7カ国語を自由に操る言語のプロが徹底解説! 「は」と「が」はどう違うのか。「氷」は「こおり」なのに、なぜ「道路」は「どおろ」ではないのか。「うれしいだ」とは言えないのに、「うれしいです」と言えるのはなぜか。「穴を掘る」という表現はおかしいのではないか。……素朴な疑問に、最新の言語学で答えます。日本語の起源から語彙・文法・表現まで、73の意外な事実。
「言語学の祖」と呼ばれ、言語学では常識以前となっているソシュールの思想を、そして言語学をこころざす人ならかならず手に取られてきたソシュールの講義録である『一般言語学講義』を、言語学に興味のある人なら誰にでもわかる形であますことなく解説した入門書です。ソシュールの思想のどこがすぐれ、現代の言語学にどのような影響をもたらしてきたかを一読で理解することができます。
<目次>
第1章 コトバが通じるしくみ
第2章 コトバの基本単位
第3章 言語学の方法
第4章 コトバを支配する原理
第5章 言語記号の性質
第6章 言語学の課題
索引
第1章 コトバが通じるしくみ
第2章 コトバの基本単位
第3章 言語学の方法
第4章 コトバを支配する原理
第5章 言語記号の性質
第6章 言語学の課題
索引
社会から見ることば、ことばから見る社会。さまざまな言語の姿に焦点をあて、人間の言語能力が社会でどのように現われているか、その複雑な関係を明らかにする。
日本地理言語学会の年刊学会誌。日本語・アジア諸語・ヨーロッパ諸語などの地理言語学的研究論文や研究動向を含む。
「タピる」と「タピオカを飲む」って同じ意味? 「言った、言わないが起こるのはなぜ?」「SNSの文章が炎上しやすい」「忖度はなぜ起こる?」……理論言語学の知見を使い、単語の多義性や曖昧性、意味解釈の広がり方や狭まり方、文脈や背景との関係などを身近な例から豊富に解説。文の構造を立体的に摑む視点が身につき言葉の感覚がクリアになる、実践的案内。
「え?」「えーと」「はあ?」……これまでの言語学が見逃してきた、こんな言葉に「人間の本性」が表れていた!?
今まで、主流の言語学が重視してきたのは常に文法や単語の成り立ちだった。
しかし、あなたが人と会話するときに、完全に文法通りの文章で話すことなどあるだろうか? 「あー」「いや」「はあ?」「え?」「で?」などなど、辞書には載らない言葉を繰り出しながら、すさまじいスピードで言葉のキャッチボールをしているのではないだろうか。
もちろん文法の研究は重要だ。だが、人間は文字より前に会話をはじめていた。現実の会話には、主流の言語学が軽視してきた本質的な何かがあるのではないか……本書は、そんな言語学の「革命」を追うサイエンス本である。
著者をはじめとする会話研究者たちは、世界中の会話を録音し、辛抱強く分析してきた。それによって、意外な事実が次々とわかってくる。
たとえば、人間が会話に応答する時間は、さまざまな言語の平均で0.2秒。これは脳が言葉を発するために必要な反応時間(0.5秒)よりはるかに速い。ちなみに、日本語話者は世界最速の0.007秒で応答しているという(!)。なぜそんなことが可能なのか?
また、誰しも、会話の相手が返事をくれないと気まずくなってくるものだ。あなたはどれくらいそんな沈黙に耐えられるだろうか?
調査の結果、それは最大でも1秒間だった(!)。しかも、沈黙が0.5秒を超えると(何か話が通じていないか、否定的な返事が返ってくるのかな)という気持ちになってくるという。あなたも、そんな状況で質問を言い直したりした経験があるのではないか。
すさまじい速さで応答し、話が止まると思うと即座に流れを修復しようとする。何気なくかわしている会話には、実はそんな無意識の超高等技術が詰め込まれている。
そして、その武器になっているのが「え?」というパワーワードだった!?
AIがまるで人間のように問いかけに答えてくる現代こそ、「会話」を考えることは「人間」を考えること。本書には、そのヒントが詰まっている。
第一章 はじめに〜そもそも言語とはどういうものか
第二章 会話にはルールがある
第三章 話者交代のタイミング
第四章 その一秒間が重要
第五章 信号を発する言葉
第六章 質問と答えの関連性
第七章 会話の流れを修復する
第八章 修復キーワードは万国共通
第九章 結論〜会話の科学が起こす革命
初学者が手話言語学の基礎知識を得るための入門書。「言語学の基本知識を持たない」「手話言語学の基本を勉強したい」ろう者と聴者のために、日本手話ということばの仕組みを豊富な写真入りで平易に解説。日本手話DVD付。
サベツ語と呼ばれる現象をきっかけにして、ことばというものの本質と原理をするどく追究。誰もが生きやすい社会を構築するための、言語学入門!
友だち同士の軽口とはなにが違うのか。あだ名はどういう時に問題になるのか。悪口を言うことはなぜ面白い感じがするのか。言葉の負の側面から、その本質を知る。
1 悪口はどうして悪いのか(人を傷つけるから悪いのか;悪意があるから悪いのか;人のランクを下げるから悪い ほか);2 どこからどこまでが悪口なのか(口が悪い;お互い様;あだ名と悪口ライセンス ほか);3 悪口はどうして面白いのか(笑いと悪口;悪口の脳研究;狩猟採集民の悪口 ほか)
言語学の全体像を5章構成で体系的にわかりやすく紹介する入門書。各章ごとに「まとめ」、「コラム」、「注」を附して重要事項を解説し、より言語学を学びたい人のために「お薦め図書情報」を紹介した。
著者は、明治大学政治経済学部の教員であり、印欧語比較言語学、英語史などの研究を専門とし、全学年を対象として、英語、英語史、専門演習の教鞭を執っています。
本書では、著者の主要担当科目である英語にまつわる、言語の現象をとらえた考察を第二章におさめており、著者のもとで言語学を学ぶ学生にとっては必読の書となっています。
他に、日本語、中国語、印欧語族(インド・ヨーロッパ語族)、言語一般(多言語にまたがる話題)をそれぞれ言語別に章立てし、著者が日々触れる言葉、日常で散見される言葉の変化、さらに、言葉の成り立ち、語源、不思議なむすびつき、移動経路などを読みやすく、わかりやすく解説しています。
本書で著者は、「日本人の耳や目にふれる言語の中から、ふつう、言語学者以外、意識しないようなことがらを意識に昇らせ、意外な発見、面白さが隠れていることを示したい。言葉に少しでも関心をもつ人を増やすことを意図している」としています。私たちの日常において、意識しなければ、たやすく流れていってしまう言葉の行方を追いかけ、つかまえ、その面白さ、豊かさ、輝きを言語学的視点で愛づる本書は、言語学の入門書として最適の1冊となります。
現在本学において言語を学ばれている方、本学以外で言語を学ばれている方、老若男女国籍を問わず言葉、言語が好きで、興味をもたれている方、話すこと、聞くこと、書くことを意識し、言葉の運用能力を高めたい方にとり、本書は言葉の「ドトール」として寄り添い、必携の書となります。
■ 第一章 日本語をめぐって
■ 第二章 英語をめぐって
■ 第三章 中国語をめぐって
■ 第四章 印欧語族をめぐって
■ 第五章 言語一般をめぐって
日本語教育に関わる心理学的な知識を学ぶための入門書。日本語を教えるときや、学習者の考え方や行動を理解したり悩みの相談に乗ったりするときにも役に立てよう。プレタスク・本文・確認・ポストタスク・読書案内からなる全12章で構成され、半期の授業で使える。
幾多の思想家を触発してきた稀代の言語学者エミール・バンヴェニスト(1902-76年)。『一般言語学の諸問題』第1巻の邦訳(みすず書房)から30年の時を経て、待望の第二論文集、完訳なる。
話題書『現地嫌いなフィールド言語学者、かく語りき。』
著者による、待望の新刊!
フィールドへ出られなくなったフィールド言語学者が語る、
最高におもしろい言語学のはなし。
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著者は、大阪の国立民族学博物館に勤務するフィールド言語学者。パキスタンとインドの山奥で話者人口の少ない言語を調査しているが、2020年は世界規模の新型コロナウイルス感染症蔓延でフィールドへ出られなくなり、長らく「巣ごもり」をすることとなった。本書は、著者がそのような生活の中で、日常に溢れる様々な現象を言語学者目線で眺めて考えたことを綴った言語学エッセイ。世界の多種多様な言語の例を用いながら、言語学の諸分野の知識が親切かつユーモアたっぷりに語られる、最高の知的エンターテイメント。イラスト:朝野ペコ
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●「はじめに」より一部抄録
日常には言語が溢れている。言語が溢れていないところは、人間の居ないところだけだ。
言語学者は言語を食い物にしている。言葉を選ばなければ。だが、その事実を改めて大っぴらにしてしまうと、「危機言語が消滅したら、言語多様性が失われたら、マズいよね!」などと言語学者が幾ら声高に、意識高そうに訴えたところで、「我々の餌がなくなりそうだから、皆も気を付けて!」に聞こえてしまって白々しく響きそうだから、言葉遣いには気を配らなければならない。開けっ広げにそんな言いかたをするのは止そう。ちなみにここでの「我々」は聞き手(あなた)を包括していない。聞き手(あなた)を除外した集合である。
もとい、言語学者は言葉に意識を向けがちである。憖(なまじ)っか言語について考える思考基盤の知識を身に纏ってしまっているため、意図的にその意欲を封じ込めない限り、不図した瞬間、耳目に触れた言葉を、言語学的に矯(た)めつ眇(すが)めつ愛で始めてしまったりするのが、言語学者の多数派である。僕はそう信じている。怠惰な生活態度に定評のありそうな僕ですらそうなんだもの、他の研究者たちはもっと熱心に物思いに耽っているに違いあるまい。
言語学メガネを着用すると、日常の暮らしの中に、隠された一面が伏流のように存在しているのが、さもAR(拡張現実)かの如くに見えてくるのだ。
本書は、フィールド言語学者である僕が、高尚さのかけらもなしに、そんなふうに言語学目線で漫ろに思った日々のアレコレを詰め込んだ一冊となっている。フィールド研究者を謳っていながら、世界規模の新型コロナウイルス感染症蔓延でフィールドに出られなくなり、テレワークも推奨されて、二〇二〇年の春以降は長らく「巣ごもり」をすることとなった。そしてそんな妙な事態になったものだから、時間の余裕ができるかもなどと勘違いして、筆のまにまに書き出したのである。……(以下略)
心を開かせることばがあり、関係を壊すことばがある。言語とこころの関係の不思議に迫る心理言語学の多彩な世界を歴訪し探検する、入門ガイド。
初の集中型CD付き文法教材!既習者向けの「もっと知りたい!」は広東語文法の最新の研究成果を反映。旅行に、滞在に使える実用表現を重視。6声調式、9声調式双方に対応。さらに新出語彙に声調の高低図を付す。
40年の翻訳研究、魂の集大成。ディケンズから村上春樹まで、AIにはけっして真似できない、深い深い思索の冒険。