睡眠時間があまりとれず、昼間も頭がスッキリしない、八時間寝ても眠りが浅くて目覚めも悪いし、疲れもとれない、などと訴える人が少なくない。こうした人たちは、睡眠の時間や深さを気にしているのだが、長年、私がアルファ波を研究してきてわかったのは、昼間の頭を活性化してくれるいい睡眠とは、時間や深さなどとは関係がないということだ。レム睡眠という眠りのときに、アルファ波という脳波が出るが、要はこのアルファ波をいかにコントロールするかなのである。アルファ波とは、昼間目覚めているときは、集中力、思考力、ひらめきなどと深く関わり、睡眠中は心身のストレス解消に関わっている。
あなたは寝すぎる!人間の睡眠時間は3時間で十分。寝る時間を快適にへらし、余暇を読書、レジャーにまわせば、人生を2倍楽しむことができる。
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中の呼吸停止の反復により睡眠障害、精神機能の低下、各種の循環器系障害を招来し、ひいては突然死の原因疾患の1つとも考えられている。本書は、最近にわかに注目を浴びている本症につして、全国各施設で行なわれた臨床治験-精神科、神経内科、呼吸器内科-に解説を加え、わかりやすくまとめた。病因別特徴と治療の2部にわけ、それぞれに総論を付け、各編の中の不可欠の項目を補い、現時点でし触れるべきすべての事項を網羅した。
なぜ眠るのか。なぜ夢を見るのか。近年ふえている深刻な睡眠障害に言及しながら、興味つきない眠りのメカニズムを詳述。
本書は、臨床医が不眠をはじめとする睡眠障害を正しく診断治療するために必要な知識をまとめることをめざして各章を立案したものである。
多忙な現代人から奪われる“眠り”。あなたの眠りは足りているか、ダ・ヴィンチはなぜ一時間半の睡眠で足りたのかなど眠りを様々に考察。
動物から人間にいたる睡眠の進化のあとをたどり、睡眠物質、異常睡眠、夢、睡眠周期、人間は睡眠をコントロールできるかなど、「眠り」の謎を解き明かす。「眠りとストレス」をめぐる考察を加え、睡眠科学の最新の成果を提示。
SASの主要下位群である閉塞性睡眠時無呼吸症候群obstructive sleep apnea syndrome(OSAS)の臨床と研究はいかに展開されているのか。わが国初のOSASのモノグラフである本書は歴史、概念、総論、各論、テクノロジー、展望課題という5つの章だてで構成されている。
午後三時、どうして、いつも眠たくなってしまうんだろう?答-それは、あなたが怠け者だからではなく、脳の中で「眠りの扉」が開く時間だからです。睡眠学の専門家が語る、眠り・夢・脳のしくみと役割。
睡眠研究の第一人者が、睡眠を科学的に分析し、よりよく眠る技術をさぐる。
本書は、前半の睡眠障害では、ともすれば軽視されがちな睡眠医学の重要性にスポットを当て、臨床上とくに多い不眠症の治療のあり方と、睡眠薬の副作用およびその対策について、具体的な提示をした。後半の感情障害では、PETを用いた薬理・生化学的研究の現状という行動遺伝学からみた生物学的構想から始まり、難治性うつ病や高齢者のうつ病への治療戦略が豊富な経験に基づいて提示した。
あなたは今夜からぐっすり眠れる!身体にやさしい安心システム。「光フィードバック」が「よいアルファ波」を呼び、「よいアルファ波」が「心身のリラックス」を誘い、「心身のリラックス」が「深い眠り」へと導く。
本書は、1998年秋に行われた「CNC Symposium1998」をもとに、新たに執筆されたものである。企画に当たっては、全般性不安障害に重点を置いた。不安神経症はパニック障害の操作的診断基準を満たすもの以外は全般性不安障害に当てはまるという単純な図式は通用しない。では全般性不安障害に該当しない症例は、どこに分類されているのか、また全般性不安障害の位置づけはどのように考えたらよいのか、この点について、問題提起や新しい考え方が示されている。
いつまでも寝つけない、夜中に何度も目が覚める、がんばっても起きられない、眠っても眠り足りない…。睡眠外来で多くの睡眠障害の研究・治療に取り組む医師グループが、診療機関、治療などについても答えています。(巻末に睡眠用語の解説つき)。