遺伝子工学を知らなくても、わたしたちはこの技術を利用した遺伝子診断キットやさまざまな治療薬、出生前診断サービスなどを使っています。さらに今後期待されるiPS細胞を使った治療も、この遺伝子工学を利用した治療なのです。本書ではこの遺伝子工学について、どういう技術かを基礎のキソから解説するとともに、その可能性について紹介していきます。
どんな仕事でも、大切なのは、「常識」にとらわれず、本質をつかむこと。第一線で活躍する科学者たちは、どのような視点でものを考えているのか。「禁断」の進化論から自然に学ぶテクノロジーまで、さまざまな分野の科学者たちの生き方、考え方を紹介。『絶対音感』『セラピスト』の著者による東工大での人気講義をまとめた一冊です。
1 生物はなぜ光るのか 下村脩の研究人生
2 感染症にかける ゲスト 山内一也
3 偉人伝から遠く離れて マリー・キュリーと弟子・山田延男
4 原子核物理から心理の道へ ゲスト 佐々木玲仁
5 遺伝子工学と知らないでいる権利 ウェクスラー家の選択
6 禁断の不均衡進化説 ゲスト 古澤満
7 実践ショートショート 星新一と要素分解共鳴結合 ゲスト 江坂遊
8 空白の天気図と観測精神 広島地方気象台と猿橋勝子
9 二つの大震災から見えたもの ゲスト 石田瑞穂
10 ひとはなぜ回復するのか 中井久夫と統合失調症の寛解過程論
11 イリュージョンと脳の可能性 ゲスト 柏野牧夫
12 生物模倣のテクノロジー ジャニン・べニュスとバイオミミクリー
典型画像から非典型画像、鑑別疾患画像まで、収録画像550点以上。
本書を読むにあたって
傾向と対策
◆論文試験頻出テーマ
1. 行政の役割
2. 公務員像
3. 住民サービス
4 情報化
5. 高齢化と長寿社会
6. 少子化と人口減少
7. 子どもへの支援
8. 環境問題と資源
9. 地方の経済と未来
10. 地域おこし
11. 災害対策
12. リスク社会と感染症
13. 国際化と移民社会
14. 貧困と社会の分断
15. ジェンダーと多様性
16. 抽象課題
17. グラフ・データ問題
■書き方の基本
■論文出題例
現在、年間1000種の野生動物が絶滅しており、そしていったん絶滅した生き物は二度と地球上にもどることはない。
乱獲、生息地の分断、幼獣の食害、生息地環境の劣化・・・さまざまなシナリオで人間は動物を絶滅に追い込む。
野生動物を絶滅から救うために、我々は何をすべきなのか。
野生動物を「喰らう」問題、「装う」問題、そしていかにして野生動物を絶滅から救うかについての方策とよりどころとなる思想について多角的な視点から論じる。
序章 絶滅危惧動物とヒトーかかわりあいの歴史と文化 秋道智彌
第1部 絶滅危惧種を喰らう
第1章 「隣人」としてのゾウーバカ・ピグミーのゾウ肉タブーから読み解くヒト社会の進化史的基盤 安岡宏和
コラム1 メコンのシンボル「プラー・ブック」の危急と活用 秋篠宮文仁
第2章 ジュゴン猟をめぐるトレス海峡諸島民と生物学者たち 松本博之
コラム2 センザンコウの肉とウロコ 大石高典
第3章 凋落する大衆回遊魚ーサケとウナギ 森田健太郎・黒木真理
コラム3 フカヒレ狂騒曲 鈴木隆史
第2部 絶滅危惧種の商品化と文化化
第4章 ウミガメはなぜ減少するようになったのか? 亀崎直樹
コラム4 フウチョウに倣って着飾るダンサーーパプアニューギニア西部州クボの事例から 須田一弘
第5章 ホッキョククジラを守りながら食べるー北極海の先住民捕鯨 岸上伸啓
コラム5 薬となって滅びる動物ー犀角に群がる人びと 北出智美
コラム6 イルカ漁をめぐる三つの局面ー自然科学と環境保護と伝統文化 竹川大介
第6章 宝石サンゴー限りある資源と限りなき欲望 岩崎望
コラム7 鯨歯文化も絶滅するのかー捕鯨の副産物 内田昌広
第3部 絶滅危惧種の保全と利用
第7章 野生生物の違法取引と戦うーワシントン条約と日本 井田徹治
第8章 日本の「ゼロ絶滅」と「持続可能な利用」達成へのみちすじ 東梅貞義
コラム8 捕鯨は悪かーアンチ・スーパーホエール論 秋道智彌
第9章 絶滅危惧種を創る、護るー新たな絶滅要因、感染症によるパラダイムシフト 岡安直比
コラム9 チンパンジーを笑うヒトは滅びる 中村美穂
第10章 食べて守るか、食べずに守るか 松田裕之
コラム10 殺さずに末永く利用するー成功例ルワンダのゴリラツーリズム 井田徹治
終章 霊性の復権ー絶滅危惧種とのつきあい 秋道智彌
索 引
エプロンとマスク、いつ交換する?手袋はいつ装着する?いつ交換する?感染対策の基本、忘れていませんか。患者と自分を守るために、今日からできる感染対策を始めましょう。
“考えながら行う心エコー”“頭を使った心エコー”をコンセプトに心エコー検査の基本から疾患別の検査ポイントまでを簡潔にまとめた大好評書が遂に改訂!一層みやすい心エコー像へアップデートし,新しい指標や重症度評価も反映している.これまでどおり病態や所見の把握に結び付くシェーマを豊富に掲載.知りたい所見や計測値,症候からどこを検査すればよいか,診断の決め手をスッキリ解説.研修医,検査技師にオススメの1冊.
本書は、国際化を踏まえた食品衛生上の諸問題を、実務者の方々に比較的平易に書いていただいたものである。
●研修医、非専門医に向けて消化器診療のイロハをやさしく教えます!
●症状、疾患、薬剤の3章構成で、臨床で必要な要点をしっかりカバー
●全ページ箇条書き・読み切り型だから、必要な情報がサッとわかる
●特に薬の使い方が詳しく解説されているので薬剤師にもピッタリ
診療科を問わず、消化器症状に出くわす機会は多いもの。専門医がどんなロジックで診療にあたっているのか、実臨床で使える知識をわかりやすく伝える本書は、研修医や非専門医、さらに消化器病棟を担当する薬剤師・看護師にとって役立つポイントが満載です。自信をもって消化器診療にあたれるようになるための、1冊目の教科書です。
第1章 症状編
1 腹痛
2 胸やけ
3 下痢・便秘
4 吐血・下血
5 悪心・嘔吐
6 腹部膨満
7 黄疸
第2章 疾患・病態編
1 消化性潰瘍
2 急性胃炎
3 H. pylori感染症
4 胃食道逆流症(GERD)
5 機能性ディスペプシア(FD)
6 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、Crohn病)
7 感染性胃腸炎
8 B型肝炎
9 C型肝炎
10 肝性脳症
11 腹水
12 非アルコール性脂肪肝炎(NASH)
13 胆石症
14 急性膵炎
第3章 薬剤編
1 消化性潰瘍治療薬
2 H. pylori除菌薬
3 胃腸機能改善薬
4 5-アミノサリチル酸(5-ASA)製剤
5 免疫抑制薬
6 TNF-α阻害薬
7 核酸アナログ製剤
8 直接作用型抗ウイルス薬(DAA)
9 タンパク分解酵素阻害薬
10 制吐薬
11 便秘治療薬
「この患者にとって今,最もふさわしい選択は何か」と悩むあなたへ.集中治療・ICUにおける診療・管理に関して論争のある問題について,エキスパートはどのように考え,対応しているのか明快に解説します.単なる最新の知見の紹介にとどまらずエキスパートの経験・積み重ねた思考をもってcontroversialな疑問に正面から答える本書は研修医,現場で活躍する集中治療医,ICUスタッフに必ず有用な一冊です.
日本にはヒグマとツキノワグマが生息するが、なかには人間との軋轢問題から絶滅が心配される地域個体群が存在する。人間とクマとの共存をめざして、生態学、生理学、獣医学、保護管理など、さまざまな分野の最前線で活躍する研究者が書き下ろした「クマ学」の決定版!
新装版刊行にあたって(坪田敏男・山崎晃司)
はじめに(坪田敏男)
序章 クマの生物学ーークマという生きもの(坪田敏男)
第1部 ヒグマ
第1章 採食生態ーー環境の変化への柔軟な対応(佐藤喜和)
第2章 行動圏と土地利用ーートラジロウの追跡を中心に(青井俊樹)
第3章 個体群と遺伝的変異ーー遺伝的多様性からみた地域個体群の保全(釣賀一二三)
Topic-1 DNA多型解析による血縁関係推定(伊藤哲治)
第2部 ツキノワグマ
第4章 行動ーーこれまでの研究と新しい研究機材の導入によりみえてきたこと(山崎晃司)
第5章 食性と生息環境ーーとくに果実の利用に注目して(小池伸介)
Topic-2 安定同位体比解析による食性履歴の推定(中下留美子)
第6章 個体群の成り立ちと遺伝的構造ーー東日本と西日本を比較する(大西尚樹)
第7章 高山帯・亜高山帯の利用ーー北アルプスに生息するツキノワグマの生態(泉山茂之)
第3部 ヒトとクマの共存
第8章 クマの保全生態学ーー共存の論理(大井 徹)
Topic-3 食痕を用いた加害個体の特定(斎藤正恵)
第9章 クマの保全医学ーー麻酔・繁殖・感染症(坪田敏男)
第10章 ヒトとクマの関係ーー民俗学的考察(田口洋美)
第11章 ヒグマの保護管理ーーヒトとヒグマの軋轢とその対策(早稲田宏一・間野勉)
Topic-4 知床半島における管理対策への取り組み(葛西真輔)
第12章 ツキノワグマの保護管理ーーツキノワグマをめぐる社会的課題とその対策(横山真弓)
おわりに(山崎晃司)
ネズミ類研究の最前線ーー多様性や進化研究のモデル動物として注目されるアカネズミをはじめ,琉球列島のケナガネズミやトゲネズミ,人間とのかかわりが深いハツカネズミ,ネズミ類が媒介する人獣共通感染症など,気鋭の研究者たちが多様で興味深い研究内容を紹介する.
はじめに(本川雅治)
序 章 日本のネズミ(本川雅治)
I 進化
第1章 日本のネズミの起源(佐藤 淳)
第2章 日本のネズミ化石(西岡佑一郎)
第3章 アカネズミの形態変異(新宅勇太)
第4章 アカネズミの集団史と進化(友澤森彦)
II 生態・生活史
第5章 アカネズミの採餌行動(島田卓哉)
第6章 アカネズミの社会行動(坂本信介)
第7章 実験動物としてのアカネズミ(越本知大)
第8章 琉球列島のネズミ類(城ヶ原貴通)
III ヒトとネズミ
第9章 ハツカネズミの歴史(鈴木 仁)
第10章 ネズミ類が媒介する感染症(新井 智)
終 章 これからのネズミ研究(本川雅治)
近年、企業が従業員の健康管理を経営的な視点で実践し業績の向上へ結びつける「健康経営」という経営手法が注目されています。
しかし、新型コロナウイルス感染症の流行は、個人の行動様式や企業での働き方を変容させ、さらに「従業員の健康」と「企業の業績」の双方に直接影響を与えうることから、今後は健康経営の在り方も見直しを迫られると考えられます。
「ポストコロナ」における社会の変化を踏まえた上で、改めて健康経営について、具体的な対策と考察を展開し、求められる企業と医師の関係にも言及します。
第一章 健康経営とは
第二章 健康経営の具体的対策1 感染症
第三章 健康経営の具体的対策2 生活習慣病
第四章 健康経営の具体的対策3 メンタルヘルス
第五章 ポストコロナの企業─医師関係
900点以上の画像とともに病理を学べば、脊椎脊髄診療は発見に満ちている !
脊椎脊髄疾患は、日常生活動作に重大な影響を与えます。医学の進歩により、診断所見、分子・遺伝子レベルでの病態の把握、治療法の開発が進み、これらを総合的に理解して脊髄の変化を正確に捉えることが求められています。しかし現在まで脊髄の病理に特化した専門書はないのが現状です。われわれは剖検時、「発生から老化まで」を合言葉に、人生において生じてくるさまざまな脊椎脊髄疾患の病態の理解のため、ほぼ全例で脊髄の検索を行ってきました。脊髄はその全長を脊柱管に囲まれ、慣れないと剖検において採取することが困難であり、神経病理を専門としない一般病理の分野では検索することが少ない臓器です。本書では上部頸髄から馬尾に至るまで、硬膜を破らず、後根神経節を含めて採取する脊髄採取方法について、初心者にもわかりやすいように紹介しています。脊髄の検索では、頭蓋内病変、脊柱管を構成する椎骨とその周囲組織、全身臓器の病変との関連で行う必要があり、単に脊髄を採取するだけでは疾患の正確な理解ができないことに留意すべきです。
本書は三輪書店が刊行している「脊椎脊髄ジャーナル」で好評をいただいた連載カラーアトラス「脊髄の病理」に約8年間にわたって掲載された内容を基本として作成しました。
脊髄の病理の理解は、脳神経内科、脳神経外科、整形外科、小児神経科、放射線科、病理科の医師のみならず、医学部の学生、患者の看護、リハビリテーションにかかわる看護師、理学療法士、作業療法士などの方々にも必要です。本書が脊椎脊髄疾患の臨床、病理、基礎研究に携わる方々に参考になれば、著者として大変うれしく思います。