文法や発音からしっかり学びたい人の入門書。韓国語の表現・語法をやさしくわかりやすく解説。系統的に学習できる用例解説と豊富なセルフチェック問題。
本書は、過去10年間にわたる全国マスコミ各社の入社試験問題の中から40社の国語関連問題を選び、綿密に分析したうえで約500題を精選しました。いずれも出題頻度の高いもの、典型的な出題形式をとるものです。解答の部では単に正解を載せるだけではなく、必要な解説や注意事項を付け加えました。
ナチスの戦争犯罪が裁かれた街ニュルンベルク。だがこの街はナチスの全国大会が開かれた光あふれる祝祭空間であると同時に、ユダヤ人強制移送の暗黒の舞台でもあった。大衆運動としてのナチズムを新視点から描く。
現代人の想像を超えた重厚な宗教的世界に満ち溢れていた中世社会。本書は、国家史の枠組みではとらえきれない宗教と社会との多様な関わりを北方史における地域社会に発見し、民衆の視座から多面的に考察する。
日本独特のメディア・紙芝居は、戦前・戦後の子どもたちに絶大な人気を博した。やがて、テレビの登場で姿を消していくが、その伝統はアニメーションに受け継がれていく。紙芝居の歴史に、メディアの劇的な変遷を見る。
日本の代表的な童謡・唱歌は、明治時代の中期から昭和時代の初期にかけて大量に創作されましたが、戦意高揚のために作られた作品も少なくありません。本書では、次の世代に胸をはって歌い継いでいくことの出来る作品のみを厳選しました。
己の生を言葉に残しているつもりが、実は言葉の中で生かされていた。数多くの美しい詞を歌い続けてきた著者の、十数年にわたる書き下ろしの詩を編んだ待望の詩集。
北海道・千島・樺太に暮らすアイヌの人びとは、周辺地域との交流の歴史のなかで多様な文化を創造した。日本・シベリア・北アメリカ・ヨーロッパの文化をも複合したその世界にわけ入り、アイヌ文化とは何かを考える。
イギリスで古くから親しまれ、子供から大人まで楽しめるマザーグース。明治初期に日本に伝来し幾度かブームを巻き起こした歴史から、日本人の外来文化受容の特性と、21世紀の国際社会で生きるための可能性を探る。
女人禁制はなぜ生まれたのか。古来より山岳寺院や修験の山々は女性の参拝や修行を拒否してきた。今では女性差別とも見られる女人禁制を支えた思想背景を仏教教義や伝承に探りながら、日本人の穢れの観念を捉え直す。
南太平洋の島々で生きるポリネシア人の祖先は、アジアからのモンゴロイドだった。彼らはアジアのどこから来たのか。不思議な文様土器を持つ幻の民族ラピタ人とは。先史人類学の視点で描く、海の民の壮大な歴史ドラマ。
欧米列強の脅威の中で発展した日本海軍は、日清・日露戦争の難局を乗り越え、世界三大海軍国の地位を築く。なぜそれが可能であったのか。東郷平八郎、山本五十六ら提督の戦略に着目し、日本海軍興亡史を解き明かす。
源氏物語は当時の貴族社会の実状に準拠して書かれた。そこに描かれた婚姻制度や住宅から、貴族社会の実像を読み解く。また、物語が生まれた文化史的背景と、女流文学が主張する主体性確保を求めた平安女性の姿を描く。
古代から現代まで、各時代の家族の問題とは。時代を映す、さまざまな家族のかたちを探る。
東アジアの大変動期である5・6世紀、朝鮮半島から大量の渡来人が日本列島に移住してきた。畿内の有力豪族はなぜ彼らと結び付こうとしたのか。渡来系技術者の掌握をめぐる諸豪族の動向を探り、大和政権の実態に迫る。