫婦、親子の関係が、ライフスタイルの多様化や価値観の変化といった新しい波が押し寄せてくるなかで、どんなきしみを生じだしたのかを、「男女摩擦」というキーワードに置き換えてレポートするものである。摩擦の原因をたどっていけば、その奥の奥には性別役割分業という名の太い根っこが見え隠れする。本書は四半世紀におよぶ著者の取材体験をベースに、男女摩擦の現状とそれへの対応を考察、展望したものである。
雇用機会均等法の改正、育児・介護休業法の成立、労基法改正、パート労働法成立など、女性を取り巻く社会環境の整備が急速に進められている。本書では、最新の動向を視野に「男女共同参画経営と新しい労働のあり方」を検証、21世紀に求められる労働環境整備の方途を探究する。
企業においては、各種の法律に基づき、女性労働者を企業の基幹的な労働力として位置づけ、真にその能力を活用するという観点に立って、関係法冷等の正しい理解の下に雇用管理を構築することが何より重要です。本書は男女雇用機会均等法、労働基準法(女性関係等)、育児・介護休業法及びパートタイム労働法の全容について、法律、省令、指針及び関係通達を整理、集約したものです。
労働省では、雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等を図る観点から、募集・採用、配置・昇進について女性に対する差別を禁止し、企業名公表制度の創設、調停制度の改善を行うなど男女雇用機会均等法を強化するとともに、女性労働者に対する時間外・休日労働、深夜業の規制の解消、母性保護に関する措置の充実等を盛り込んだ「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等のための労働省関係法律の整備に関する法律案」を第一四〇回通常国会に提出し、同法律案は、平成九年六月一一日に可決成立し、同月一八日に公布され、平成一一年四月一日に全面施行されています。本書は、改正の経緯を明らかにし、各条文の趣旨及び内容についてできる限りわかりやすく説明したものです。