本書は、(1)中国を社会主義に帰結させた過程を経済史的に分析し、(2)社会主義改造を中心とする中国社会主義経済の「生みの苦しみ」の過程を検討し、(3)さらに「改革・開放」政策の中国的試行過程を考察した。中国は、自らの社会主義実践をいかに総括し、社会主義建設における困難や矛盾をどのように乗り切ったか、中国社会主義建設史の現状分析試論である。
全世代型“介護教育”のススメ。年齢を重ねても介護が必要になっても幸せだと思える社会を実現するために子どもから高齢者まで「介護」を学ぶ場を広げていこう!
本書では、政権と村落秩序の両面から、中華人民共和国初期の農村社会を再検討する。中国共産党はどのようにして基層社会における政権を確立していったのか。中国の「村」はどのようにして現在の「村」となったのか。「村」の相対化を通じて、中華人民共和国初期の政策が農村社会に与えた影響を分析するとともに、当時の基層社会の在り方を明らかにする。
住まいを変えれば、日本は変わる。木造密集住宅地の地域社会圏化9ページを加えた決定版!
粒子加速器、オンライン空間、新型コロナウイルス感染症、再生エネルギー、カーボンプライシングー。国際社会が協力するべきフィールドで今、なにが起きているのか。
「地積規模の大きな宅地の評価」によるケースの解説を補充した好評シリーズ第6弾!!「借地権」から「利用価値が著しく低下している土地」等々の14事例を通して評価項目や土地法制の理解も深まる!!
≪本誌の特長≫
◆リハビリテーション科医ほか関連各科の医師、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など、リハビリテーションに携わる医師とスタッフのためのビジュアルで読みやすい専門誌!
◆リハビリテーション領域で扱う疾患・障害を斬新な切り口から深く掘り下げつつ、最新の知識・情報を紹介。臨床でのステップアップを実現する、多彩な特集テーマと連載ラインナップ!
≪特集テーマの紹介≫
●高次脳機能障害の患者は、ADL(日常生活動作)においては自立していても、記憶障害や注意障害、遂行機能障害、感情障害の影響で学業や職業、再就職などの社会的な復帰が困難となるケースがある。
●本特集では、こうした高次脳機能障害に関連する社会生活上の課題に対処するために、外来と他機関との連携や、就労継続支援、自動車運転支援、スポーツへの参加支援などさまざまな支援やアプローチを紹介。
●高次脳機能障害への多面的な方法を知ることで、認識拡大や各施設の活用増加に寄与することを期待した一冊。
【目次】
特集にあたって
リハビリテーション科外来からの支援
高次脳機能障害支援センターからの支援〜通所教室で医療と地域をつなぐ〜
自立訓練施設からの支援
就労移行支援施設からの支援
自動車運転に対する支援
高次脳機能障害者に対するスポーツへの参加支援
コラム:高次脳機能障害に対するリハビリテーション活動の地域差
座談会 災害リハビリテーションの普及にむけてーJRATの取り組み
■新連載
知っていてほしい義肢装具とその実際
1.治療用装具と補装具の違い
■連載
巻頭カラー デザインが拓くリハビリテーションの未来
7.体内植え込み型治療機器 髄腔内薬剤投与ポンプシステム:ITB療法
ニューカマー リハ科専門医
高嶋俊治
知っておきたい神経科学のキィワード
21.脳機能結合
認知症の基礎知識とリハビリテーション
5.認知症を合併した身体障害に対するリハビリテーション治療
リハビリテーション医療における安全管理の一工夫
II.回復期リハビリテーション病院における安全管理:3.急変に備える院内体制と院外連携
リハビリテーション診療におけるEvidence-Based Practice
7.Evidence-Based Practiceとシステマティックレビュー
地域リハビリテーションの現状と今後
2.都道府県支援センターにおける地域リハビリテーション(岩手県)
リハビリテーション医学・医療の歴史秘話“あの時なにが?”
11.日本リハビリテーション栄養学会
現在の水問題の全貌が一目瞭然でわかるアトラス!この新版では100点以上の地図やグラフとともに、こんにちの世界が水をより適切に管理するために直面している課題をすべてとりあげる。
私たちの手で公民館を!学び、文化活動、子育て、まちづくりのプラットフォーム。公民館づくりの軌跡。
三重は自然環境や地政学的位置により、求心力・醸成力・発信力に基づく特有の地域像を形成した。その地域像の大きな特徴である人・モノ・情報・文化の流れを、政治・経済・文化などさまざまな視点を通じて執筆者それぞれの研究テーマから研究し、新たな三重の歴史的地域像を探る。
・適応障害(適応反応症)は、単なる適応不全を指すものではなく、ストレス因と症状の発現・消失との時間的因果関係を診断要件とする。ストレス因がもたらす反応は精神面だけではなく、身体面にも現れる。
・適応障害(適応反応症)は、ストレス因に比べて心身への反応が重篤な現れ方をし、その結果として職業、学業、家庭などでの活動に大きな支障をきたすが、ストレス因がなくなれば症状も軽快するという特徴がある。
・ストレス因に対する適切な対処が、適応障害(適応反応症)の予防やメンタルヘルスの維持・向上につながる。本特集では、適応障害の診断や治療戦略のほか、さまざまな領域における予防と対策についても論じている。
■適応障害(適応反応症)の予防と対策
・はじめに
●【総論】
・適応障害(適応反応症)の概念と診断
〔key word〕適応障害(適応反応症)、ストレス因、うつ病
・適応障害と自殺
〔key word〕適応障害、自殺、自殺急増
・“適応障害”と診断されがちな“新型/現代型うつ”の治療戦略ーー“逃げたいこころ”への共感と理解を促す心理社会的支援
〔key word〕現代抑うつ症候群(新型/現代型うつ)、閾値下うつ、回避性パーソナリティ障害、自己愛性パーソナリティ障害、TACS-22
●【予防と対策】
・適応障害の文脈におけるマインドフルネス認知療法
〔key word〕マインドフルネス、適応、嫌悪、脱中心化
・子どもの適応障害のとらえ方と対応のあり方
〔key word〕環境要因、精神発達、ストレス因、適応反応
・進行がん患者における適応障害の予防と対策
〔key word〕サイコオンコロジー、demoralization、実存的苦痛
・産業現場における適応障害の予防と対策
〔key word〕適応障害、恐怖条件付け、発達障害、障害者差別解消法
・“職場のうつ”(適応障害)への対応策ーー精神科診断書による意見申述
〔key word〕職場のストレス、適応障害、過労、ハラスメント、権利擁護
●TOPICS 眼科学
・アルギニンメチル基転移酵素METTL23変異と正常眼圧緑内障
●TOPICS 小児科学
・子どものスクリーンタイム・神経発達・外遊び
●連載 医療システムの質・効率・公正ーー医療経済学の新たな展開(14)
・医師数の地域差と将来予測
〔key word〕医師数の地域差、医師偏在指標、医師数の将来予測、医師の高齢化
●連載 遺伝カウンセリングーーその価値と今後(4)
・遺伝医療における倫理的課題
〔key word〕生命倫理、医療倫理、臨床倫理
●FORUM 日本型セルフケアへのあゆみ(22)
・がん在宅療養における医療的ケアと薬学的ケア
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。