松本清張、島田荘司、有栖川有栖、北村薫、東野圭吾、綾辻行人、法月綸太郎、京極夏彦、高田崇史、殊能将之、舞城王太郎、西尾維新…連綿と連なるミステリーの系譜を、鋭利にそして流麗に斬る。京大ミステリー研にこの人ありと言われた伝説のカリスマ・巽昌章、初のミステリー評論集。
「何者じゃ」夜回りの老局は思わず誰何した。奥州棚倉の城主、勝田駿河守の上屋敷の闇に男が蹲っている。「土蜘蛛の精…」名乗ったその顔は幽鬼のものであった。折しも婚儀定まった姫を案じて寝所に踏み入った局の見たものは、無惨な姫の姿。姫が自害して果てたのは間もなくである。勝田の家を呪うのは、いったい何者?もと歌舞伎役者の色男、文七が陰謀に迫る。
デザイナーの卵・アマンダはあるとき母親から、出生時に産院で別の赤ん坊と間違えられたことがあると、聞かされる。見ず知らずの「間違えられた」相手に惹かれた彼女は、それが著名な画家ギャリスンの息子ソーンだと知る。「もしや私の本当の父親は…」ロマンチックな興味からギャスリン家を訪ねた彼女は、彼の莫大な財産をめぐる巧妙な殺人計画に気づくが、殺人者の魔手は彼女に伸びてきた!サスペンスの女王渾身の傑作。
クモをきらう人はすくなくありません。けれども、きらわれ者のクモは、本当はとても愛すべき生き物。これは、リーゼ・ウェブスターという名のかわいいクモのお話です。リーゼの夢は、世界でいちばん美しいクモの巣をつくること。どうやったら、美しいクモの巣を編めるだろうか?リーゼはいっしょうけんめい、クモの巣を編みつづけます。そうして、ある夏の朝、じぶんの編みあげたクモの巣を見つめて、リーゼはつぶやきます。「これは、わたしのつくった、いちばん美しいクモの巣だわ」ダイアモンドの水のつぶ。朝の光の宝石。『ゲド戦記』で名高いル=グウィンが編みあげたクモの巣のように美しいお話の絵本。
色々なクモの網や、円網の形や張り方についても解説はしているが、それはこの本の一部。むしろ、クモの行動や生活にとって網がどれほど重要な役割をしているのかを、そして、クモの網がどれほど面白い謎を秘めているのかを伝える内容となっている。
松任谷由実が22年ぶりに林真理子対談に登場!
「東京のど真ん中生まれじゃないことが自分の音楽を形成している」
デビュー50周年を迎えて松任谷由実さんが、実に22年ぶりに林真理子さんの対談連載に登場。二人は長年の友人同士。愛しの人を前にマリコさんの気持ちも弾みます。大学業務で多忙をきわめるマリコ理事長に向け、クリエーター・ユーミンから鋭い質問が──。
「マリコのゲストコレクション」に松任谷由美さんが登場! 「東京ど真ん中生まれじゃないことが、自分の音楽を形成していると思ってる」「曲も『作曲というより発明に近い』と言ってる」「私に嫉妬したら疲れるよ。ボールを壁打ちしてるようなもんで」など、数々の名言が飛び出しました。長年の友人で愛しのユーミンを前に、マリコさんの気持ちも弾みます。日本大学の理事長として多忙を極めるマリコさんに向け、ユーミンから鋭い質問が……。22年ぶりの対談は必読です。
その他の注目コンテンツは
●表紙に登場の早乙女太一さんインタビュー
黒澤明監督の傑作映画を舞台化した「蜘蛛巣城」。早乙女太一さんは、映画で三船敏郎さんが演じた武将役を務めます。「天使と悪魔が同居する人間」を演じるという早乙女さんは、シェークスピア四大悲劇の一つ「マクベス」を土台にしたこの作品で、人間の美しさと愚かさの両方を極めてゆきます。最近はテレビドラマでの活躍が目立ちますが、それも「自分に興味を持ってくださった方に劇場まで足を運んでもらいたい」からだとか。そんな早乙女さんの素顔に迫るインタビューと、色気のにじむグラビアもお楽しみに。
●花の70代を支える年金繰り下げ
年金を増やす貴重な手段である「繰り下げ受給」。豊かな老後を送ろうと実行する人が増えていますが、その分、受給総額減や税金や社会保険料の増額を気にして二の足を踏む例が多いそうです。金勘定に「損得論」は避けて通れませんが、総額に惑わされることなく、老年期の盛りの70歳代をプチ贅沢に暮らすために年金繰り下げはとても魅力的な制度。年金から税金や社会保険料を差し引いた「手取り」で考えれば、実際に使える額がよく分かります。10年間で900万円増とのシミュレーションも。目から鱗の年金繰り下げについて徹底解説します。
●ここまで来た!ニッポンの新技術
昆虫食もついにここまできました。なんと「ハエの幼虫(ウジ虫)」が世界のたんぱく質危機を救うというのです。おからを食べさせて育てたウジ虫が私たちの栄養源になるかも。災害救助に活躍する“タケコプター”や匂いをデータベース化して病気を発見する技術など、話題のテクノロジーを一挙公開。やっぱり日本の技術はすごかった!
●岸田政権「原発大回帰」のデタラメ
東日本大震災から10年余り。原発事故を忘れたかのように、岸田政権は原発の新増設容認・運転期間延長に突き進んでいます。その裏側を探ると、経済産業省の支配が“復活”して「骨抜き」にされた原子力規制委員会、規制側と推進側のズブズブの関係などが浮かび上がりました。国民に説明しないまま「原発回帰」へと動く政権の内実を取材しました。
今回の表紙は『七つの大罪』、特別番外編が読めるぞ、あの人気キャラの意外な一面が明らかに!! 巻頭カラーはサバイバルホラー新連載『溶解人間』、高校生・高橋は、ふと目を覚ますと見ず知らずの女子高生・北沢と廃ビルの中にいた……。センターカラーは『絡新婦の理』、物語の舞台はついに妖しい「蜘蛛の巣館」へ!! 連続カラー第2弾の『ツバサ WoRLD CHRoNiCLE ニライカナイ編』。ハートフル特別読み切り『Look』、コンビニでいつものようにバイトしていた木下斗真と長瀬沙空は、ある事件に巻き込まれるっ!!
アニメ・ジャンル発の廉価シリーズ“ANIMEX1200”。懐かしのアニメや特撮ソングが、完全デジタルマスタリングの高音質で甦る。初回リリース時のジャケットデザインも嬉しい。
「何者かが本堂の仏様を盗みだそうとしている」と、寺の和尚から相談を受けたくものす親分と子分のぴょんきち。はたして盗人の正体とは?くものす親分が謎解きに挑む時代劇絵本。
世界を舞台に多彩な文化人と交流し、都市文化を創造してきた建築界の知の巨人が、ルイス・カーンから丹下健三、ジャック・デリダ、吉本隆明まで、愛惜の50人への思いを綴る。
Origamiの数理はここまで来た!世界中の研究者がしのぎを削る「折り紙」の数理的探究。深化を続けるその研究成果の最前線を紹介する。
※先着特典:【「共犯」B2告知ポスター】はこちらの商品には付いておりません。⇒特典付ページは⇒こちら
ボカロ界の貴公子 八王子Pとシンガー・詩人・モデルとして活躍するHANAEによる、都市型夜光性音楽ユニットのデビュー作!
ボーカロイドプロデューサーとポップシンガーによる新ユニットの誕生。
個々の活動のイメージを反して、世の中の「悪」「闇」「流行(噂)」を曲にして世に提示するダークな人間の個性を曲にしていくユニット。
これまで2人が個人の活動で世に提示してきたキラキラしたサウンド、歌詞、歌声とはうって変わってまるで別人かのような楽曲に。
このEPはまずは、ご挨拶として…甘い蜜を垂らし蜘蛛が巣に獲物を捕らえるかのような作品。
八王子Pの新たな境地のサウンドとHANAEのウィスパーな声が融合し、時代を一歩先取りしたNew GenerationをKUMONOSUが日本だけでなく世界に旋風を巻き起こす!