プロローグ
第1章 母語を基礎に外国語は習得される
第2章 なぜ子どもはことばが習得できるのか ──「臨界期仮説」を考える
第3章 どんな学習者が外国語学習に成功するか ──個人差と動機づけの問題
第4章 外国語学習のメカニズム ──言語はルールでは割り切れない
第5章 外国語を身につけるために ──第二言語習得論の成果をどう生かすか
第6章 効果的な外国語学習法
あとがき
重要語
参考文献
言語研究は日常の素朴な疑問から始まる。ことばのおもしろさ・奥深さの発見と研究テーマの発掘をこの一冊で。
授業に役立つアイデア満載、年間活動計画の不安も解消。町田市、八王子市、三鷹市、函館市などで、カリキュラムや指導案の作成、現場教師の研修など、小学校英語の第一線で活躍し、モデル校を養成した指導者による、不安解消のアドバイス。「英語ノート」の使いこなし方、子どもが喜ぶ絵本、覚えておきたい教室英語など、使えるアイデア満載。
日本語研究は、生成文法の発展に寄与してきたか?生成文法50年の軌跡を日本語研究を中心に辿るとともに、談話分析の観点から「ミニマリストプログラム」における日本語研究の大いなる可能性を探る。
人の心を動かすコツは、「選択の自由」と「ことばの切り替え」だ!気鋭の言語学者が、デキる人の「ことば術」を解説。
本書は、第二言語習得や言語教育における認知言語学の応用研究として広く読まれてきた名著の、新版の翻訳書である。2023年の新版では、2009年の初版以降に行われた多様な研究成果を取り入れつつ、認知言語学における新たな展開を紹介し、これまでの成果を分析・統合するため、全体にわたる改訂が加えられている。また、今後の発展が期待される領域に関する提言もなされており、学際的な研究への橋渡しとなる内容となっている。認知言語学、第二言語習得、言語教育に関心を持つ研究者、教育者、学生にとって、必携の一冊である。
様々な言語・民族・宗教が渦巻き、ヨーロッパの火薬庫と呼ばれたバルカンー言語地理学を志した著者の初の海外調査先は、その中でも危うい平和と統一を保っていた旧ユーゴスラヴィアだった。暖かい人々と複雑な民族社会の中で言語調査に取り組んだ日々をユーモアと哀しみをこめて語る。言語学者のバルカン体験記。
語用論の中心課題である,言語表現とコミュニケーションの場の解明,特に意味伝達のプロセスを解明するシリーズ。第1巻では,意味理論,語用論理論をもとに語の多義性を分析し,歴史的意味変化や,借用の過程で生じる意味変化を扱う。
カウンター越しの接客が原則となるスナックにおいて、人びとがどのような言語コミュニケーションの方法で「接客者」と「客」としての良好かつ適切な関係を構築しているのか、また、それぞれの意図がどのような言語行動に反映されているのかを明らかにする。なかでも特に接客者にみられるものを「接客言語ストラテジー」として、そのありようを、ポライトネス理論にもとづいて分析していく。
社会から見ることば、ことばから見る社会。さまざまな言語の姿に焦点をあて、人間の言語能力が社会でどのように現われているか、その複雑な関係を明らかにする。
プロローグ 問題解決のための言語学
第1部 多言語状況
1 標準語と方言
2 国家と言語──言語政策
3 バイリンガルは悪か
4 外国語教育
5 手話という言語
第2部 社会の中の言語
6 言語と文化
7 無意識への働きかけ──政治・メディアのことば
8 法と言語
9 言語障害
10 言語情報処理はどこまで来たか
あとがき
用語一覧
参考文献
なぜ、方言はうらやましがられたり、馬鹿にされたりするのか。『となりのトトロ』のサツキとカンタの会話から、何が分かるのか。あの人はなぜ自分のことを「オレ」と言ったり「ぼく」と言ったりするのか。ママと呼んでいたのがかあさん、おふくろ、母親、と変化するのはなぜか。状況に合った敬語が使えるようになるにはどうしたらよいのか…。学校では教わらない、でも、一番「伝わる」日本語とは…?「生きた言葉」と、環境(社会)との関係を科学するー「ことばの社会学」の入門書。
約100年前に「復活」した古くて新しい言語、現代ヘブライ語の世界を、この本とともに。待望久しい現代ヘブライ語文法の決定版。
人はどうやって声を出しているの? 赤ちゃんはどうやって言葉を身につけるの?子どもの「言い間違い」はどうして起こる? ヒトの進化の過程において、言語はどのように生まれてきたの?
言葉マニアであり、子育て真っ最中である音声学者が解き明かす、最も身近で不思議な音とことばの世界。
かつて子どもだった人、子どもにかかわる人なら誰もが楽しめる、言語に関する素朴なナゾが解ける一冊。実際の「#我が子のかわいい言い間違い」の音声学的な分析も!
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この本は“ちべじょんばん”(むちゃオモローwな意)である!!
てんてんがり(カンカン照りの)日に
しゅわしゅわをぐぴっと飲み干し
ひっくり返って読みゃハマっちゃうんだから、もう。
ちゃんお薦め!げっちゅぷり。
子育て本としてもウナズキポイント満載で非常に勉強になります。
一青窈
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川原先生は、音声学・音韻論の両分野において、多くの論文を出版しつづけ、学界への影響力も大きい研究者である。
この本では、そんな著者が、日本語の音の仕組みを解説しながら、読者を今までになかった楽しい知的な旅へと招待する。
筆者の娘たちがどのように言語を修得していくかを切り口として、本書は学問的正確性を損ねることなく、読みものとしても本当に楽しいものに仕上がっている。
音声学・音韻論の入門授業の教科書及び副読本などにも使えるであろう。
伊藤順子(カリフォルニア大学サンタクルーズ校言語学科名誉教授)