明治維新後150年の日本のフェミニズムの歴史を,主要な人物や思想に焦点を当てながら,一貫した視点で書き下ろしたテキスト。1970代以降を扱う後半は,フェミニストとしての著者自身の足跡をまとめる構成となった。絶筆となった「断章──2021年夏」も収録。
プロローグ 世界のフェミニズムの流れと日本
Part1 日本のフェミニズム その1 1868〜1970
第1章 「イエ」制度に抗した第一波フェミニズム
第2章 日本国憲法による男女平等保障の下で
Part2 日本のフェミニズム その2 1970〜
断章──2021年夏
1 2人のフェミニスト──山川菊栄と田中寿美子
2 ウーマン・リブの思想と行動
3 私とフェミニズム──懇話会から女性学へ
年表
中国、韓国、台湾、香港の4地域で沸き起こっているフェミニズム運動を一挙紹介。豊富な写真と当事者の寄稿が伝える、フェミニストたちの苦闘と創造力。あなたの知らないフェミニズム、あなたの知らない東アジアがここにある。
【目次】
●はじめにーー東アジアのフェミニズム・ムーブメント
●中国ーー草の根フェミニズムの登場
●韓国ーーフェミニズムの大衆化と亀裂、新たな挑戦
●台湾ーージェンダー平等への変革をもたらすエネルギー
●香港ーー暴力と闘う行動力と創造力
●4地域共通コラムーーセクシュアル・マイノリティ、オンライン・フェミニズム、戦時性暴力
●座談会ーーハッシュタグだけじゃ始まらない
●文献紹介
まえがきーーハッシュタグだけじゃ始まらない
中国ーー草の根フェミニズムの抵抗と創造
韓国ーーフェミニズムの大衆化と新たな挑戦
台湾ーージェンダー主流化を推し進めるエネルギー
香港ーー民主化運動の中のフェミニズム
コラム/座談会/読書案内
『小公女』のミンチン先生といえば、冷たく醜い悪役。そんな偏見にも負けず、女教師たちは高度な女子教育を大英帝国に広めていった。大冒険の光と影を描く。
ケアという概念の政治理論・法理論上の意義を解きほぐし、ケアという価値があるからこそ存続に値する社会、「ケア基底的社会」を構想する。
●著者紹介
池田弘乃(いけだ ひろの)
東京大学法学部卒業、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程満期退学。松山福祉専門学校、都留文科大学等の非常勤講師を経て、現在、山形大学人文社会科学部准教授。専攻は法哲学、ジェンダー・セクシュアリティと法。
序 フェミニズムから出発する
第1部 思想資源としてのフェミニズム
第1章 「個人的なことは政治的なこと」
性の公共性について
【補論】Brave New Equality? C・マッキノン『女の性、男の法』に寄せて
第2章 ハラスメントがセクシュアルであるとはどういうことなのか
第3章 人間観の問題とフェミニズム
第4章 リベラリズムに呼びかけるフェミニズム
第2部 ケア基底的社会へ
第5章 フェミニズムと法概念論との対話に向けて
第6章 フェミニズム法理論とマイナーな声
過少代表という問題
第7章 家族の法からホームの権利へ
【補論】婚姻制度再検討のためのノート
第8章 ケアを「はかる」ということ
第9章 ケアへの敬意
倫理から制度へ
参考文献
あとがき
索引
1910 年代後半、菊栄は「女われら」の自主自立を訴え登場した。
女性を性役割分業へと強制する男社会の告発、良妻賢母主義への論駁は、今日のフェミニストの主張にまっすぐにつながる。
はしがき 序章
1章 菊栄の生い立ち
2章 社会主義、フェミニズムへの関心、山川均との結婚
3章 山川菊栄のフェミニズム思想と反軍国主義
4章 山川菊栄の「帝国のフェミニズム」批判と階級社会批判
5章 社会主義女性思想と社会主義運動の展開
6章 労働組合婦人部論争と「婦人同盟」問題
7章 帝国のフェミニズム・植民地主義批判
8章 山川菊栄の時局・戦争批判
9章 「国体観念」呪縛、民衆と女性の生活の疲弊
10章 戦争抵抗者の生き残り戦略ー生活者の視点を貫く
11章 敗戦と山川菊栄
12章 非武装中立・平和主義・社会主義へ
その歴史と意義が2時間でわかる、著者初の総合的な入門書。
学校で習った「男女雇用機会均等法」や「男女共同参画社会基本法」。これらは、真の男女平等を実現するものではなかった? フェミニズムはなぜ生まれ、何を変え、何を変えられなかったのか。その流れを「四つの波」に分けてコンパクトに解説する。女性参政権、性別役割の解放、#MeToo……。過去を知り、自分の経験を再定義する言葉を手に入れるために。日本におけるフェミニズムを切り開き続けてきた第一人者が、多くの経験知とともにフェミニズムがたどった道のりを語る。
性差別のない21世紀を実現するために。
フェミニズムを様々なトピックで学ぶ必携の一冊!
* * *
女性たちが日以上生活の中で、「あれ?」と疑問に思うこと、
何気ない言葉や行為に抵抗を覚えること。
それはフェミニズムのきっかけになります。
「私が我慢すれば」と抑えこんでいた怒りや不満を、
いつかどこかにぶつけたくなるかもしれません。
でも、誰に、どうやってぶつけたらいいのか?
それを考えるためのヒントをくれるのが、フェミニズムです。
エッセンシャルワーカーとケア
オリンピックとセクシズム
インターセクショナリティ
Black Lives Matter
性と身体
中絶と性暴力
LGBTQ∔
#MeToo
フェミニズムの視点を身に着ければ、世界の見え方が変わる!
フェミニズムの歴史を読み解き、
物事を一歩引いて眺める視点を与えてくれる一冊
ーー芥川賞作家・李琴峰推薦
* * *
フェミニズムって何ですか?
フェミニズムの四つの波ーーフランケンシュタインから#Me Tooまで
フェミニズムにおける、性と生殖という”難題”
「個人の自由」の真の意味を、フェミニズムは問い続ける
フェミニズムに救われた二人の対話 清水晶子×長島有里枝
フェミニズムにも「インターセクショナル」な視点が必要な理由
現代カルチャーシーンとフェミニズム ドラマが教えてくれること
女性リーダーに見る次世代リーダーシップのあり方
性暴力を正しく理解するために
なぜ”ケア”は黙殺されてきたのか
真にヘルシーな性教育とは
問題山積、でも知るべき「結婚の不都合な真実」
スポーツにおけるセクシズム 清水晶子×井谷聡子
セックスワークはフェミニズムをどう捉えるか
フェミニズムから教育の多様性を考える
フェミニズムは「中絶」をどう捉えるか
「性」を支配するのは誰なのか
自立と”家族”をめぐって
小説で性への違和を描くこと 清水晶子×李琴峰
フェミニズムが恐怖を引き起こすのも無理はない、
連帯したわたしたちは危険なのだから。
フェミニストとして生きるということは、その言動で他人の喜びを奪い、うんざりさせる存在になることかもしれない。それでも闘おう、ともに。あなたの存在と身体で。現代フェミニズムの最前線で注目される書き手が、自身の経験と魅力的な言葉の数々で呼びかける、連帯への挨拶。巻末にフェミニストとして生きるための10の道具解説と、マニフェストを収録。
◎目次
イントロダクション フェミニズム理論を家に持ち帰る
第一部 フェミニストになるということ
第一章 フェミニズムはセンセーショナル
第二章 方向づけられることについて
第三章 わがままさとフェミニストの主体性
第二部 ダイバーシティ・ワーク
第四章 変革を試みる
第五章 質問の的となること
第六章 レンガの壁
第三部 結果とともに生きる
第七章 壊れやすいつながり
第八章 フェミニスト・スナップ
第九章 レズビアン・フェミニズム
結論その一 キルジョイ・サバイバル・キット
結論その二 キルジョイ宣言
訳者あとがき
謝辞
参考文献
人名索引
イントロダクション フェミニズム理論を家に持ち帰る
第一部 フェミニストになるということ
第一章 フェミニズムはセンセーショナル
第二章 方向づけられることについて
第三章 わがままさとフェミニストの主体性
第二部 ダイバーシティ・ワーク
第四章 変革を試みる
第五章 質問の的となること
第六章 レンガの壁
第三部 結果とともに生きる
第七章 壊れやすいつながり
第八章 フェミニスト・スナップ
第九章 レズビアン・フェミニズム
結論その一 キルジョイ・サバイバル・キット
結論その二 キルジョイ宣言
訳者あとがき
謝辞
参考文献
人名索引
今日のフェミニズム研究に不可欠な視点である「インターセクショナリティ(交差性)」を前面に押し出し、豊富な事例や広範な先行研究をふまえて政治理論の近代以降の基軸に異議を申し立てる、積年のフェミニズム研究の大いなる成果。
第一章 性別化された身体ーー挑発
セックスを解釈する
セックスを脱自然化する
第二章 ジェンダーを概念化する
ジェンダーの歴史をたどる
言語学からの教訓
ジェンダー、および身体化された差異の規制
性的二形性を混乱させる
セクシュアリティを脱自然化する
セックス、ジェンダー、セクシュアリティの関係性を精査する
生物学的還元主義者の説明
パフォーマティヴな連関
構造的説明
ジェンダーを錯綜させる
第三章 身体化=身体性を理論化する
人間本性
身体を人種化し、ジェンダー化する
ジェンダー化された人種化と植民地化
近代の身体化からポスト近代の身体化へ
結論
第四章 公的なものと私的なものを描き直す
正典とされてきた説明
構成的な矛盾ーーリベラルな家父長制
公/私二元論への現代的取り組み
結婚
セクシュアリティ
身体の商品化
第五章 国家と国民を分析する
西洋政治理論における国家概念
ジェンダー化された制度としての国家
国民と国家
国民国家における人種化、ジェンダー化、異性愛化
奢侈禁止法から服装規定へ
政治的統一体を標準化する
異性愛化
第六章 不正義の概念をつくり直す
正義と国家
国家の不正義
人種化
ジェンダー化された排除と危険
アイデンティティを無効にすること、現実を強制すること
ポストコロニアル的、帝国主義的介入
国家にもとづいて正義にアプローチすることの限界
社会変革を構想する
日本語版の読者へ
特殊性を深掘りする
フェミニズムがたどってきた道
架橋する
訳者あとがき
参考文献
人名索引
事項索引
著者・訳者紹介
貞淑という悪徳、“不真面目な”ヒロインたち、
不条理にキラキラのポストモダン、
結婚というタフなビジネス……
「男らしさ」「女らしさ」の檻を解き放て!
注目の批評家が贈る〈新しい視界がひらける〉本
・ジュリエットがロミオにスピード婚を迫った訳とは?
・フェミニズムと優生思想が接近した危うい過去に学ぶ
・パク・チャヌク映画『お嬢さん』の一発逆転!〈翻案の効用〉とは
・『マッドマックス』の主人公がもつケアの力と癒やし
・「マンスプレイニング」という言葉はなぜ激烈な反応を引き起こすのか……etc.
閉塞する現代社会を解きほぐす、鮮烈な最新批評集!
日本の〈近代家族〉論はここから始まった──フェミニズムから出発し、家族研究の新時代を切り拓いた名著の増補新版。
愛情で結ばれ男女の分業を前提とした近代家族はいかにして誕生したのか。視角と方法としての歴史社会学を駆使し、「家族」「出産」「育児」「フェミニズム」といった諸論点に果敢に挑んだ記念碑的著作。重要論文はそのままに、近代家族論争を経て「家族の戦後体制」論へと連なる同時期の関連論文を収録。新たに自著解題を付す。
ベストセラー『82年生まれ、キム・ジヨン』のチョ・ナムジュによる、夫と別れたママ友同士の愛と連帯を描いた「離婚の妖精」をはじめ、人気作家一二名の短編小説が勢揃い!「韓国・フェミニズム・日本」というお題の元に寄稿された、日本&韓国文学の最前線がわかる豪華アンソロジー。
社会理論としてのフェミニズムは,今まで何を成し遂げ,何が課題として残っているのか。グローバリゼーションと「第二の近代」という大きな社会変動に対応する方法とは。フレイザーの「第二波フェミニズム」批判への応答も必読。第一人者が描く次の一歩。
序 論
第1章 この50年,何が変わり,何が変わらなかったのか
第2章 フェミニズムを社会変動の中に置く
──第二波フェミニズムを生み出したのはどのような社会状況だったのか
第3章 グローバリゼーションは何をもたらしたか
第4章 グローバリゼーションと第二波フェミニズム
第5章 フェミニズム・ケア・福祉国家
第6章 追われる国の政治的分断とフェミニズム
第7章 これからのフェミニズムの方向を考える
ネオリベラリズムが蝕む女性たちの生
「仕事も家庭もあきらめないで、すべてを手に入れましょう」「欠点を受け容れ、粘り強く立ち直りましょう」「福祉に頼るのはだらしなさの証拠です」「あんなふうにはなりたくないでしょう?」--映画、雑誌、テレビにSNSと、至るところから絶え間なく響く呼びかけに駆り立てられ、あるいは抑えつけられる女性たちの生。苛烈な「自己責任」の時代を生きる女性たちに課された幾重もの抑圧をさまざまな文化事象の分析を通じて鋭く抉り出す。一九九〇年代以後のフェミニズム理論を牽引してきた著者の到達点にして、待望の初邦訳書。
トラウマ的な出来事を経験した人びとにとって、文学や文化は生きのびるための表現となりうるのかーー
多和田葉子、李琴峰、古谷田奈月、森井良、林京子、大江健三郎、岩城けい、小野正嗣といった現代作家の作品を丁寧に読み解き、物語を受けとるという営みとは何か、小説と読者が出会うとはどういうことか、それにクィア・フェミニズム批評はどうかかわるのか、自身の経験とときに重ね合わせながら文学や文化の力を見出していく。気鋭の研究者による、トラウマという語ることがむずかしい経験を語るために物語があるのだということを、そして何より新たな対話の可能性を信じるすべての人におくる、画期的な文学論。
今、この人の話していること、聞かないとだめじゃないかな。
耳を傾けるだけじゃなくて。体ごと傾けて。
ーー斎藤真理子(翻訳者)推薦
ー - - - - - - - - -
あなたに死なないでほしい。
家父長制、資本主義、天皇制に抗して、あらゆる生存のためになにができるのか、なにが言えるのか。金子文子やデヴィッド・グレーバーを参照軸に、アナーカ・フェミニストの立場からこのくにの歪みを抉り出す、ライター高島鈴の初エッセイ集。脈打つ言葉は、きっと誰かの心臓と共鳴する。
「どうせ生まれてしまったんだから、他人のために、少しでもこの世をマシな方向に動かそう。自分のために殺意を使うな。首にかかった手を外して、ゆっくりと社会に向かって拳を握り直そうではないか。いろいろなものに追い詰められて、布団の上に横たわったまま動けずにいる身体は、あなたの意志ひとつで蜂起に参画できる。私はあなたと、そういう戦いをしたいのである」(本文より)
◎目次
序章
第1章 アナーカ・フェミニズムの革命
第2章 蜂起せよ、〈姉妹〉たち
第3章 ルッキズムを否定する
第4章 布団の中から蜂起せよーー新自由主義と通俗道徳
第5章 動けない夜のためにーーメンタルヘルスと優生学
第6章 秩序を穿つーーナショナリズム/天皇制に抗する
第7章 儀礼から遠く離れて
第8章 死者たちについて
終わりに
初出一覧
序章
第1章 アナーカ・フェミニズムの革命
第2章 蜂起せよ、〈姉妹〉たち
第3章 ルッキズムを否定する
第4章 布団の中から蜂起せよーー新自由主義と通俗道徳
第5章 動けない夜のためにーーメンタルヘルスと優生学
第6章 秩序を穿つーーナショナリズム/天皇制に抗する
第7章 儀礼から遠く離れて
第8章 死者たちについて
終わりに
初出一覧
型にはめれば分かりやすい。でも、型にはめなければもっと深く分かる!
変えられない筋書きも、捉え直してみせる。アクション、ホラー、時代劇、アニメ……。フェミニズムが鋭く批判する家父長制の文脈だけでは語りきれない、女性キャラクターの自発性をどのように取り出せるのか。白雪姫もシンデレラも好きだったあなたへ送る、異色のフェミニズム批評。
フェミニズムの問いに向き合う哲学
近年盛り上がりを見せる「分析フェミニズム」の重要な論文を紹介。
分析フェミニズムは、英米系の分析哲学と呼ばれる潮流のなかでフェミニズムに関わるさまざまな問いに取り組む分野である。たとえば、「女性」概念をどう定義すべきか、性的なモノ扱いとはどういうことか 、マイノリティの声はどのように封じられるのか、トランスジェンダーの人々を抑圧するレトリックの根底にあるものは何か、といった問いが分析哲学の手法を用いて論じられている。
本書では、形而上学、認識論、倫理学の主要なトピックから、代表的な論文8本を選定。いずれも海外のフェミニズム哲学の授業で頻繁に購読されている必読論文である。
◆Part I ジェンダーとは何か?
1 ジェンダーと人種ーージェンダーと人種とは何か? 私たちはそれらが何であってほしいのか?(サリー・ハスランガー、木下頌子訳)
2 改良して包摂するーージェンダー・アイデンティティと女性という概念(キャスリン・ジェンキンズ、渡辺一暁訳)
◆Part II 性的モノ化
3 邪悪な詐欺師、それでいてものまね遊びーートランスフォビックな暴力、そして誤解の政治について(タリア・メイ・ベッチャー、渡辺一暁訳)
4 性的モノ化(ティモ・ユッテン、木下頌子訳)
5 イエロー・フィーバーはなぜ称賛ではないのかーー人種フェチに対する一つの批判(ロビン・ゼン、木下頌子訳)
◆Part III 社会的権力と知識
6 社会制度がもつ徳としての認識的正義(エリザベス・アンダーソン、飯塚理恵訳)
7 認識的暴力を突き止め、声を封殺する実践を突き止める(クリスティ・ドットソン、小草泰・木下頌子・飯塚理恵訳 )
8 なぜスタンドポイントが重要なのか(アリソン・ワイリー、飯塚理恵・小草泰訳)
編訳者解説(木下頌子)
出典一覧
人名索引
事項索引
優生裁判、AV新法、宗教右派などの動きをめぐり、排除・抑圧・対立の歴史をふりかえりながら、性と生殖の権利を捉え直す。
【特集】生と性:共存するフェミニズム
本書は、フェミニズムが大衆化時代を迎える中で、性差別と性暴力問題を「まともな」日常の政治として持続させるために、「#Me Too以降の運動」を考えるものだ。
すなわち、フェミニズムの持続可能な運動にするために、これまで「どんな困難があったのか」「何が足りなかったのか」「何をもっと思慮すべきか」という課題の解決を目指すものである。
日本語版序文 被害者中心主義を批判する理由 クォンキム・ヒョンヨン
はじめに 私たちは被害者という役割を拒否する クォンキム・ヒョンヨン
第1章 性暴力の二次加害と被害者中心主義の問題 クォンキム・ヒョンヨン
第2章 文壇内性暴力、連帯を考え直す 『参考文献なし』準備チーム
第3章 マイノリティは被害者なのか
--カミングアウト、アウティング、カバーリング ハン・チェユン
第4章 被害者誘発論とゲイ/トランスパニック防御 ルイン
第5章 被害者アイデンティティの政治とフェミニズム チョン・ヒジン
解題 本書をいかに「使う」か 影本剛
解題 「被害者性」という新しい文化・政治 ハン・ディディ
訳者あとがき