P.シュトレヒトリーム「ドイツ債務法の発展とヨーロッパの法近似化」,岡孝「目的物の瑕疵についての売主の責任」他を収め,「ドイツ債務法現代化法」試訳を付す。
キャサリンと浜口は、資産家の未亡人・水尾マユから夕食に招待された。マユと三人の養女、お手伝いの女性との賑やかな晩餐の最中、養女の一人が毒死した。莫大な遺産を巡る骨肉の争いの幕開けか!?さらに、マユの息子を名乗る男が現われ、屋敷に同居を始めると、第二の惨劇が…。キャサリンと浜口が辿り着いた意外な真相とは。
父親は、あの台風の三日後、家から消えた。「畜生、俺は負げねぇ」綜一は光を求め駆け出した。最新書き下ろし。
本書は、初級中国語を終えた学習者を対象とした中級テキストである。新中国の歩みや現代中国の動きに重点を置き、解説している。
中世法学から見たホッブズ,ロゲリウスの『法解釈論』,レルミニエ『法史学入門』とその時代,ナンシーとバリバールにおける主権概念等を論じ,報告と討論を付す。
教育訓練やボランティア活動,プロ野球選手のパブリシティ権と著作権法の機能など,新たな道を切り開こうとしている労働組合の動きと,その今日的課題を解析する。
横浜の山の手に建つ豪邸で凄惨な殺人事件が起きた。被害者は家主の老女と、二人の男。男たちは暴力団構成員であることが判明したが、家主との関係は判らない。所轄本牧署の警部御手洗麗子が捜査に乗り出す。彼女は、一匹の猫を介して生前の老女と交際があった。捜査線上に浮かんだ凶暴な殺人鬼の影と深まる謎。血の報復を企む暴力組織の不穏な動き…。麗子の執念が真犯人を追い詰める。
わが国ではじめてのひきこもりの人たちの共同作業所ー心休まる場所づくりからみえてきた、心もようと、その展望。今や100万人ともいわれる、全国のひきこもりの人たちを勇気づける、多面的な実践報告。
高野は、末続や指導している50人ほどの選手全員と運命共同体だと言う。進路を悩み、最終的には東海大へ行って五輪を目指したいと決断してきた以上、彼らの将来の運命を担うわけだから、と。
会社法現代化の課題は何かーー「正当な営業上の目的」,「コーポレート・ガバナンス」,「インサイダー取引規制」,「少数株主の締め出し制度」をめぐる4篇を収録する。
ニュースキャスターの結城冴子は、大衆に人気のある女性政治家・白崎由貴子に激しいライバル心を燃やしていた。「あなたより先に、わたしが女性総理になってみせる…」。周囲からの要請もあって冴子は総選挙に立候補し、みごと初当選。同時に、外務大臣を更迭され、その後議員を辞職していた由貴子も、国会に戻ってきた。そこにやはり二代目代議士深城麗子もライバルに加わる。こうして、野望と権謀渦巻く政界の中で、ともに女総理をめざす三人の対決が始まった…。
智彦は、叔父から預かった封筒を約束の相手に渡した途端なぜか逮捕されてしまう。なんとか釈放された智彦の前に、突然現れた謎の探偵・鮎川。しかも、逮捕現場にいた絶世の美女が鮎川の変装だったと知り怪しさは倍増!なりゆきで、行方不明になった叔父を一緒に探すことになったのだけど…。いたずらにキスをしかけてくる鮎川に翻弄されつつ捜査を手伝う智彦だが、鮎川には別の目的があるみたいで-。
中東・中央アジア地域の国々では近年、政治・社会改革をめざす国内からの挑戦に直面し、また特に9・11以後はアメリカからの「民主化」圧力や体制変換要求に曝されている。にもかかわらず、アフガニスタンやイラクを除く多くの国々では、いまなお権威主義体制が存続している理由は何か。綿密な実証研究から明らかにする。
遺伝子情報を取り扱う場所での,倫理的・法的・社会的問題とは何か。遺伝子工学の発展を視野に入れて21世紀の課題を展望するとともに「法とは何か」を問い直す。
電力,ガス,電気通信など,公益事業分野における規制改革と競争政策のあり方について,経済・行政・法律の視点から論じ,「独立行政機関」の内容と特徴におよぶ。