エクセルだけで多様な熱流体問題が数値解析できるとして好評を博した書籍の改訂版。プログラミングを書く煩わしさなしで、現象の見た目をそのままセルに当てはめていくことで、本格的な熱流体シミュレーションを行うことができます。好評であった前版に、利用者からの問合わせやニーズに応え、更に分かりやすい内容となるよう、シミュレーションの詳細説明、例題などを大幅に追加。すぐに使えるエクセルシートが付録しております。
最新の技術・データを追加、全面改訂。CVケーブルの他に、OFケーブル、POFケーブル、GIL、さらに、配電ケーブル、光関連技術についても、実務に役立つ詳しい解説。
西洋近代の草創期、ヨーロッパを中心に多大な影響力を揮ったイギリス・ロマン派の詩人バイロン。そのバイロンを近代日本がいかに受容してきたのかー。「近代」という問題に鋭敏な意識を持っていた文学者・思想家たちの「バイロン熱」のありようを通して、近代日本の精神史を描く。
本書では,材料科学を「マルチスケールにわたる物質の階層性を理解し,その特性を人々の生活に役立つもの(材料)に反映する学問」と定義し,原子サイズから宇宙のスケールまでの広い範囲にわたる物質の性質を理解するために,以下の5章構成とした。
材料の諸性質を理解するうえで,材料内部での構成原子の配列を知ることは重要である。多くの材料は原子が周期配列した結晶であり,結晶学による分類が可能であるが,一方で,周期性を持たない非晶質や結晶とは異なる秩序を持つ準結晶のような比較的新しい材料も存在する。第1章「物質の構造」では,これらの構造に関する記述法や測定法に関して概説する。
第2章「材料熱力学」では,材料のような多数粒子の集合体の巨視的な性質を,熱力学を用いることによって,個々の粒子の運動を記述することなく,少数の変数によって記述する方法を解説する。
第3章「平衡状態図と相転移」では,物質が安定に存在する領域に関する情報を視覚的に得るための方法として,状態図について解説する。状態図は材料科学において,海図のような役割を果たしてくれるので,その読み方を身に付けることで,実際の材料を扱う際の強力なツールを手に入れることができる。
第4章「拡散現象」では, 拡散現象を記述する方程式を紹介し,特に固体内拡散についての基礎理論について解説する。
最後に,電気伝導,光の吸収や放出,磁性,機械的強度などの種々の材料の性質を考える際に,その材料を構成する原子間の結合様式を考えることが有効なことがある。第5章「材料電子論」では,そのような視点に立って,原子間の結合をつかさどる電子の振る舞いの記述法である量子力学について概説し,量子力学をもとにした材料物性の考え方について説明する。
各章の最後には章末問題を設け,その略解を巻末に,詳解をコロナ社のWebページに掲載した。本書の内容の理解と,実際の材料への応用方法の習得に活用していただきたい。
真空装置の最新技術と関連データを網羅したハンドブック、待望の3訂版登場!
「真空ハンドブック」は、1992年11月に初版が、2002年に新装版が発行され、真空装置の最新技術と関連データを掲載した数少ない書籍として、長らく読者諸氏より好評を博してきました。
このたびの3訂版では、初版発行から現在までの技術的進展や、経済・産業上の環境変化を鑑み、内容や収録データの見直し・更新を行い、より現状の実務に即した書籍として発刊するものです。
第1章 真空の基礎
第2章 真空用部品
第3章 真空用構成材料
第4章 熱
第5章 低 温
第6章 プラズマ・イオンビーム
第7章 表面分析
第8章 薄膜・表面加工
第9章 化学・薬品・食品工業の真空の応用
大学の化学で必須だがつまずきやすい「エンタルピーやエントロピーの概念」,「原子軌道」や「立体化学」などの要点を,YouTube動画と分子模型を使ってわかりやすく解説.
セクションごとに関連するYouTube動画のQRコードが示され,つまずいたらすぐに動画で確認することができる.本を見て,動画を見て,分子模型で手を動かしながら,一つひとつ化学のポイントを理解することができる.大学初年次はもちろんのこと,ラボに配属される直前直後にぜひ読み返してもらいたい座右の書となっている.
「円周率」「高速フーリエ変換」「単振動」などの基礎から、「熱解析」「生命工学」「太陽発電」「反物質ロケット」など、幅広い応用分野のシミュレーションを、サンプル・プログラムつきで解説。
本書は理工系の読者を対象にした熱・統計力学の演習書.基礎から学期末・大学院入試までカバーできるような応用力が涵養できるように工夫されている.
【主要目次】熱力学を学ぶための数学/熱力学の基礎法則/熱力学の展開と応用/統計力学の基礎/古典系への適用/量子力学からの帰結/量子系への適用
熱力学を学ぶための数学/熱力学の基礎法則/熱力学の展開と応用/統計力学の基礎/古典系への適用/量子力学からの帰結/量子系への適用
【書籍の特徴】
・「類別」
バイオメカニクス分野を学習する学生の入門的教科書
医学と工学とを融合させた専門的な基礎教育教材
・「対象」
医療,医用,保健,福祉,看護,介護などの分野への従事を目指す学生,
およびスポーツに代表される身体運動や動作関連分野に関心のある学生,
これらの分野で基礎的研修を望む技術者・研究者
人体の内部や外界環境の影響に関心のある人
・「指標と成果」
ヒト(人体)のもつ能力・機能について,正確な理解と基本的な解釈力の習得
応用力学に基づく多方面の視点からの人体の力学的特性に関する解釈能力の涵養
【内容について】
人体機能を正確に理解する手段として,ユニークで広範な内容を網羅している。
1 まず,解剖生理学の初歩を学び,続いて,応用力学(一般力学、運動・機構学,固体力学,振動力学,流体力学,熱力学)の基礎を習得する。
2 それをもとに,バイオメカニクスの基礎となる運動器系の力学,歯の力学,循環器系の力学,人体の熱力学,人体の歩行運動と制御,ヒトの生体物性(外界環境の影響),さらに,実験計測の際に広く役立つ考え方と信頼性のある測定データの扱い方に関する計測技術について学習できるよう,平易に解説している。
3 本書の習得によって,応用力学の原理を人体の力学的諸問題に適用し,問題解決へのアプローチを学び,次の段階への基礎を修得できる。
本書では,初歩から専門基礎までを学べ,さらに学習が望まれる内容は「バイオナビ」,発展の期待される課題は「バイオのタネ」として紹介している(一部web掲載)。
索引は,重要な専門用語の物理的意味を直接調べたり,その英語表記を確認する際に役立つ。
【著者からのメッセージ】
バイオメカニクスは、学際的境界領域にあるので,直接、専門領域に進まずに,コツコツと周辺基礎領域からじっくり学び,バイオメカニクスを習得するよう頑張ろう!
単に技術等資格試験にパスすればよいのではなく,なぜそうなるのかその仕組みを深く理解すれば,スムーズに業務をこなせるようになりレベルアップにつながるでしょう!
人体の内部や外部環境における力学的諸問題に,常日頃,関心を持っている人には必携の書となるでしょう。
私たちは、熱と仕事を相互に変換する装置(熱機関)を利用している。しかし、熱と仕事は同じエネルギーの一形態であるが、等価でない側面がある。膨大な実験を通じて、巨視的な量の間に成り立つそうした関係を数学的体系にまとめあげたのが熱力学である。本書では、エントロピーを出発点として熱力学を演繹的に導いていく。ただし、熱力学の生物、物理、化学に関わる現象への応用を考え、分子論との繋がりについても配慮する。
1.分子運動論だけではPV=NRTにたどり着けない? 2.まずエントロピーよりはじめよ 3.思索の飛び道具:数学 4.示強変数の定義と平衡状態の予測 5.熱=仕事!?:エネルギーの移動 6.熱≠仕事!?:状態変化の方向性 7.エントロピーに代わるより使いやすい熱力学関数を求めて 8.ポテンシャルとしての熱力学関数 9.水と水蒸気とどちらが安定か:物質の三態と相平衡 10.物質の多様性を俯瞰する:多成分系の相図 11.エントロピーが支配する希薄な系:束一的性質 12.世界を救った熱力学:窒素固定の化学熱力学 13.自己組織化≠エントロピー減少:溶液内の実効相互作用とファンデルワールス描像 14.生物を熱力学で捉え、統計力学で考える 15.表面張力の熱力学:小さかったはずの表面効果
日常の身体ケア、医療的行為の中で役立つ「物理の原理」が満載!
本書は、看護・医療の現場で役立つ「物理学」の理論と実際が理解できるよう、
医療行為と「物理学」の関係をわかりやすく紐解き、必要最小限の物理の基礎知識を体系的に解説しています。
身体の物理、医療機器の物理の事例を豊富に取り入れ、図表とイラストを工夫して掲載しています。
また、各章に[問題]を掲載し、巻末の「ヒントと解答」によって、より理解を深めることができ、医療系の学生のための物理のテキストとして最適です。
※本書籍は、日本理工出版会から発行されていた『看護・医療技術者のための たのしい物理』(1990年4月)を第2版としてオーム社から発行するものです。
第1章 力学の世界
第2章 熱の世界
第3章 流体の世界
第4章 波と光と音の世界
第5章 電気と磁気の世界
第6章 放射線と微視の世界
問題のヒントと解答