7人編成のブラス・バンドによる、結成15周年を記念したベスト・アルバム。ファンク、ソウル、ラテンなどを混ぜ合わせたインストが楽しめる“BBBB SIDE”、トータス松本、RIP SLYMEらとのコラボレーション楽曲を集めた“COLLABORATION SIDE”の2枚組。
1. さくら/高野健一
2. 母賛歌/Metis
3. この星空の彼方/岡本真夜
4. 雨ニモマケズ/宇佐元恭一
5. はるじょおん ひめじょおんー野生の花ー/イルカ
6. 人生に乾杯を!/コーヒーカラー
7. 22才の別れ/風
8. 妹/かぐや姫
9. しあわせ運べるように/Cooley High Harmony
10.野に咲く花にように/Gackt
11.紙のピアノ/Natsumi
12.雪舟/きくち寛
13.天国の門/キム・ヨンジャ
14.ロード/THE虎舞竜
15.千の風になって/すずかけ児童合唱団
全15曲収録
俳優だけでなく歌手としても大人気の松平健だが、その二つを合体させた異色のアルバム。松平健が刑事、シェフなど11の設定で歌い、なんと演じたショート・フィルム収録のDVDまで付いている。聴きものは師匠である勝新太郎に捧げたであろう「座頭市子守唄」!
10代の引きこもり体験を元に心の内を歌った「Hana」で2007年11月にデビューした女性シンガー・ソングライターの1作目。3枚目のシングル「ロード」のアナザー・ストーリー「届かない想い...」ほか森田童子の「ぼくたちの失敗」など、心に迫る曲を伸びやかに歌いきった。
沖縄をテーマにしたコンピレーション・アルバムのベスト・オブ・ベスト。ここに収録されているのは、どれも島の香りを感じさせる優しさに満ちた名曲ばかり。心を開放したい時、仕事の疲れを癒したい時に最適の一枚だ。
澄んだ唄声の山本容子とゲーム・ミュージックのコンポーザーだった前澤ヒデノリのユニット、レインブックのファースト・アルバム。「雛罌粟の丘」の詞を除き、全曲山本作詞・前澤作曲で、奇をてらうことのない言葉とメロディと言葉の絡み合いが心穏やかな世界を生み出す。
今どきの豪華絢爛なカヴァー企画と較べると、明らかにアリモノ流用っぽいバックがなかなかに哀愁を誘う、けっこうチープな企画の全9枚。しかし、聴く側にとっては歌い手のエンタテインメント度数を真正面から問う楽しみもあるし、あらためてカラオケのレパートリーを考えるにも一興だ。こういう内容では歌心云々以前に、美声でグイグイ押してくるタイプの男性歌手にアドバンテージがあって、なかでも細川たかし、新沼謙治の2枚は内容面も含めて面白い。冠二郎のストレートな巧さもいい。ブックレットは歌詞のみ掲載。
歌のうまさは天下一品、唯一無二なのだが、取り上げられている楽曲が昭和初期の流行歌や軍歌などが中心となっているため、かなり世界観がディープ。38曲通して聴くと、軽く眩暈を感じる。美空ひばりの凄さと歌謡曲の奥深さを同時に体感できる。
加藤和彦、坂崎幸之助によるスーパーユニット、和幸の2ndアルバム。かまやつひろし、鈴木茂、小原礼、林立夫といったミュージシャンを迎え、70年代ロックへのオマージュを込めた作品を作り上げている。