本書は第?部「いっぱいあってな」,第?部「教育」,第?部「介入」,第?部の「LGBT」の4部構成から成り立っています。
第?部「いっぱいあってな」では,人の性体験には大きな自由度と多様性があることを,各世代の人々の語りを通して紹介します。それは,経験してきた具体的な性体験, その実態,これをしっかり踏まえた上でないと,教育にせよ介入にせよ,現実味を失ってしまうからです。
第?部「教育」では,配慮を必要とする人たちが持っている性に対する知識の現状を紹介し,何をいつ教えるのかを,教材を使った具体的な実践方法やQ&Aを通して紹介します。
第?部「介入」では,男性の性的逸脱行動の実際と介入・対応方法と,女性の性的逸脱行動とそれへの対応を事例を挙げて紹介します。
第?部「LGBT」では,LGBTの人との面接で留意すべき事項を中心に,極めて質素で地道な対処法の道筋を提示していきます。
付録として,ダウンロードして使える「性のユニバーサルデザイン学習表」等を収載。
第1部 いっぱいあってな
第1 章 性体験の多様性
第2 章 百花繚乱事変
第2部 教育
第1 章 性教育の本気度
第2 章 何をいつ教えるのか
第3 章 実践と教材教具
第4 章 一回性の性教育
第3部 介入
第1 章 教育と介入
第2 章 性差
第3 章 男性の性的逸脱行動
第4 章 男性への対応
第5 章 女性の性的逸脱行動とそれへの対応
第6 章 性教育再編
第4部 LGBT
第1 章 おさらい
第2 章 それがどうした
第3 章 感性
第4 章 同性愛の性差
第5 章 支援
付録
建物の耐震性や構造安全性の専門家として名高い著者は、建築の世界を志して以来、一貫してスクラップアンドビルドではなくストックを活用するまちづくりを提唱し続けてきた。
本書の特徴の一つとして、著者の言葉の端々に「一人ひとりの生活への想像力」が滲んでいることが挙げられる。そのような姿勢は、一体どのように涵養されてきたのだろうか?
転機となった東大闘争、世界的な経済学者・宇沢弘文氏が唱えた「社会的共通資本」の理論が神田氏の建築思想に与えた影響などにも迫る。東日本大震災の発生直後から関わる三陸復興のプロジェクトを通して得た豊富な知見も収録!
東日本大震災から10年。岩手県釜石市の漁村集落での復興プロジェクトを主導した耐震性研究の泰斗が、くらしと地域に根ざし、持続可能な建築と社会のあり方を語り、地震大国に即したまちづくりモデルを提示する!
第1章 人間の生き方を法律が決めてよいのか
第2章 「建築基準法」から「建築基本法」へ
第3章 一人ひとりの生活のための建築ーーその思想の源流
第4章 阪神・淡路大震災の衝撃
第5章 耐震偽装問題とは何だったのか
第6章 原点としての東日本大震災ーー釜石市唐丹(とうに)町の復興プロジェクト
第7章 建築教育の役割と小学校の可能性
第8章 まちづくりと民主主義
自宅の1部屋で1台のパソコンからスタートして19年。10年余の迷いと自問自答の末にたどり着いた答えは、リーダーに必要なのは「現場で働く社員の力を大きく引き出し、生き生きと働ける空間を提供できる能力」であると気づく。リーダーが夢を語り、ワクワク・イキイキした空間を作ることで、共感力が芽生え、自然と生産性が高い職場環境が育まれる。プロ意識が高く、先読み力を備えた社員を育てるための経験に基づく具体的方法。
世界的に「移民」の現状や背景への関心が高まっている。そこではともすれば「移民“問題”」だけが注目されがちで、「移民」が文化的多様性の醸成や芸術活動の活性化に寄与する可能性は充分な検討がなされていない。本書は、「移民」社会ベルギーを検討対象とし、「移民」をとりまく文化・芸術面での具体的な制度や方策、個々の芸術家や作品を取り上げ、「移民」の創造的側面を考察する。
1950年代にはじまった第一次人工知能ブーム、1960年代からの第二次人工知能ブームに続く第三次人工知能ブームを経た現在、ロボットやAIをめぐる期待論と脅威論は噛み合うこともなければ、歩み寄ることすらもない。この断絶を挟んだ両立場の溝を埋めるために、人文学にできることは何か?
・ロボットのデザインに求められる「弱さ」
・AIが惹起する恐怖
・労働、所有、責任概念の変貌
・AI論が忘却する哲学的思考
・AI論で問われる法の陥穽
・AIの導入が目指す「未来の教室」etc.
現状の技術の正確な理解をふまえ、思想史、社会科学、教育学など多角的な視点から、人新世におけるロボット=AIと人間のスリリングな共生──この10年の社会ビジョン──を具体的に提言する人文学の挑戦。
第1章 汝自身とAIを知れ「AIにはなにができないか」
第2章 制約されたデザイン「子ども、発達、ロボット」
第3章 恐怖の在処「部分と全体という近代社会原理への脅威」
第4章 AI時代の個人・社会・法「知能社会における労働と所有」
第5章 哲学の忘却「人工知能における心・意識・所有」
第6章 共存?「われわれは奴隷を作るのか」
第7章 自律機械と日本思想「仏教と武士道における所有について」
第8章 責任概念の変貌「自律機械の責任概念への経済分析を用いたアプローチ」
第9章 法体制への問い「自然言語処理を組み込んだ自律機械に関する所有と応報性」
第10章 教育の変革「初等中等教育と人工知能〜学校教育における扱いの検討」
年金制度を取り巻く情勢の変遷や、歴史的経緯としての年金制度改革の展開を踏まえ、人生100年時代における年金制度の在り方につき、主要論点に絞り込み実証的かつ理論的に考察。公的年金制度7論考、私的年金制度6論考の2部構成。日本年金学会創立40周年記念論文集。
感染症、地震、台風、豪雨…待っている人がいる限り止めてはいけない!BCP(事業継続計画)策定と運用のすべて。
・日本における死因究明制度の不備が指摘されるようになり、政府として死因究明制度について議論されるようになった。
・千葉大学は法医学教育研究センターを設置するに至り、法病理学、法中毒学、法医画像診断学、臨床法医学、法歯科学、法遺伝学などのさまざまな分野を担う若手研究者が多く所属するようになっている。
・本特集は、主にそうした千葉大学に所属する30〜40代の比較的若手といえる研究者を中心に、日本の法医学の現状や課題を執筆してもらい、次世代における議論を喚起できればと考え編纂したものである。
■ 法医学の新たな展開
・はじめに
・死因究明における法医学の新たな展開ーー諸外国の制度と比較して
〔key word〕死因究明関連2法、調査法解剖、死因究明等推進基本法
・生きた人を診る法医学ーー臨床法医学
〔key word〕臨床法医学、診断書、児童虐待、臨床法医外来、記録
・子どもの死をいかに防ぐかーーチャイルドデスレビュー(CDR)における法医学の役割
〔key word〕チャイルドデスレビュー(CDR)、死亡診断書、死因、法医解剖、法医学
・死後画像も生体の画像もーー法医画像診断学の役割
〔key word〕死後画像診断、臨床法医画像診断、死後CT、死後MRI、児童虐待
・大地震・津波の教訓を生かすーー災害法医学の課題
〔key word〕災害、検視・検案、個人識別、DVI(disaster victim identification)、多数遺体取扱訓練
・法医学における薬物検査のあり方ーー裁判化学講座の復興をめざして
〔key word〕法中毒学、裁判化学、薬物検査、質量分析
・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は何を問うたかーー感染症と法医学
〔key word〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、死因究明制度、感染症疫学、剖検事例レジストリー、公衆衛生学
・死者の情報をいかに社会に還元するかーー異状死体データベース
〔key word〕データベース、異状死、検案、法医解剖、チャイルドデスレビュー(CDR)
●TOPICS
神経精神医学
・ヒューマノイドロボットを用いた自閉スペクトラム症治療の可能性
腎臓内科学
・便秘薬による腎臓病の進行抑制と心血管疾患予防の可能性
細菌学・ウイルス学
・気道上皮組織でインフルエンザ感染を感知する病原体センサーMxAの発見
●連載
臨床医が知っておくべき最新の基礎免疫学
・17.自己免疫疾患発症機構に迫るMHCクラスII分子の新たな機能ーー自己抗体の標的分子としてのミスフォールドタンパク質/HLAクラスII複合体
〔key word〕MHC、HLA、疾患感受性アレル、ミスフォールドタンパク質、Invariant chain分子
バイオミメティクス(生体模倣技術)の医療への応用
・13.微視的ヘテロ力学場を用いた治療効果増強幹細胞の培養技術
〔key word〕間葉系幹細胞(MSC)、非一様力学場、非定住培養、細胞内部応力
●フォーラム
天才の精神分析ーー病跡学(パトグラフィ)への誘い
・11.夏目漱石IV--過去への囚われ
●書評
・書評『遺伝/ゲノム看護』(有森直子・溝口満子 編著/井ノ上逸朗 医学監修)
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
奇跡のコラボレーション!あの「モンテッソーリ」と「マヤの叡智」で、画期的子育てが実現!!
人間と性を巡る教育と文化の総合情報
会計・監査の研究方法は理論研究から実証研究と変化してきたという背景のもと、会計、監査、そして会計教育の3つのテーマに主眼をおいて、気鋭の研究者がそれぞれの課題を検討する。
解題 会計・監査研究のパラダイムシフト
第1章 コンピュータ利用監査技法の変遷と今後の展望
第2章 大学における会計教育と日本の経済発展
第3章 会計における割引計算
第4章 Case Study on International Audit Quality Assessment of Chinese High-tech Enterprises
第5章 負ののれん発生益と利益マネジメント
第6章 「米中の監査に対する監視権の争い」がBIG4-中国の監査法人の監査の質にどのような影響を与えていたのか?
第7章 実証的監査報酬研究の展開と課題
第8章 社会における会計制度の利用と国際標準化
第9章 海外市場への重複上場と損失認識の適時性
第10章 会計上の保守主義とアナリスト予想
【豪華3大付録】
1 別冊24P絵本「ノラネコぐんだん いろいろさがしえブック」
2 別冊24P絵本「たいせつなぎゅうにゅう」キッチンミノル
3 とじこみ付録 たっぷり45枚! しろくまきょうだいお名前シール
【巻頭大特集】
しまわない、隠さない、買い足さない。
もう片づけない!
●育児中に‟整える”って難しい!
●水谷妙子さんにきく 収納は5つの‟しない”がカギ‼
●ものが多くても‟暮らしやすい”お宅拝見!
●隂山英男先生の 子どもが賢くなるリビング
●ひとりで片づけられる!キッズスペースの作り方
●出しっぱなし、置きっぱなしがかわいい! 見た目GOOD!な収納グッズ
【第2特集】
目利きママと読者ママが自信を持って推薦!
kodomoeいいもの大賞2020
【親子時間が楽しくなる記事がいっぱい】
◆クローゼットもすっきり、最強アイテムを提案! この冬→春は、基本の12着があればイイ‼
◆冬の保湿ケアでバリア機能をアップ! ハハコのための肌トラブル&アレルギーガイド
◆お得!時短!栄養満点! 卵は、我が家の救世主。
◆もう、味付けは考えない! めんつゆだけで味が決まる
◆ロングインタビュー 能町みね子
◆0歳からできる! おうちで“性教育”始めよう
◆100円ショップやおうちにあるものでできる! 年齢別 非認知能力を育む指育遊び
◆第13回MOE絵本屋さん大賞2020 部門賞 パパママ賞 発表!
【好評連載】
◆豊田エリーのエリゴノミ。
◆教えて!だいすけお兄さん 横山だいすけ
◆おやこ プチプラごっこ 杉浦さやか
◆食べたいときにすぐ作れる こどもおやつ 福田淳子
◆疲れていてもこれならできる! 10分献立 野口真紀
◆中川政七商店とつくる、季節のしつらい。
◆季節の絵本ノート
◆書店員さんおすすめ新刊絵本 ほか
SDGsを「知る」から「実行する」へとステップアップするために必要な考え方・動き方を解説。システム思考、シナリオ・プランニング、異分野コミュニケーション、環境倫理、感情知性、統合報告などを使いこなし、組織・分野を超える環境・社会・経済の統合的イノベーションを実現する「ソーシャル・プロジェクトの担い手」の思考法がこの一冊でわかります。20世紀型思考を超え、持続可能な世界を創る一員となりたい方は必読です。