路地から路地、記憶から記憶へ、みかんぐみのフランス人建築家が綴る遊歩の軌跡85篇。
1805年英国。サリーの家の男は代々海軍に入隊する決まりだったが、弟のリチャードは司祭になりたいと逃げ出してしまった。昔から海が大好きだったサリーは、家名を汚すまいと、男装して海軍に入ることを決意する。港で出迎えてくれた士官のコルは、兄の友人で昔からの憧れの人。何度か会ったこともあったが、なんとかばれずに船に乗り込むことに成功した。サリーは持ち前の知識と度胸で船上での役割をこなし、コルは、やせっぽっちで使い物にならないだろうと思っていたリチャード(サリー)の働きに感心する。コルへの恋を、責任感で抑えようとするサリー。そして、男性だと思っているのになぜかリチャード(サリー)に惹かれてしまい、あせるコル。そんな時、サリーの歌声を耳にしたコルは…。RITA賞をはじめ、数々のノネミートに輝く実力派作家、日本初登場!
戦前、猛威をふるい一切の言論・文化を封殺した治安維持法。その成立・拡大・適用の全過程を検証する!
人はどこから来てどこへ行くのか?治療や瞑想の経験、仏教・神道・心理学を渉猟し時間と存在について辿り着いた境地とは?がん体験から十余年。日本と自然の風土の中で、生老病死について考えたことを、平明に深く綴った書き下ろし作品。
高名な評論家にもない視点と高く評価された初版から6年。絵を学ぶ著者ならではの思索の深化。
地震動はどこに、甚大・大被害を生じ、軽微・無被害は。場所ごとに大差が生まれるのは?-地震被害を軽減・防止するためにー
東日本大震災の教訓から学び、迫りくる海溝型巨大地震に備える。地震の証拠として地表に現れた断層は、私たちに何を語りかけているのだろうか?本書は、40年余にわたり地震と断層との関係を追究してきた著者の、“断層研究集大成”の書である。
歴史的人文学の来歴を剔抉し、その現場を問う。西欧人文学における歴史意識の諸側面を反省的に捉え、現代の知を挑発する著者の主要な思想史的論考を集成。
元男爵家の娘であるセシリアは、家族を支えるために働いていた。しかし、勤め先の邸から暇を出されてしまったため、新たに伯爵家で働くことになった。けれど、伯爵が求めていたのは男の使用人だったせいで、セシリアは男装してセシルと名乗ることを余儀なくされる。初めて伯爵と顔を合わせた彼女は、彼の顔の右半分が仮面で覆われているのに気づき…。
大坂の町で若い娘を狙った拐かし事件が続いた。千年の昔から大坂の町と民を守り続けてきた闇の一族“在天別流”の男装の美剣士・東儀左近は、賊の手中にある娘を助け出すため奔走するなかで、京都所司代水野忠邦の旧臣・天宮一馬と出会い、さらなる陰謀に巻き込まれていく。大好評シリーズ第二弾。
人生の意味を見出せず苦悩するが、成長していく青年をリチャード・ギアが演じる。「アラバマ物語」のロバート・マリガン監督の情感豊かな演出と、俳優の素晴らしい演技が登場人物たちの深い感情を見事に紡ぎ出す。*このタイトルの映像には、予め日本語字幕が収録されています。