温暖化のなかの冷夏、相次ぐ台風、長雨と干ばつの併存。気象の異常は続く。原因は温室効果か、エル・ニーニョか、火山爆発か。60年代、世界に先駆けて異常気象を指摘した著者は、80〜90年代を数万年に一度の超異常気象の頻発期と捉え、太陽活動の変化にその原因を求める。一方、オゾンホール拡大など人間活動の増大による環境悪化が進行、対策は足踏み状態にある。地球環境は今後どう変動するのか。気象学の第一人者による臨床的診断。
一九九三年のノーベル賞に輝いた、わし座の「連星パルサーの発見」。この発見は、かつてアインシュタインが相対性理論のなかで予言していた「重力波」が現実に存在していることを間接的ながら証明するものであった。超新星爆発や連星中性子星の衝突・合体から発生し、時空間を歪めながら光速で伝搬していく重力波とは、一体、どのような物理現象なのか。電磁波による天文観測では捉えられなかったビッグバン宇宙の源に、実証的に限りなく迫る最新天文学の世界をわかりやすく紹介する。
1994年4月から1995年3月までに楽しめる天文現象をやさしく解説した天体観測ガイド。
本書は季節に関する語に焦点を絞り、自然、動植物、生活、行事など幅広い分野から取り上げてみた。
慶長六年〜慶応三年の天象記録を収集編纂。日本天文史料を継ぐ労作完成。二百五十余年の間の膨大な史料や文献を総覧して、天象・気象記事を採録し注記した、近世史研究に不可欠の基本図書。
本書はニュートリノ天文学誕生の経緯から、ニュートリノで観測される宇宙と天体について、わかりやすく解説し、研究者たちの様々なエピソードなども交えながら、今だ解き明かされない多くの謎に言及する。
本書は、全く新しいタイプの本です。ここには、宇宙・銀河・惑星などを取り上げ、素敵なオールカラーの写真やわかりやすいイラスト、天文や宇宙に関する名前と分類を紹介します。
あらゆる自然の謎を辿ると宇宙の謎が浮かび上がる。宇宙の果てはどこにあるのか。宇宙はいつ始まったのか。宇宙に終わりはあるのか。科学の力によって解かれつつある不思議から未だ解明されない素朴な疑問まで、誰もが知りたい謎に答える宇宙と星の入門書。
想像力のエンジンを全開にすれば、きみも宇宙飛行士になれる。月へ。太陽へ。惑星へ。そして銀河の恒星へ。地球をとびだし、さあ、空想宇宙旅行へでかけよう。太陽系の星々のすがた、ビッグバン、ブラックホール、未来の宇宙探査計画、地球外生命体ー。宇宙のなりたちをわかりやすく解きあかし、いまだ解けない宇宙のなぞにせまるサイエンス・エッセイ。
本書は、これから物理学を学び研究を志そうという人や、物理に興味をもつ一般の文系・理系の人びとを対象に書かれている。必ずしも物理を専門としていない、いろいろな分野やレベルの人に、量子の世界の研究をわかってもらうために、かなり簡略に書いてある。さらに詳しく知りたい読者のために各章の終わりにいくつかの参考文献がのせてある。
現行の天体望遠鏡の総合製品カタログ。各メーカーの推薦機種、ユーザーの愛機、口径・タイプ別カタログの3部構成で、それぞれ機種ごとに写真と仕様データ等を記載する。他に選び方、メンテナンスの特集記事、メーカー・販売店一覧がある。
1995年に観測できる天文現象のデータ集。巻頭写真、太陽・月・惑星・彗星などの1995年のデータを収めた「こよみ」と天体一般のデータ、天文日誌、最近1年の主な天文書などを収めた「データ」で構成する。
暦・天文・気象・物理・化学・地学・生物の各分野から日常に必要な種々の定数・資料を編集したデータブック。平成7年版では、暖冬や冷夏の傾向を示す過去30年間の月平均気温データを新収載している。-データでみる科学の素顔。
暦・天文・気象・物理・化学・地学・生物の各分野から日常に必要な種々の定数・資料を編集したデータブック。平成7年版では、暖冬や冷夏の傾向を示す過去30年間の月平均気温データを新収載している。判型を2倍の大きさにした机上版。-データでみる科学の素顔。