「自由に生きたい!」北海道の保守的な家庭を飛び出し、駆け落ち同然で結婚。お金もなく頼る人もいない中で、二人の娘、まりとなおみをプロのテニス選手にする夢が生活のすべてでした。光の見えないトンネルを走り続けて、今、思うこと。
「夫としてはたぶんもう好きじゃないんだよね」。三十六歳で結婚をしてから十年を迎える年の正月、お雑煮を食べながら森子は祐一に告げた。別に嫌いになったわけじゃない。親友としてなら、好き。けれどももう一緒にはいたくない。戸惑う夫を尻目に森子は一人暮らしの準備をし、離婚の手続きを進めようとするー。恋とは結婚とは、一体何なのか。女性の心に潜む本音が共感を呼ぶ長編小説。
南北アメリカ大陸縦断のあと、欧州最北端からアフリカ南端喜望峰まで、43,780キロを1,278日間で縦断。ヨーロツパ36カ国、アフリカ25カ国。
ノーラの世界での役割を終え、故郷からも戻ってきた幸助は骨を埋める場となる異世界に帰ってきた。幸助にとっては久々に会うエリスやウィアーレとの再会を喜ぶ。やがて、ベラッセンへと足を運び、ケリュトンたちと一緒に廃墟となった村に墓参りに行く。次にリッカートにも向かい、発明の手伝いをすることにもなった。また、シズクが武闘大会に参加することを聞き、大会の陰で起きた騒ぎにナガレが動き、幸助も微力ながら力を貸すことになる。そして、帰郷したウドリガから騒動解決を頼まれることになるのだったー。大人気シリーズがついに完結!竜殺し・幸助は異世界でどのような結論を出すのか!?見逃せない感動の最終巻!!
三谷さんの「定番」。コプコ社の鋳物鍋、辻和美のグラス、スイス製のピーラー、アンティークの薬缶、岡澤悦子の半磁器リム皿、みるっこ、角偉三郎の合鹿椀…心地いい暮らしに寄り添う「モノ」とは?
「暮しの手帖」編集長、そして、文筆家・書店店主である著者が、迷いながらも辿り着いた、愛着品100選。日々を豊かにする、100品の随筆集。書き下ろしエッセイ100篇・撮り下ろし写真100点。
変わらない友人たちの温かさと、思いがけない出会いが結ぶ縁。新しい渦に飛びこんではじめて知った、自分を越えた先の果てしのない自由。日記エッセイ第8弾。
塔での目的を達した幸助。塔を管理する長に呼び出される。金の門に入った者は初めてで、どのようなところかなど、色々と話を聞きたがった。幸助が口ごもると、長は交換条件で聞きだそうとする。幸助はしつこく誘う他の塔の利用者たちを職員側でおさえてくれるようにと条件を出した。そして、利用者たちの希望を叶えると見せかけ、手合せを行うことになる。一撃でも幸助に入れたら仲間になるという条件で模擬戦大会は始まり、幸助は百人以上の挑戦者を叩きのめす。挑戦者たちの心を折った大会のおかげで、平穏な生活を送れるようになった幸助。彼のもとには、新たな客がやってくるのだがー。新章・第3弾!
ローラとアルマンゾのふたりは、遂に結婚をして、新たな人生を。21世紀の現代に、新訳でおくる「大草原の小さな家」シリーズ7・最終巻。
本の世界から脱出した幸助はノーラに導かれ、さらなる異世界へとやってきた。ファルガという未知なる生物退治を期待されたのだが、出会った異世界の人の話によると既に幸助と同じように導かれてやってきた者がいるらしい。突然ファルガの襲撃に遭い、幸助はファルガと相対することになる。そして実力を認められた幸助は、秘密裏に目的を果たすことになる。動き出した幸助は、この世界でも弟子を得た。そして人々を救うためにファルガを叩き斬っていく。大人気シリーズの書き下ろし分の新章第2弾。幸助が新たに異世界でも大活躍。姫をはじめ新しい出会いが新展開を導いていく。
大人気のアートアドバイザー奥村くみが、アートのある生活のすばらしさを提案!眺めて、読んで、飾って。いく通りにも楽しめるアート写真集のような1冊。
そこにある現実、そこにある思い、そこにある言葉ー一人の取材者として、一人の人間として、震災と向き合ってきたディレクター、カメラマンが描く、「あの日」からの時間、「あの日」からの人びとの姿。
著者は、この裁判に、今まで公開されたことのなかった資料によって光をあて、被告人である王妃と告発者たち、彼らの恐れ、勇気、確信、幻想、そして憎しみを描く。この裁判は、革命の転換点のひとつであっただけでなく、恐怖時代の一つの頂点を画した。男と女、徳と裏切り、平等と特権、フランスとヨーロッパ、共和制と王制を映す鏡でもあった。未公開資料をもとに、王妃最期の3日間をドラマティックに描く!