なぜ日本では約700年も政府貨幣が発行されなかったのか?
日本の貨幣の歴史から現代の課題が見えてくる!
貨幣と国債に違いはあるのか。インフレーションは悪夢なのか。日本史の事例から考える、人気エコノミストによる令和時代の貨幣論。
日本の歴史には経済理論の事例が満載!
●富本銭は貨幣として機能したのか
●和同開珎銅銭のプロモーション戦略
●貨幣を使用する全員から取れる税
●金属貨幣に先行する手形という信用通貨
●なぜ室町幕府は貨幣を発行しなかったのか?
●300年間、賃金が変わらなかった中世
●なぜ宋銭が日本で基軸通貨になったのか
●暗号資産と渡来銭の共通点とは?
●権力から独立した方法で貨幣量を維持
●宝永改鋳がインフレを起こした
●正徳改鋳がもたらした強烈なデフレ
日本国内では、日米の金利差にばかり目が行ってしまうが、米国以上に金利を引き上げた各国の通貨も多い中でドルの価値だけが上がっている。安全保障上のリスクがある中で、強い軍事的なプレゼンスと安定性をもつ国の通貨が上昇したのだ。政府負債としての貨幣の価値を裏付けるものが政治・軍事におけるパワーであるという視点は、日本史の中のマネーにおいてもしばしば観察される現象だ。(「はじめに」より抜粋)
●自信を持てない人が顕著に増えている現代社会ーー。
●今こそニーチェのように「汝自身を愛せよ」!
●「読むだけで自己肯定感が高まる言葉」を厳選して解説。
哲学者ニーチェの著作を40年以上読み続けている齋藤孝氏は、近年の若者が「自分に自信を持てなくなっている」と語る。
SNSを通じた「自己承認欲求を満たすゲーム」のなかで、自分より優れた才能の持ち主が嫌でも目につき、つい自分と比較して心が折れてしまうのだと言う。それは大人も例外ではない。
このような「自己肯定感の欠如」によく効くのが、ニーチェの言葉である。自信に満ちあふれた力強い語調。SNSに蔓延する軽薄な言葉とは異なり、本質をえぐる重く深い名言の数々は、読むだけで勇気が湧いてくるものばかりだ。
本書では「劇薬」とも称されるニーチェの言葉のなかから「世間の目や常識を度外視し、自分を愛するための言葉」を厳選し、齋藤氏の解説付きで紹介する。
しりとりをしていて、『る』から始まる言葉が思いつかない…なんてこと、ありませんか?
そんな時に必読の本書! 『る』のつくものってこんなにあるの!? 言葉の世界が広がる絵本です。
しりとりはかせは、仲良しのルドルフとしりとりをしています。「サイ」→「イルカ」→「かさ」→「サル」→る、る、る……「ルビー」→「ビール」→また、る!? る、る、る……。えーい、おもいつかん! しりとりはかせは、『る』のつくものを探しにでかけました。
マーケットまで来たしりとりはかせ。そこで見つけたのは、「ルッコラ」に「ルバーブ」……。となりのお店には、カレーの「ルー」が。となりのおもちゃやさんには、「ルーレット」に……。
まだまだ『る』を探していくと、現れたのは『る はくぶつかん』。これは、期待できるぞ!
「ようこそ、館長のルイ・ルルドです」館長のお名前にも『る』が3つも! さっそく中に入ってみると……!?
子どもから大人まで人気の「いちにち」シリーズ! 擬音の面白さとユーモア満載の絵で、読み聞かせでも大好評です。
うんちって、きたなくてくさいのになぜかきになっちゃうんだよな〜。なんでだろう? よし、いちにちうんちになってたしかめてみよう。
いちにちゾウのうんち! ぶりぶりぶりぶり ドスーーーーーン! でっかーーーーー!! ゾウのうんちって、こんなにおおきいんだ!
いちにちライオンのうんち! もりもりもりもり クッサーーーーー! ライオンって、うんちのにおいもさいきょうなんだ〜。
いちにちジャコウネコのうんち! つぶつぶブリブリ えーーーーー! ジャコウネコのうんちって、コーヒーになるの!?
ほかにも、ハトのうんちやアオブダイのうんち、ウォンバットのうんち、ハイエナのうんち、タヌキのうんちになってみた。うんちって、きたなくてくさいだけじゃないんだな。これからは、はずかしがらずにもっとうんちしよ!
どのようにして大陸は生まれ、どう変化してきたのか?
私たちが住む大陸は常に動き続け、集合や分裂を繰り返しています。現在は大陸がもっとも散らばった時代で、未来には太平洋がなくなってユーラシア大陸と北アメリカ大陸、オーストラリア大陸が衝突し、新しい超大陸が誕生するという説もあります。本書は、大陸が移動するしくみをわかりやすく解説するとともに、超大陸の形成・分裂と気候変化、それにともなう生物の進化・絶滅など、大陸移動と地球環境とのかかわりについても紹介します。
[第1章]大陸を知ろう……地球の表面と内部/大陸とは何か/プレートとプレートテクトニクス/地球最初の陸の誕生/大陸ができるしくみ/コラム:今もプレートは動いている?
[第2章]大陸を動かす力と超大陸……大陸移動説の復活と発展/形を変えてきた大陸/かつて存在したとされる超大陸/どんな超大陸があったのか/大陸を動かす原動力/プレートを動かすマントル対流/パンゲア超大陸の分裂/コラム:未来の超大陸
[第3章]大陸移動があたえる影響……大陸移動と気候変化/大陸移動の気候への影響/地形の変形と気候の変化/大規模なプルーム活動と大量絶滅/大陸移動と生物進化
亡き父のあとを受け、森岡恭平が社長を務める森岡人形は、低迷する売上、高齢化した職人の後継者不在、果ては社長自身の婚活……と、問題が山積。
そんなある日、職人たちが足繁く通うパブで働くクリシアというフィリピン人女性が、社屋を訪ねてきた。
職人の一人が、酔った勢いで「俺の弟子にしてやる」と、彼女に約束したと言うのだがーー。
老舗人形店を舞台に繰り広げられる人情味いっぱいの、笑って泣ける人生讃歌。
「作業時間は1回15分まで」「3年着ていない服は処分する」など、「なんとなく捨てられない」から抜け出す方法を大公開!
●「最近使ってないけど、高かったから捨てるのは、もったいない」
●「いつか使うから、とっておこう」
●「思い出がつまっているものだから、捨てるなんてとんでもない!」
モノを手放すことができず、がんばって片づけても、すぐにまたゴチャゴチャした部屋に逆戻り……。そんな経験は、ありませんか?
この本では、自分の本当に好きなモノ、必要なモノだけでシンプルライフを実現している「捨て方」の達人たちの捨てる技術を紹介しています。
●「全部出さずに間引き作戦で取り除く」
●「1回15分と時間を区切る」
●「『もったいない』は捨てる時よりも、買う時に意識する」
など、誰でもカンタンに実践できて、即効果のあるものばかり。
本書を読めば、長年溜め込んできたものを思い切って捨てられて、家だけでなく心もスッキリすること間違いなしです。
会計が苦手な人のための財務諸表の読み方・使い方をこの1冊でカバー!
MBAコースの受講生の中にも「会計は苦手……」という人は少なくない。しかし、そもそも会計とはビジネスにおけるコミュニケーションを円滑にするためのツールの1つ。経営者や経営者を目指す人にとって、必要不可欠の知識である。
本書では、公認会計士として活躍するかたわら、グロービス経営大学院で毎年約500人の社会人学生に会計を教えている著者が、財務会計の基本的な知識から財務諸表の具体的な読み方まで、ポイントだけをまとめて、ざっくり平易に解説。
少しの知識を理解するだけで、たちまち財務諸表の分析や的確な意思決定ができるようになり、会計に対する苦手意識が、消え去ること間違いなし!
【本書の項目】
第1部 財務諸表の理解編
●第1章 会計は身近な存在
●第2章 日常の取引は財務諸表にどう表れるか
●第3章 P/Lの構造とポイント
●第4章 B/Sの構造とポイント
●第5章 会計ルールを「選択」する
●第6章 キャッシュ・フロー計算書の構造とポイント
第2部 財務諸表の活用編
●第7章 財務指標の種類とポイント
●第8章 実例で見る財務諸表分析
●第9章 財務諸表以外の財務データの活用
●第10章 会計ルールのグローバルスタンダード
亡き父から京都の老舗料亭「糺ノ森山荘」を継いだ朱堂明美(すどう・あけみ)は、経営再建の一手として、腕の立つ料理人・岩田と萩原による板長の座をかけた「料理対決」を発案。試みは評判を呼び、売上も持ち直し始めた。しかし勝負に敗れた萩原が、岩田との実力差を理由に、次の対戦を辞退。岩田が新たに指名した相手とは!?
マナガツオの柚庵焼(ゆうあんやき)、小鮎の天ぷら、ポテトサラダのカツなど絶品料理が多数登場!
好評シリーズ第3弾。
文庫オリジナル。
いま、逆境の中にいるすべての人へ。
人生に起こる、挫折や失敗・敗北、病気や喪失などの多くの苦難。
しかし、もう立ち上がることができないと思われるような逆境においても、「すべてに意味がある」ことを心に定めると、力と叡智が湧き上がり、それまで想像もしなかった不思議なことがやってくるーー。
本書は、科学の道を歩んできた著者が、自らの身に訪れた逆境の数々と、覚悟を定めたあとに起きた不思議な人生の転換を、「大いなる何か」に関する考察と共に語り尽くした1冊。
●なぜ、「以心伝心」が起こるのか
●なぜ、「未来が見える」ときがあるのか
●なぜ、「不思議な偶然」に導かれるのか
●なぜ、「運気」というものが存在するのか
●なぜ、人生で「逆境」が与えられるのか
これまで明かさなかった数々のエピソードを織り込みながら、思いのすべてを綴った感動のメッセージ。
「人生が変わった」「繰り返し読みたい本」との圧倒的な声。名著、待望の文庫化!
「好きなことだけして生きる」そんな生き方についてどう思いますか?
「好きなことだけしていたら、お金がなくなってしまって、生活ができない」「嫌なことも我慢しないと成功できない」「努力しないと報われない。世の中は、頑張った人が報われるようにできている」そんなふうに考える人も多いことでしょう。「好きなことだけ」していると本当に幸せになれないのでしょうか?
そんなことはありません。むしろ「頑張らない」ほうが、人生はうまくいきます。
好きなことだけしていると、体に不思議なパワーが入ってきます。物事に寛容になり、自分だけでなく周りの人も幸せにできます。
本書は、「頑張らない」「我慢しない」「嫌なことをやめる」を実践して、「好きなことだけして生きる」ために大切な考え方を紹介します。
軍事政権下の東南アジアの国から日本に留学したピーター・オハラは、大学で政治活動に情熱を注ぐ犬養渉と意気投合した。父・ジミーが祖国の民主化に向け、大統領選に出馬することを知ったピーターは、父の選挙を応援するため、渉とともに帰国する。しかし、人々の期待を一身に背負ったジミーが、凶弾に斃れてしまう。ジミーの遺志を継いだピーターと渉は、大国の思惑による国際政治の残酷な現実に対峙していくーー。
人生は必ず好転する!(仮)
京都・祇園。花見小路の先にある甘味処「もも吉庵」。
店を営む元芸妓の女将・もも吉のもとには、様々な悩みを抱えた人が訪れるーー。
「前のタクシーを追ってください」と、タクシー運転手の美都子に懇願する家族の辛苦、茶菓子の食べ方から「人を見る目」を教わった銀行の融資係の改心、紛糾する会議の空気を一変させた女性秘書の機転……。
祇園に集う人々の悲喜交々に、もも吉の言葉がやさしく寄りそう人情物語。
好評シリーズ第8巻
文庫オリジナル。
「どうしたら『生きられるか』、そんなこと、私に訊かないでください。わかるでしょ。その疑問に『自分で』答えること自体が、『生きる』ってことなんだから」(本書の第10章「若いころ」より)
運、寿命、家族、仕事、学問、科学、医療、宗教、世間、日本人……。死から語り始める養老流「逆向き」人生論
目次よりーー◆本当に死んでしまったら、怖いもクソもない◆私にとっては「死」ではなく「死体」こそが現実◆だれだって死体になる◆すべての患者はかならず死ぬ◆寿命は運。私は専門家におまかせします◆共同体を消すことが「進歩」だった◆本質的に変わらない「私」なんて、ない◆個性は心にはなく身体にある◆「世間」が西欧近代的自我の怪しさを教えてくれた◆「世間という大きな書物を読むために」研究室を出た◆私の価値観が確立した瞬間◆テーマが勝手に増える◆フリーターになりたかった◆戦争か飯か。私はぎりぎり、飯をとった◆利口な人はアメリカかヨーロッパへ行った◆論理より「いろいろ」が好き。全体をつかみたい◆解剖を選んだ理由◆すべての結果が自分に戻ってくる◆世間が激動すると科学者と技術者が輩出する◆本当に自分で学問をするということ◆非日常より日常を、独創より平凡を、選ぶ◆「脳という方法」を使う◆フツーを重ねるとトクベツになる?◆選ぶのは対象ではなく方法、と決めた◆「あたりまえ」は意外にむずかしい◆自己チューの社会的意味◆純粋行為はトイレでの小便と同じで、枠が必要◆宗教は新しいほど危険◆「俺の本って、お経じゃないか」と思った◆科学はキリスト教の解毒剤◆考えるためにはこだわる必要がある◆ファーブルはハチに徹底的にこだわった◆単純な解答はたいていウソ◆日本というヘソの緒が切れない◆「人間」じゃなく「人」になろうと努力してきた◆「生きる」ことがわからないはずがない◆人一倍世間を気にする「変わり者」◆この国は「自分流より世間流」◆世間と格闘するうち、自分も世間も変わってきたーー。
*本書は、『養老孟司の人生論』(『運のつき』の改題・復刊)を、装い新たに文庫化したものです。
夏休み、おばあちゃんからもらった日記に目標を書いてつぎつぎと実現させた光平。冬休みに再び日記を始めることに決めた。ところがクリスマスイブの日、インフルエンザにかかり、日記のスタートが遅れてしまった。
冬休みの最初の目標は、「ぼくは一月一日、石原さんにはげましの年賀状を書いた」。日記に書いたことは自分との約束で、実現させるためには自分で努力するしかない。しかし、年賀状によだれをたらしたり、上下逆さまに書いてしまったり、失敗の連続。それでも、なんとか年賀状を完成させることができた。
その後も日記に、「スミス先生に英語で質問した」「100メートルを泳いだ」「マラソン大会で去年の記録を30秒更新した」などを書いて、光平は夏休みよりも高い目標に挑んでいく。
失敗や挫折を経験して成長していく姿を描いた一冊。
「読書感想文におすすめの本」として好評の『願いがかなうふしぎな日記』の続編。
仕事や人間関係で疲れてしまった心をじっくり癒してみませんか。
講話が大人気の現役住職が紡ぐ、涙が止まらなくなる珠玉の16編!
本書は16人の主人公たちのひたむきな生き方と、その周囲の人たちのやさしさに触れて心が前向きになれる、まるでお守りのような一冊です。16人の主人公たちはみなそれぞれの人生でつらい挫折を経験します。しかし、家族や愛する人との絆によって、生きる力を回復し、前を向いて歩いていくことを決意します。
物語のひとつ『一生』では、神戸で生まれた主人公・美子の一生が書かれています。太平洋戦争で父を失い、阪神大震災で夫を亡くした美子は、心に大きなキズを抱えてしまいます。それでも、娘夫婦と孫の支えによって幸せを感じ、少しずつ希望を取り戻りしていくのです。
ひとつ一つの物語が短いので、いつでもどこでも読めて、すぐに心を癒せる一冊です。
■「はじめに」より一部抜粋
江戸時代の大名で剣術の達人でもあった松浦静山が説いたように、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」である。
華麗な成功は必ずしも「勝利の方程式」に基づくものではなく、偶然や幸運に支えられていただけであることがままある。
一方で、敗北や失敗には明確な原因がある。
であるならば、むしろ歴史上に無数に存在する凡庸な失敗を反面教師とするほうが役に立つのではないだろうか。
景気が悪く退屈な話だったとしても、敗者の失敗に関心を寄せ、同じ轍を踏まないよう心がけるほうが、成功者の派手で華麗なリーダー論に接して気分が良くなるよりも、よほど意義がある。
本書では、あえて歴史上の敗者に注目し、彼らがなぜ敗れたか、失敗したのかを考察していく。
■目次
【第一章】現場主義・プレーヤー型
源義経:最強プレーヤーはなぜ「独立」に失敗したか
西郷隆盛:情に流された英雄の末路
山本五十六:大作戦を破綻させたコミュニケーションの欠如
【第二章】サラリーマン社長型
明智光秀:「三日天下」を招いた決断力不足
石田三成:最大の敗因は組織づくりの軽視
田沼意次:官僚の枠を超えられなかった改革者の限界
【第三章】オーナー社長型
後鳥羽上皇:自身の権威を過信した「名君」の誤算
織田信長:部下の謀叛を招いた「ブラック企業」の長