かぜで寝ていると、友だちが雪だるまを作ってお見舞いにきてくれるおはなし、海水浴にきたりすの子が、海の水をおみやげに持って帰ろうとするおはなしなど、さらさらやさしいおはなしがいっぱい。
自由でありたいと思ったけれど、男になりたいなんて夢にも思ったことはない。自分が女であることを愛し、ほこらしく感じる女たちへ向けて、山口はるみが送るメッセージ。
本書は「数学専攻の学生だけでなく、工学系や教育系などの人達にも位相について知ってもらいたい」と考えて、できる限りていねいに書いた入門書である。具体的には、内容を位相のもっとも基本的な事項ー連続写像、位相同型、距離、距離空間、点列の収束、境界、開集合、閉集合、位相構造、位相空間、コンパクト、連結ーに絞り、これらの概念を最初に述べた幾何学的な動機に沿って説明することを試みた。そして最大値・最小値の定理と中間値の定理を位相空間の上で実際に証明する。
日本の代表的な童謡・唱歌は、明治時代の中期から昭和時代の初期にかけて大量に創作されましたが、戦意高揚のために作られた作品も少なくありません。本書では、次の世代に胸をはって歌い継いでいくことの出来る作品のみを厳選しました。
伊原ユリ、四十一歳。夫は目下入院中。中一の娘を抱え、人材派遣会社に勤めている。しかしそれは表の顔。実は彼女、ヨーロッパにある小国、ポメラニア共和国の女スパイなのだ。だが、ある日突然、共和国が消滅してしまう。ユリはその衝撃にもめげず、新入りの河本青年を従え、仕事先に向うが、途中、駅のホームで、何者かに突き飛ばされた。誰かが彼女を殺そうとしている!!謎の敵とユリの闘いが、始まった。ユーモアミステリーの傑作長篇。
かつて殺し屋集団としてその名を轟かせた、超過激な山瀬組の中核メンバーが、元組長の山瀬の呼びかけに応え、三十余年ぶりに再会した。般若組に追いかけられている少女を守るためだったが、過去を隠してひっそり暮らしていた彼らの血が次第に目覚めはじめた!自分自身に半旗を掲げながら、戦いに挺身する彼らだったが…。たった七人で全国最大規模の組織暴力団に大胆な戦いを挑む、魂の老化を拒否した男たちの熱き物語。
自然と親しむ庭、寄せ植えデザインを提案。ガーデンケア、草花カタログ、グリーン&樹木カタログで構成。
目に見えないものに優しい目をもち、限りある命の尊さをうたう、私たちへのメッセージ。著者の詩の中から、春をイメージした詩ばかりを集めて詩画集にしました。
鎌倉・室町期から戦国期にかけて、「自由民」として中世社会に大きな地位を占めていたといわれる「道々の人」。彼らに敬われ、その強い組織力に守られつつ、時の権力に抗いながら己の信念を貫いた日蓮の生涯を、ドラマチックに描く。
古代からの文化が息づく淡路島。近代化の波、明石海峡大橋や縦貫道の敷設で日常が揺れ、そこに阪神・淡路大地震が襲う。激甚な震災被害を受けた島びとの暮らしはどうなるのか。農民文学賞の在地作家が、この現実を問い、果敢に挑んだ『日本農業新聞』連載の力作長編。
縄で束ねた蓬髪、彫りが深く浅黒い端整な顔立ち。六尺の長身と鍛えぬかれた逞しい肉体。村正の長物を帯びて栗毛の裸馬で各地を放浪する浪人・伊吹勘之助の用心棒稼業ー抗争に明けくれるヤクザや博徒を手玉に取り、悪代官に制裁を加え、果てはお家騒動に巻きこまれたりと伊吹勘之助の活躍を描いた連作四話。市川雷蔵主演:『赤い手裏剣』の原作となった大藪春彦唯一のハードボイルド時代小説。
本書は早春から春の、山菜・野草を使った68点の料理と、生長した野草の葉や花を夏野菜と合わせた、50点の夏の料理を紹介しました。