CD6枚に、101曲、美味しいところだけを詰め込んだコンピレーション・アルバム。どこかで聴いたことのある有名なクラシック曲がずらりと並んでいる。索引がわりに使うもよし、BGMとして使うもよしの作品。
モッズ・ムーヴメントの大御所、ザ・フーのBBCセッションを収録。1960年代のスタジオ・ライヴを中心に、彼らの代表曲やオリジナル・アルバム未収録のカヴァー曲などで構成されている。
原曲のピアノ版とラヴェル編曲のオーケストラ版とをカップリング。起伏に富んだスケールの大きなベルマンのピアノと華麗なオーケストレーションをたっぷり堪能できる、カラヤンの演奏との贅沢な競演だ。
1972年にトランスアトランティックから発表された3rdアルバム。強靭なギター・リフを中心にしたサウンドをベースに、アコースティックなアプローチで新たな一面も覗かせている。
注目を集める作曲家の1人といえる木下牧子。彼女が作曲した無伴奏合唱曲の数々を、浪速の鬼才、当間修一の指揮する大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団の感動的な名唱で味わう。
洗練された響きで編曲されているとはいえ、ムソルグスキーの特異な才能を見事に表出し尽くしたマルケヴィッチの演奏は、強く印象に残る。ゲヴァントハウスを掌握した、マルケヴィッチの爽快な演奏が楽しめる。
本書の原型となるものは2006年9月号の『アサヒカメラ』の本書と同タイトル「ONCE UPON A TIME」の特集で構成した8ページものである。一枚づつの写真にはそれぞれの「ものがたり」があり、それらを組み合わせることでまた違った新たな「ものがたり」が生まれてくるのではないか、という意図をこめて編集した。