病理学の内容をどれだけ体得できているかをチェックするための問題集。マクロ写真、ミクロ写真を鍵に、臨床情報を参考にしながら問題を解く。
「女性/男性」というジェンダーの視点からみることによって、この世界はどう変わってゆくのだろう。「性別」という「当たり前(自明)」だと思われているものは、どのように作られてきたのか。学問と性別を理論的、実践的に問い直し、性と、その欲望をめぐる政治とは何なのかを解き明かす。
ジェンダー化された存在としての男性とその男性性が、当事者によって、さらに多様に再検討されている。解放運動としての自己省察=メンズ・リブ、DVやさまざまな暴力への取り組み、ゲイムーブメント、学問領域における展開まで、フェミニズムのインパクトを受けて切り拓かれた、実践的再定義の数々を紹介する。
肉体と精神、老いと死、遺伝、脳、宗教、社会、情報、文学、伝統芸能…。免疫学の第一人者と異分野の専門家11名がお互いに触発し合いながら、やがて生きることの不思議、生命の根源へと思索を深めてゆく。
テレビで大人気の門倉先生が、経済学を伝えるために、ビジネスから恋愛まで軽やかに語ってみた!本書は、「宝くじが当たると幸せになれる?」「女性と交際したければ30万円使えばいい?」など、オトナが気になる身近な疑問を、著者ならではの奇想天外な理論で解説。気軽にくつろぎながら、エッセイを読むような感覚で、経済学を楽しく学べる一冊。
霊長類学、免疫学、生態学など、生物科学が情報科学と接合されるー。高度資本主義と先端的科学知が構築しつづける“無垢なる自然”を解読=解体し、フェミニズムの囲い込みを突破する闘争マニフェスト。
文学や芸術は、「男」をどのように描き出してきたのかー。欧米や中国の映画や文学、芸術、演劇などを男性表象という視点から読み替え、無意識的に/意識的に男性性に規定されて揺らぐ作家や登場人物の多様な“男らしさ”を、彼らが生きた時代と社会に即して析出する。社会のマジョリティと見なされているからこそ、透明人間のように「そこにいる」のに語られることがない男性性を解明する表象分析。
シンガー・ソングライターとして、ロック史上最も長きにわたり成功してきたエルトン・ジョン。絶頂とどん底を目まぐるしく行き来する波乱万丈の人生を歩んできたエルトンが、自分の言葉で、偽ることなく自らの来し方を語るー最高に愉快な瞬間と、心が張り裂けそうな瞬間のすべてを。
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●日本高血圧学会では、2019年に『高血圧治療ガイドライン』(JSH2019)を改訂し、高血圧の発症予防の重要性がより強く求められている。栄養指導を中心とした非薬物療法は、高血圧の発症予防、重症化予防のために降圧薬服用の有無にかかわらず指導すべきこととなり、高血圧に対するチーム医療の中で、管理栄養士は重要な役割を担うことになった。
●本特集では、『高血圧UPDATE-最新動向を把握し、栄養指導に活かす』と題して、JSH2019で示された最新の高血圧診療の指針に加えて、小児、妊婦、高齢者など、とりわけ配慮の必要な対象者も含めた診療のポイントを解説。高血圧・循環器病の予防、治療にかかわるスタッフに役立つ内容となっている。
【目次】
特集にあたって
総論:高血圧治療の最新動向
「高血圧治療ガイドライン2019」-改訂の概要と栄養指導のポイント
高血圧患者の血圧変動を理解する
食塩摂取と高血圧
生活習慣修正の実践ー管理栄養士の立場から
高齢者の高血圧とフレイル
高血圧と妊娠
小児期からの高血圧予防
高血圧アプリこそSociety 5.0時代の高血圧治療
職場高血圧
●巻頭カラー 特定保健指導における運動の意義について熟考する
7.減量にともなう内臓脂肪量の変化
●スポット
月面農場の可能性ー宇宙での食料生産をめざして
フレイル健診ー健康寿命の延伸に向けた新たな制度
●栄養指導に役立つ医薬品の知識
9.経腸栄養法と薬(3) 薬剤・経腸栄養剤投与の実臨床とピットフォール
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ
レモン
●活動レポート 栄養ケア・ステーション
認定栄養ケア・ステーション ちょぼ
●ぷろらぼ 研究室で学んでみませんか
栄養疫学:健康を規定する食要因とその改善策を「食生活」でとらえ探る/国立大学法人奈良女子大学大学院 人間文化総合科学研究科 食物栄養学専攻 公衆栄養学研究室
●こんだてじまん
じまんの一品料理 中華ちらし/医療法人社団刀圭会 協立病院
●上機嫌に働くコツ 良好な人間関係を築き,スマートに働こう! 第7回
7.良好な人間関係を自ら築き,スマートに働く環境を創るために
●Medical Nutritionist養成講座
39.本邦における輸液投与システム開発の歴史(6)-カテーテルと輸液ラインの接続方式の開発
●Dr.雨海の男性臨床栄養学
8.ものはこぶ臓器(1)-開心術と人工心肺
●回答しやすく・分析しやすい 業務に活かせる! アンケート調査のキホンと応用
12.2群の平均値の比較
●『日本食品標準成分表』の活用でもっと深まる 食品と調理のキソ知識
特別編2.適切な栄養価計算のために1
●日本栄養士会医療職域
令和3年度介護報酬改定を受け医療職域での取り組みを考える
自治体病院
岡山市立市民病院 栄養科の取り組み
精神科病院
精神科病院NST活動ーNST加算算定に向けた各職種の役割
厚生労働省・消費者庁
第5回国民健康・栄養調査企画解析検討会・他
●おしらせ
第94回日本内分泌学会学術総会・他
・口腔内の細菌とウイルスは血流や誤嚥を介してほかの臓器に運ばれるため、歯周疾患や齲蝕などの口腔感染症を単に口腔内に限局した疾患ではなく、全身に影響を及ぼしうる疾患として捉える必要がある。
・口腔ケアをはじめとする口腔健康管理が糖尿病や誤嚥性肺炎の予防に有効であることは広く認知されて久しい。とくに、周術期における口腔ケアが、口腔微生物に起因する肺炎などの術後合併症を減少させる。
・そこで本特集では、豊富で固有な微生物層を抱える口腔と全身疾患との関連を研究する各分野の第一人者の先生方に、疾患発症に関わる最新知識を解りやすく解説いただく。
■ 口腔と全身疾患研究の最前線
・はじめに
・ 口腔細菌叢解析の臨床意義とその手法
〔key word〕口腔細菌叢、メタゲノム解析、アンプリコン解析、分子疫学
・口腔と脳機能・認知症との関連性
〔key word〕Porphyromonas gingivalis(P. gingivalis)、菌血症、アミロイドβ、脳炎症
・口腔と呼吸器疾患との関連ーー口腔細菌による下気道炎症進展の可能性
〔key word〕口腔細菌、歯周病、肺炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
・齲蝕原性細菌の引き起こす循環器疾患
〔key word〕Streptococcus mutans(S. mutans)、コラーゲン結合タンパク、感染性心内膜炎、脳血管疾患
・歯周病と糖尿病の相互作用
〔key word〕adipocyte-macrophage interaction、急性期タンパク、インスリン抵抗性
・口腸連関から紐解く歯周病と全身疾患の相互作用
〔key word〕口腔細菌叢、腸内細菌叢、歯周炎、全身疾患
・口腔内細菌と妊娠
〔key word〕胎盤、妊娠合併症、妊娠高血圧症候群
・歯周病と関節リウマチ
〔key word〕関節リウマチ(RA)、歯周病(PD)、破骨細胞、抗シトルリン化タンパク/ペプチド抗体(ACPA)、PAD
・口腔とフレイル・サルコペニアとの関連ーー口腔健康管理の重要性
〔key word〕高齢者、口腔機能、QOL、フレイル、サルコペニア
●TOPICS
腎臓内科学
・フェロトーシスを標的とした急性腎障害の治療薬の探索
遺伝・ゲノム学
・精子幹細胞の自家移植による先天性男性不妊マウスからの子孫作成
癌・腫瘍学
・肺腺癌の初期からstratifinは腫瘍性タンパク質のユビキチン化による分解を抑制し、悪性化に関与する
●連載
この病気、何でしょう? 知っておくべき感染症
・10.広東住血線虫症(髄液検査で好酸球増多が?)
〔key word〕広東住血線虫、好酸球性髄膜炎、好酸球増多症、アフリカマイマイ
いま知っておきたい最新の臨床検査ーー身近な疾患を先端技術で診断
・9.鉄代謝検査
〔key word〕トランスフェリン、トランスフェリン飽和度、フェリチン、ヘプシジン
●フォーラム
日本におけるワクチン不信を巡る謎
・2.戦後の日本におけるワクチンと予防接種
●速報
・新型コロナウイルス感染症の初年度死亡率からみた消化器がん検診の必要性
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
「ケインズ革命」はいかに成就されたのか?1930年代のケンブリッジで経済学者たちが織りなす人間模様と学説の闘いがいま再現される!
創刊100年の歴史の中から30本の論文・記事を厳選。
差別や偏見の目で見られがちな現象が、動物行動学のアプローチでウソをつくことも、ごまかすこともなく説明できる!
精子学を学ぶことは、生命のスタート地点を知ることです。これだけで必要十分な「使える知識」をまとめました。精子についての正確な知識が、現場での思考力を深め、スキルアップにつながります。
「男とはどのようなものか」という理解の多様性・複数性を描き出す男性性研究の核心は、男性間の序列や「生きづらさ」に光を当てただけでなく、それらが恣意的に動員され優位な側の支配力を強化する様子を明らかにしたところにある。日本の「男性学」が世界の研究潮流にキャッチアップ・接続するにあたり必読文献を集成した本邦初の基本論文集。
「ジェンダード・イノベーション(GI)」は、男女のステレオタイプに陥ることなく性差を知的創造と技術革新に組み込んでいくことで、新たな開発や発見を実現する。科学分野だけでなく、社会学や当事者研究、デザイン学など学際的なトピックを扱う本邦初のGI入門書。