10代20代の若者に心のケアを必要とする「何か」が起こる。それは精神科由来の病気だったり、健康な成長過程に現れる内面の揺らぎだったり、家族歴や生活環境を背景として問題化したものだったりします。
このとき登場するのが支援者です。しかし、「他の年代のような支援はなかなかできない」といわれています。理由の一つは、制度と制度の狭間に落ちて利用できる福祉サービスが少ないこと、もう一つは心身ともに成長途上にある思春期・青年期へのかかわり方が現場で十分に技術化されていないことです。
そうした実情もふまえて、本書は「若者に特化した援助技術」を体系としてまとめています。若者支援でポイントになる7つのテーマについて「かかわり方の基本」を解説し、支援者がよく遭遇する場面は事例編として特設し、対応の流れを詳述しています。
【主な目次】
序章
第 1 章 専門機関につながる方法
第 2 章 本人とのかかわり方
第 3 章 家族問題への介入の仕方
第 4 章 経済問題への介入の仕方
第 5 章 居場所の確保の仕方
第 6 章 恋愛、結婚、出産への向き合い方
第 7 章 自立に向けた支援
事例〜状況別ケース対応
追記─若者の自殺
【著者情報】
西隈亜紀(にしくま・あき)
関西学院大学文学部卒業、日本社会事業大学大学院社会福祉学研究科博士前期課程修了。毎日新聞社に入社し、いじめや不登校、障害児教育、虐待などの教育・福祉問題を追いかけるなか、精神保健福祉に関心を抱き、臨床家への転身を決意。退職して精神保健福祉士の資格を取得し、精神科ソーシャルワーカーとして医療法人社団新新会多摩あおば病院に入職。2013(平成25)年、12年勤めた病院を退職し、心のケアを必要とする若者のためのグループホーム「キキ」を設立、現在に至る。特定非営利活動法人東京フレンズ理事長、日本社会事業大学非常勤講師。精神保健福祉士、社会福祉士、公認心理師。
第 1 章 専門機関につながる方法
第 2 章 本人とのかかわり方
第 3 章 家族問題への介入の仕方
第 4 章 経済問題への介入の仕方
第 5 章 居場所の確保の仕方
第 6 章 恋愛、結婚、出産への向き合い方
第 7 章 自立に向けた支援
事例〜状況別ケース対応
追記─若者の自殺
人間関係、性意識、自我の確立、社会への適応…安心して思春期を過ごすために。思春期は、ただでさえ大きな変化が訪れる時期。生きづらさが増すADHDの子どもへの対応策を臨床の第一人者が教えます!子どもと一緒に親も育ちあう一冊です!
【NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』に本田秀夫先生出演で大反響!】
ひと目でわかるイラスト図解
《講談社 健康ライブラリースペシャル》
【さりげないサポートで、ゆっくりと確実にできることが増えていく】
この本は、自閉症スペクトラムの子のソーシャルスキルを育てる本です。
「幼児・小学生編」に続き、「思春期編」と題して、
だいたい10歳頃から成人までの時期に必要なソーシャルスキルをまとめています。
「子どもがこれから思春期を迎えるので、準備をしておきたい」という人にも、
「今すでに思春期で、問題が起きているから解決したい」という人にも、
参考にしてもらえると思います。
【対応力を伸ばせる基本のスキル】
1. 人と意見を出し合う
2. 相談を習慣にする
3. 体調を管理する
4. お金の使い方を学ぶ
5. 進路を考える
【本書の内容構成】
〈1〉 思春期のソーシャルスキルとは
〈2〉 思春期の基本スキルは相談と自己管理
〈3〉 生活のなかで「支援つきの試行錯誤」を
〈4〉 親は黒子になってさりげなくサポート
〈5〉 成人期に向けて親も試行錯誤する
まえがき
思春期にはどんなソーシャルスキルが必要か
1 思春期のソーシャルスキルとは
2 思春期の基本スキルは相談と自己管理
3 生活のなかで「支援つきの試行錯誤」を
4 親は黒子になってさりげなくサポート
5 成人期に向けて親も試行錯誤する
発達障害・愛着障害・被虐待経験など,さまざまな理由で配慮が必要な人のトラブルにどう対処したらよいのか。
支援対象者とその支援者を,長きにわたり支援してきたトラブル対応の実務家である著者より,さまざまなトラブルへの対応を,紙上ワークショップ形式で学べる1冊です。
第1部「考え方編」では,練習をとおしてトラブルに関する考え方を,第2部「手続編」では,支援手続に関する基本事項と留意事項を示し,その後に,想定されるトラブルへの対処法,実際場面での支援の組み立て方が学べます。「約束」「言い聞かせ」「叱責」「愛着」「虚言」「暴言」「家庭内暴力」「いじめと非行」「性的逸脱行動」「LGBT」,実際の支援場面でつかえるコツと工夫が,ここにあります。第3部「実習編」では,学んだことを整理してください。本文中の各見出しには記号が付されています。迷ったり,振り返って確認したいときには,知りたい箇所がすぐに見つけられます。「読んでわかる,知ってできる」配慮が必要な人へのさまざまなトラブルに対処する“虎の巻”。
プロローグ
第1部 考え方編
練習1 カメのおはなし
練習2 ドロボウのおはなし
練習3 シニタクナルおはなし
考え方1 本書の対象
考え方2 「困っている人」と「困っていない人」
考え方3 「きっかけ」と「原因」
考え方4 トラブル対応の出発点
考え方5 支援としての対話
第2部 手続き編
第2部の緒言
手続1 復習
手続2 頑張り
手続3 必然性
手続4 補足
再考:肯定的フィードバック
手続き5 反作用への対応
*実際場面でのトラブル対応
1 約束を巡るトラブル
2 言い聞かせを巡るトラブル
3 叱責を巡るトラブル
4 愛着を巡るトラブル
5 虚言を巡るトラブル
6 暴言と暴力を巡るトラブル
7 家庭内暴力を巡るトラブル
8 いじめと非行を巡るトラブル
9 性的逸脱行動を巡るトラブル
10 LGBTを巡るトラブル
第3部 実習編
エピローグ
「家庭」「学校」「友だち」「性格・メンタルヘルス」「問題となる行動、困った行動」。子育ての悩みを一人で抱え込んでしまわないためのヒントがここに。課題を抱える少年少女と向き合ってきた専門家からのアドバイス。
「この子はこの子のままでいい」そう思えたとき、子どもはイキイキと輝き出す。
いつまでも色あせない永遠の“子育てバイブル”、待望のリニューアル!
"行く道は正美先生が照らしてくれる。今までも、これからも。"
若松亜紀氏(「陽だまりサロン」オーナー・秋田県児童会館「みらいあ」館長)推薦
第1章 思春期につまずいてしまうのはなぜか
●幼児期に愛情不足で育った子は、のちに問題が起きやすい
●性行為の低年齢化は早熟だからではない
●親を信頼できない子は不登校になりやすい
●夫婦仲の良し悪しが子どもに影響する
●叱るときは、あくまでも行動を
●今できていることを認める
●反抗は、親の愛を確認するための作業
第2章 子どもは依存と反抗を繰り返して自立する
●親に心を許し、甘えられる関係をつくる
●子育ての喜びを忘れていませんか?
●ときには思いきり甘やかしてあげよう
●反抗期は順調な成長のあかし
●興味をもち、本気で聞くことで信頼関係が築かれる
●親子のみぞを埋めるには、子どもの声に耳を傾けて
第3章 生きる力になる“自尊心”を育む
●「他の子」とのちがいをみつけて受け入れよう
●「自分を信じる力」と「人を信じる力」を取り戻す
●信じてあげると、人と深く交われる子になる
●親の自己保身が子どものプライドを傷つける
第4章 まるごと受け入れる、まるごと抱きしめる
●いくつになっても、ふれあいは心の栄養剤
●「抱きしめる」ことが最大の愛情表現
●心をこめて、大好きな献立を
●子どもを支える親のサポートが大切
第5章 思春期には、こんなまなざしが大切
●まず、子どもの話を聞く
●過保護はぜんぜん悪くない
●待ってあげれば、子どもは生きる自信をつけていく
●ありのままを受け入れることは、最高の抱きしめ
第6章 親も子もハッピーになれる絆づくり
●母性と父性のバランスを整える
●“この子のため”は本当か?
●子どもがピンチのときこそ、親の出番
●「与えることの喜び」を知る親子は、強い絆で結ばれている
可愛い我が子が突然別人のようになる思春期・反抗期。衝動的で集中力や根気に欠け、誘惑に弱くキレやすい。原因は未完成な10代の脳にあった。可塑性に富み、IQも上がる黄金期ながら、マイナスの影響も受けやすい。近年進んできた研究に基づき、子どもへのより良い接し方を学べる。子育てに悩む親必見の書。解説・渡辺久子
1ホルモンのせいなのか?
210代の脳は未完成
3若い脳細胞は連絡不足
4IQも変化させる脳の黄金期
5寝る脳は育つ
6反抗期の脳はそれを我慢できない
7タバコ1本、中毒のもと
810代の酒は百害の長
9大麻「ダメ、ゼッタイ」の科学的理由
10危険ドラッグが危険なゆえん
11脳をかき乱すストレスに要注意
12精神疾患の危険信号
13デジタル中毒の脳内汚染
14「女子脳」「男子脳」の神話と事実
15スポーツでの脳震盪は侮れない
16未成年の罪と罰
17青年期を越えても、成長は終わらない
あとがき/謝辞/用語説明/引用文献
解説 渡辺久子(児童精神科医/元慶應義塾大学病院小児科)
思春期は、異性や同性、部活(先輩・後輩)などの人間関係の悩みに加え、社会生活(家庭や学校が中心)を自主的・計画的に過ごすため、将来にむけて仕事や自立を意識するための内容も盛り込まれています。対象年齢:小学校高学年から中学生、高校生くらい。
初版刊行から10年、新たに改訂増補版として3章を追加し、現在の不登校事情を明らかにする。
「第6部の3つの章が付け加わったことで,新しい読者にも,すでに本書初版を手にしたことのある読者にも,本書が過ごした10年におよぶ年月の味と現在の新たな閃きを感じさせる味とを違和感なく融合させた1冊と受け止めてもらえるなら幸いである。」(あとがきより)
特に理由なく、学校にいけなくなった。元気がない、夜眠れない、ごはんが食べられない。「うざい」「うるさい」などの悪態をつく。--思春期特有の心のメカニズムと抑うつ・不安との関係を正しく理解し、子どもを守るヒント
思春期の心とからだの悩みにストレートにこたえるオールカラーのガイドブック。ネットいじめやドラッグ、多様な性的アイデンティティ等、現代的なテーマを多くとりあげる。大人も子どもも、あるいは親子いっしょに読むことができ、わかりやすく具体的なアドバイスが満載。「いざ」というときに頼りになる1冊。
これって思春期?それとも病気? 精神科医が、思春期の母娘が抱えがちな悩みに回答しながら、「自己発達力」「自己治癒力」を引き出す育て方をアドバイス! 父・息子も必読!!
どんな子も発達に偏りがあり、進んでいる部分と遅れている部分がデコボコしているもので、それは一人ひとりの個性。発達障害と呼ばれるものは、その延長線上にあって
偏りが目立っているというだけのこと。(「はじめに」より)
本書に収録の「お悩み一覧」(もくじより)
【1章 デコボコOK! 乱高下しながら成長するのが思春期です】
気分のムラに振り回される / すぐキレる / 話し合いにならない / 一方的にしゃべり、人の話を聞いてない / すぐパニくる! / 忘れっぽく、片づけられない / スローすぎる /
喫煙&飲酒 / ゲーム感覚で万引き
【2章 思春期娘と更年期母は「ホルモン星人」バトルがあって当然です】
娘も母も不調だらけ / 月経前のイライラ / 彼氏にどっぷり / ダイエットを繰り返す / 女子グループのLINE外し / 娘がいじめの加害者に……
【3章 眠りの乱れが思春期をタイヘンにする】
朝、起きてこない / ベッドに入ってもスマホ / 仮眠から不登校 / 睡眠薬をほしがる
【4章 いい子が危ない!? ときには引きこもりも必要です】
反抗期がないけれど…… / 見知らぬ相手とのツイッター / 赤面恐怖 / 「できる子」が引きこもりに…… / 赤ちゃん返り
【5章 これって思春期? それとも病気? 脳のクスリで治せるの!?】
包丁を持ち出した / 教師に服薬をすすめられる / マスクを外せない / 思春期うつ病? / 初期統合失調症と診断されて / 薬がどんどん増える
<著者プロフィール>大下隆司(おおしも・たかし)
1955年、鳥取県境港市生まれ、精神科医。代々木の森診療所院長。
立命館大学卒業後、数学教師等を経て29歳で医学生となり、1991年神戸大学医学部卒業。
神戸大学医学部付属病院、東京都立墨東病院、明石土山病院、東京女子医科大学勤務を経て
2012年より現職。診療のかたわら、兵庫県中央児童相談所の思春期相談、神戸国際大学の
学生相談、兵庫県学校サポートチームで中学生の相談、新宿区教育委員会特別支援教育巡回相談で発達障害の小学生の相談等、子どもに関わる仕事に注力し、現在も國學院大學の学生相談、NPO法人メンタルケア協議会の副理事長をつとめる。
専門は、臨床精神薬理、心理教育、児童青年精神医学。
認定資格等:精神保健指定医、精神科専門医、産業医、臨床心理士、公認心理師。
思春期の子どもの迷い、悩み、不安に、親や学校の先生など、ふつうの大人はどのように理解し見守り、どんな支援ができるのか、思春期の発達的特性を整理しながら考える。
第一部 思春期の見方・考え方
第1章 思春期の生態
1 何を考えているのかわからない
2 思春期だから……
3 思春期の基本的要素
4 豊かな生態系
5 相互作用の反応炉
第2章 思春期の登場人物
1 一人だけでは完結しない
2 登場人物の広がり
3 思春期の社会性
4 親以外の大人
5 環境としての対人関係
第3章 思春期のフィールド
1 育ちの場
2 家庭の中は見えない
3 学校の中での思春期
4 宇宙空間のような地域
5 発達上の現在地
第4章 思春期の育ち
1 思春期の行動
2 命がけのサバイバル
3 思春期というリスク
4 今どきの思春期
5 思春期の終わり
第二部 思春期の心配ごと・困りごとーー理解のポイント
第5章 厄介ものの思春期
1 「問題行動」という問題
2 問題行動の類型
3 不登校のインパクト
4 心の病?
5 過去と未来の交差点
第6章 思春期の心の世界
1 思春期という体験
2 見える風景の変化
3 自分への気づき
4 迷い・悩み・不安
5 葛藤と欲求不満
第7章 逸脱と異常
1 正常な思春期
2 許容範囲
3 氏か育ちか
4 「正常」への期待
5 もうひとつの要因
第8章 支援のための理解
1 思春期の素顔
2 適応のひずみ
3 相互作用の悪循環
4 思春期問題の構造
5 問題から支援ニーズへ
第三部 思春期の育ちの支援
第9章 育ちの支援の基盤
1 「育てる」から「支援」へ
2 思春期の支援ニーズ
3 誰のための支援?
4 技法よりも関係性
5 自然な育ちの一部としての支援
第10章 支援に参加する
1 誰でも支援者
2 支援の連続体
3 役割と責任
4 支援ニーズへの気づき
5 保護因子としての支援者
第11章 専門的支援との連携
1 サービスの利用
2 専門的支援の意義
3 医療への期待と限界
4 中途半端な高校生
5 積極的見守り
第12章 次のステージへ
1 嵐が去るのを待つ
2 目的地の大人
3 育ちの支援から生きる力へ
4 ほどよい支援
5 嵐が去って……
腹痛や頭痛、めまい、朝起きられない、食事がとりづらい……心身にさまざまな不調が生じやすい思春期。「関係性」を見て良い循環を作るブリーフセラピーによる支援のポイントを、多彩な事例で紹介!
まえがき…黒沢幸子
序 章 思春期のこころとからだの問題とブリーフセラピー…木場律志
[第1部 学校編]
第1章 頭痛と吐き気で教室にいることが難しい…志田 望
第2章 髪の毛を抜いてしまう…法澤直子
第3章 原因不明の吐き気は問題?…井上滉太
第4章 めまいや耳鳴りで友人関係がうまくもてない…横尾晴香
第5章 眠たくてすぐに起きられない,授業も受けられない…西田達也
第6章 過敏性腸症候群のスクールカウンセリングーー来談しない生徒と「未成年の主張」…大石直子
[第2部 医療編]
第7章 起立性調節障害ーーシステムズアプローチ風…吉田幸平
第8章 摂食障害ーー「例外」への注目と本人の強みを活かしたアプローチ…山仲彩代
第9章 発達障害を背景にもつ抑うつ症状や身体症状ーーリソースを活かす発達臨床…田上 貢
第10章 強迫性障害ーーコミュニケーションの読み取りと介入,言葉遣いと治療姿勢…伊東秀章
第11章 メンタルクリニックでのブリーフ的支援…平山雄也
第12章 未来のポジションから考える思春期へのブリーフ的支援…伊藤弥生
終 章 思春期界隈ストーリーーー保護者や関係者を支援する…赤津玲子
親が肩の力を抜くと、親が楽になります。親が楽になると、子どもも楽になります。付録・いじめにあって、自殺を考えている君へ「自分らしく、成長していけばいい」、子どもたちを元気にする「いじめ対応マニュアル」
思春期なんて、とっくに卒業したと思っていたのに…⁉
30歳を過ぎたころから起こる、さまざまな「身体の変化」や「心の揺れ」にとまどいつつも向き合う日々--「大人の思春期病」をテーマに、大好きな女友達とおしゃべりするように書きとめたエッセイ。
女性誌「anan」で連載し、多くのアラサー女子の共感をよんだ初エッセイ集の文庫化。
・「結婚願望はないです」と答えていた若かった自分を反省して、「機会があったらしてみたい」と答える今日このごろ。大きな成長、この変化が嬉しい!
・自意識が邪魔して、FBやmixiにほとんど意味のあることを書きこめず。SNSにお洒落な写真をアップロードできる日は来るのか⁉
・通販の罠にかかり、ネットのお洒落な店のサイトを見ている内に頭が沸騰。「この戦い、負けられない!」と早朝からPCに張り付いて予約に成功。気が付けば部屋は段ボール箱だらけ……
・年末年始もいつものコンビニでバイト。お一人さまの正月はいつもと違う空気感で嫌いじゃない。
・「バーに行こう!」と思い立ち、初めて一人で入った店が「シガーバー」……
・同世代の女性と会うといつも話す「産むか、産まないか」。「産まない派」と見せかけて「本当にそれでいいのか」と夜中に悶々とするわたし。期限は迫る。
「こんなこと気にして、自意識過剰で、馬鹿だなあ」と笑ってほしい、と著者(「文庫版あとがき」)。
時に、こんなことまで書いちゃっていいの? と不安にさせられる、芥川賞作家(「コンビニ人間」)の赤裸々エッセイ。
受験を控え塾に通う思春期娘と母は、仲良く話していたと思ったら次の瞬間突然バトル勃発がごく日常。文筆家・料理家の著者が、親子のリアルな日常と想いを「塾前ごはん/塾前じゃないごはん」のレシピとともに綴る。
《コンテンツの紹介》
【春】出会いとか、憂いとか、制服とか
・はじめに
・思春期JC娘と母の小舟、荒波を行く!
・卒業式、思春期の始まり、そしてスマホどうするよ問題
・新学期の始まりと、制服とかジャージとか前髪とか
・おだやかに会話したくて、とりあえずサンドバッグになってみた
・大好きだけどときに厄介、されどいとしいあいつのこと
《レシピ》
・エメラルド焼きそば
・玉ねぎのホットサンド
・ほたるいかと菜の花のパスタ
・クリスピーチーズそら豆
・アスパラと豚肉の炊き込みご飯
【夏】けんかの夏、夏期講習の夏
・気がつけば、塩対応です子どもらは。親子旅は、行けるうちにね
・産んでも仕事は続けられるのだろうか、問題
・「好き嫌い克服させなきゃ教」の信者だった
・夏休み、ランチ問題どうするよ。3食作って仕事捗らず
《レシピ》
・カリカリ納豆素麺炒め
・ピーマンサルサのポークソテー
・カリカリにんにくとオイルサーディンのトマトパスタ
・トマトポークご飯
・まるごとピーマンのピリピリマリネ
【秋】ときには、立ち止まって考える
・思いやれる人、という付箋を拾った
・両思いじゃない、一方的な〈壁ドン〉は性暴力、という話
・老化と地味に戦っていたら、体が少しずつ変わってきた話
・出張の間のごはんをどうするか、それが問題だ
《レシピ》
・れんこんのスパイシーご飯
・ありものナポリタン
・かりほく里いものり塩味
・たたき長いもと刻みハムのふんわりグラタン
・まいたけとエリンギのグリル
【冬】鍋とか、家族とか、受験とか、卒業とか
・気をつけろ、寄せ鍋とカオス鍋は紙一重
・家族間〈ジェネギャ〉について考える
・けんかしないで正月を過ごしたい。切実だけどささやかな願い
・塾前じゃないごはん、ラストナイト
・大人だって、戸惑いと反省の日々なのだ。-おわりにかえて
《レシピ》
・納豆みそキムチ鍋
・とろみ鍋
・飾りじゃないのよレモン鍋
・白菜春雨帆立ての辛子高菜煮込み
・ねぎとハムのグラタン
・白菜グリルと帆立てのクリーム煮
【コラム】
・塾前&塾前じゃないごはんを支えてくれるスタメンたち
・JC 娘のキッチン成長期
・料理しない日の主力メンバーたち