◆従来型の法的枠組からの脱却は可能かー医と法のあるべき姿、共通認識への解を指し示す◆
医と法、双方に長く携わってきた著者による貴重な書 - 医と法のすれ違いと平行線。その交錯点における葛藤。従来の法的枠組からの脱却は可能か。COVID-19に関する課題で露呈した、社会正義・対話の必要性。徒労の半世紀を越え、医と法のあるべき姿、共通認識への解を求め、共通の土俵上での取組みは、まさに「待ったなし! 」。
最も大切な人が突然その人でなくなる。記憶も、性格も、外見も、しぐさも、何もかも同じなのに全く別人なのだ。そんな現象「ソシアの錯覚」の謎を、具体的な症例と、可能世界や個体の同一性をめぐる哲学理論の両面から探究、無限の分身たちと重層化した世界に生きる人間存在の神秘をあばきだす。
アダルト・ポップス、AOR、そしてそんな音楽が醸し出す、マイルドな心地よさが多分にあるのだが、それだけに留まらないのが彼らしく、タイトル曲や(1)には、環境問題を始めとする今の社会の病巣に対する問題提起が、ストレートに歌い込まれている。
広く流布する日本人論の検証を通して明らかになった、状況の力と思考のバイアス。国家、民族間に溝をつくりだし、しばしば政治的な対立を激化させる文化的レッテルへの警鐘。
本書は、わが国の精神分析の領域で、ここ10年くらいの間に刊行された著作をふり返って、最もクリエイティブでしかもすぐれてアカデミックな研究書の一つである。一見読者に近づきやすい語り口になっているが、決して本書は入門書ではない。むしろかなり高度の、著者北山修によるウィニコットWinnicott,D.W.の研究書である。
栄養学・生理学・マーケティングの教授3人がヒット商品の“なぜ”を紐解く!
なぜ何かを好きになるのか? それはそのほとんどが無意識のプロセスで起きる。「好きになる」脳の原理を知れば、それを逆手にとって好きになってもえらえる。脳をうまく騙すことで“好きにさせる”錯覚の心理学。
警備員の長谷川は勤務先の建築現場で発足した「職長会」の会計を務めている。ある日、ギャンブルの負けが込んで生活費がままならなくなり、各業者から徴収した職長会費に手を付けてしまう。
それを副会計の菅山に見つかり、着服の証拠が固まり次第、警察とゼネコンに告発すると言い渡された。長谷川は菅山の口をふさぐべく、事故死に見せかけて現場の吹き抜け部分から突き落とす。
翌朝、発見された死体のそばにいたのは、新規で現場に配属された初老の警備員だった。恰好はみすぼらしく、頼りなさげだが、周りの者からは「警備コロンボ」と呼ばれているらしい。その名のとおり、彼は「刑事コロンボ」さながら、長谷川にしつこく付きまとうのだった。
なぜあのグルメが売れてるの?なぜ行列してるの?なぜ食べてしまうの?なぜ身体によくないの?食に関するそんな疑問を抱くことはありませんか?本書は、巷で売れに売れまくっている料理や食品をクローズアップし、そうした“なぜ”を、栄養学、生理学、マーケティングの視点で学者3人が紐解いています。
アメリカは戦争に勝ってシナ大陸の権益を失い中国市場から追放された。それは何故か?『「植民地朝鮮」の研究』の著者が問う大東亜戦争の背景とその真相。
“ちょっとしたこと”で、「見えている世界」がガラッと変わる!見た目・色・手触り・思い込み…で、“不思議”が起こる!
サブリミナル効果などというものは存在しない。いくらモーツァルトを聴いても、あなたの頭は良くならない。レイプ被害者は、なぜ別人を監獄送りにしたのか?脳トレを続けても、ボケは防止できない。「えひめ丸」を沈没させた潜水艦の艦長は、目では船が見えていたのに、脳が船を見ていなかった。徹底的な追試実験が、脳科学の通説を覆す。
史上最高益に踊るメガバンクに異議あり!!巨大銀行の慢心が招く「恐ろしい未来」を予見するとともに、銀行業が本来担うべき役割ならびに使命を緊急提言。
キミの頭にガツンと一発、大衝撃をくらわすオモシロ・ゲームの大特集!いつも勉強や仕事に追われている人、ストレスがたまっている人、気分転換がしたくてたまらない人にもってこい!この本さえあれば、毎日毎日しのぎをけずるライバルやニクーイ先輩、小生意気な彼女をギャフン!といわせることができる。キミの頭をフル回転させて、推理力、直感力、想像力にチャレンジしよう。この一冊にだまされるか、だますテクニックをつかむかは、さあて、読んでのお楽しみ!
ばかやろー。ウサギと間違えられるだけでも屈辱だっていうのに、こんなへんぴな惑星に無理矢理つれてこられて、そのうえ〈悪魔の使い〉呼ばわりされて殺されそうになるなんて、いくらジゼルが猫だからって、あんまりだー。ジゼルは猫型生体機械。飼い主は、衰退をめざす銀河文明のなかでただひとつ発展をつづける巨体企業E・R・Fコーポレーションの会長夫妻の娘、なつめだ。身体の弱いなつめのために、銀河のあちこちを見てまわり、内蔵のレコード装置に記録しようと、勇んで旅に出たとたんにこの大騒ぎだ。わけのわからぬ宮廷内闘争にまきこまれるし、ジゼルはいったいどうなっちゃうんだろう。ねえ、アスラ、なんとかしてよー。『ねこたま』『まさかな』につづく小林めぐみの最新長編。煌きのコスミック・ファンタジー。