大学・大学院など高等教育機関における理系分野の女性学生の割合は、OECD諸国で日本が最下位。女子生徒の理科・数学の成績は世界でもトップクラスなのに、なぜ理系を選択しないのか。そこには本人の意志以外の、何かほかの要因が働いているのではないかーー緻密なデータ分析から明らかになったのは、「男女平等意識」の低さや「女性は知的でないほうがいい」という社会風土が「見えない壁」となって、女性の理系選択を阻んでいるという現実だった。日本の男女格差の一側面を浮彫りにして一石を投じる、注目の研究報告。
ジェンダー/セクシュアリティ/階級/文化を規定する〈自然〉概念を内破させるために
霊長類学、免疫学、生態学など、生物科学が情報科学と接合されるーー。高度資本主義と先端的科学知が構築しつづける〈無垢なる自然〉を解読=解体し、フェミニズムの囲い込みを突破する闘争マニフェスト。
ジェンダー、感情、遺伝子情報にいたるまで、あらゆるものが象徴資本として流通する現代。ブルデュー、フーコー、ドゥルーズ、アガンベンらを手がかりに、日常における権力の実態に迫る。
共用試験、臨床実習、医師国家試験に対応。
卒後の臨床研修や研究現場でも使える、”携帯できる組織学” 登場!!
組織像300点超。
・300超のフルカラーの顕微鏡写真。
・最新のモデルコアカリキュラムや医師国家試験出題基準の項目に対応。
・類似例や用例などわかりやすく解説。
・臨床の現場で、すぐに役立つ!
オールカラー&コンパクト!
いつでも使える!!
〈〈 定評、リッピンコットの”Pocket Histology” 邦訳版です 〉〉
【対 象】
・医学生、医師、看護師、検査技師など
1章 組織学の基本原理
2章 上皮組織
3章 結合組織
4章 筋組織
5章 神経組織
6章 循環器系
7章 リンパ系
8章 外皮系ー皮膚とその付属器
9章 消化器系
10章 呼吸器系
11章 泌尿器系
12章 内分泌系
13章 男性生殖器系
14章 女性生殖器系
15章 特殊感覚器系
この本は企業に関するデータを用いて分析を行い、その結果を論文にまとめるために必要なことを説明しています。この本を読むことで、企業にかかわる実証論文を作成する能力を身につけることができます。この本は、いままでのデータ分析の本といくつかの点で明確に異なっています。
◆この本の特徴1--研究プロセス全体を学ぶ
この本の特徴の1つ目は、統計学だけではなく、テーマの決め方や論文の書き方などの研究プロセス全体について説明していることです。商学部やビジネススクールで統計学を勉強する学生の多くが求めているのは、統計学の練習問題を解けることではなく、卒業論文や専門職学位論文を書く能力です。そのことを念頭に、統計学の知識だけではなく研究プロジェクトを実行し、論文を書くための知識を身につけるという観点から執筆しています。
◆この本の特徴2--実証分析の結果を例として用いている
この本のもう1つの特徴は、例として企業データを用いた実証論文を多数紹介していることです。統計学の教科書では、身長と体重の関係や英語の成績と数学の成績の例などを用いて説明することがよくあります。この本では、できるだけ企業に関係する例を用いています。さらにこの本では、それぞれの章で学ぶ手法が実際の学術論文でどのように使用されているかの例が多数しめされています。
◆この本の特徴3--XがYに影響を与えているということをどのように示すのか
企業に関する論文には、さまざまなスタイルがあります。理論的に経営を分析するものもありますし、いくつかの実例(ケース)をもとに概念と概念の関係を抽出するものもあります。この本では企業データを集めて「変数Xが変数Yにどのような影響を与えているか」というテーマに関して統計的な分析を行う論文を書くことを説明しています。このように書くと、せまい分野に関する説明だと思うかもしれません。しかし、勉強を進めると、非常に多くの論文がこのように書かれていることがわかります。
◆この本の特徴4--東洋経済新報社の財務データを用いた実例
企業にかかわる分析において、上場企業の財務データが用いられた論文は無数にあります。このため、企業データを用いたデータ分析を学ぶためには財務データを用いることが望ましいといえます。この本の練習問題には、付属のウエブサイトからダウンロードする東洋経済新報社の財務データを用いる問いがいくつかあります。実際の財務データを用いて分析することができることが、この本のもう1つの特色です。この本では、東洋経済新報社の協力のもと、2000年から2009年の10年分の日本の時価総額上位200社の財務データを利用しています。企業データ分析を学ぶ教材としてはたいへん画期的です。
男のプライドと嫉妬はどこからくるのか? 男の話を女はどう受け止めればいいのか? 精神科医の著者が男女関係に鋭いメスを入れる。異性の本音はこんなところにあった!? 目から鱗の実用エッセイ。
航空宇宙工学を初めて学ぶ大学生に向け、将来航空宇宙業界ですぐに役立つ知識に重点を置き編纂するテキストシリーズの1冊。
航空機開発においてとくに重要なフラッタ現象を中心に、空力弾性問題について纏められている。理論的な事柄から、実機の空力設計と構造設計の狭間で遭遇する実際の空力弾性問題とその対策、および実践的な空力弾性設計の手順まで解説する。
第1章 序 論
第2章 空気力学の整理
第3章 定常翼理論
第4章 構造振動解析
第5章 静的空力弾性
第6章 非定常空気力
第7章 フラッタ方程式
第8章 安定解析
第9章 フラッタ
第10章 フラッタシミュレーション
第11章 実機空力弾性
補 遺 力学の諸原理
不妊治療の需要増加に伴い,生殖医療に携わる医療者のニーズも拡大している.本書ではそのような医療者にとって必須知識である「精子学」をごく易しく,包括的にまとめた.執筆陣は本領域に造詣が深く,最前線の現場で活躍するエキスパートばかり.単なる情報の羅列ではなく,実践につながる「使える知識」として身につくように解説されている.現場での思考力が深まる,精子学を学ぶうえで最初に手の取る本として最適な1冊だ.
その神話は いま、解体されるーー。
『クレイマー、クレイマー』などの人気映画にひそむ罠とは?
新進気鋭のアメリカ研究者が「イクメン」の文化的イメージを斬る!!
ーーーーー
日常のいたるところで濫用され、消費されている「イクメン」という表現。本書は、自身も子育て中のアメリカ研究者が「イクメン」という言葉そのものに疑義を抱くところから始まる。
日米の保育史と実情を比較するとともに、『クレイマー、クレイマー』や『幸せのちから』をはじめとした誰もが知る映画、雑誌、小説、ビジネス書など、「イクメン」がテーマの日米(英)作品の文化的イメージを分析。その言説が新自由主義と手を組んで「男性の育児」をあくまでビジネス的な観点から評価し、「女性の育児」と区別している事実に迫る。
2022年10月から改正育児・介護休業法により「産後パパ育休」が施行され、23年4月からは育児休業取得状況の公表が義務化。「イクメン」という言葉の流布から10年以上が経ち、再び注目されるキーワードになった今こそ、その意味を構造的に問いなおす。無批判に「イクメン」文化を受け入れてきた日本社会に対する、強烈なカウンターオピニオン!
ーーーーー
私はつねづね、「イクメン」という言葉に違和感を持っていた。
この言葉に込められた「育児をする男性は格好良い」という軽いニュアンスが、どうにも好きになれなかった。
(中略)私は「男性は育児をしなくてよい」と主張しているわけではない。
そうではなくて、「男性が育児をするだけでは不十分である」というのが本書の提起する論点のひとつである。
母親に比べて父親が育児を担う割合が大幅に少ないという日本の現状に鑑みれば、「イクメン」という言葉にはある種の存在意義があったかもしれない。
けれども、いつまでもその言葉に固執していると、見えなくなるものがあるのではないだろうか? (「はじめに」より)
【目次】
第一章 日本の父親は遅れている? 日英版『FQ』を比較する
第二章 アメリカの保育史
第三章 日本における保育と新自由主義
第四章 フレンチトーストの神話を解体する──『クレイマー、クレイマー』
第五章 見えない父親──『ミセス・ダウト』
第六章 黒人の父親と能力主義──『幸せのちから』
第七章 ビジネススキルとしての育児
第八章 ケアする男性、ケアされる男性
【著者プロフィール】
関口洋平(せきぐち・ようへい)
1980年生まれ。フェリス女学院大学文学部英語英米文学科助教。
東京大学大学院人文社会研究科にて修士号、ハワイ大学マノア校アメリカ研究科にて博士号を取得。東京都立大学人文社会学部英語圏文化論教室助教を経て現職。2018年、アメリカ学会斎藤眞賞受賞。専門はアメリカ研究。特に、アメリカ文化における家族の表象について研究している。本書が初の単著となる。
性が、いとも手軽にもてあそばれている今日、あなたの知識は間違いだらけではありませんか?男のからだも女のからだも、きわめて精緻な構造と生理によってつくられた賜物。深い愛と尊敬のなかで正しく理解されることが期待されているのです。若い世代に遺された笠井博士の「遺言」。
マンガをはじめとする現代日本の大衆文化のなかに、あるいは、内観系サークル運動や宗教的なポップ・カルチャー、そして、大衆消費社会のなかのナルシシズムのなかに、もうひとつの男性性の可能性を見い出す。
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●厚生労働省は健康日本21(第三次)における身体活動・運動分野の取り組みを推進するため、「健康づくりのための身体活動基準2013」を改訂して「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」を公表しました。このガイドは、健康づくりにかかわる専門家、政策立案者、職場管理者、健康・医療・介護分野における身体活動を支援する関係者を対象者に、健康づくりのための身体活動や運動に関する推奨事項や参考情報をまとめたものです。
●栄養・食生活の分野には「日本人の食事摂取基準」があり、これには数種類の指標が存在しますが、「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では定量的な推奨値と全体の方向性を示す定性的な推奨事項の2種類のみであり、食事摂取基準とは異なる特徴をもっています。
●今回の特集を通じて、健康づくりのための身体活動や運動に関する推奨値や推奨事項に対する理解を深め、栄養・食生活の指導に活用するだけでなく、ご自身の健康づくりにも役立てていただきたいです。
【目次】
特集にあたって
身体活動・運動ガイドの歴史と変遷
健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023の概要
【推奨事項のポイント】
「成人版」の概要とポイント
「こども版」の概要とポイント
「高齢者版」の概要とポイント
【参考情報を読み解く】
慢性疾患を有する人の身体活動のポイント
座位行動の概念と考え方
筋力トレーニングについて
身体活動による疾患等の発症予防・改善のメカニズム
●タボロミクス研究の栄養・食品分野への展開と栄養学研究の未来〈前編〉
栄養メタボロミクスと臨床栄養
●病棟のプロフェッショナルたち
市立東大阪医療センター 腎臓内科・糖尿病内科・口腔外科病棟
新連載
●学校給食に学ぶ 食品ロス削減のコツー「2R・3R」の視点から(1)
はじめに
●座談会
「行動栄養学」への招待
●スポット
市民主体型フレイルチェックの実践と要支援・要介護新規認定の予測
研究者が強調したいサプリメント利用のポイントー運動現場を例にして
連載
●栄養指導・栄養管理に活かしたい 食物繊維学の新常識(5)
食物繊維と肥満
●代謝からみた 身体活動&栄養のサイエンス最前線(11)
全身持久力の新たな基準値ー「身体活動・運動ガイド2023」の活用のために
●Case Reportに学ぶ 摂食嚥下障害の栄養アセスメントと介入のコツ(20)
前交通動脈瘤破裂によるくも膜下出血後、経鼻胃管栄養法での栄養支援から完全経口摂取へ移行できた症例ー在宅・住宅型有料老人施設での支援
●Medical Nutritionist養成講座77〈最終回〉
カテーテル関連血流感染症:CRBSIへの対応
●Dr.雨海の男性臨床栄養学(27)〈隔月連載〉
グルコースの逆襲(3)-RFS今昔物語
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
メロン
●こんだてじまん
じまんの一品料理 麻婆茄子
和泉市立総合医療センター
●国家試験
第38回管理栄養士国家試験 解答・解説(1)
「すべての精神現象を刺激ー反応の枠組みでとる」行動療法の大家・山上敏子が、下山晴彦研究室を領域に、行動療法の基礎から応用までを「臨床の楽しさ」とともに語った東大講義の記録。
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●国の政策方針である「骨太の方針2023」でリハビリテーション・栄養・口腔の三位一体の取り組みへの重点化が明確にされ、2024年度の診療・介護報酬改定では三位一体の取り組みに新しく点数が付与されました。
●リハビリテーションおよび栄養管理、口腔管理はいずれも高齢者や病者、機能障害者において欠かせないパーツであるものの、これまでは各アセスメントとケアが個別に実施されていましたが、それぞれの取り組みをより効果的に実施するためには、リハビリテーション、栄養、口腔の各分野の連携し、ADLや栄養状態、口腔・嚥下状態を多面的に評価し、専門家間での情報共有とケアの連携を行うことがより重要になります。
●本特集では近年注目されている、リハビリテーション・栄養・口腔の三位一体の取り組みについて、最新の情報およびエビデンスを踏まえ、この領域の第一人者にご解説いただきます。
【目次】
特集にあたって
なぜリハビリテーション・栄養・口腔の三位一体の取り組みなのか
急性期病院、急性期疾患における三位一体の取り組みーエビデンス、実践、課題について
回復期の三位一体の取り組みーエビデンスと実践体制、課題
生活期の三位一体の取り組みー主に高齢者における取り組みのエビデンス、実践、課題
管理栄養士に期待される多職種連携のための知識とスキル
【三位一体の取り組みに必要な知識】
PICSとICU-AW-多職種連携の視点から
GLIM低栄養とGLISサルコペニア
オーラルフレイルと口腔機能障害ー「オーラルフレイルに関する3学会合同ステートメント」を中心に
●NSTスタッフのための画像診断セミナー(2)
胸部・腹部
●病棟のプロフェッショナルたち
国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 一般病棟
●学校給食に学ぶ 食品ロス削減のコツー「2R・3R」の視点から(3)
現場をまたぐReduceの視点からの食品ロス削減
●スポット
インクルーシブフードの開発と今後の展望ーアズキを用いたインクルーシブスイーツ「陣太鼓」
当院でのニュークックチル導入の現状
■連載
●デンシエット(カロリー密度)が拓く 食事管理のミライ(2)
高齢者が少量でも無理なくエネルギーが摂取できる高カロリー密度食の開発
●谷口先生と基礎から学び直す 体液・代謝管理(3)
体液分画について学ぶー細胞内液と細胞外液を詳しく知って、体液管理に役立てよう
●これだけは知っておこう 臨床栄養学ビギナー道場(4)
輸液の内容、特徴も理解しておけば、本当に信頼される管理栄養士になれる!
●栄養指導・栄養管理に活かしたい 食物繊維学の新常識(9)
食物繊維と循環器疾患
●Dr.雨海の男性臨床栄養学(29)〈隔月連載〉
サプリの逆襲(2)-リポタンパクLp(a)と紅麹サプリ
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
クリ
●こんだてじまん
じまんの一品料理 あんかけ卵とじうどん(減塩食)/医療法人愛心会 東宝塚さとう病院
・20世紀最大の女性経済学者であるジョーン・ロビンソン。
・彼女がいかにしてケインズをとりまく学者たちの頂点に登りつめたか。その秘密が初めて明らかになる。
20世紀を代表する女性経済学者、ジョーン・ロビンソンは、男性社会であるケンブリッジ大学の知識人のなかで、いかにして自らの地位を確立し、研究成果を認められたのか。ケインズをめぐる人間模様を、膨大な書簡から詳細に描き出す。ケインズ『一般理論』の形成、そして「ケインズ革命」を知る上で重要な一冊。
プロローグ 男性経済学者たちが織りなすコラージュから浮かんでくる女性
ロビンソン夫人に乾杯!/職業的アイデンティティとアカデミックキャ
リアの形成/ローカル・ヒストリーの試みとミクロ的視点/本書が目指
す方向性、そして注意点
第1章 理論家らしからぬキャリア
1938年 2月、ケンブリッジにおける念願達成/名声を得る/成功を収
めるーーケンブリッジの経済学者になるための方法(1900-30年
頃)/男だけの世界/「分析的経済学者」--職業的アイデンティテ
ィの形成(1930-31年)/学界でのキャリア形成の戦略
補 説 ロビンソンとカーン
友情とキャリア形成/親しくなる二人/いつ帰国するの?/過ぎていく
だけの時間、1933-37年/精神疲労で倒れる/説明と再確認/アレク
サンダーの死
第2章 『不完全競争の経済学』の誕生
マーシャル・ギルド/対話としての研究/アメリカでのカーンとロビン
ソン/1930-33年のケンブリッジにおける業績主張/「ロビンソン時
代」について補足ーーその家事マネージメント術と金銭状況について
第3章 ケインジアンになる
パトロンのいない被保護者/ケインズ=ハイエク論争/トランピント
ン・ストリート学派宣言/党派主義者/マクミラン社長の評価/ケイ
ンズへの接近を模索する/ピグーの『失業の理論』への匿名書評/貨
幣理論を学習する/学内政治/『一般理論』の草稿を読む/革命的布
教者/講義リスト論争/あっけのない結末ーー講師への就任/
エピローグ 「ジョーン・ロビンソンとは何者なのでしょうか?」
歴史叙述における二つの方法/戦略的な賢さ/印象管理術/戦略として
の簡単化
2022年のエピローグ
訳者あとがき(安達 貴教)
原注
参考文献
索引
・体外受精などの生殖医療で生まれる子の割合は9人に1人に達している。しかし、高年齢者の成績は1%程度と、必ずしも効率的とはいえない生殖医療が実施されている。
・そのような現状にあって妊孕性温存療法は、若年がん患者を対象にした実施において大きな成果をあげている。また、社会的卵子凍結に対する企業や自治体からの助成も開始されている。
・少子化は時代の流れではあるが、子を持ちたいという人の心は永遠である。本特集では、妊孕性温存療法を少子化時代における大事な処方箋と位置づけ、生殖医療の現場から最新の知見と実践を紹介する。
■少子化時代の妊孕性温存療法
・はじめに
・『小児・AYA世代がん患者等の妊孕性温存に関する診療ガイドライン2024年12月改訂 第2版』の解説
〔key word〕小児・AYA(思春期・若年成人)世代がん、妊孕性温存、ガイドライン、がん・生殖医療(Oncofertility)
・男性がん患者における妊孕性温存療法
〔key word〕抗がん剤、無精子症、精子凍結、精巣内精子採取
・医学的卵子凍結・胚凍結
〔key word〕卵子凍結、胚凍結、妊孕性温存、がん・生殖医療
・卵巣組織凍結
〔key word〕卵巣組織凍結(OTC)、緩慢凍結、搬送、移植、集約化
・薬物療法による卵巣機能温存ーーGnRHアゴニストとその他の薬剤の知見
〔key word〕卵巣機能保護、GnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)アゴニスト、乳がん、抗ミュラー管ホルモン(AMH)、accelerated activation
・社会的(リプロダクティブ)卵子凍結
〔key word〕社会的卵子凍結、卵子の老化、体外受精
・良性疾患に対する妊孕性温存
〔key word〕妊孕性温存、自己免疫疾患、遺伝的疾患、良性卵巣腫瘍、子宮内膜症
・不妊診療におけるPRP治療ーーPRP子宮腔内投与/卵巣投与
〔key word〕PRP(多血小板血漿)、子宮内膜菲薄、反復不成功・着床不全、卵巣機能低下
●TOPICS 癌・腫瘍学
・胃がん腹膜播種を促進する中皮細胞
●TOPICS 神経精神医学
・摂食障害におけるケトン体の役割
●連載 自己指向性免疫学の新展開ーー生体防御における自己認識の功罪(最終回)(31)
・皮膚バリア機能とアシルセラミド代謝ーー表皮バリア脂質の代謝異常を免疫システムは認識するか?
〔key word〕皮膚バリア、脂質代謝、アシルセラミド、角層細胞間脂質、角化細胞脂質エンベロープ(CLE)
●連載 細胞を用いた再生医療の現状と今後の展望ーー臨床への展開(17)
・尿素サイクル異常症に対する胚性幹細胞製品の臨床試験
〔key word〕多能性幹細胞、肝細胞移植、先天性代謝異常症、新生児、高アンモニア血症
●連載 ケースから学ぶ臨床倫理推論(8)
・リスクの高い治療の要求
〔key word〕無益性、無危害原則、善行原則、手続的正義
●連載 司法精神医学への招待ーー精神医学と法律の接点(3)
・精神鑑定の基礎知識
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・2020年にはじめて報告されたVEXAS症候群。加齢に伴い造血幹細胞に生じるUBA1遺伝子の後天的変異に起因する中高年男性の疾患で、炎症性疾患と血液疾患の両側面をあわせ持つことが特徴である。
・診断基準や標準治療法は確立の途上にある。また、臨床症状が極めて多彩で、複数の診療科での対応を要する場合も少なくない。臨床上の課題は多いが、国内ではAMEDや厚生労働省研究班による支援のもと基礎研究と診断基盤整備が進展し、国際的にも診療ガイドライン策定や治療薬開発への機運が高まっている。
・本特集では、疫学、病態、臨床症状、遺伝子検査、治療法の最新知見を解説する。診療の一助となる、VEXAS症候群診療の最前線がここに凝縮。
■知っておきたいVEXAS症候群ーー早期診断と治療
・はじめに
・VEXAS症候群の病態
〔key word〕後天性体細胞変異、自己炎症症候群、ユビキチン化、小胞体ストレス応答(UPR)、プログラム細胞死
・VEXAS症候群の遺伝学ーー現在の視点
〔key word〕VEXAS症候群、UBA1遺伝子、体細胞モザイク、自己炎症性疾患、遺伝学的検査
・VEXAS症候群の疫学とレジストリ研究
〔key word〕VEXAS症候群、疫学、レジストリ研究
・VEXAS症候群の皮膚症状
〔key word〕皮膚症状、好中球性皮膚症、血管炎、再発性多発軟骨炎(RP)、皮膚病理
・VEXAS症候群の呼吸器病変と鑑別
〔key word〕胸部陰影、副腎皮質ステロイド、感染症
・VEXAS症候群における免疫不全と感染症リスク
〔key word〕VEXAS症候群、免疫不全、感染症、細胞死
・VEXAS症候群の血管病変と関節病変
〔key word〕VEXAS症候群、血管炎、関節炎
・VEXAS症候群と鑑別すべき疾患
〔key word〕VEXAS症候群、関連疾患、鑑別疾患、UBA1遺伝子バリアント
●TOPICS 癌・腫瘍学
・原発不明がんに対する治療の最新の話題
●TOPICS 脳神経外科学
・外科治療が適応となる認知症ーー特発性正常圧水頭症に対するシャント手術
●連載 自己指向性免疫学の新展開ーー生体防御における自己認識の功罪(30)
・自然免疫応答における自己・非自己RNAの認識
〔key word〕ウイルス、自然免疫応答、cGAS-STING経路、RIG-I様受容体(RLR)
●連載 細胞を用いた再生医療の現状と今後の展望ーー臨床への展開(16)
・歯根膜由来間葉系幹細胞シートを用いた歯周組織の再生
〔key word〕歯周組織再生、細胞シート、間葉系細胞
●連載 ケースから学ぶ臨床倫理推論(7)
・自殺企図患者
〔key word〕治療拒否、質的無益性、一貫性の検討
●FORUM 病院建築への誘いーー医療者と病院建築のかかわりを考える
・特別編ーー建築からみる周産期母子医療施設
●連載 司法精神医学への招待ーー精神医学と法律の接点(2)
・法的処遇の分岐点における精神科医の関わり
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。