キジアが勤めるレジャー企業グループのロンドン支社に、ギリシアの本社から社長のニコスが視察にやってきた。ニコスはギリシア神話の神のようだと噂される男性で、初めて会ったキジアも彼の圧倒的な魅力に思わず息をのんだ。群れをなす女性たちとの、寝室での評判も伝説的だとか…。ニコスは広報部長の個人秘書であるキジアの仕事ぶりを見て、彼自身の個人秘書のポストに彼女を採用した。求められているのは秘書としての最高の能力だとわかっている。キジアは懸命に仕事をこなしつつも、彼への恋心を抑えきれない自分にうろたえていた。イギリス人作家シャンテル・ショーの作品を初刊行。日本デビュー作はギリシア人のボスと秘書の恋を描くオフィスもの。強くセクシーなヒーローが好きというシャンテルのゴージャスな世界が広がる。
友人夫婦の開くパーティに招かれたスーパーモデルのアナは、国際的な建設会社を率いるギリシア人のダモンと同席した。二カ月前にエーゲ海の島で初めて会った彼のことは、女性関係が派手な男性と知りつつも、忘れられなかった。浮気性の父親を持ったために、アナは異性と距離を置いている。それなのに、モダンは何かとアナに誘いをかけてきた。彼女がチャリティ活動に熱心とみるや、多額の寄付を申し出る。代償は何?ベッドをともにしろというの?そんなふしだらなことは我慢できない。でも寄付金はぜひとも欲しい。ためらいつつも、アナは彼の申し出を受けることにしたが…。
非エリートで二流エンジニア、最悪の上司にして壮大なビジョンで世界一の成功を収めた怪物経営者…「スティーヴ・ジョブズの下で働くことは麻薬的な経験だった」戦略なき「カウボーイ的組織」アップルが最もクールで革新的な企業になるまで。
主人公カパク・ライミはある都市にやってきた。そしてなぜか街を支配するカーディナルというボスにより、後釜と目されるようになってしまう。しかし、主人公には自分の過去が思い出せない。どこで生まれて、どんな生活をしてきて、どこからこの街に来たのか、まるで分からないのだ。自分の過去を探るうち、主人公はとんでもないことに気づく…。児童書「ダレン・シャン」「デモナータ」で、想像もつかぬ小説世界を構築し、大人気を博したダレン・シャン氏が、大人向けのファンタジーを書いた。読者はいつの間にか彼の術中に引き込まれ、主人公になりきって、小説の中を彷徨する。
ジェンナが法律事務所の派遣秘書として初出勤の朝はさんざんだった。通勤の電車が運転休止となり、しかも雨まで降ってきた。それでもコーヒーショップの軒先で、彼女はすてきな男性と出会う。コーヒーを一緒にどうかと誘われはしたが、遅刻は気になるし、伝線したストッキングを買い換えたいと言って、その場を去った。ところが事務所には、予定よりさらに三十分も遅れて着く始末。ジェンナは大きく深呼吸して上司のオフィスに入った。「どこまでストッキングを買いに行ったんだ?スコットランド?」そう皮肉な言葉をかけたのは、なんと先ほどの男性ー弁護士で、法律事務所の経営者アレックスだった。
「息子のカジムを養子にして、きみの手で育ててほしい」余命いくばくもない雇い主、ファイサルに懇願され、出産時に亡くなったカジムの母に代わって、大切に子供の面倒を見てきたナニーのエリンは快く請け合った。ところがファイサルの死後、彼の弟でザヒールと名乗る男性がアラブのクバー王国からやってきた。「病に倒れた高齢の父が孫にひと目会いたがっている」動転しつつも、エリンは子供を連れてクバーを訪れた。ファイサルとザヒールが王家の一族であり、カジムが王位継承者であるなどとは夢にも思わずに。
ターリアは父が創業した高級宝石店を手伝っているが、店はここ数年、業績悪化の一途をたどっていた。破産を免れる方法はただ一つー店に興味を持っているという前途有望な企業“バンテージ”に売却することだ。その“バンテージ”から面会の申し出があり、早速出向いた彼女は、案内された部屋で待つ男性を見て自分の目を疑った。タノス・サワキス!前日、知人の画廊で見かけ、ひと目で惹かれた。だが、国際的な企業グループのトップである彼は、明らかにターリアに軽蔑のまなざしを向けたのだ。その彼がどうして今ここに?訝る彼女はタノスの次の言葉を聞いて身を震わせた。「君に復讐できる日をずっと心待ちにしていたよ」。
重要な定義、インド特許制度史の概要、出願手続に関するインドの特許実務、審査手続および異議申立、バイオテクノロジー、化学、およびソフトウェアの発明に関する特許法上の問題、ならびにインドにおける主要な判例の意義などについて紹介。特定の項目について詳細に説明する本文に加えて、適切な出願書類の様式例や特許に関連する法律の条文なども盛り込み、専門家のみならず一般読者も利用することができるインド特許法および実務に関する包括的な書籍。
驚くべき多様性に満たち恐竜たち。分岐分類学の精緻な系統解析によって、個々の恐竜の発生と進化、生態を詳述。骨格や組織構造などの多角的な視点から恐竜の「温血性生物説」を検証、従来の“小惑星衝突による絶滅説”を相対化し「白亜紀-第三紀境界」の真相に迫る。恐竜研究の最新成果。
母の死後、まだ幼い異父弟ジーノを育てているリビーのもとに、イタリア巨大企業の後継者ラウル・カルドゥッチが訪ねてきた。彼の養父、そしてジーノの実父でもある先代が亡くなり、遺言によってジーノに莫大な財産が遺されたというー母子ともにイタリアで暮らすことを条件として。問題は、リビーがジーノの母親だとラウルが信じていることだ。貧しい私が母ではなく姉とわかれば、弟は連れていかれてしまう。とはいえ、病気がちな弟に良い環境を与えてやりたいとも思う。たとえ財産狙いと思われても、母親と偽ってイタリアへ行こう。私への軽蔑の念を隠そうともしない、この尊大な男性と…。
セーヌ河岸、美術学校そばの路地。シャンピオンはその一隅に暮らしたベル・エポックの出版人である。古文書を尋ね、古本屋をめぐり、有名無名のパリジャンたちを語る回想録。