現段階では難削材は加工データも少なく、加工技術が未確立なものが多い。また、加工に際しても仕上面あらさや表面品位などに種々な要求が課せられることになる。本書では実用的な知識に重点を置き、表現もできるだけやさしくした。企業の中堅技術者の方々、各種研究機関や研究所の方々、大学や大学院の学生諸君のみならず、企業の新入社員や高専の学生の皆様にも役立てていただけるものと考えている。
多様化又はファイン化する接着技術の全分野を把握することは困難なので、本書ではまず、接着剤を系統別、機能別に分類して詳細に解説し、さらに技術面では、被着材を金属・ガラス・セラミックス、木材・紙、複合材料、プラスチック・ゴム、コンクリート・その他などの材料別に分類し、可能な限り接着技術全般に活動できるように心がけた。
本書は、プラスチックの使用例をあげ、それぞれが何故そこに使われるのかを記したものである。そして、ここでは具体的な商品、少なくとも完成品、またはわれわれの生活を支える資材とのかかわりの面からさぐってみた。
デザインの必要性、重要性を指摘する声が各方面で高まってきた。企業にとっては、ユーザーのニーズに合った商品の開発はもとより、企業イメージの浸透、快適な工場・オフィスづくりを進める上で「デザイン」を考えることは、今や不可欠といってよい。
要求特性、実用物性から分類し、原材料、成形法、着色法、加工製品などの関係を有機的に説明して、材料の選択その他実用の便を図った。とくに注目されている高性能エンジニアリングプラスチックについて基本事項を解説し、将来を展望した。解説は要点を簡潔に述べ、豊富な図表からプラスチックの実体が把握できるよう考慮した。終章に関連資料を収録し、巻末に用語集・索引・参考文献を付した。
本書は、長い歴史と権威を誇る通商産業省調査統計部の統計調査データを中心とした様々な資料を駆使しつつ、これまでの我が国経済の歩みと最近の動向を、主として産業活動の観点から紹介したものであります。
本書は、プラスチック成形品の製作者と使用者に、プラスチックと射出成形法、金型と成形について理解してもらえるように、基本事項をわかりやすく整理し、予備知識や経験がなくても自ら学習できるよう工夫した。