至極のエッセイ45本に加え、文庫版の「おまけ」9本&「あとがき」を収録。あなたの心の中でうごめく「曖昧な感情」に、「曖昧なまま」そっと寄り添ってくれる沢山の言葉たちー最果タヒ初のエッセイ集が待望の文庫化!
2016年「障害者差別解消法」の施行により、文化施設全般に障害のある人への合理的配慮の提供が義務付けられたが、多くの施設では未だ対応がすすんでいない。2020年のオリンピック・パラリンピック開催により、現場の問題意識は高まっているものの具体的な規定や指針の不在が課題となっている。本書は、この現状に応えるべく、舞台鑑賞のバリアフリー化に先駆的に取り組んできた著者が、基本的な考え方から障害ごとのスタッフの対応の詳細まで、必須知識をコンパクトにまとめた初めての入門書である。障害者への「配慮」を考えることを通じて空間・サービスの意味を問い直す奥行きある内容となっている。
「無意識の世界」へと向かった芸術家と科学者たちはこれまでに何を明らかにしてきたのか?
人はなぜ「美醜」や「感情」を感じるのか? そして知覚とは、創造性とは、人の心とは?
現代を代表するノーベル賞受賞神経科学者による、無意識を巡る探究の壮大な百年史。
フロイト、クリムト、ココシュカ、シーレから、リーグル、ゴンブリッチ、ゼキ、ラマチャンドラン、フリス・・・、登場する「無意識の探究」への貢献者は芸術家から多分野の科学者まで550人超。図版も多数掲載。
芸術と自然科学、そして人文科学融合の試み、待望の邦訳。
第1部 精神分析学と無意識の情動を描く芸術
第1章 内面への関心:ウィーン1900年
第2章 深部に隠れている真実の探求:科学に基づく医学の起源
第3章 ツッカーカンドルのサロン:ウィーンの芸術家や作家,科学者の交流
第4章 頭蓋骨内の脳の探究:科学的精神医学の起源
第5章 心と脳の探究:脳の働きに基づく心理学の発展
第6章 脳と切り離した心の探究:力動的心理学の起源
第7章 隠された真意を探る文学:シュニッツラー
第8章 近代女性の性の描写:クリムト
第9章 精神を描く絵画:ココシュカ
第10章 性愛と攻撃性,不安の融合:シーレ
第2部 視覚の認知心理学と絵画に対する情動的反応
第11章 鑑賞者の役割の発見:リーグル,クリス,ゴンブリッチ
第12章 観察による発明:創造的装置としての脳
第13章 20世紀絵画の出現:形と情動の脱構築
第3部 絵画に対する視覚反応の生物学
第14章 脳の画像処理:現実に応じた幻想の創造
第15章 視覚像の脱構築:形の知覚を構成する要素
第16章 見ている世界の再構築:情報処理で成り立つ視覚
第17章 高次の視覚:脳による顔と手,体の知覚
第18章 トップダウン型の情報処理:記憶を使った意味の発見
第19章 情動の脱構築:情動の基本要素の探究
第20章 情動の描写:顔や体,色の利用
第21章 無意識の情動と意識的な感情:身体への影響
第4部 絵画に対する情動反応の生物学
第22章 情動認知のトップダウン型制御:前頭前皮質と扁桃体
第23章 絵画の美醜に対する生物学的反応:進化過程で保存されてきた機能
第24章 鑑賞者の役割:他者の心の中の個人劇場への入場
第25章 鑑賞者の役割の生物学的な基盤:他者の心のモデル化
第26章 脳による情動と共感の制御:トップダウン型とボトムアップ型の調節システム
第5部 進化する芸術と科学の対話
第27章 芸術の普遍性とオーストリア表現主義者:生来的なストーリーテラー
第28章 創造的な脳:端緒についた創造性の研究
第29章 認知的無意識と創造的な脳:多数の並行処理と無意識の利用
第30章 創造性を生む脳回路:右半球の活動
第31章 才能と創造性,脳の発達:失語症とサヴァン,躁鬱病
第32章 自己の理解:芸術と科学の新たな対話
芸術は、単に好き嫌いで話が済むような趣味の世界のものではない。芸術は、世界の様々な素晴らしいものが沢山詰まったものであり、世界の奥深いものが凝集しているものである。本書は、芸術のこのような本質を、古代ギリシアから現代までの多くの傑作を現地に訪ねて現場でわかりやすく語っていく。文学や演劇についても言及するが、主軸は建築を含む美術とし、芸術のもっている深い意味を明らかにしていく。芸術が、好き嫌いのレベルを超え、感覚的な趣味のレベルを超えた、奥深いものであるということがわかるようになることが目標である。
1.芸術とは何か -芸術の見方・味わい方ー 2.プラトン美学 -文学の深い可能性ー 3.アリストテレス芸術哲学 -演劇の哲学的普遍性ー 4.ロマネスク美術 -超越のプラトン主義ー 5.ロマネスク美術 -輪廻転生のプラトン主義ー 6.ゴシック美術 -内在のアリストテレス主義ー 7.イタリア・ルネサンス美術 -ルネサンスの新プラトン主義ー 8.イタリア・ルネサンス美術 -ルネサンスの政治思想ー 9.北方ルネサンス美術 -宗教改革と芸術ー 10.バロック美術 -対抗宗教改革の芸術戦略ー 11.ロココ美術 -ディドロ美学と市民の芸術ー 12.19世紀美術 -革命の時代の芸術ー 13.20世紀美術 -戦争の世紀の芸術ー 14.現代の芸術 -死の影の下の芸術ー 15.今日の芸術 -危機の時代の芸術ー
二つの世界大戦から、革命と共産主義、無意識とセクシュアリティ、言語論的転回、アメリカの亡命者たち、映画と精神分析とファシズム、ホロコーストの記憶、構造主義、「歴史の終わり」、情報テクノロジーの進展、世界文学、そして「廃墟としての未来」まで……時代の転回期に「二〇世紀の夢」を振り返る徹底討議。
■目次
第一回 世紀の開幕
第二回 世界内戦1.0
第三回 革命と共産主義
第四回 無意識とセクシュアリティ
第五回 言語論的転回とその〈谺〉
第六回 亡命者たちのアメリカ
第七回 「映像」の運命
第八回 世界内戦2.0
第九回 批評の革新
第十回 エイティーズ 『空白』の時代
第十一回 インターネットの出現
第十二回 〈世界文学〉のために
後記
人間の条件と可能性を大胆に更新する人類学者インゴルド。ジャンルを越えて共感を呼んだ『ラインズ』につづく待望の邦訳。“線”から“つくること”へ!
とある学校の芸術科クラスに通う5人の女の子。
彼女たちがデッサンしたり、粘土をこねたりしてるのを見てると、いつの間にかこっちも一緒に授業を受けてる気分に!?
きゆづきさとこの大人気美術系4コマがついに発売!!
「芸術とは生きること」と言った太郎の人生は、まさに波乱万丈。権威、常識そして自分自身と闘いぬいた男の物語。
画家、デザイナー、建築家、作家、音楽家……時代とジャンルを超えたアーティストの家250軒!
アーティストが自分自身のためにデザインした家。そこは、生活の場であり、技術や思想が反映された芸術作品であり、インスピレーションを与えてくれる場所でもあります。本書では、歴史上の人物から現役のアーティストまで、世界的クリエイターたちの自宅を紹介。美しいインテリアの中に込められたストーリーを紐解くと同時に、アーティストの知られざる一面も見えてきます。
〈収録アーティスト〉
【アート】
レオナルド・ダ・ヴィンチ
ポール・セザンヌ
クロー・ド・モネ
パブロ・ピカソ
フランシス・ベーコン
ルネ・マグリット
サルバドール・ダリ
ラファエロ
ルーベンス
フリーダ・カーロ
マルク・シャガール
ジョアン・ミロ
サイ・トゥオンブリー
ジャクソン・ポロック
ウィリアム・モリス
河井寛次郎
イサム・ノグチ
ドナルド・ジャッド
【建築・デザイン】
ル・コルビュジエ
チャールズ&レイ・イームズ
テレンス・コンラン
ザハ・ハディド
坂茂
オットー・ワーグナー
フランク・ロイド・ライト
オスカー・ニーマイヤー
ヘリット・リートフェルト
アルヴァ・アアルト
フランク・ゲーリー
【ファッション】
ガブリエル・シャネル
クリスチャン・ディオール
ユベール・ド・ジバンシィ
イヴ・サンローラン
ジョルジオ・アルマーニ
マーク・ジェイコブス
アレキサンダー・マックイーン
【文学】
アガサ・クリスティ
アーネスト・ヘミングウェイ
ヴァージニア・ウルフ
マーク・トゥエイン
ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ
ヴィクトル・ユーゴ
チャールズ・ディケンズ
エミリー・ブロンテ
ジャン・コクトー
ジャン・ジャック・ルソー
ヘンリック・イプセン
【音楽・映画】
ルイ・アームストロング
ジミ・ヘンドリックス
フランク・シナトラ
デヴィッド・ボウイ
エルヴィス・プレスリー
ジュゼッペ・ヴェルディ
ピョートル・チャイコフスキー
ジャコモ・プッチーニ
フランツ・リスト
チャーリー・チャップリン
他
巻頭特集:銅版画の新潮流
これまで銅版画は「線描」でイメージを描画する作品が中心でしたが、本特集では近年主流となっている銅版画の傾向を、次の二つのテーマに分類して紹介します。
一つは、銅版画らしいマチエールの表現において、他の技法と組み合わせるなど新味のある作品を発表している「マチエール表現の作家たち」。入江明日香や濱田富貴といった作家を中心に、山田純嗣、森本由貴子、田沼利規、西村 涼、河内大樹を紹介します。
もう一つは、非常に私的かつ内省的な部分に作品のテーマを求める「私的表現の作家たち」です。重野克明、村上 早の作品に込めた思いや制作の動機をインタビューで明らかにしつつ、島田北斗、玉分昭光、豊泉綾乃、チョン ダウン、森 茜が登場します。
今、あえて銅版画で制作をする理由とは。銅版画の新潮流とは何か。最前線で活躍する作家たちの作品とインタビューから、現在の銅版画シーンを明らかにする特集です。
巻頭特集 銅版画の新潮流
第1章 マチエール表現の作家達
入江明日香 ”版表現”で世界と向き合う
濱田富貴 「構造」というマチエール
山田純嗣/森本由貴子/田沼利規/西村 涼/河内大樹
第2章 私的表現の作家たち
重野克明 版画はまじめに苦しまないと 取材・辺見 海
村上 早 銅版画、私の傷。
島田北斗/玉分昭光/豊泉綾乃/チョン ダウン/森 茜
座談会 銅版画の新潮流とは何か? 野口玲一・藤村拓也
版画家ヒストリー 中林忠良(銅版)
「版画アートコレクション」の作家 吉田秀司(木版)
期待の新人作家 土屋未沙(木版)
写真芸術の世界 ロベール・ドアノー
近代日本のアール・デコ 第6回 満鉄のアール・デコ
展覧会スポットライト
没後70年吉田博展/KYOTO版画2021閉会展/「HANGA」NEXT GENERATION/丸山浩司作品展・ゼミ有志展
展覧会レポート
第11回飛騨高山現代木版画トリエンナーレ2020 文・磯見輝夫
版画で作るオリジナル・グッズ 第5回 小さな版画で作る豆本 講師・早川純子
今すぐ買える版画の逸品 版画マーケットプライス2020年12月〜2021年2月版
版画展覧会スケジュール 2020年12月〜2021年2月版
公募展受賞作品/公募展募集要項
版画インフォメーション
HANGA GEIJUTSU English Summary
フランスの老舗出版社「ラルース」が19世紀から発行してきた百科事典から、多岐にわたるジャンルの色鮮やかなレトロイラストを集め、一冊にまとめました。
みっちりと敷き詰められた美しい博物画が、現代の解説を添えて紹介されています。
羽ばたく者たち/陸上に住む仲間たち/深海の生き物たち/畑での仕事/果樹園とブドウ園で/庭のさまざまな顔/都会の喧騒/工房にて/舞台に集まれ!/場の騒乱のなかで/挿絵画家の紹介
芸術作品は、日常生活に回収される道具と異なり、世界と大地との亀裂の狭間に真実を顕現させる。哲学の「別の原初」を指し示し、ハイデッガー後期思想への「転回」を予示した記念碑的作品。
印象派の画家たちは、古典的な絵画の刷新を夢見ていました。そして、賭けに勝ちました!
戸外で自然を描くことと、現代の生活を描くことを好んだ画家たちの世界にようこそ。モリゾ、ピサロ、シスレー、ドガなど、印象派の中心人物を紹介。
その作品と人生を今あらためて読み直す。ミシマ入門の最新版にして決定版! 平野啓一郎が小説、戯曲、日記などから選び抜いた15篇を濃密に解説。井上隆史は衝撃的な死に至る人生をつまびらかにし、四方田犬彦は映画俳優としての姿を追う。美輪明宏、横尾忠則、高橋睦郎、坂東玉三郎ーー生前の三島由紀夫と親交があった人たちの証言も掲載。「昭和」と共に歩んだ作家は、こんにちどう読まれ得るのか?
日本では、古くは江戸時代より「美人」が浮世絵版画の画題として親しまれてきました。ですが、「美人版画」は単に女性の姿かたちを描くだけではなく、時代ごとの風俗をうつしとり、流行を彩ってきたものなのです。「時代」はとりわけ女性の装いに顕著に表れていました。
本特集では単に「女性を美しく描く=美人版画」という図式ではなく、描かれた女性像に、現代ならではの視点が盛り込まれた作品を紹介します。また、第 2 章では伊藤深水や竹久夢二といった、大正・戦前までの女性を描いた版画作品も合わせて掲載することで、近代から現代に至る時代の変遷にも注目します。
巻頭特集 「美人版画」の現在 時代をうつす鏡
第1章 「美人版画」の現在
掲載作家
・山口 藍
・浅野勝美
・岩渕華林
・中田真央
島崎良平/鈴木結紀子/西田版画室/佐藤真奈美/長谷川可奈/前橋 瞳/高松和樹/石川真衣
「今、美人を描くということ」(談・川西由里)
第2章 「新版画」や口絵・挿絵にみる美人たち
掲載作家
「木版口絵」の美人…鏑木清方
「美人画ポスター」の誕生…山田秋畝/北野恒富
「夢二式美人」の隆盛…竹久夢二
「新版画」の美人…橋口五葉/伊東深水/山川秀峰/鳥居言人/山村耕花/小早川 清/石川寅治
「イラストレーション」の美人…高畠華宵/蕗谷虹児/中原淳一/橘 小夢/竹中英太郎/神保朋世/志村立美
「日本美人」は紙上イメージにあり(談・岩切信一郎)
版画家ヒストリー 星野美智子(リトグラフ)
「版画アートコレクション」の作家 鈴木良治(リトグラフ)
写真芸術の世界 今 道子
近代日本のアール・デコ 最終回 モニュメントと博覧会のアール・デコ(文・山田俊幸)
展覧会スポットライト
海を渡った版画家たちー平塚運一と神原 浩ー/三塩佳晴展/舟越 桂小品展/山中 現展ーミニマルー谷川俊太郎詩集より
展覧会レポート
第10回 FEI PRINT AWARD展(文・河内成幸)/アワガミ国際ミニプリント展2021(文・平木美鶴)
版画で作るオリジナル・グッズ 第9回 シリコペ紙版画 講師・松田圭一郎
今すぐ買える版画の逸品 版画マーケットプライス2021年12月〜2022年2月版
版画展覧会スケジュール 2021年12月〜2022年2月版
公募展受賞作品/公募展募集要項
版画インフォメーション
HANGA GEIJUTSU English Summary
「アクション・ペインティング」という概念を生み、サルトルやドゥルーズにも影響を与えた美術批評家による、戦後の現代美術の動向を追う、パフォーマティヴな「脱」芸術批評。
ミケランジェロは、イタリア・ルネサンスのもっとも重要な芸術家の1人と考えられています。孤独を好み、休むことなく仕事をした彼は、彫刻家であり、画家であり、建築家であり、そして詩人でした。多くの才能をもったミケランジェロの世界にようこそ!
《ダヴィデ像》や《最後の審判》など作品説明も充実。
小学生低学年から。
毎回100万人前後が離島などの会場に来場し100億円規模の経済波及効果をあげる芸術祭。だが、それだけではない。地域資源の再発見、誇りの醸成を促し、交流と活動の連鎖から、小商いや移住・定住の増加など、地域の変化が起きている。その企画・運営、とりわけ行政と民間・住民の関わり方を読みとき成功の秘訣を示す。
はじめに
1章 「地方消滅」の危機に対峙するーー現代アートが地域資源を呼び覚ます
1 「海の復権」を掲げた瀬戸内国際芸術祭
2 地域型芸術祭のパイオニア「大地の芸術祭」
〈この人に聞く〉 北川フラム氏 芸術祭は21世紀の社会運動であるーー美術が地域を耕す
2章 瀬戸内国際芸術祭の展開ーー「近代の汚点」を超克し、21世紀を見据える
1 日本の玄関「瀬戸内海」--地政上の優位性、多様で豊かな歴史
2 第二次世界大戦を境に海が荒れ始める
3 近代化の負の遺産に向き合うーー煙害の島/産廃の島/ハンセン病の島と芸術祭
〈この人に聞く〉福武總一郎氏ーー在るものを活かして、無いものを創る
3章 瀬戸内国際芸術祭のマネジメントーー運営と仕組みづくり
1 瀬戸内国際芸術祭ができるまで
2 本気の官民協働ーー実行組織の在り方
3 経営資源をいかに集めるか
4 ノウハウの蓄積ーー批判、失敗を含め「プロセス」を引き継ぐ
5 まちづくり計画に伴走する
〈この人に聞く〉真鍋武紀氏ーー熱意ある人材と適切な役割分担。最後は人と人との信頼関係
4章 瀬戸内国際芸術祭の参加者たち --来場者/アーティスト/住民/サポーター
1 瀬戸内国際芸術祭来場者、その半数がリピーター
2 常連アーティストの心を惹きつける場所/人々--島に眠る物語を作品に再編集する
〈この人に聞く〉王文志氏(台湾)--作品がなくなってもつながりが続く芸術祭
3 住民の関わり方が変わるーー受動から能動へ
4 ボランティアサポーター --観る側から支える側へ
〈この人に聞く〉浜田恵造氏ーー地方に何があるのだという問いへ一つの答えを示した
5章 交流から定住へーー島の暮らしに新風を吹き込む
1 島に変化をもたらす「関係人口」
2 交流から定住へ
3 芸術祭を契機に人材が集まる
〈この人に聞く〉大西秀人氏ーー新しい産業や文化を生み出しながら100年続く芸術祭を目指したい
6章 瀬戸内国際芸術祭の国際性
1 日本の芸術祭の特徴と国際化の課題
2 外国人来場者の上位は台湾、中国、香港
3 海外メディアで取り上げられる瀬戸内国際芸術祭
4 アジアに伝播する芸術祭
7章 公共政策からみた瀬戸内国際芸術祭
1 芸術祭への問題提起を考える
2 持続可能な地域をつくるーー芸術祭とまちづくり
終章 地域型芸術祭とソーシャルイノベーション
1 瀬戸内国際芸術祭の楽しみ
2 瀬戸内国際芸術祭、成功の要点
3 ソーシャルイノベーションとしての瀬戸内国際芸術祭
おわりに
注・参考文献
海外で作品が高額で取引される村上隆が、他の日本人アーティストと大きく違ったのは、世界基準の戦略を立てたこと。
稀代の芸術家が、熱い情熱と冷静な分析をもって、アートとビジネスの関係を語る。
デジタル化とコモディティ化が進む現代,アートの「場」から得られる知見や着想,地域や文脈とのつながり,そして真正性は,企業にとって有益なものである。アートプレイスの構築から企業が得られるものとは何か。取材と分析から得られた知見をもとに伝えていく。
序 章 アートプレイスへの注目
第1部 メディアとしてのアートプレイス
第1章 企業と芸術とのかかわり 第2章 ビジネスにとってのアートプレイス
第2部 事例研究1 オウンド・アートプレイス
第3章 工藝作家が育つ場をつくり,「文化をたのしむ,くらし」を届ける:日本毛織株式会社「工房からの風」 第4章 芸術家との交流が「資生堂らしさ」を育み,企業文化が事業を駆動する:資生堂ギャラリー,資生堂アートハウス 第5章 「よく生きる」をともに考える地域社会の要:ベネッセアートサイト直島 第6章 創業の精神が宿る2つの場所を起点とした芸術支援:サントリー美術館とサントリーホール 第7章 地域に愛される存在をめざした関係づくり:トヨタコミュニティコンサート
第3部 事例研究2 ペイド・アートプレイス
第8章 美術を通じたステークホルダーの結節点:大原美術館 第9章 つながりをつくる社会包摂型の芸術劇場経営:可児市文化創造センターala(アーラ) 第10章 クリエイターとの協働によって企業のマインドセットを刷新する:ロフトワーク 終 章 アートプレイスの形態が生み出すコミュニケーション効果
補 論 本書が依拠する概念と理論
補論1 アートプレイスの役割 補論2 企業と社会のあいだ 補論3 企業のコミュニケーションと文化芸術