「生きている」とは何なのか、中学、高校の生物に返ってやさしくおさらい。寄生虫博士の生きとし生けるものに対する優しい目に感動しつつ、立派でない、名前もない、あげくは人間に害をなす生物たちについても、「生きるということ」はどういうことか、科学の目で見つめなおす本。最新の生物学の知見、発見を網羅し、最先端の遺伝子学、細胞学の基礎知識が得られる。新聞の科学記事がわかるようになる本。
われわれは、ある限られた状況からの眺め・考え・感覚をたやすく真理ととりちがえてしまう。この病いを癒すためにもっとも有効なのが、ニーチェにはじまる二〇世紀の哲学にほかならない。真理の相対性を明らかにしたニーチェ、その生成メカニズムを分析したフッサール、われわれが真理をいかに生きているかを問い直すメルロ=ポンティ、そして、権力との共犯関係を暴くフーコーを軸に、さらに分析哲学の真理観までを紹介。現代哲学の、そして、われわれが生きることの入門書。
本は逆から読め、計画は立てるな、自分を透明化する、「ひらめき」の原理を知る、仕事は「していない時」に進む…etc.たった12の極意で、どんな仕事もうまくいく!
孤児院育ちの少女アニスに、養子縁組の話が舞い込みます。「お養父さまは、きっと裕福で優しいおじいさまね」。そんな妄想を膨らませていた少女を待っていたのは、どっこい黒髪の少年にしか見えない、最強の魔導師だったのですー無愛想でエラそうな養父シドに、果たしてアニスは馴染めるのでしょうか。そしてアニスに、青い瞳が忍び寄ります。
この一冊で著者の「勉強術」の全てが分かる。
NPOで儲けて、社会を変えよう!資金マネジメントできるNPOこそが、社会を変え続けていける。あなたがお金を集められるリーダーとなって、社会を変えていくために、知ってほしい覚悟とノウハウ。
上司と部下の人間関係、決断の瞬間、プレゼンの技術、責任の取り方…いつの時代も、日本人は今と同じように悩み、そして頑張ってきた。現代のビジネスマンの「悩みとニーズ別」に並べた、今までなかった歴史ガイド。
ランダムな変異という材料を自然選択のふるいにかけるだけで、生物たちの見事な形態と機能が都合のいいスピードで進化できるのか?複雑で精巧な組織は、なぜ未完成の段階で淘汰されずに進化できたのか?ダーウィン進化論の最大の弱点とされてきた謎が、進化発生学という新領域で解き明かされようとしている。この新理論では、遺伝子の単なる「乗り物」にさえたとえられた生物の血肉の部分が、進化に道をつける主役に据えられる。しかも、生物の複雑さを還元主義的に解体して遺伝子に行き着くのとはまったく別の方向に、進化のメカニズムを探るべき広大な地平が開かれていることに、読者は目を瞠るだろう。本書の理論は「弱い連係」「探索的挙動」「拘束とひきかえの拘束解除」といった、生物を形づくる複雑なネットワークが生み出す性質に支えられている。複雑さそれ自体が、一見都合のいい進化に本質的な役割を果たしているのだ。本書は新しい進化観を展望する山頂へと、ふもとから一歩一歩、着実に読者を導いていく。このめざましい進化観の変革を見逃す手はない。生物系のモジュール化とパターン化の基礎となるプロセスが、進化史のなかで保存され変化しないという議論や、その拘束が表現型の拘束を解除するという見解は、生物学の幅広い領域を刺激するだろう。
国民的な人気を背景に、次々と労働の規制緩和を推進した小泉政権。その新自由主義的な政策は、いまや失速。政治は反転し、逆方向へと進みだした。構造改革による格差と貧困の増大が明らかになったから…だけではない。そこには官僚の思惑や財界の駆け引きなど、既得権益の復活を意図する勢力の逆襲があった。そして、その転機になったのは-。
チェックは「近走5走」のみ、競馬新聞を塗るだけで激走する穴馬が浮かび上がる。
プチ家出のつもりで夜の神社にやってきたさくら。ご神木のクスノキの梢にすわる白装束の美少年を見たそのとき、江戸時代にタイムスリップしていた!さくらをよんだのは婆娑羅丸ー通称、龍。おでこに3つめの目をもち、モノノケをつかい魔にする、ふしぎな男の子。「もとの世界に帰っちゃダメ!」と言われて、さくらは…。想いが時を超えるロマンチックアドベンチャー。小学中級から。
開発設計の「慢性的な高負荷状態」から脱け出す方法。
「商品のモノマネ=悪いこと」はウソである。モノマネは原則自由。ただし、“ルール”を知って、という前提がある。まずは知的財産に関する法律を理解する必要があるのだ。アイデア、デザイン、ブランド、著作物-様々な判例をもとに「やっていいモノマネ、やってはならないモノマネ」の見分け方や、これだけは知っておきたい特許・知的財産権の知識をわかりやすく解説。
モノに込められた念を撮影できる男・加賀美鏡介。その能力を買った警察から、名門校・桜葉女子学園で発生した「PTA会長殺人事件」の捜査協力を依頼された。容疑をかけられたのは警備員の谷。多くの生徒に信頼される彼に何が?鏡介の能力で解決も早いかと思いきや、坂本龍馬暗殺にまつわるモノを念写で発見した鏡介は、いまだ分からぬ暗殺犯捜しを始めてしまう。青い鳥文庫「タイムスリップ探偵団」の、あの人も大活躍!?-。
亡国の王子・アカムの謀略で、危機に陥ったカガール帝国。その若き皇帝・サジエルの妃となったカナエは、不思議な力で帝国を救う。だがそれは、カナエが危険に直面するたびに発動する、命を削る恐ろしい力ー。そのことを知るサジエルはカナエの行動を制限し、王宮で穏やかに過ごさせようとする。一方サジエルの力になりたいと願うカナエは、その処遇に不満を感じ…。オリジナル恋愛小説サイト「アエカナミ」の大人気作品、書き下ろし第3巻。
サナダムシ、マラリア原虫、エキノコックス、ウェステルマン肺吸虫、ビルハルツ住血吸虫……おなじみの面々から耳慣れない連中まで。おもわず感心してしまう驚きの生態や、あまりのおぞましさにゾッとするライフサイクルを、愛情たっぷりに語りつくす。