変わっていくからだとこころのこと、月経のこと…どうしたらいいんだろう?迷い悩むこともあるけれど、きっと思春期は自分だけのワクワク、ドキドキを見つけにいく旅なんだ。この本は、同じように子ども時代を過ごした大人からキミへの手紙です。
性教育に役立つ資料・ワークシートが満載
中学校における性教育の重要性は増しているものの、性教育を実践できている学校は多くありません。性教育が中学生に必要であることは認識されつつも、指導法がわからないという声も多く聞かれます。その原因のひとつは、わかりやすい性教育指導解説書がないことにあります。
本書は、経験が浅い学級担任でも、すぐに計画立案・授業実践が行えるように、実践例をもとにした具体的な指導案と教材・教具を多数紹介した、使いやすい性教育の実践資料となっています。
(1)年間指導計画の作成、からはじまり、(2)新たな授業改善や学習形態の工夫を手引きし、(3)集団指導と個別指導の実践方法を具体的にガイドしていきます。
【編集担当からのおすすめ情報】
本書は、ロングセラーの『性教育実践資料集』の改訂新版です。これまで多くの学校・教室で使われてきた指導案を、現代の性教育環境にあわせて改訂しており、性教育・指導の実践経験が浅い先生でも、しっかりとした指導ができるようになっています。
小学校の特別支援学級と中学校におけるやさしい性教育の実践集。
プライベートゾーン、怖い目に遭ったとき、二次性徴、SNS、ジェンダー、LGBTQなどを取り上げて、子どもたちの発達段階に応じた学習展開例や教材、指導のポイントを簡潔に紹介します。
Q&Aでは、思春期保健相談士・公認心理師の資格をもつ著者が、教員や保護者から寄せられる子どもたちの性に関する疑問や悩みに答えます。
学校と家庭が協力して進める性教育のヒントが満載!
15万部のベストセラーをマンガ化!
発達障害と呼ばれる子どもが劇的に増えています。文科省によると発達障害が疑われる子は、この13年で約10倍に。ただ、子どもの脳・育ちに向き合ってきた著者は、増えているのは発達障害ではなく「発達障害もどき」ではないかと話します。発達障害もどきとは一体何か、発達障害もどきから抜け出すにはどうすればいいのかーー。
35年以上の臨床経験をもつ小児科医が
増え続ける発達障害児の中にいる「発達障害もどき」について解説します。
マンガと図解でわかりやすい! 「発達障害もどき」とは何か、発達障害もどきかもと思ったとき、周囲の大人が何をすればいいのかがよくわかる一冊。
青少年の性意識・性行動のデータ論文集
本書のもとになった「青少年の性行動全国調査」が始まったのは1974年。以降、この調査は中高生の母集団が入れ替わる6年ごとに実施され、日本の青少年の性行動の変容を切れ目なくとらえてきた貴重な報告書です。
これらの長年にわたる調査・比較・分析により、生理的・心理的・行動的な側面にわたって、日本の青少年の性的経験(デート、キス、性交など)が年齢にともなってどのよう進行するかを明らかにし、時代的な変化の動向の中で読み取ることができるようにしています。
青少年の性行動の時代的な変化は、1970年代から80年代にかけては大学生の性行動の経験率の上昇が顕著に見られ、高校生の性行動は1990年代に入ってから活発化する流れがありました。これに対し、21世紀に入ってからの調査では、性行動が活発な若者と性への関心が希薄な若者への分化現象があることも指摘され、「性の分極化」とも呼ぶべき現象も見られました。この6年における時代の変化の中で、若者の性意識・性行動がどのように変容したかを、豊富な調査データを基に詳しく解説します。
【編集担当からのおすすめ情報】
今回の調査報告で第8回を迎える「若者の性白書」。膨大な調査をもとに集められたデータ集は、青少年の行動・意識の分析に大いに役立つでしょう。さらに、少子化対策などへの研究の資料としても有用だと思われます。
自己肯定感UP! よりポジティブに
「幸せな恋愛・性生活を送れる人間」を育む!
あなたが持っている「性」に対するイメージを
塗り替え、幸せで温かな性を体験できると、
見違うように自己肯定感が高まり、
人生を豊かにできます。
そんな「人生を幸せにするための性教育」を
子どもたちに!
〈早乙女智子さん推薦!〉
(産婦人科専門医、日本性科学会副理事長、認定セックスセラピスト)
わかりやすく、温かい言葉で書かれた本書は、
夏目さんのお人柄のまま愛に溢れています。
生きる意味を問い直す本書を、多くの方々に。
大好評!親子で参加するオンライン講座から、
本書は生まれました!
「娘たちの真っ白な純白な意識の中に、
世間一般のねじ曲がってしまった性ではなく、
本来の尊い性が染み渡っていく、
そんな時間にも感じられました」
(40代女性、6歳・8歳の娘と参加)
【もくじ】
はじめに
◎大人の皆さんへ……
「性」のイメージが良くなると、
自己肯定感が上がります
・学校でも教えてくれません
・性は、心と体を大きく動かす重要な部分
・子どもたちの人生をより豊かにするために
◎思春期の皆さんへ……「性」を学ぶことは、
「自然」について学ぶことと同じ
・自分の体は「恥ずかしい」ものではない
第1章 大人の体になるって、どういうこと?
・自分の体を守れることが、大人の条件!
・知っておきたいプライベート・ゾーン
第2章 大人も知らない?
女性と男性の生殖器のトリセツ
・女性の生殖器1外から見える「外性器」
・自分の外性器を見てみましょう
・女性の生殖器2お腹にある「内性器」
・卵子ー女の子は“赤ちゃんの卵”を持っている
・女性の体は「月の満ち欠け」の
リズムで変わる
・男性の生殖器の働き方
・精通は生まれて初めて【射精】が起こること
・精子ー“赤ちゃんのタネ”
・性の発育には個人差がある
第3章 男女が結ばれるって、どういうこと?
・大人の女性と男性が結ばれること
・昔の人の思い「まぐ合いは神聖なもの」
・精子は「生存競争」じゃなく
「チームプレイ」をしていた!
第4章 「幸せな性」を体験するために必要なこと
・人間のまぐ合いとは
・安全で代表的な「避妊」の方法
・性のエネルギーは「生命力」の表れ
・男の子も「性暴力」で傷ついている
・「幸せな性」は、お互いの気持ちが
一致していることが条件
(一部抜粋)
女子会で話題にあがる、生理についての悩みや、パートナーとのセックス事情……。そんな性にまつわる気になるあれこれに、カリスマ産婦人科医が回答。最新医学の見地から、オトナ女子が自分のからだを大事にできるようになるための性教育を展開する。
子どもたち一人ひとりに遍く開かれた教育をめざしてー。「人種のサラダボウル」と呼ばれ、多くの人種・民族が共生するアメリカ。しかし昨今、様々な分野で人種・民族間の格差拡大が叫ばれている。特に、「子どものエンパワメントの格差」は、大人になった後の知識や技術などを決定づけるという点で、格差問題の構造に深く根を下ろしている。本書は、イリノイ州シカゴ学区(CPS:Chicago Public School)の市民性教育の詳細な事例分析を通し、そこでのカリキュラム計画・実践の方途を明らかにするとともに、「子どものエンパワメント格差」の是正に向け必要となる具体的要素の抽出を試みる。同じく格差拡大が問題視されるわが国にも重要な示唆に富んだ一冊!
★自分の性に関することを自分で決めるために!
授業で使える新しい性教育ワークブック!
心も体も成長する中高生は、自分のからだに悩んだり、異性との付き合い方に悩んだりする時期です。一方インターネットには性の情報が氾濫しており、そのなかには誤った知識も多くあります。簡単に人とつながることができるSNSによって、子どもが大人による性被害を受ける事件もあとをたちません。そのような現代の中高生に対し、自身が性教育をほとんど受けていない教員や保護者も、どう教えていいかとまどうことも多いと思います。
本書は、性のことについて悩む中高生自身が、正しい知識を身につけ、性の多様性を理解し、自分のからだのことを大切にすることができるようになることを目指した、新しい性教育のためのワークブックです。
■この本の特長
・項目ごとに教員向け・保護者向けの「伝え方のポイント」を掲載
・学年や年齢に応じてそれぞれに必要な項目を選んで使うことができる
・生徒自身が調べ、話し合いながら学べる書き込み式
・先生、生徒が具体的に話し合う場面をイラスト付きで紹介
・「Q&A」「コラム」を豊富に掲載
はじめに
本書の使い方(教員と保護者向け)
本書の使い方(生徒向け)
第1 章 性の多様性とジェンダー
1 「性」をどうとらえるか:「セクシュアリティ」って何だろう?
2 「人間の性」を照らす5本のスポットライト:性の多様性を考える
3 「人間は多様」「性も多様」これは当たり前:LGBTQ、SOGIE とは?
4 日本語ではどちらも「性」だけど……:ジェンダーとセックス
5 「男女平等」のさらに先がある?:ジェンダー平等とは?
6 「男らしさ」「女らしさ」って誰が決めるの?:ジェンダーステレオタイプとは?
7 「からだ」をめぐる情報を見つめ直す:メディアやネット情報とコンプレックス、ルッキズム
第2 章 人間関係と性
1 人間関係を振り返ってみよう:どんな人間関係から何を得てきただろうか
2 人間関係が生み出すプラスとマイナス:それを分ける要因を考える
3 「よりよい人間関係」をつくるために:大切にすべきことって何だろう?
4 友だち関係と性:ピアプレッシャーって?
5 家族も多様:世界にはどんな家族の姿があるんだろう
6 「付き合い」をめぐって:恋愛に正解や定義はあるか?
7 恋愛だとおちいってしまう「カン違い」とは?:デートDV を考える
第3 章 からだの権利と安全の確保
1 性的な関係もいろいろ:人間はどういう理由で性的な関係をもつのか?
2 「からだの権利」って?:どんなことが守られるのかを知ろう
3 暴力ってなんだろう?:暴力は人から何を奪うのか
4 性暴力と性的行為:その違いはどんなことか考えてみよう
5 法律と性:未成年者の性的行為、性交同意年齢、性犯罪
6 SNS と性:実際のケースから気をつけるべきことを考えよう
7 友だちに性のことで相談されたら?: 相談することの大切さ
困ったときの相談窓口
性教育というのは、誰とどのように関係を築いていくかを考えていくことも大切な学びでもあるのです。
「性」は人間にとって豊かに、そして幸せに生きるためのもの。(略)からだや生殖のしくみだけでなく、人間関係や性の多様性、ジェンダー平等、幸福など「人権」を基盤とし幅広いテーマを含む性教育を包括的性教育と言います。(プロローグより)
「赤ちゃんはどこから来たの?」「LGBTQってどういう意味?」「付き合っていたら手を繋ぐのは当たり前?」
心とからだに変化が訪れる思春期、わたしたちは沢山の「なぜ?」に出会います。あなたなら何と答えますか?
まずは科学的に自分自身のからだを知ること。それはあなたを守ることにも通じます。からだの仕組みのほか、「男らしさ」「女らしさ」の根っこにある思い込み、性感染症、デートDV、バウンダリーといった他者との関係づくりのルールなどなど、現場の教員や大学研究者と作り上げてきた性教育プログラムの実践内容をぎゅぎゅっと一冊の本にまとめました。
性を学ぶことはあなたにとって大切な権利。心とからだが発達し始める中学一年生から、どこから伝えればいいかわからないという家庭や教育の現場まで、幅広い世代にこそ手に取ってほしい、人との豊かな関係を作るための「性の教科書」です。
プロローグ
1 性について学ぼう
2 いのちのはじまりと誕生
3 いろいろな性のあり方
4 大人に向けて変わりつつあるからだ
5 人間の性行動
6 恋愛とデートDV
7 日本の性教育を変えていこう
エピローグ 対等で尊重し合える社会を目指すために
巻末資料 事前アンケート・授業内アンケート/情報サイト・書籍・相談窓口
子どもを守るために、まずはおとなが知る!
「子どもの行動範囲が広がってきて成長を感じる一方、心配…」
「性教育に対してどうしても抵抗がある...」
「気にはなっているけど、何から始めたらいいかわからない…」
そんなママ・パパ必読!
いま世界で学ばれている「包括的性教育」は、
多様性や人権を軸に、自分や相手を大切にすることからスタートします。
子どもが幼い頃から自分で自分の身を守り、
自分らしくハッピーに生きていくために、親が日常でできることとは?
ユネスコ「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」の翻訳者である浅井春夫先生監修のもと、
性教育のイメージががらりと変わる新しい視点で、
おさえておきたい最初の30項目をお伝えします。
●子どもが「自分のからだは自分だけのからだ」と知るために
→3歳頃から自分のからだを自分で洗う習慣をつける
●子どもが嫌なことに対し「NO!」と言えるようになるために
→親子で日頃から快・不快の気持ちを言葉にして伝え合う
●子どもが「性別に関わらずみんな平等」と知るために
→親がジェンダーに縛られず、選択の自由を子どもに与える など
「おうち性教育はじめます」シリーズ
ほとんどの男性が女性の性やセックスを誤解している現実にショックを受け、この本を世に出そうと決断。男性向けの性をテーマにしたこの渾身の一冊は「これでモテなきゃ諦めな!」と著者が宣言するほど、ユーモアと実用性が満載。
男に生まれたからには、ベッドの上でも最高の喜びをパートナーに与えてあげましょう。
東大合格ランキングで上位を占める一方、「男尊女卑」「セクハラ体質」と批判され、「ホモソーシャル」の巣窟ともみなされがちな男子校。ただし全国に2%しか存在せず、その内実を知るひとは少ない。独自アンケートをふまえ、男子校で始まっている先駆的な「包括的性教育」をルポ。92%の高校が共学なのにいつまでも男女差別がなくならない日本社会の謎に迫る。これからの時代に重要なのは、グローバル教育やSTEAM教育よりも性教育!
第1章 男子校のアキレス腱
第2章 ニッポンの性教育の現在地
第3章 工夫を凝らした包括的性教育
第4章 部分的に男子校を共学化する
第5章 世間の反応に見えるバイアス
第6章 共学校に潜む男子校の亡霊
プライベートパーツを知ることからはじめよう!
からだの特別な場所ってどこ?
ほかの場所と何がちがうの?
特別な場所をまもるには?
からだに興味をもちはじめたら性教育のスタート!
男女のからだのちがいを知り、すべての人の心とからだを大切にすることを学べるしかけ絵本です。
卵子と精子の出会いから命の誕生まで、子どもがわくわくしながら読める。「赤ちゃんてどうやってできるの?」「体の内側と外側」「月経・射精」も科学的に図解とマンガで説明。多様な性や家族、養子、性虐待、エイズも解説。
もくじ
バードとビーは図書館へ これってほんと?
1 知りたい? はずかしい? わからない? あかちゃんて、どうやってできるの?
2.卵子+精子=あかちゃん 生殖って?
3.おなじところとちがうところ 男性のからだ・女性のからだ
4.成長すると…… あかちゃん、子ども、10代、おとなへ
5.からだの内がわにあるのは? 外がわにあるのは? 女性のパーツ
6.からだの内がわにあるのは? 外がわにあるのは? 男性のパーツ
7.すごいぞ! 卵子の旅 卵子はなにをするの?
8.精子の旅もすごいぞ! 精子はなにをするの?
9.セックスってなに? 男性、女性、愛、性交、あかちゃんのつくり方
10.愛ってなに? 愛はいろいろ
11.精子と卵子が出会う!
12.子宮はあたたかくて、いごこちいい 妊娠
13.しんせんな食べもの! しんせんな空気! 健康な成長
14.のびて! パンチ! キック! しゃっくり? ゲップ? 胎児は育つ
15.ふたごだけじゃないよ! ふたご、みつご、よつご、いつつご
16.さあ、でておいで! 出産
17.きみをきみにしてくれるもの 染色体と遺伝子、ほかにもあるよ!
18.家族になる 生まれて、また、養子縁組で
19.からだの安全のために 「いいタッチ」と「ダメなタッチ」
20.話してみようよ HIVとエイズのこと
21.「バブバブ」、ヨダレだらだら それはうれしいってこと! あかちゃんと遊ぼう
22.おめでとう! 誕生日おめでとう! 養子になった日、おめでとう!
とってもわくわく! もっと話したい!
さくいん
監修者あとがき
性教育ってやったほうがいいの? いつからはじめればいいの?--実際に子どもに性教育をするとなると、親のほうがわからないことだらけ……。からだ、性、命のことなど、生きていく上で大切なことを伝えるときの、大きな手助けとなる一冊です。PART1 おうちで性教育をはじめようそもそも性教育ってなに?/性教育ってやったほうがいいの?/性教育はいつからはじめる?/性的なことを聞かれたらどうしたらいい?/話すときに気をつけなくてはいけない言葉はある?/からだの名前を知ることからはじめよう/性器の名前はどうやって教えたらいい?/「赤ちゃんはどこからくるの?」という質問にどう答える?/水着ゾーンを教えたほうがいい?/一人ひとりの「違い」を大切にしよう/「人は生まれかわるの?」と聞かれたときは/一緒にお風呂に入るのはいくつまで? ほかPART2 なぜ今、性教育が必要なの?性の知識、正しく知っていますか?/性教育は子どもの権利を守るもの/子どもはセックスについて知りたいわけじゃない/一番やってはいけないのは、子どもの自信をしぼませること ほかcolumn 子どもといっしょに読みたい性教育絵本PART3 子どもを性被害から守るために「変な人」とはどんな人?/「知らない人について行ってはダメ」で防げる?/どんな大人の行動が危ないの?/子どもだちはどんなところで狙われる?/自分で自分を守る力をどうつける?/イヤなとき、どう言う?/被害にあわないために、どんなことを伝えたらいい?/子どもが性的被害を受けてしまったらどうする? ほかPART4 子どもといっしょに学ぶメディアリテラシー子どものSNSとのつき合い、どうしたらいい?/子どものネット利用、ここに注意!/ネットからどうやって子どもを守ったらいいの?ほか Column 万が一トラブルに巻き込まれたらPART5 <実践編>性教育をはじめよう!自分のからだは自分できれいにしよう/おとなのからだになるってどういうこと?/おちんちん(ペニス)のこと教えて!/子どもの包茎はどうしたらいい?/人を好きになるってどういうこと?/身近なつながり「家族」のことを話そう/赤ちゃんのこと教えて!/赤ちゃんはどうやってできるの?/赤ちゃんはどうやって大きくなるの?/人が死ぬって何? ほかcolumn 死の悲しみをどう乗り越えるか PART6 こんなとき、どうしたらいい?おっぱい大好き!/おちんちん大好き!/小さい子どもの性行動/おっぱいの大きさ/エッチなサイト/性と心の一致/友だち? 恋人?/いのちが生まれるところ/親に似てる? ほか
子どもが性の健康を保つには、年齢に応じた知識を必要とします。幼児のころから若者になるまで、常に親の話しかけが大切です。カナダで評判の「セックス・レディー」が手助けします。最新・最良の知識を与え、豊富な実例を示して、適切な話し方を教えます。
性の多様性、包括的性教育、子どもの権利など現在の課題の原点にある七生事件を振り返る。
推薦
荻上チキ(評論家)
性教育の失われた時代ーー。それは、放置して遅れたわけではなく、意図的に奪われてしまったものだった。その背景を浮き彫りにし、未来について考えるための、総まとめ。前に進むためにこそ、「読む・わかる・動かす」に参加してください。
山口智美(モンタナ州立大学、人類学)
障害を持つ子どもたちと向き合う七生養護学校での「こころとからだの学習」は、右派勢力に攻撃され、捻じ曲げられ、多くのものが奪われた。学校現場は萎縮し、性教育が広がらない状況は今も続く。貴重な教育実践や裁判の記録、現場の声から歴史を知り、包括的性教育の実現に向け現状を変えていくための書。
第1部 七生養護学校事件の裁判勝訴10年を振り返る
第1章 七生養護学校事件が今も問うていること(日暮かをる、井上千代子、上原ひとみ、宝方㐂代美)
第2章 保護者も納得できなかった「七生養護学校事件」(洪美珍)
第3章 こころとからだの学習裁判ー三つの判決の成果と課題(中川重徳)
第2部 勝訴10年後の性の多様性と性教育
第4章 子どもの権利から見た「こころとからだの学習」の現代的意義(小泉広子)
第5章 統一協会と右派勢力ー性教育バッシングの背景(金子由美子)
第6章 教育現場は今どうなっているのか(現役教諭の座談会)
第7章 性の多様性をめぐる問題状況ートランスジェンダー差別を中心に(遠藤まめた)
第3部 性の多様性が尊重される教育・社会に向けて
第8章 包括的性教育ーその概要、めざすべき人間像、法律私案の提起(浅井春夫)
第9章 「多様な性」尊重か制限かーLGBT理解増進法をめぐる議論から考える(松岡宗嗣)
第10章 民間教育運動が進めてきた「性の多様性」教育実践を定着させるために(堀川修平)