物理学や天文学はどのように発展してきたか。情報通信やバイオはこれからどうなるのか。48の分野について、世界の第一人者が躍進の軌跡をたどり将来を展望する。
4300万の人口を抱える南アフリカ共和国では、国民の10人の1人がHIVに感染し、毎日多くの人々がエイズで死亡し、またウイルスを他人や自分の子に受け渡している。この国でエイズ禍が広まった背景には、暗い人種差別の歴史、そして「エイズなど存在しない」と頑なに主張するターボ・ムベキ大統領の妄執があった。ムベキはある程度の効果が認められている抗エイズ薬を南アで認可するのを拒み続けているのだ。ズールー族の貧しい家に生まれたンコシもまた、生まれながらにしてHIVに感染していた。幼くして余命いくばくもないと診断された息子に少しでもましな生活をさせたいと願う母は、エイズ患者のホスピス施設を運営していたゲイルにンコシを託す。その日から養母ゲイルとンコシの愛と勇気の日々は始まった。ンコシの学校入学をめぐる騒動、施設の苦しい経済状況、そしてエイズ患者差別撲滅のためのPR活動。チャーミングで健気なンコシは世界中の反エイズ運動のシンボルとなったが、病魔は確実に彼の小さな体を蝕んでいた…。ンコシの魅力にとらわれた一流のジャーナリストが、驚くべき南アのエイズ事情や社会背景も解説しつつ、ンコシの短くも勇気に満ちた生涯を共感豊かに描くノンフィクション。2004-2005年度ロバート・F・ケネディ賞受賞作。
犠牲者の大半がホモであるという世紀末的な病気「エイズ」とはどんな病気なのか。どうして感染するのか。その予防法は?疫学面を中心に、社会的、心理的な問題まで、最新の情報を集め、その真相に肉迫!
透視図・陰影図の作図法を学ぶには……1.理論よりもまず、作図の手順や方法を「作図題」によって覚える。2.その中で出てくる疑問などを、「参考」や「参考図」で整理する。3.そして、次の段階へ応用を進める。
略称「エイズ」で呼ばれる後天性免疫不全症候群は、1980年頃突然出現し、まずアメリカで猛威をふるい、今や世界各地で多発している。日本の実情はどうか。きわめて高い致死率や患者の特異な生活習慣などから、社会的関心を呼んでいるこの病気の正体は何か。この難病の実態を科学的立場からわかりやすく解説し、病源の解明、発症機構の研究、治療法の開発、予防法の確立などの諸面でエイズに挑戦する現代医学の姿をリアルに描いた読み物。
なぜいまエイズが出現したのか?エイズの正体は?エイズが発する危険信号とは?エイズと生命の謎、エイズと現代文明の関係は?エイズ対策はいま?エイズ撲滅の可能性は…等々、エイズに関するすべての疑問に答えます。