本書では、活断層から耐震設計までを一貫して記述。一般の技術者に“活断層調査から耐震設計まで”の現時点での流れを理解してもらうとともに、今後解明されるべき問題事項が、どこにあるかが認識できる。
若き歴史研究家が沖縄の海で溺死?だが、肺の中には真水が…。真相究明に乗りだした婚約者の前に立ちふさがる歴史の大断層-!!静岡 沖縄、2つの羽衣伝説!!長編歴史ミステリー。
本書は日本の逆断層型活断層を対象に、微小断層変位地形の発達状態を精査して、その活動履歴や地表における逆断層変位の進展過程を解明しようと試みたものであり、活断層研究の新たな展開期にあたって、変動地形学的研究の重要性を実証することを目的としている。
伝統誇る師団戦史。中堅師団の戦歴。日米開戦後の師団戦史。本土決戦師団一覧。戦車師団の戦歴。高射師団の戦歴。陸軍航空師団の戦歴。
1945年9月2日、日本は降伏した。そして、国の隅々まで高度の規律を保ち、降伏条件を遂行した。だが日本人自身は、敗戦によって茫然自失に陥り、自尊心まで灰燼に帰したと錯覚してしまった…。戦時国際法の第一人者が読み解く「降伏」「戦争」「国際社会の現実」。
文学・芸術作品をとおして「死」を哲学的に考察する。
著者の経験と三年前に暴力団組長を引退した塩野五郎氏に密着取材をして作られた一冊。ヤクザ社会に身を置きながら、やがて更生した男の人生劇場である。
西暦二〇〇〇年は、「アメリカ・ルネサンス」を代表する作家の一人、ナサニエル・ホーソーンの『緋文字』一五〇周年に当たり、この名作が読みつがれてきたわが国でも、それを記念する様々な企画が試みられている。わが国のホーソーン研究者たちを擁する日本ナサニエル・ホーソーン協会でも、その全国大会で『緋文字』を読み直すシンポジウムが開かれ、また、その会員たちの総力を結集した記念論文集の出版にむけて、刊行委員会が設立され、『緋文字』を多角的に論ずる論文の投稿を会員たちに呼びかけ、この記念すべき年までにわが国における『緋文字』研究の到達し得たレベルを内外に示すことにした。そのようにして寄稿された論文は、刊行委員会の委員たちの間で慎重に査読され、その査読をふまえた討議を重ねて、選びぬかれた九篇の論文を集めたものが本書、記念論文集である。
本書では誰でも1レース4〜5分もあれば時間は充分に足り、システムのルールに従い買い目がだせ、後は売場で馬券が的中するように祈りながら購入すればよいように工夫してある。
地震予知といえば東南海地震だが、阪神大震災をもたらした兵庫県南部地震はタイプの違う直下型。そもそも地震はどうして起きるのか?プレート型と直下型は何が違うのか?予知はできるようになるのか?地震が起きやすいのはどこか?日本列島で繰り返し起きてきた地震がいつまた起きるかは予知できないが、「ここからあそこまでの線に沿って地震が起きる確率が高い」とは言える。場所はかなりわかっているのだ。自然のメカニズムから防災の知恵まで、活断層と暮らす方法を考える一冊。
そそり立つ断層の上で何が彼に起きたのか?‘疾走する今’を見つめる企業ミステリー。ITソフトコンテンツの新企業を舞台にくりひろげられる、男たちの闘い。
救助や救援の鍵を握っていた人物の内面では何が起きていたのか?語られざる空白部分を解き明かし、“震災とは何か”を問いなおす渾身のドキュメンタリー。
住民の八十パーセントが歴史と伝統のある浦島重工業の関係者で占められる浦島市では正社員、工員といった身分差別がいまだに厳然とあった。工員の子として育った木原高志も不当な差別の中で少年時代を過ごすが、抜群の成績で超難関の正社員登用試験に合格する。木原は怨念を晴らすかのように出世街道を目指し、副社長令嬢との結婚話も進む。しかし、木原の応援団長をかって出て貴重な情報を提供してくれた同じ総務課の女子社員が事故死し、身近に次々と不審な陰が…。
突然の弟の死…。しかし、本当に自殺なのか?謎を追う山川幸一と横山里子の前に、次々と新しい犠牲者が…。そして、幸一も殺人者の濡れ衣を着せられてしまった。米の生産販売組合をめぐる贈収賄事件をバックに展開される不可解な連続殺人の数々。