これまで、歯科の訴訟や裁判に関する本や記事は、「難しい」「臨床で最優先事項ではない」といった理由から敬遠されてきた方も多いのではなかろうか。本書では「判決が明暗を分けた事例の比較」を中心に、法律家・歯科医師がそれぞれの立場から、歯科医療紛争の傾向と対策をわかりやすく解説。裁判例の内容も、補綴治療、歯内療法、矯正治療、歯科麻酔、インプラント治療、保険医の取消処分など多岐にわたり、どこからでも読める構成となっている。
Part 1 適切な補綴治療が行われたか否かが問われた事例
Part 2 ブリッジ補綴の治療結果に対して歯科医師の責任が問われた事例
Part 3 歯内療法後に医療紛争が発生した事例
Part 4 矯正治療後に生じたトラブルに関して歯科医師の責任の有無が問われた事例
Part 5 アナフィラキシーショックで死亡した患者の遺族が提訴した事例
Part 6 インプラント手術後に合併症を起こして医療紛争となった事例
Part 7 インプラント治療の説明内容に問題があるとして裁判になった事例
Part 8 インプラント治療によって下歯槽神経麻痺が生じた事例
Part 9 インプラント手術による死亡事故と刑事処罰の結末
Part 10 保険医療機関の指定・保険医の登録の取消処分に関する事例
これまでさまざまな意見や情報が錯綜した結果、独自の発展を遂げ、ガラパゴスと化した日本における歯科医院の感染対策。本書では、世界でもっとも厳格なRKIガイドラインをふまえたインフェクションコントロールについて、歯科医師でただ一人の第1種滅菌技師を有する第一人者が解説。これをふまえた実際の方法について多数の洗練された写真をもとに網羅した、今までの常識を覆す決定版である。
Chapter 1 日本規格のインフェクションコントロール
Chapter 2 RKIガイドラインによるインフェクションコントロール
Chapter 3 歯科医院のためのインフェクションコントロール
Chapter 4 インフェクションコントロールの実践 [トリートメントルーム]
Chapter 5 インフェクションコントロールの実践 [ステリライゼーションルーム]
歯科医院でずっと診てきた患者さんが、ある日を境に来られなくなったら……。超高齢社会の今、診療室から患者さんが生活する場にかけて切れ目なくかかわり続ける「シームレス診療」は歯科医療の新しいスタンダードです。本書では、すでにシームレス診療に取り組んでいる全国10医院の記録をマンガで大公開。訪問診療、地域医療には興味があるものの、未知の世界でなかなか踏み出せないという方にも、気軽に読んでいただけます!
Part1 シームレス診療の原点は、歯科医院でのメインテナンス
Part2 マンガでわかる! シームレス診療
全国10医院の実践例 訪問診療Q&A こんなときはどうしていますか?
「小さな変化を早期に見つける」ことで「将来の大きな変化を予測し」成長期の「不正を予防する」ための実例集。全42症例に及び豊富な臨床写真により堂々解説。
リコール率・自費診療・選択率・紹介患者数こそ繁盛医院のバロメーター。
近年の咬合病の概念や基礎用語の解説、治療立案に必要な診査項目などの解説に加え、咬合再構成などの症例を展開し、咬合治療の知識・診断・治療の要点を38のポイントにまとめました。
第1部 咬合知識編(Knowledge Edition)
第2部 咬合診断編(Occlusal Diagnosis Edition)
第3部 咬合治療編(Treatment Edition)
医療として成立する歯科治療を実践するためには、目の前の患者がどういう状態にあるのかを確実に把握する診査と、診査結果に基づいた適切な診断が欠かせない。それなくしては、どんなゴールを目指せばよいのかすら定めることはできないからである。本書は、Professional Dentistryを実践する上での基本姿勢と、患者を取り巻く情報の収集方法を余すところなく解説。シリーズ全巻に共通する歯科医療の基本を学ぶことができるだろう。
Chapter 1 現在の歯科治療に必要な基本コンセプト 【木原敏裕】
Chapter 2 歯科治療の組み立てかた 【木原敏裕】
Chapter 3 診断に必要な資料 【中野稔也】
Chapter 4 資料を読む際の基本コンセプト 【木原敏裕】
Chapter 5 診査・診断に活かすパノラマエックス線写真と口腔内写真の読み込みかた 【山崎正子】
Chapter 6 臨床を行う際の指標とすべき分類 【中野稔也】
2023年英語版「The International Journal of Periodontics & Restorative Dentistry」に掲載された論文のなかから、12名の著名編集委員が精査した「ペリオ」「補綴」「外科」「インプラント」「新材料・テクニック」分野の注目10論文を全文翻訳掲載。本誌後半の日本版「世界最新テクニック&マテリアル」ではGBRを特集し、その有効性、実際のテクニックおよび長期経過についての考察を解説し、これからGBRを臨床に取り入れたい先生方は必見である。
歯周病学1
歯周病学2
補綴1
補綴2
外科1
外科2
インプラント1
インプラント2
新材料・テクニック1
新材料・テクニック2
【PRD発】世界最新テクニック&マテリアル
読んでおきたい 海外書籍紹介
大学紹介
成人症例に対しては病理的変化が起こりにくい生理的な歯の移動様式が必要となる。新しい矯正用ワイヤーGUMMETALは生理的な歯の移動に適した弱い力を持続的に発揮できる極めて有効なワイヤーである。さらに、生理的な歯の移動様式を実現できる装置としてセルフライゲーションシステムは最適な装置といえる。本書ではGUMMETALとセルフライゲーションによる舌側矯正を多くの全部、部分矯正の症例とともにわかりやすく解説している。
Chapter1 矯正歯科の目標
Chapter2 GUMMETAL(ゴムメタル〔超弾塑性型チタン合金〕)
Chapter3 セルフライゲーティングシステムとCLIPPY-L
Chapter4 GUMMETALとCLIPPY-Lのコンビネーション・メカニクス
Chapter5 部分矯正
Chapter6 部分矯正症例
Chapter7 全部矯正症例
Chapter8 矯正診査
世界のインプラントの巨匠・Dennis Tarnow氏とStephen Chu氏の渾身の1冊がついに日本語で読める! 日常臨床で遭遇することの多い単独歯の抜歯即時インプラント埋入において、いかに審美的で長期的な成功を得るかにフォーカス。単独歯インプラント埋入の際、天然組織の形状を維持するために、骨縁下の骨造成を確実にし、骨縁上の歯肉の部分のマネジメントも重要であるという“Dual-Zoneコンセプト”を強調して提唱している。
CHAPTER1 前歯部および臼歯部シングルトゥースインプラントの歴史と根拠
CHAPTER2 抜歯窩Type1のマネジメント
CHAPTER3 抜歯窩Type2のマネジメント
CHAPTER4 抜歯窩Type3のマネジメント
CHAPTER5 臼歯部の臨床的マネジメント
CHAPTER6 インプラント治療における重要事項
CHAPTER7 臨床症例集