本邦初の本格的発音集中訓練用教材。発音表記は6声調式と9声調式双方に対応。
語及び語形成を対象とする形態論の基本概念を解説し隣接領域からの多様な視点を紹介。〔目次〕文法における形態論の位置づけ/語彙部門/派生形態論/屈折形態論/語の処理の心内・脳内メカニズム/自然言語処理
各章と著者
1.文法における形態論の位置づけ(漆原朗子)
2.語彙部門(岸本秀樹)
3.派生形態論(高橋勝忠)
4.屈折形態論(西山圀雄)
5.語の処理の心内・脳内メカニズム(伊藤たかね・杉岡洋子)
6.形態論と自然言語処理(松本裕治)
英語ばかりが外国語じゃない!いつもこころに文法を。長い道のりだからこそ、ときには道草、外国語。各駅停車でのんびりすすむ外国語への旅。
外国語はどのように脳内に記憶されて活性化されるのか。最新の認知科学の成果を援用しながら、外国語知識の特徴、ことばの萌芽、定着、活性化、保持と忘却について考察を深めていく。学習者が受ける言語刺激の量と質がもたらす影響を分かりやすく解説する。小学生とそれ以降の学習者は、思考方法と記憶方式が異なる点に着目し、学習者の立場に立って学習・指導上の留意点を提唱する。
前世紀ヨーロッパに生まれた印欧比較言語学は多くの秀れた研究者、豊富な資料にめぐまれて驚くべき発展をとげた。本書はその輝かしい成果にもとづき言語研究における比較方法の基本とその問題点を例証豊かに説いたもので、そのままに類書のない懇切な印欧比較言語学の入門書となっている。
近代日本に存在した「反普遍文法」の系譜。その煽りを受け不当に無視された松下大三郎の文法論。国語の本性を追求した山田孝雄。その個別言語主義と18世紀普遍文法論との意外な類似性。主観を排した近代文法の嚆矢、大槻文彦の日本文典。その大槻文法に垣間見える矛盾した言語観と西洋言語学の関係!斬新な視点から国語学史と言語学史を縦横に論じ、読者を言語研究の世界へ誘う。
バイタリティー溢れる独自の現地調査を行い、1世紀以上に渡り継承されてきた中国朝鮮語の全体像と変容方向性をとらえる。
新項目1,000語を加え、収録語数7万7千5百。「文法」欄を新設し、日本語を外からとらえる観点に立って文法事項について詳しく解説。「運用」欄では、待遇表現や使用場面によって帯びる意味など、運用面での諸相を簡潔に示す。形容詞項目を全面的に見直し、使用者の感性と合致させられるような語釈を示す。便利な「アクセント」表示と「かぞえ方」欄、豊富な漢字「表記」欄。
〈音声リズム〉
〈身体リズム運動〉
〈音声描画〉
〈わらべうた〉
〈リズミックなぞり〉
〈ロールプレイ〉
…など,本書はヴェルボトナル法の多様なテクニックを,多くの具体例をあげて解説しました.
日本はなぜ成功し韓国は出遅れたのか。
韓国の超エリートによる日本の歴史書を超えた江戸時代研究の決定版!
発行:楓書店
ウォーフはアズテク、マヤ等のメキシコ古代語や、アメリカ・インディアンのホーピ語を研究し、言語の違いはものの見方そのものに影響することを実証した。言語の型と文化の型の相関関係を先駆的に明らかにして、絶対視されがちだった西欧の言語を諸言語との対比によって相対化したのである。現代の文化記号論に大きな影響を与えた「言語的相対論」の理解に必須の主要論文7篇を精選した必読の書。
1 アメリカ・インディアンの宇宙像
2 原始共同体における思考の言語学的な考察
3 文法的範疇
4 習慣的な思考および行動と言語との関係
5 科学と言語学
6 言語と論理
7 言語と精神と現実
なぜ我々人間はことばを持つのか。我々はことばで何を問い、何を語るのか。我々は自ら発した問いにどこまで答えることができるのか。-人間の認識の限界に挑み続けてきた言語科学者チョムスキーが今、旧友の哲学者を前に、あくなき問いを語り始める。言語、科学、心、道徳、人間本性をめぐるロング・インタビュー。
言語のない人間文化はあり得ない。文化から切り離した言語も考えられない。言語学の第一人者による留学記、講演、追悼文、対談等を収めたエッセイ集。