日本は“寝不足の国”といわれます。日本人の平均睡眠時間は,主な先進国の平均睡眠時間よりもなんと1時間以上も少ないのです。睡眠不足が積み重なった状態は「睡眠負債」とよばれます。睡眠負債は,日中のパフォーマンスを低下させるだけでなく,心身の健康をおびやかします。
正しい睡眠とはどういうものか? 快眠を手に入れるポイントは? なぜ私たちは夢を見るのか? 退屈だと眠くなるのはなぜ? この本では,そんな睡眠のさまざまな疑問に答えながら,その大切さや不思議さをたくさん紹介していきます。
睡眠時無呼吸,レストレスレッグズ症候群,睡眠時遊行症,ナルコレプシーなど
患者の年齢や性別,診療科を問わず日々の診療で遭遇する睡眠関連疾患に
どのようにアプローチをかければよいのか,精神科,脳神経内科,呼吸器内科,
小児科,耳鼻咽喉科,歯科などと,さらに労働衛生の観点からもコンパクトに
まとめられている.
眠りや目覚めに問題のある患者にいったい何が起きているのか.
その診察,検査,マネージメントなどを患者・症状ごとに記している.
睡眠診療にかかわるすべての臨床家に必携の1冊である.
第1章 睡眠の神経生物学
第2章 睡眠関連疾患への診療アプローチ
第3章 睡眠医学における診断のための検査
第4章 不眠症の臨床的側面
第5章 不眠症の心理療法
第6章 不眠症の医学的マネージメント
第7章 睡眠呼吸障害
第8章 睡眠呼吸障害と関連疾患
第9章 睡眠呼吸障害の内科的マネージメント
第10章 睡眠呼吸障害に対する歯科的アプローチ
第11章 睡眠関連呼吸障害への外科的アプローチ
第12章 閉塞性睡眠時無呼吸の治療のための新しいアプローチ
第13章 レストレスレッグズ症候群と周期性四肢運動異常症
第14章 ナルコレプシー
第15章 その他の中枢性過眠症
第16章 概日リズム睡眠・覚醒障害
第17章 睡眠時遊行症とその他のNREMパラソムニア
第18章 REM 睡眠行動異常症
第19章 その他のパラソムニア
第20章 小児期の不眠症
第21章 定型発達の小児における一次性睡眠問題
第22章 小児の神経障害と睡眠
第23章 睡眠と認知
第24章 睡眠と頭痛性疾患
第25章 睡眠とてんかん
第26章 睡眠と痛み
第27章 睡眠と精神疾患
第28章 睡眠に影響する薬物
第29章 睡眠と職場,そして運転
◆1万人の眠りを変えた快眠セラピストによるベストセラー、待望の文庫化!◆
・朝がつらい
・寝つけない
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睡眠が変われば、人生が変わる!!
★ 知っておくと寝るのが楽しくなる!?
★ いきももの「睡眠」には
わくわくするふしぎがたくさん!
*睡眠のメカニズムとなぞ
*動物たちの超個性的な眠り方
*あのいきものも夢を見るの?
◇◆◇ 本書について ◇◆◇
私たちが毎日欠かさず行う睡眠には、
まだまだ知られていないひみつがたくさんあります。
この本では、人間や動物たちがなぜ眠り、
どんな効果があるのかを解説しています。
また、動物たちのユニークな眠り方や
睡眠に関する面白いエピソードも紹介しています。
本書は「睡眠」という行為にまつわる物事を、
人間に限らずさままざまな生き物の生態などを含め、
第1章ではなぜ生き物は眠るのか、
第2章ではいびきのメカニズムや夢とは何か、
眠りの質を追求してきた人類のこだわりや
眠りに関する習慣、文化などを紹介しています。
第3章では鳥類や魚類、哺乳類などさまざまな生物の
睡眠事情を紹介しています。
◇◆◇ 主な目次 ◇◆◇
☆ 第1章
睡眠のメカニズム
* 生物にとってそもそも睡眠とは?
* 睡眠をするとどんな良いことがあるの?
* 寝ているときは脳波どんな状態なの?
* 赤ちゃんがたくさん眠るのはなぜ?
* 野生の動物はどこで寝ているの?
・・・など
☆ 第2章
睡眠にまつわるあれこれ
* 朝型・夜型の人がいるのはなぜ?
* 地さボケがおきるのはなぜ?
* 金縛りが起きるのはなぜ?
* 時代とともに進化した寝具の歴史
* 眠りにまつわる神話や伝説は?
・・・など
☆ 第3章
動物たちの睡眠事情
* 牛は食べた草を反芻しながらうとうと寝をする
* ライオンやヒョウなどのネコ科は木の上で寝る
* ゾウやキリンの睡眠の仕方は?
* コウモリは逆さまにぶら下がったまま眠る
* チンパンジーは自分でベッドを作って寝る
・・・など
メンタリストDaiGo初の睡眠本。睡眠の質を上げる科学的なノウハウが満載。本書ではメンタリストDaiGoが自ら実践している『賢者の睡眠術』を初公開します。
睡眠の質を上げることで、ストレスや不安をなくし、生活のパフォーマンスを上げるノウハウを紹介。
睡眠と覚醒によるリズムは生命現象の基盤にあり、栄養や運動と並んで健康を支える重要な要素である。睡眠は健康の維持増進に関わるライフスタイルの改善に必須であるばかりでなく、労働環境の改善、疾病予防や事故防止にとっても重要である。本書は、健康に関わる睡眠について、眠りのメカニズム等に関わる科学的アプローチ、睡眠に関連した疾病等の医学的アプローチ、睡眠障害の社会に及ぼす課題等の社会学的アプローチにより構成されている。
1.睡眠学への誘い 2.生体リズム 3.睡眠の役割 4.睡眠の構造 5.睡眠・覚醒の制御機構 6.睡眠と発達・性差 7.睡眠と夢・記憶 8.睡眠と環境 9.睡眠と社会 10.睡眠と労働 11.睡眠障害 12.快眠への対処(1) 13.快眠への対処(2) 14.睡眠教育の実践 15.睡眠障害の予防に向けて
【名医が疑問に答える決定版!】
【こんな人は必読!】
ぐっすり眠りたい!
夜中に何度も目が覚める!
睡眠薬だけに頼りたくない!
【眠りの質を高めるQ&Aガイド】
なかなか寝つけない、途中で何度も目が覚める、朝早くに目が覚め、その後眠れない‥‥これらの症状のせいで睡眠不足の状態が続いていて仕事中に疲労感を感じやすかったり、作業効率が悪くなったり、ミスばかり続いて困ったりしていませんか。こうした状況は「不眠症」といえます。
不眠症をはじめ、睡眠にまつわることで悩んでいる人は、年齢を問わず多くいます。こうした眠りに関する悩みを甘く見てはいけません。「寝不足くらい」とか「気合でがんばれ」などと切り捨てる人もいますが、それは大きな間違いです。睡眠不足によって重大な病気を招くことがあるだけでなく、ぐっすり眠れない背景には危険な病気が潜んでいることもあるからです。
また、治療に用いられる睡眠薬に関する誤解も多く、そのことが適切な治療を阻む理由になっていることも見過ごせません。
本書ではQ&A方式で睡眠に関するさまざまな悩みや疑問にお答えしながら、睡眠の重要性と、眠りの質・量を改善する方法を解説しています。睡眠のメカニズムをはじめ、不眠症を含む睡眠障害とはいったいどういう病気なのか、理解が深まります。
【本書の内容構成】
第1章 不眠にはさまざまなパターンがある
第2章 睡眠のメカニズムを知っておく
第3章 睡眠障害ってなに?
第4章 睡眠障害の治療法
第5章 生活習慣を改善して睡眠の悩みを解消する
日本は“寝不足の国”といわれます。睡眠不足は日中のパフォーマンスを低下させ,心身の健康をおびやかします。正しい睡眠とは? 快眠を手に入れるポイントは? 退屈だと眠くなるのはなぜ? そんな睡眠のふしぎをやさしく解説しました。
プロローグ
日本人の多くは「睡眠負債」をかかえている
終末に寝だめしても,睡眠負債は返せない
睡眠のきほんを正しく知ろう
「朝型」か「夜型」かは, 遺伝子と年齢で決まる
人は眠らないといつか死んでしまう
睡眠には一定の“サイクル”が存在する
ノンレム睡眠中も細胞は活動している
夢を見るのは主にレム睡眠のとき
Coffee Break 夢の中で天才はひらめく
「睡眠圧」がたまってくると眠気を感じる
「体内時計」が覚醒シグナルのリズムをつくる
眠気を引きおこすタンパク質
Coffee Break 体内時計が乱れると免疫機能が下がる
快眠を手に入れるポイント
睡眠サイクルに合わせることで眠りも目覚めもよくなる
「睡眠日誌」で自分の眠りのリズムをつかもう
寝室の環境を整えることも快眠のコツの一つ
寝る前に熱いお風呂に入るのはやめよう
仮眠の取り方にも理想がある
夜に明るい光を浴びるのはNG
徹夜や夜勤は眠りのリズムをくるわす
Coffee Break 眠りはアスリートのパフォーマンスにも影響する
睡眠負債は病気のリスクをあげる
睡眠時間と死亡率には相関がある
睡眠時間が短い人ほど太りがち?
睡眠不足がホルモンの分泌を乱す
睡眠時間が短いと,認知症のリスクも高まる
眠りたいのに眠れない「不眠症」
不眠症のタイプとその原因
「いびき」をかいてしまう原因とは
甘くみると危険な「睡眠時無呼吸症候群」
突然睡魔におそわれる病「ナルコレプシー」
Coffee Break ショートスリーパー には訓練してもなれない
知っておきたい睡眠の雑学
退屈だと眠くなるのはなぜ
金縛りはなぜおきるのか
動物も独特な方法で眠っている
「寝る子は育つ」はほんとうか
お腹の中の赤ちゃんも眠っている?
Coffee Break 脳の活動を解析して夢を解読
Coffee Break 睡眠によってキオックが整理されるしくみ
10代の子ども(スマホ世代)の睡眠が大きな社会問題に。小学校から高校生までどの年代も睡眠不足のうえ(日本の学生は米国に比べて3倍居眠りをしているというデータも!)、デジタル機器の影響で眠りの質も低下しています。
睡眠受難の時代にどうすれば良い眠りが取れるのか? 最新の研究成果をもとに睡眠の知識をわかりやすく解説。効果的な入眠テクニックや朝すっきり目覚める方法なども紹介します。
オールカラー大型本。
第1章 眠れない! デジタル時代の睡眠 --現代の睡眠と生活
第2章 人はなぜ眠るのか --眠りの不思議
第3章 寝ているときのアタマの中 --睡眠と脳
第4章 寝る子は育つ 睡眠と成長
第5章 すっきり快適 よく寝てよく起きるために
第6章 知っておきたい睡眠アレコレ
睡眠研究と睡眠障害診療の双方に長年携わってきた筆者による書き下ろし!睡眠のメカニズムと,睡眠障害の基礎知識が楽しく学べます!夢と睡眠との関係や,動物の睡眠,最適な睡眠環境など,気になるテーマが盛り沢山!眠りにまつわるさまざまな悩みや疑問を抱える人にも役に立つ,読む睡眠薬!
【目次】
はじめに
この本の読み方
第1部 睡眠医学の基礎
第1章 睡眠とは
第2章 睡眠研究の歴史
第3章 睡眠の神経メカニズム
第4章 生物時計とサーカディアンリズム
第5章 正常の睡眠:睡眠構築と睡眠生理学2
第6章 動物の睡眠
第7章 睡眠時間と睡眠負債
第8章 発達と老化による睡眠の変化
第9章 睡眠と記憶
第10章 夢と睡眠
第11章 運動と睡眠
第2部 臨床睡眠医学
第12章 睡眠障害の分類
第13章 睡眠ポリグラフィー検査
第14章 その他の睡眠医学検査法
第15章 不眠症
第16章 中枢性過眠症
第17章 睡眠関連呼吸障害
第18章 概日リズム睡眠・覚醒障害
第19章 睡眠時随伴症
第20章 睡眠関連運動障害
第21章 睡眠環境
第22章 睡眠と社会
第23章 睡眠専門資格について
おわりに
睡眠の疑問やお悩み 早見表
文献
索引
働きながら睡眠負債を返済!
自分本来の体調を取り戻し、
パフォーマンスをアップさせる究極のメソッド
【スタンフォード大学やハーバード大学など
世界の最新論文を元にした科学的エビデンスも多数掲載】
「夜中に目が覚めてしまう」
「よく寝たはずなのに、翌朝スッキリしない」
「ちゃんと寝ても、日中眠たくなる」
「そもそも、睡眠時間が確保できない」
あなたはこのような悩みを抱えていないでしょうか。
多くのビジネスパーソンは慢性的な疲れを溜め込んで
本来の能力やパフォーマンスを十分に発揮できていません。
パフォーマンスをアップさせるためには、まず
「睡眠」と「体内時計を整えること」が欠かせません。
その上でホルモンや脳内物質の性質を知り、
うまく分泌されるよう自らコントロールすることが大切です。
そこで本書では、働きながら睡眠負債を返済し、
パフォーマンスアップを実現する「超実践的方法」を紹介。
・疲れ知らずの体をつくるには「日向」を選んで歩く
・快眠を呼ぶ「メラトニン」は自分でつくれる
・「ミュンヘンクロノタイプ」で最適な睡眠時間がわかる
・夜の頻尿を減らす具体的施策
・睡眠時間を確保するための「逆算法」とは
・オキシトシンを意識的に分泌させることでストレスマネジメントもできる
…など、「最高の体調」を得るために今日からできることをお伝えします。
実際に著者は、本に書いてあるメソッドを実践したことで
毎朝決まった時間にスッキリ目覚め、
日中もダルくなることなく、8時間睡眠をキープ。
3年以上風邪をひかず健康的な生活を送ることができています。
自分の体調を自分でコントロールできるようになることで、
結果的に人生をハンドルできるようなり、
望む人生を手に入れることができるのです。
世界的に見て,日本は圧倒的に「寝不足の国」です。数日以上にわたる睡眠不足が積み重なった状態は,重く背負わされた借金にたとえて「睡眠負債」とよばれます。この睡眠負債が,日中のパフォーマンスを低下させ,心身の健康をおびやかします。
本書では,「睡眠負債」をキーワードにして,睡眠負債を解消し,快眠を手に入れるための具体的な方法を紹介します。睡眠不足による健康リスクや睡障障害,近年急速に進展する睡眠研究の最前線も紹介します。
本書では,睡眠とも深い関わりのある「記憶力」も取り上げています。科学的に効果が期待できる記憶術や,脳科学からみた記憶のしくみについて解説します。
本書で眠りと記憶についての科学知識を身につけ,自分史上最高のパフォーマンスを手に入れましょう。
1 新・睡眠の教科書
プロローグ
睡眠負債大国
睡眠日誌
睡眠負債はすぐには返せない
体内時計のタイプと就寝時刻
PART 1 快眠の科学
睡眠サイクル
ノンレム睡眠
レム睡眠
睡眠圧と体内時計
寝室の環境
睡眠と体温
ブルーライト
覚醒物質オレキシン
眠気とスニップス
PART 2 睡眠と病気
睡眠と死亡率
肥満,糖尿病
認知症
不眠症
睡眠時無呼吸症候群
ナルコレプシー
PART 3 もっと知りたい! 睡眠
睡眠Q&A
理想的な仮眠の取り方は?
退屈だと眠くなり,面白いと眠気が吹き飛ぶのはなぜ?
眠らない動物はいる?
眠らないと,人はどうなってしまうのか?
徹夜や夜勤は,どのくらい体に悪い?
「寝る子は育つ」って,ほんとう?
お腹の赤ちゃんも眠るのだろうか?
どうして「いびき」をかいてしまう?
「金縛り」はなぜおきる?
特別インタビュー 柳沢正史博士
ユニークで謎だらけのしくみ
ーー「睡眠」の本質に迫る
もっと知りたい! コラム
「夢解読」に成功
睡眠薬
冬眠の不思議にせまろう
2 新・記憶の教科書
PART 1 最強の記憶術
記憶の手がかり
ごろ合わせ・チャンク化
場所法
アウトプット
忘却曲線
記憶の干渉
子供と大人の記憶術
PART 2 記憶と脳のしくみ
記憶をつくる「海馬」
覚える原理「シナプス可塑性」
記憶の素子「スパイン」
長期記憶と記憶の転送 1〜2
特別インタビュー 利根川進博士
人工的にウソの記憶をつくることもできるようになった
PART 3 もっと知りたい! 記憶
目撃情報のエラー
記憶の埋めこみ
記憶のエラーと忘却
超記憶
メタ記憶
ワーキングメモリ
もっと知りたい! コラム
睡眠によって記憶が整理されるしくみを解明
アルツハイマー病の予防に光
紫外線で記憶力アップ!? /脳の老廃物が認知症と関係?
軽い運動で記憶力が高まる/意識して動くと記憶力が増す
電気の刺激で高齢者の記憶力が回復
寝不足の国」といわれる日本では,睡眠不足が積み重なり,「睡眠負債」を抱えた人も少ないくないでしょう。しかし,睡眠負債を軽くみてはいけません。日中のパフォーマンスが低下するだけではなく,心身の健康に重大な悪影響を及ぼしかねないのです。本書では,快眠を手に入れる方法や,睡眠負債による健康リスク,「冬眠」や「夢」などといった眠りにまつわるさまざまな話題を紹介します。
また,眠ることによって定着すると考えられている「記憶」についても,記憶術から,脳と記憶のしくみまで,多角的に紹介します。大きな社会的問題となりつつある認知症についても掘り下げます。
本書で眠りについての最新の知見を学び,パフォーマンスの向上をもたらす快眠を手にいれてください!
プロローグ
1 睡眠の教科書
PART1 睡眠のしくみ
睡眠サイクル
ノンレム睡眠
レム睡眠
睡眠圧と体内時計
体内時計のタイプと就寝時刻
年齢·性別と眠り
覚醒物質オレキシン
眠気とスニップス
メラトニンとコルチゾール
PART2 快眠の科学
睡眠日誌
1日のスケジュール
睡眠と体温
ブルーライト
寝室の環境
Topics スリープテック
運動と快眠
column1 睡眠薬
PART3 睡眠と健康
睡眠と死亡率
睡眠と肥満
認知症
不眠症
睡眠時無呼吸症候群
ナルコレプシー
Topics 睡眠と免疫機能
PART4 もっと知りたい! 睡眠
睡眠Q&A
冬眠の不思議 1〜2
Topics 人工冬眠
Topics 夢の不思議
2 記憶の教科書
PART1 最強の記憶術
記憶の手がかり
ごろ合わせ・チャンク化・場所法
アウトプット
忘却曲線
記憶の干渉
子供と大人の記憶術
column2 睡眠によって記憶が整理されるしくみを解明
column3 集中力は鍛えられる?
PART2 記憶と脳のしくみ
記憶をつくる「海馬」
覚える原理「シナプス可塑性」
記憶の素子「スパイン」
長期記憶と記憶の転送 1〜2
Topics 記憶と忘却
PART3 もっと知りたい! 記憶
記憶の埋めこみ
記憶のエラーと忘却
超記憶
メタ記憶
ワーキングメモリ 1〜2
デジタル健忘症
加齢と脳
認知症とは
アルツハイマー病
アミロイド仮説
タウ仮説
認知機能の指標
睡眠とは単なる休息ではなく、あらゆる生命現象の基盤であるーー。
大ベストセラー『スタンフォード式 最高の睡眠』を著し、「睡眠負債」という概念を日本に紹介した、睡眠研究の第一人者・スタンフォード大学睡眠生体リズム研究所所長が、日本人が知らない正しい睡眠常識を紹介する。
睡眠のメカニズムの基本から、睡眠時間と寿命との関係、体内時計の整え方、枕の選び方、女性・子ども・高齢者の睡眠問題、知らないと危ない「睡眠障害」や「睡眠薬」まで、眠りにまつわるさまざまな事象を、科学的根拠を示しながらやさしくコンパクトに解説。
最高のコンディション維持、病気予防、ボケ防止……、あなたを守る理想の眠り、熟睡への決定版!
『スタンフォード大学教授が教える 熟睡の習慣』を改題の上、最新の研究成果に基づき、加筆・修正して文庫化。
【目次より】
●第1章 間違いだらけの睡眠常識
●第2章 「睡眠負債」をいかに解消するか
●第3章 生体リズムが熟睡のカギ
●第4章 「仕事中の眠気」の恐るべきリスク
●第5章 女性、子供、高齢者のための睡眠常識
●第6章 熟睡できる環境のつくり方
●第7章 「睡眠障害」について知っておきたいこと
●第8章 「睡眠薬」との賢いつきあい方
人はなぜ眠らなければならないのか? いまだに科学が解明できていない疑問に、覚醒をつかさどる物質「オレキシン」を発見した著者が挑んだ名著『睡眠の科学』の改訂新版。脳は睡眠時に洗浄されてアルツハイマー病を防いでいるという新研究、世界で初めて日本が発売した画期的な不眠症治療薬、寝不足でたまる「睡眠負債」とは何か、どう返せばいいのかなど、この6年余りでの最新の研究成果を大幅加筆!
はじめに
第1章 なぜ眠るのか?
COLUMN1 ニューロン(神経細胞)
第2章 最新技術で探る「睡眠の正体」
COLUMN2 活動電位(アクションポテンシャル)
COLUMN3 前頭葉と前頭前野
第3章 睡眠と覚醒を切り替える脳のしくみ
COLUMN4 脳の構造
COLUMN5 神経伝達物質
COLUMN6 大脳皮質
第4章 睡眠障害の研究から生まれた大発見
COLUMN7 遺伝子改変動物
第5章 オレキシンが明かした「覚醒」の意味
COLUMN8 モノアミンと精神疾患
COLUMN9 大脳辺縁系(1)「こころ」をつくる場所
COLUMN10 大脳辺縁系(2)扁桃体
COLUMN11 大脳辺縁系(3)海馬
第6章 ヒトはどこまで睡眠をあやつれるか
第7章 睡眠に関する日常の疑問と、これからのテーマ
COLUMN12 レーヴィの実験ーーアセチルコリンの発見
COLUMN13 視覚野とコラム構造
COLUMN14 多型(ポリモルフィズム)
COLUMN15 体内時計
終 章 なぜ眠るのか──私の仮説
あとがき
参考文献
なかなか寝つけない、夜中に目が覚める、朝早くに目が覚める、熟睡できないーーそんな不眠に悩んでいる人が日本に2000万人以上もいます。まさに国民病ともいえる不眠ですが、軽く考えてはいけません。最初は数日続いただけだった不眠が、やがて1週間、2週間と長期化し、病院で「不眠症」と診断される人も急増しています。睡眠時無呼吸症候群やむずむず脚症候群などの睡眠関連障害を患って睡眠が極端に不足してしまう人も少なくありません。また、ひと口で不眠といっても「入眠障害」「中途覚醒」「早朝覚醒」「熟眠障害」の4タイプに分かれており、治療法や対処法はそれぞれ違います。不眠を放置すると、疲れが取れず精神を病むばかりか、糖尿病や高血圧の悪化、さらにはうつ病まで招く危険性が高まります。本書は、不眠の原因や症状、病院での診察・検査・治療、自分で行うセルフケアについての疑問に専門医がわかりやすく回答します。自分に合った治療法や、睡眠薬に依存することなく不眠を克服できるセルフケアがきっと見つかります。
いびきや無呼吸症状など「眠り」の障害に悩む日本人は数多い。寝不足は、心筋梗塞や脳梗塞などの深刻な病気を引き起こすことにもなる。長年にわたり「睡眠時無呼吸症候群」を研究し、多くの患者を救ってきた著者が、その最新治療法や「安眠」するための生活習慣を教えてくれる。
我慢しないで! 睡眠の悩み
睡眠に関する悩みを持つ人の割合や睡眠薬の処方率は、加齢とともに顕著に増加していきます。睡眠の質の低下は、日中の生活にも影響を及ぼします。一般に睡眠不足は、その日のパフォーマンスを下げるだけでなく、高血圧や糖尿病などの生活習慣病や、うつ病、認知症の発症とも関係があり、心身に大きな影響を与えます。
例えば「不眠症」では、夜寝床で眠れない日が続くうちに、寝床に行くだけで緊張感が高まり、さらに眠れなくなるという悪循環に陥ってしまうことがあります。
睡眠に関する病気で不眠の次に多い「睡眠時無呼吸症候群」では、血中の酸素濃度が低下するため高血圧になり、治療しないと心筋梗塞や脳梗塞を発症することもあります。また眠りが浅くなるため日中の運転などで交通事故につながることが社会問題にもなっています。
「夜間頻尿」は、夜トイレのために何度も目が覚めてしまう症状のことです。トイレに行きたい、でも我慢できないほどではないという状態でも、つい念のためトイレに行っておくようになり、目が冴えて眠れないまま朝を迎えることがあります。
さらに年を重ねていると、夜暗い中トイレに行くことが転倒などの原因になり、それが骨折、寝たきりにつながってしまうこともあります。
眠れない、夜トイレに何度も起きる、朝早く目が覚めてしまう、睡眠薬を使って大丈夫?、睡眠薬のやめ方を知りたい、いびきがうるさいと言われる、睡眠時無呼吸症候群ってどんな病気?、C-PAPってどんな治療?など、睡眠の悩みは尽きません。睡眠障害の有病率が増加する働き盛りからシニア世代向けに、睡眠の正しい知識や自分でできる快眠のコツ、治療すべき病気を、専門医が解説します!
はじめに
第1章 睡眠のウソ・ホント
日本人の3人に1人が睡眠障害ってホント?/年を重ねると睡眠時間が短くてもよくなるってホント?/睡眠薬は使っても大丈夫ってホント? ほか
第2章 この悩み、そのままにして大丈夫?
眠れない/夜何度もトイレに起きる/いびきが気になる/睡眠薬をやめたい/睡眠に最適な寝室環境を知りたい ほか
第3章 治療が必要な睡眠の病気
不眠症/睡眠時無呼吸/うつ病 など
はじめに
第1章 睡眠のウソ・ホント
日本人の3人に1人が睡眠障害ってホント?/年を重ねると睡眠時間が短くてもよくなるってホント?/睡眠薬は使っても大丈夫ってホント? ほか
第2章 この悩み、そのままにして大丈夫?
眠れない/夜何度もトイレに起きる/いびきが気になる/睡眠薬をやめたい/睡眠に最適な寝室環境を知りたい ほか
第3章 治療が必要な睡眠の病気
不眠症/睡眠時無呼吸/うつ病 など