大正五年、陸軍軍医総監の職を退いた鴎外は、一年半後、帝室博物館総長に任ぜられ、度々奈良に滞在する。在任中の歌で編まれた「奈良五十首」は、『明星』大正一一年一月号に一挙掲載されたもので、茂吉は「思想的抒情詩」と評し、石川淳はそこに鴎外晩年の「物理的精神的な軌跡」を見ようとした。総体としての五十首に込められた本当の含意とは。
アイルランドの類まれな女傑たち。
表紙を飾る紫色の花スカビオサの花言葉は「私はすべてを失った」。 ヨーロッパで紫色は「悲しみの色」 だという。
この物語に登場する5人の女たちは、伝説の中でも歴史上でも、人知の及ばない怖ろしい世界から、悲しみを纏って私たちの前に登場する。
≪第1話≫ オブライエン一族の守護神である女王イーヴァルの伝説。イーヴァルは死を予告するバンシー(妖精)である。ブライアン・ボルーはクロンターフの負け戦を予言されるも、進軍をつづける。イーヴァルの忠告に従わないものは、……。
≪第2話≫ 歴史上の女傑、赤毛のモーィラ・ルア。イギリスの支配下にあった時代に、領地を守るために「自ら」を武器に数々の画策、悪行を重ねる。ついに後家の呪いによって迎えたその最後とは……?
≪第3話≫ 今や、観光スポット、ショッピングモールとなったロスコモン刑務所。ここには、「ロスコモンの女死刑執行人」として名前を轟かせたレディ・ベティの存在があった。彼女のおかげで犯罪率が下がったとも言われるほどの冷酷無比な執行人になったベティには、思わぬ辛い過去があった。それは……?
≪第4話≫ 夜な夜な通行人の血を求めるバールナの怨霊となったメアリー・ヒョックネシー。彼女の魂が救われるときはやってくるのだろうか。彼女の犯した罪とは? そして最後にメアリーが受けた罰とは……?
≪第5話≫ 妖精と暮らしてきたアイルランド人の歴史の中で、イギリス統治下において唯一の魔女裁判に掛けられたアリス・キツラー。彼女は本当に魔女だったのか? キルケニーにあるアリスの家は、キツラーズ・インとして、観光客の人気を集めている。
著名なストーリーテラーであるエディ・レニハンが、アイルランドの遺産として忘れてはならない5人の女性たちを取り上げ、アイルランドの香りいっぱいの歴史ストーリーとして語ってくれる。
序文
1.イーヴァル --- バンシー ---
2.赤毛のメアリー --- モーィラ・ルア ---
3.レディ・ベティ
4.バールナの怨霊 ---スピリジ・ナマールナン ---
5.アリス・キツラー
あとがき
本書は「なぜ」を解きつつ日本民族の始源にまで遡る。
定評ある老年学教科書の改訂第5版。高齢者への理解を深めるため、加齢や老化にはどのような生理的、機能的、精神的な背景があるかを解説。さらに医学的知見だけでなく、社会学的、経済学的に高齢者へアプローチする。最も頁を割いている「第3部 高齢者に特徴的な症候と疾患」では、高齢者に特徴的な病態、治療上のポイントなど、重要事項に的を絞ってまとめる。昨今、問題となっている高齢者の自動車運転についても触れている。
マグネットをはりながら臓器の名前や働きを覚えます。体のふしぎすごろくつき。 対象年齢3歳 。
内容
* 耳や 目は なにを して いるの?
* うんちは どうやって できるの? (※)
* 体の 中は どうなって いるの? (※)
* 体は どうやって うごくの? (※)
* 脳は なにを して いるの?
* 血は なにを しているの?
マグネットをはるのは(※)のページです。
東日本大震災ならびに福島第一原子力発電所事故以降、リスクコミュニケーションを行うことの必要性がさらに大きく指摘されている。本書は、リスクコミュニケーションとは何か、その手法はどのようであるか、生活のどのような場面において行われているか、安全・安心の実現にどう関わっているのか等について、具体的な事例(BSE問題、遺伝子組換え食品、防災、放射性物質による健康被害、感染症など)を取り上げながら解説する。
1.リスクコミュニケーションとは 2.リスクコミュニケーションの類型 3.リスク認知とリスクコミュニケーション 4.リスクコミュニケーションの基本的手法 5.遺伝子組換え作物問題を通じて考えるリスクコミュニケーション(1):問題をどのようなフレーミングで理解すればよいか 6.遺伝子組換え作物問題を通じて考えるリスクコミュニケーション(2):全米アカデミー報告書に基づいて 7.放射線とリスクコミュニケーションの教訓(1) 8.放射線とリスクコミュニケーションの教訓(2) 9.化学物質のリスクコミュニケーション 10.ナノテクノロジーのリスクコミュニケーション 11.自然災害とリスクコミュニケーション 12.感染症とリスクコミュニケーション 13.気候変動とリスクコミュニケーション 14.リスクガバナンスへの展開 15.対話・共考・協働ーよりよいリスクコミュニケーションにむけてー
京都府、大阪府、兵庫県、奈良、滋賀県、和歌山県。
田辺青蛙、三輪チサ、COCO、他、関西在住作家、怪談師が集結、書き下ろし100話。
2018年1月~12月までの秘仏・特別公開情報を掲載!
日本の文化の源流、奈良。主要な観光名所を豊富な写真とともに紹介しています。事前学習・自主研修の教材として好評です!
周辺案内図とともに、見所には境内詳細図をつけました。
奈良散策にウェイトを置く学校様にもおすすめ!
★ポイント★
【1】仏像鑑賞がおもしろくなる基礎知識を掲載!
【2】国宝(仏像・建築物)・名勝・史跡を社寺施設別一覧として掲載! 目的地選びに便利!
【3】2018年1月~12月の厳選した秘仏公開予定情報掲載! 目的地選びに便利!
【4】社寺・文化施設のデータ情報
◆本書の構成
●奈良県全域に広がる名所を選別。約110ヶ所を紹介するだけではなく、見るべき建築・彫刻・絵画・史跡等を軸に記述しており、現地見学及び事前学習に最適です。
●奈良を地域ごとにエリア分けし、モデルコース全8種を掲載。
●見学対象の拝観時間と観賞所要分、最寄り停、行事などを記述。
●巻末に鑑賞の手引きとして、語句の説明、仏像の名称・建築の形式・伽藍配置図等を掲載。
●その他、奈良関係年表など。
◆特色
●多用な写真を豊富に掲載。各名所の雰囲気を楽しめます。
●その他、地図・境内配置図等。
奈良県内の国公私立、大阪・京都の主要私立129校。あこがれの学校を知る必読の1冊。
建武中元2年(西暦57)、倭奴国王綿積氏は
後漢に奉貢朝賀し、光武帝は印綬を賜った。
即ち「漢は奴国王に委ねる」と──
海神・綿津見命を祖とする阿曇族。履中期の阿曇浜子、百済へ派遣された阿曇比羅夫、天智天皇期の阿曇頬垂など、代々古代史に勇名を馳せた阿曇氏であるが、白村江での大敗を最後に『日本書紀』からその名を消し、志賀島北部の山嶺に沖津宮を築きわたつみ三神を祀った。
史料に残る阿曇族の痕跡を現代までたどる
一 楽浪郡
二 阿曇族
三 卑弥呼
四 壹 與
五 広開土王碑
六 倭の五王の時代
七 磐井の乱
八 白村江──『日本書紀』に見る阿曇氏
九 志賀海神社考
十 風浪宮考
本は、本屋は、これからも大丈夫ーーそのように思わせてくれる一冊である。
本屋「Title」店主・辻山良雄さん推薦!
鳥取の定有堂書店は、いかにして地域の文化拠点となり、日本中から本好きや書店員が足を運ぶ「聖地」となっていったのか。名店の店主が折に触れつづった言葉から、その軌跡が立ち現れる。〈本の力〉が疑われる今まさに、手に取るべき一冊。
鳥取に根を下ろし、一から自分の仕事を作りあげてきた奈良さんの言葉には、時代と地域を超えた普遍がある。それはとてもシンプルなことで、「本が好き、人が好き」。いつの時代も定有堂書店は本と人とのあいだにあり、そうした素朴なスピリットが、その店を全国から人が集う「聖地」たらしめたのだ。
いま、本の力を疑いはじめた人にこそ読んでほしい。本は、本屋は、これからも大丈夫ーーそのように思わせてくれる一冊である。
本屋「Title」店主・辻山良雄
はじめに 身過ぎ世過ぎは草の種
第一章 町の本屋という物語
楽しい本屋は可能か/“夢を託す”ということ/どうして素人が書店を始めることになったかと言うと……/日常の可能性/本のことは井狩春男さんに教わった/本を並べる/本屋の愉しみ/ブック・カバーへの思い入れの話/定有堂から/人文書で、もうおともだち
/町の本屋の物語
第二章 「書店」と「本屋」
「本屋」論/ザ・ブックマン/本屋は「舞台」なのだ/本の紹介は楽しい/本屋のカスタマイズ/「本屋アジール」論/本の泉/「書店」と「本屋」/ウェブ、そして町の本屋/町の本屋から生まれた本──『伝えたいこと』出版のこと
第三章 「身の丈」の本屋
人に教わり、本に教わる/座敷わらしの荒ぶる魂/本屋の学校/本屋を歩く/なぜ人文書なのか/本屋ですから/希望/本屋の源泉/スタンダードとカスタマイズ/京都書店研修会へいく/永六輔さんトーク&サインの会顛末記/朋有り遠方より来る/ノアの箱舟/バーチャル書店/町の書店に未来はあるか
第四章 本屋の青空
書と戯れる/就職しないで生きるには/脱個性/徳俵/一周遅れのトップ/書の底力/町に生きる/再生力/本屋と個性/本のビオトープ/好きだからやる
第五章 定有堂書店の生成変化
本屋の未来を創造する/定有堂書店の生成変化
附録 定有堂書店の本棚 往来のベーシックセオリー
あとがき 一冊の本の衝撃
編者後記 三砂慶明
奈良敏行・定有堂書店略年譜
夢現ゆめうつつの母の声、囲炉裏端の昔話。心の奥深くへ「語り継ぐ力」とは。
語りの世界は地球上のあらゆる国に存在する。地形的な条件から似た文化が存在する日本とアイルランド。そんな二つの国を比較しながら、現在の『語り』の置かれている状況、『語り』の素材となる伝承文学、次の世代を育てる教育の果たす役割に焦点を当てながら総括的に展望する。
平成26年度から3年間にわたって科学研究費助成金を受け、語り部たちの声・教育現場の声・現地調査・アンケートをふくめ研究を重ねた。できるだけ多くの方に、この本が届き、語りやそれに付随する文化、伝統が守り続けられることを、願っている。
目次
第一部 論文と研究調査
1 アイルランドと日本の民間伝承
2 アイルランドと日本の異界に関する3つの民話・伝説
3 放浪の詩人の系譜
4 失われてなお生きる世界
5 昔話を語り聴くこと
第二部 アイルランドの作家の招聘イベント
6 コルマーン・オラハリーの招聘
7 エディ・レニハンとキース・レニハンの招聘
第三部 アンケート調査と伝承文学教育
8 アイルランドと日本の民話教育の実態と人々の意識(アンケート調査を含む)
9 コルマーン・オラハリーへのインタビュー
10 アンケートから見た日本の民話教育
11 日本とアイルランドの教育現場での試みの例
12 神話・民話を語り継ぐ
梗概
編集後記
注・参考文献・資料
奈良酒の秘密と、県内の蔵元22社の詳細な案内。学術ライターにして酒類の元バイヤーが、蔵元を訪ね現代に脈々と生きる隠れた奈良の銘酒を紹介する。