いま都市の生活からは、暦のなかの行事と、それに伴って代々に伝えられてきたしきたりが、しだいに失われようとしています。正月や雛祭り・端午の節句を私たちはどのように祝ってきたか、それを料理の面から考えてみます。千澄子さんと城戸崎愛さんには、京都(関西)と東京(関東)の地域を中心に、行事料理の本来の形をふまえながら、その現代の生活における生かし方を展開してもらいます。また民俗学の視点から宮田登さんに、それぞれの行事の意味と変遷・地方による特色を解説してもらいます。
あんぱん、いなりずし、うな丼、おでん、コロッケなど、近代日本の大衆食を総ざらい。食文化の知られざる歴史や意外な逸話の数々を、博覧強記の作家、小松左京と、異色の文化人類学者、石毛直道が蘊蓄を傾け、披露しあう。古今東西の料理文化や食の思想も視野に入れた、痛快な話題満載の対談集。最新の食談義「地球時代のにっぽん料理」を加えた増補版。
仕込みから、盛りつけまで著者渾身の作り下ろし。小皿・小鉢料理から、大皿・大鉢料理まで、好きなもの、食べたいものを110点。見て美味しく、作って楽しく、食べてさらに美味しい、初公開手料理集。
家庭に伝承したい日本料理。つくる喜びと和わう楽しさがよくわかる入門書。春夏秋冬、旬の魚と野菜、豆腐、鶏肉を使った酒の肴・総菜・客料理。これだけは知っておきたい料理150品余を収載。
本書は、毎日の食卓で役立つように、料理を目的別に編成し、わかりやすい解説を施したハンディーな料理書です。
ウメ干しで胃腸を守り、疲労回復。日本古来の健康食であるウメ干し。この小さな一粒には議くほどのパワーが秘められています。伝統の味を受け継ぎ、家族の健康を守るために、ウメ干しを上手に使ってください。
中世から現代まで、フランス料理の発展の歴史をたどる。随所に各時代に活躍した料理人やメニューを紹介。コンパクトかつ充実した一冊。
ワイン界の「知的ゲリラ」マット・クレイマーが、ワイン以外のジャンルで身につけた論理的なアプローチの方法で、ワインとはなにかを解明する知的刺激に充ちたワイン書。本書を一読して随所でハタと膝を打ち、永年の疑問が氷解するほどの人は、すでにひとかどのワイン人であるに違いない。
小説やエッセイに登場した華のある味、好きな男たちに捧げるエンタテイニングな料理、そして素顔の伊藤雅代に戻っての小味のきいたお惣菜と酒の肴。
酒を好み、骨董を愛し、鋭い味覚をもち、ときには包丁も握った作家の料理に関するエッセイをもとに、息子の料理人が四季とりどりに復元し、父の遺愛の器に盛る。料理と器を通した父との対話。
トム・ヤム・クンからタピオカのプディングまで…。
野菜たっぷりな四川の味。テレビで中華の“料理の鉄人”として人気ある著者が、野菜を主に肉や魚介類との栄養のバランスを考えて作る毎日の食事。
ローストビーフ、ブイヤベースからパスタまで。食べる人を喜ばせる極意。
世代を越えて受け継がれてきた、伝統あるプロヴァンスの名物料理の秘密を明かそう。簡単に作れてヘルシーで、オリーブ油やハーブたちがおりなすプロヴァンスの自然な味が、すぐ自分のものにできるレシピばかり。