よみがえれ家庭!単身赴任、共働き・別居から離婚、海外帰国子女の就学難、癒されぬ心の疲労、借金苦、高齢者扶養…現代サラリーマン共通の悩みを乗り越える道程を示す。
膨大な額にふくれあがった借金をすべて踏み倒す。この役目を誰にやらせるか、島津重豪は目の前に茶坊主の調所がありながら思案に暮れた。やがて、駄目でもともとと調所を大坂に派遣する。回天の事業は、まさしくこの時に端を発する。地位もなく財力もない身で調所は、5百万両にも及ぶ借金を抱えた薩摩経済をたて直し、非常用資金として百万両を蓄えた。調所なくば薩摩は動けず、薩摩動かずば維新はなし、維新なくば現代ニッポンも。歴史を、とくに幕末・維新を経済の面から捉えるユニークな視点が話題の大型新人、待望の歴史小説第2弾!
経済を理解するカギは都市にある。スタグフレーションはなぜ起こるのか。発展途上国への経済援助はなぜ成果があがらないのか。帝国はなぜ没落するのか。軍需生産と補助金行政はなぜ不毛なのか。通貨の変動はなぜ適切な修正をもたらさないのか……〈国民経済〉論200年の迷妄を打ち破る快著。
資源ゼロ、技術ゼロの廃墟から出発し、強大な経済力を築きあげた秘密は何か?若い財閥のエネルギー、「信仰」としての輸出、ダイナミックなトップダウン経営-などの精緻な検証をとおし、躍動するヴェンチャー国家をあざやかに分析する。
市場経済の意味を考え抜いた思想家ハイエク。その思想の真髄を端的に表現する論文選。
アダム・スミス時代から、経済学は「見えざる手」という神話を語り続けてきた。じっさい、経済学の歴史のなかで、だれもまともに「見えざる手」を見ようとはしなかった。もし価格が市場において現実に動いているのならば、それはいったいだれの手によって動かされているのだろうか?本書はこの「見えざる手」を見ようという試みである。
絶望の淵から立ち直らせたあの言葉。天狗になったとき厳しく諫めたあの人。さまざまな人と人との縁を通して、組織を生かし人を育てた“ちょっといい話”を爽やかに語る。
『自動車絶望工場』の著者が、日本企業の東南アジアへの進出実態を知るための旅に出た。現地の労働者たちはみな驚く程の低賃金と苛酷な超管理体制のもとで働いている。国家権力による弾圧も激しい。にもかかわらず、民衆は彼らの想いを熱心に語る。いまアジアを知ることは、われわれ自身を知ることだ。日系進出企業の実態を衝く最新版レポート。
昭和元年から62年まで、1年も欠かすことなく映画に出演し続けた男笠智衆の昭和映画私史。
昭和25年「ものの見方について」で敗戦日本の生き方にひとつの指針を示した著者は、12年後、折から高度成長期にあった日本経済の底の浅さを危ぶみ、落語の“花見酒”にたとえて、その破綻を警告した。「日本独自の経済学」の確立を訴えたその主張は、貿易摩擦に苦しむ今日のわが国にとって、いまだに新鮮さを失っていない。
この報告書は、将来の世代のニーズを満たす能力を損なうことなく、今日の世代のニーズを満たすような開発、即ち「持続的開発」をメインテーマとしている。環境と開発を分離することが不可能であるという、自明ながらも世界の国々の政策の中で未だ実現されていない理念に立脚し、人口、食糧、エネルギー、工業、国際経済などのさまざまな分野での問題の構造を分析し、持続的開発に向けて世界が早急に講ずるべき方策を示すものとなっている。
この本は、経済理論や経済政策を学ぶ人のために、経済思想を構成する基本要素とその歴史的意味を論じたものである。
どう生きる?円高定着時代。海外勤務に出向、配転、希望退職…。会社のきしみ音を背に、未知の海へとこぎ出した「裸の挑戦者たち」を追う。
巧みな啖呵に誘われて、例え一ぱい食わされても、なぜか憎めぬ路傍の男たち。客の心をズバリつかんで離さない商法に失われつつある売り手の原点がある。知られざる香具師の世界!