新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大当初以来,感染疑い患者から重症患者まで積極的に受け入れてきた国立国際医療研究センター(NCGM)によるCOVID-19対応マニュアル.COVID-19の診療から感染防止対策,診療科ごとの対応,また職員の有症状時や学生実習受け入れ時の対応のほか,PCR検査スポットの運営など,NCGMならではの豊富な実践的知識を余すところなく紹介.院内感染対策や組織体制の見直しを検討している医療機関必携の一冊.
目次
1.新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の疫学・診断・治療
2.インフルエンザとの同時流行時の感冒症状の考え方
3.感染防止対策の原則
4.個人防護具(PPE)の着脱
5.各部門における対応
a.救急外来
b.放射線診療部門
c.リハビリテーション部門
d.臨床工学科
e.手術部門
f.内視鏡部門
g.血管造影部門
h.院内の共用スペース(食堂,待合スペースなど)での感染対策ー自分の身をどう守るか
6.トピックス
a.職員の有症状時の対応
b.面会者への対応
c.外来での有症状者・発熱者のスクリーニング
d.学生実習・外部研修受け入れ時の対応
e.職員のメンタルヘルス
f.PCR 検査スポットの運営
g.意思統一,命令系統が確認できる場̶「本部対策会議」は重要
索引
透析病院が計画。運用、継続は止められない!いざという時に強い病院を作る!
4年間のコロナ禍を経験し、我々は何を学んだのか。COVID-19と共棲せざるを得ない世界で、政治はいかなる役割を果たすのか。
パンデミックは落ち着いたものの、コロナへの対応を常に心に留めておかないといけないという意味で、我々の社会は「コロナ化」しているといえる。本書は2019年末から2023年夏までの期間を対象に、感染拡大初期に限定した内容の『命か経済か』に引き続き、世界各国および日本国内の政治的な動向についての総括を試みる。
コロナ禍において、世界は、そして日本はどのように対応したか。COVID-19が引き起こした政治や経済、公共政策の変容に迫る。
本書は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が世界的にみられる現状を受け、主に2020年から2021年までの期間に注目し、世界が同時に経験した未曽有のパンデミックを、政治学、比較政治学、行政学、国際政治学、経済学、経営学など、多様な学問分野の専門家が社会科学の研究対象としてどのように捉えたのかについてまとめる。
COVID-19の感染対策を行うにあたり、一つずつルールを積み上げていくことで統一したマニュアルが形となる。済生会横浜市東部病院では、どのように構築してきたのか。そのプロセスを具体的に提示。
日々の感染症対策にはもちろん,新たなパンデミックへの備えにも役立つ!
【本書の概要】
「リネンはすべて使い捨て?」「面会させたいけれど…」「夜間巡回でもPPE?」など、コロナ禍における日常ケアのなかで起こったジレンマ、葛藤、迷いをどのように解決してきたのか。
患者の重症度に関係なく、感染患者をみている病院・施設をはじめ、訪問看護にも参考となるケアの工夫と実際を紹介。
【本書のポイント】
・日常ケアにおけるジレンマ・葛藤・迷いに対して、改善までのプロセスを具体的に提示。
・プロセスとして「病棟看護師による話し合い」「解決に向けての過程」を取り上げ、「感染管理対策室からのコメント」を加えることで、より納得のいくケアにつながる。
・日常のケアとして清潔ケア、検温、医療廃棄物や排泄部やリネンなどの取り扱いをはじめ、入退院や面会、隔離解除や急変時対応などに言及。
・看護師以外の他職種の活動をエピソードやコラムで紹介。
PCR検査論争は、どこに問題があったのか?なぜ「陰性証明」などが論点になったのか?どうして医療関係者の安全は守られないのか?探っていくうちに知られざる複雑な関係が見えてきた。
・0〜15歳の小児期における新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染の一部の例において、多臓器に強い炎症反応を引き起こし、重篤となりうる小児多系統炎症性症候群(MIS-C/PIMS)を続発することが報告されている。
・MIS-C/PIMS発症とCOVID-19との関連性が強く示唆されているが、本症は新しい疾患概念であり、病態に関しては今なお多くが不明である。川崎病の類縁疾患と考えられているが診断は難しく、治療法も確立されていない。
・本特集では、川崎病を含む重症炎症症候群の診断、治療の経験豊富な臨床のスペシャリストに、そして小児の感染症学研究のエキスパートにMIS-C/PIMSの疫学、病態、診断、検査、治療について概説していただく。
■ 小児COVID-19関連多系統炎症性症候群(MIS-C/PIMS)の診療
・はじめに
・小児のCOVID-19の動向
〔key word〕オミクロン株、神経学的合併症、新型コロナワクチン、ツインデミック、間接的健康被害
・MIS-C/PIMSの疫学
〔key word〕小児多系統炎症性症候群(MIS-C/PIMS)、疫学、mRNAワクチン
・MIS-C/PIMSの病態
〔key word〕MIS-C/PIMS、COVID-19、SARS-CoV-2、スーパー抗原、スパイクタンパク、免疫調節障害
・MIS-C/PIMSの診断
〔key word〕診断、MIS-C(multisystem inflammatory syndrome in children)、PIMS(pediatric inflammatory multisystem syndrome)、川崎病、鑑別
・MIS-C/PIMSの薬物治療
〔key word〕免疫グロブリン製剤(IVIG)、ステロイド製剤、生物学的製剤
・MIS-C/PIMSの全身管理
〔key word〕MIS-C(multisystem inflammatory syndrome in children)/PIMS(pediatric inflammatory multisystem syndrome)、集中治療室(ICU)、免疫調節療法
・MIS-C/PIMSの今後の課題
〔key word〕小児多系統炎症性症候群(MIS-C/PIMS)、免疫、診断、病態生理、治療
●TOPICS
遺伝・ゲノム学
・VEGFシグナルを介したダイナミックな内皮エピゲノム修飾と抗血管新生手法の確立
医療行政
・ICD-11改訂ーー国内の普及に向けた取り組みと今後の課題
●連載
医療DX--進展するデジタル医療に関する最新動向と関連知識
・7.スマホアプリを活用した糖尿病重症化予防の取り組み
〔key word〕糖尿病、重症化予防、スマホアプリ、行動科学
●フォーラム
グローバルヘルスの現場力
・15.タイ北部におけるHIV感染者ケア強化事業ーーサンパトンモデルの形成
日本型セルフケアへのあゆみ
・18.よくわかるがんゲノム医療1:がん遺伝子パネル検査
医療MaaS--医療と移動の押韻
・4.住処の隅から
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
本書は、2019年末より世界中を混乱の渦に巻き込み、未だ,猛威を振るっているCOVID-19について、日本国内の精神科病院として、当初から第一線でこの未曾有の感染症に関わってきた、松沢病院の真摯な取り組みを追う。次々に沸き起こるさまざまな問題にどう対処しどう改善していったのか?各セクションごとの執筆者によって解説する。
第1章 松沢病院 COVID-19の経験
1 松沢病院におけるCOVID-19最初期の対応 齋藤 正彦 2
2 松沢病院における感染症対策 杉井 章二 9
3 松沢病院における精神科診療に関する対応 針間 博彦 15
4 看護部の対応 郷 由里子 20
5 COVID-19対応ーICNの活動 濱田 晴美 26
6 内科コロナチームの活動 小野 正博 34
7 内科における入院症例 小野 正博,藤戸 孝俊,林 栄治,松村 謙,阪下健太郎 40
8 精神科医の活動 正木 秀和 52
9 精神科外来の対応 今井 淳司 56
10 感染症病棟における精神科診療 福田 陽明 63
11 合併症病棟における疑い症例への対応 井藤 佳恵,辻本 喬俊,下山 朋洋,浅見 友子,林 恵子,橘 敏子 71
12 精神科救急病棟における疑い症例への対応 大澤 達哉 77
13 認知症病棟における疑い症例への対応 大島 健一 81
14 ソーシャルワークの実践と課題 木村亜希子,齋藤 正彦 84
15 職員の健康管理ー産業医の立場から 犬尾英里子 91
16 COVID-19対応ー情報管理・情報伝達の立場から 竹田 功 100
17 民間精神科病院クラスターへの対応 正木 秀和 110
18 医療・行政システムの課題 齋藤 正彦 114
第2章 精神科病院の感染症対策
1 平時の備え 杉井 章二 126
2 職員研修プログラム 濱田 晴美 131
索引 139
・2019年末より続く新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックは、世界中に大きな影響を及ぼしており、2022年4月現在で全世界の死亡者数は624万人に達している。
・このように多大な死亡者が発生した原因について、ウイルス感染症に加えて非感染性疾患である高血圧や肥満、糖尿病、心血管疾患、慢性呼吸器疾患、がんなどの慢性疾患との相互作用が関連している。
・本特集では、糖尿病や肥満によるCOVID-19の重症化と、新型コロナウイルス感染による血糖コントロールの変化について網羅した内容を、わが国の基礎および臨床の研究者にご解説いただく。
■ 肥満・糖尿病とCOVID-19
・はじめに
・肥満症による感染症の重症化機構
〔key word〕肥満症、免疫異常、炎症、感染症
・脂肪組織GRP78は高齢、肥満、糖尿病に関わる新型コロナウイルスのホスト因子である
〔key word〕肥満、糖尿病、脂肪組織、GRP78、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
・海外における肥満・糖尿病とCOVID-19
〔key word〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、肥満、2型糖尿病
・糖尿病とCOVID-19の重症化ーー自施設データも踏まえて
〔key word〕糖尿病、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、重症化リスク
・COVID-19による死亡リスクに対する肥満の影響
〔key word〕肥満、BMI、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、院内死亡
・COVID-19と1型糖尿病
〔key word〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、1型糖尿病、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)
・コロナ禍における血糖コントロールの変化と医療者の関わりの意味を考える
〔key word〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、パンデミック、血糖コントロール、医療学、療養支援
・COVID-19禍における血糖コントロールーーCOVID-19流行による生活習慣の変化と糖尿病血糖コントロールに関する調査結果を踏まえて
〔key word〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、糖尿病、動脈硬化リスク管理
●TOPICS
腎臓内科学
・異種胎仔を活用した腎臓再生への挑戦
生理学
・状況に応じて価値を判断する脳の仕組み
●連載
バイオインフォマティクスの世界
・15.やってみようバイオインフォマティクスーーメタ16S解析編
〔key word〕メタ16S解析、16SリボソームRNA配列、バイオインフォマティクス
人工臓器の最前線
・3.光電変換色素薄膜型の人工網膜OUReP(オーレップ)
〔key word〕人工網膜、光電変換色素、医師主導治験、網膜活動電位、製造品質管理
●フォーラム
日本型セルフケアへのあゆみ
・16.ストーマ(人工肛門・人工膀胱)を持つ人のセルフケア
中毒にご用心ーー身近にある危険植物・動物
・19.ヤマカガシーー河原や田んぼの近くで捕まえて遊んでいるときに誤って咬まれると……
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)はまたたく間に世界へと広がり、人々の生活を大きく変革させたが、疾患はCOVID-19だけではなく、常にCOVID-19とそれ以外の疾患との両立が求められる。
・全国各地で新たな医療システムも動き出している。体外式膜型人工肺(ECMO)が必要な重症患者の集約化、そのための患者搬送、経口治療薬の開発、自宅療養患者のモニタリングと容態変化を早期に把握できるシステムなどである。
・本特集では多岐にわたるCOVID-19での課題に対して第一線で闘ってきた研究者、臨床家に解説いただく。今後も新興感染症によるパンデミックが発生するであろう。本特集がその体制作りに少しでも役立つことを期待する。
■ COVID-19と循環器疾患
・はじめに
・COVID-19の重症化予測アプリケーションの開発
〔key word〕重症化予測、医療機器プログラム(SaMD)、深層学習、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、機械学習
・COVID-19と心筋炎
〔key word〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、心筋炎、多系統炎症性症候群(MIS)
・COVID-19と血栓症
〔key word〕新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)、血栓症、凝固障害、抗凝固療法
・COVID-19と心筋梗塞を両立するための地域体制ーー神奈川県の取り組み
〔key word〕災害派遣医療チーム(DMAT)、集中治療室(ICU)、PCR(polymerase chain reaction)、神奈川モデル
・COVID-19が循環器診療に与えた影響ーー日本循環器学会アンケートを踏まえて
〔key word〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、医療崩壊、循環器診療、循環器救急疾患
・COVID-19による遅発性の劇症型心筋炎に対して、V-AV ECMOを要した1例
〔key word〕劇症型心筋炎、mixing zone、differential hypoxia、hybrid ECMO
・重症COVID-19の移送ーーPrimary ECMO transportとは
〔key word〕Primary ECMO transport、多職種mobile ECMOチーム
・ニューヨークにおけるCOVID-19パンデミックーー日本とニューヨークは何が違ったのか
〔key word〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、救急外来(ER)、リサーチマインド
・日本でのCOVID-19に対するECMOの現状ーー日本ECMOnetレジストリ・データからみえてくるもの
〔key word〕コロナウイルス、アウトカム、生存率、死亡率
●TOPICS
腎臓内科学
・生体内ATPイメージングを用いた急性腎障害の予後予測
再生医学
・膵島オルガノイドによる糖尿病の改善
●連載
この病気、何でしょう? 知っておくべき感染症
・25.トコジラミ症(シラミではない、カメムシだ!)
〔key word〕トコジラミ、南京虫、カメムシ
オンラインによる医療者教育
・11.コロナ下での地域医療実習の実際ーー鳥取大学医学部地域医療学講座の場合
〔key word〕地域医療、文化人類学、ネガティブ・ケイパビリティ、COVID-19
ユニークな実験動物を用いた医学研究
・9.カニクイザルーーヒト橋渡し研究の大本命
〔key word〕非ヒト霊長類、疾患モデル、ゲノム編集、トランスジェニック
COVID-19診療の最前線からーー現場の医師による報告
・3.SARS-CoV-2のウイルス学的特徴と変異
●フォーラム
子育て中の学会参加
・17.総合診療医の視点から
・物理刺激受容のメカニズムの解明ーー2021年ノーベル生理学・医学賞によせて
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
2019年に中国湖北省武漢で発生が確認された新型コロナ感染症(COVID-19)は、瞬く間に世界中に広がり、2023年の5月の時点で、総患者数は、7億6,700万人、死者は、690万人を超えるほどのパンデミックを引き起こすことになった。一方、発生確認から数か月後の2020年1月10日には、その全塩基配列がオンラインで投稿された。それは、2002年に中国で発見されたSARS(重症急性呼吸器症候群)ウイルスや2012年に中東から広がったMARS(中東呼吸器症候群)と同属のコロナウイルス(後に、SARS-CoV-2と名付けられた)。このニュースを見て、これまでSARSやMERSと戦ってきた世界中の研究者たちは、直ちにこのSARS-CoV-2のタンパク質の構造解析にとりかかった。その中から、mRNAワクチン、アデノウイルスワクチンや抗ウイルス剤であるメインプロテアーゼ阻害剤、RNA依存性RNAポリメラーゼ阻害剤の創製に至る開発は、これまでの歴史上にないほどの怒涛の勢いで進められた。そして、いずれもこれまでの医薬品と比較して異例の速さで上市に至っている。これは、パンデミックと言う異常事態に対し、産官学が一体となり、これまでに蓄積された知識と技術が結集された結果と言えよう。正直なところ、SARS-CoV-2のパンデミックがなければ、SARS-CoV-2のワクチンがこれほどまでの速さで承認されたかどうかは分からないと思われる。 本書では、創薬研究に興味のある方のために、SARS-CoV-2による感染の分子機構の解明から、ゲノム創薬的アプローチによるワクチン(mRNA、アデノウイルス、タンパク質)や低分子抗ウイルス薬の分子設計と製造方法、臨床開発の経緯などについて、まとめてみた。
・COVID-19は医療の多くの面に計り知れない影響をもたらしているが、そのひとつに、もとよりバーンアウト(燃え尽き症候群)の危険性に曝されていた医療従事者にさらなる大きなストレスをもたらしていることがあげられる。
・本特集では、パンデミック下で医療従事者のバーンアウトをいかに防ぐかをテーマとし、国内で行われた複数の調査研究によるエビデンスに基づいた議論を行い、精神医学の観点から医療従事者を守るためのヒントを共有する。
・本特集が多くの医療従事者に読まれ、バーンアウトの危険因子や対策を正しく理解することや、自身を冷静に見つめ、バーンアウトに対するレジリエンスを高めることに役に立てば望外の喜びである。
■ パンデミック下における医療従事者のバーンアウトを防ぐ
・はじめに
・パンデミック前の医師のバーンアウトの状況と対策
〔key word〕バーンアウト、レジリエンス、仕事の有意義性、働き方改革、上司
・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミック下の聖路加国際病院における多職種バーンアウト調査から考える対策ーー研修医のサポートも含めて
〔key word〕バーンアウト、職種別、研修医
・パンデミック下の国内外の主要研究から考える対策
〔key word〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、ワークエンゲージメント、リーダーシップ
・東京都コロナ専門病院の実態調査から考える医師のバーンアウト対策
〔key word〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、バーンアウト、専門診療、離職、医療の質
・COVID-19対応スタッフへのメンタルヘルス・ケアーークラスター発生対応に焦点を当て
〔key word〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、クラスター発生、職業モラルの傷つき、睡眠障害、メンタルヘルス・ケア
・COVID-19によるパンデミックが医療従事者に及ぼした影響と今後の対策ーー国外、国内の文献レビューを通じて
〔key word〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、バーンアウト、パンデミック、医療従事者
●TOPICS
血管生物学
・新生血管成熟化分子Ninjurin1の役割ーー微小血管を標的とした新しい動脈硬化治療の可能性
小児科学
・川崎病の病態と酸化リン脂質
●連載
人工臓器の最前線
・10.人工血管の歴史と進歩
〔key word〕人工血管、ステントグラフト、tissue engineered vascular graft(TEVG)
医療AI技術の現在と未来ーーできること・できそうなこと・できないこと
・5.画像診断AIシステムーー外傷全身CTを例に
〔key word〕画像診断支援、機械学習、人工知能(AI)、外傷全身CT
●フォーラム
グローバルヘルスの現場力
・7.傾聴の次に来るものーー先人から学び、先人を超える
医療MaaS--医療と移動の押韻
・1.肉体の存在
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。