ホルクハイマー、アドルノ、ベンヤミン、ハバーマスらの精神の軌跡。21世紀初頭の時代史的地平に、その動線、変位と破断のアクテュアリティを照らし出す。
本書の意義は、21世紀の初頭における北海道の湿原の様相を記録にとどめておくことにある。2001年までのもっとも新しいデータを加え、さらに北海道の代表的な湿原における研究を深化させ、また一方では、今までにほとんど研究がなかった湿原に関しての情報を取り込んだ。
突如、わたしは“考える人”になった。想念が次々と頭の中をよぎる。虹色の思考ー。みずからの生の証として書きとめられた、のびやかな心の綴れ織り。
西洋の「神」とその残影=「自我」の主体構造に対する東洋の「空」あるいは「道」。本書の根底には、生きた個体の身体性と物質的素材に基づく視覚的システムによって、その間を橋渡しし、21世紀の新しい精神的支柱と社会規範を築こうとする問題系が潜在する。
本書は、鹿児島国際大学附属地域総合研究所の2000・2001年度機関研究「時代転換の諸断層」の研究成果である。今日、わが国は大きな転換期にあり、経済・社会が大きな激動期にある。地域の経済・社会もその影響を免れることができない。本書は、このような激動期の今日の諸状況を、鹿児島地域を中心として労働、社会、文化等について共同研究を行ったものである。
シリーズ『ユーラシア・21世紀の潮流』(二〇〇二年取材)は、「アフガニスタン空爆」(〇一年秋)と、迫り来る「イラク攻撃」(〇三年春)のはざまで揺れ動く中東、中央アジアのイスラムの現在を最前線で記録したものである。本書は、その報告としてまとめられた。
最も多くの戦死者、犠牲者を出した大正人の熱き思い。元特攻隊員が淡々と、かつ克明に綴る戦争の実相。
『「帝国」戦争と文学』は、満州事変〜太平洋戦争期に刊行された文学作品の単行本を精選し復刻刊行するものである。本書は永田美那子『男装従軍記』(一九三二年、日本評論社)の復刻である。
法曹関係者のための留学サポート!NYロースクールに留学した刑事法学者の多岐にわたる未知の留学情報を収録した記録で、今話題のロースクールや裁判員制、さらには司法取引など米国の刑事司法関連情報に加え、ブロードウェー、自由の女神、NY証券取引所などマンハッタン探訪も満載した楽しい滞在記録である。