インド南西部のケララ州を舞台に描かれる家族の栄華と没落、確執と愛、そして伝統的なカースト制と闘いながら成長していく双子の兄妹エスタとラヘル。早熟なイギリス人のいとこの死を機に、「歴史の愛の掟」はその冷酷な鎌をふるい始めるー大地に根ざした壮大なユーモアとみずみずしい感覚でインド社会の小宇宙を描き出し、読者の五感に深い余韻を残す詩的な感動作。
いまや世界中でもてはやされる日本のアニメ。その隆盛のわけは?「火垂るの墓」「平成狸合戦ぽんぽこ」の高畑勲監督は、平安時代の絵巻物に最大のルーツを求める。アニメーション監督の眼が明かす「信貴山縁起絵巻」「伴大納言絵詞」などの驚くべき“動きの魔術”の実態。
わたしのしょうらいのゆめは、ましょうのおんなになること。あいだとか、こいだとか、そんなもん、いちもんのとくにもならないとおもっていたけれど…。
新品の着物と帯で五万円!自分で洗えてお手入れ簡単、洗えば洗うほど体になじむ、それが今注目のもめん着物。コーディネイトのバリエーション、各地各種の名産織物、おすすめショップまで、今知りたいもめん情報が満載。
もう着ない着物、ずっとタンスに眠っていませんか?古着屋で買った素敵な着物を洋服にしてみませんか?やさしく作れて、着て楽なリフォームドレスを44点紹介しています。
帯合わせの悩み、着付けの問題、仕立ての疑問、着物に関する「わからないこと」のあれこれ、専門家のご意見を聞いて来ました。
きもの美人になるために。永遠の着物バイブル。
素材から小物、コーディネイトのヒントまで、「きものワールド」の楽しみ方はいろいろ!きものを日常的に着こなす楽しさを知りつくした著者が、きものへの思いや、そのすばらしさを美しいイラストと共に紹介する。初心者の入門書としてはもちろん、きものをもっと着こなしたい人にも役立つ、手元におきたい一冊。
昭和の家族の思い出は、いつもキモノとともにあった。割烹着姿で働くお母さん、丹前でくつろぐお父さん。金魚柄の浴衣、お風呂あがりのちゃんちゃんこ。もんぺ。ねんねこ半纏、黒の絵羽織。昭和のくらしを彩ったキモノの数々を満載。『昭和のくらし博物館』『ちゃぶ台の昭和』に続くシリーズ第3弾。
なんでも飼ってやろう。家の中、里山、海、ペットショップ、魚屋さん…。あらゆる場所であらゆる生物を採集・飼育し続けてきた孤高の「いきもの先生」トミちゃんの実録ノンフィクション!感動の50連発。
京都はどこよりもきものを着る人が多い町。そしてどこよりもきものに携わる職業の人が多い町。ここにはきものを素敵に着こなす人たちがたくさん。そして素晴らしいものづくりをする人たちがたくさんいます。研ぎ澄まされた美意識、びっくりするほどに繊細な手仕事。きものを通して得た、たくさんの出会いと発見を、織るように本に詰め込んだ本。
ゲッチョ先生こと、「骨屋」の盛口先生が出会った「生き物屋」たち。生き物のフシギな魅力に取り憑かれ、一線を越えてしまった人々の、あやしい生態を綴る抱腹のエッセイ。生き物屋はあなたのそばにも、きっといる。
宮参りから十三参りまでの「子ども時代の着物」を四季折々の自然の表情が感じられる色文様、子どもに関わりの深い季節の行事を交えて紹介。また健やかな成長を願って施された意匠や様式、服飾小物など、子どもの着物特有の世界も儀式の解説を交えて紹介。
ありとあらゆる生物は、食い食われ、だましだまされ、協同し、密接に関わり合いながら生きている。食物連鎖というと直接的な捕食関係だけに目がいきがちだが、実際には、生物は多種との関係の中で生きており、「風が吹けば桶屋が儲かる」ように、一つ変化が起これば、影響は思わぬところに波及する。生きものたちの意外な連鎖や競争・協同の実態を具体的に紹介しながら、ドラマに満ちた生態系のしくみをやさしく解説する。